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2026年03月16日
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【タイガーアッパーカットと昇龍拳の違いが分からないツンデレ】

2010年04月29日
 いつも委員長に面倒見てもらってるので、今日はそのお礼にゲーセンに連れてきた。
「別府くん、放課後に寄り道するのはあまり褒められた行為ではないですよ」
「まま、ままま。俺の顔を立てると思って付き合ってくれ」
「……はぁ、仕方ないですね。じゃあ、見てますんで好きにしてください」
「いや、今日は委員長のために来たんだ。いわば委員長デー」
「用がないなら帰っていいですか?」
「待って帰らないでおごるから俺と一緒にゲームして!」
「すっ、すがりつかないでください! みんな見てます!」
「委員長が俺とゲームしてくれるまでこのまま一生過ごす覚悟です!」
「分かった、分かりました! 分かりましたから、手を離してください!」
「わぁい」
「……騙された?」
「ほれほれ、ここには今時珍しいスト2があるんだ。やろうぜ」
「……まぁ、いいでしょう。それで、どうやるんですか?」
「……まさか、格ゲーやったことない?」
「わ、悪いですか? 私、ゲームとかあんまりしないんです」
「悪くはないが……まぁいいや、んじゃ説明するな」
 俺は委員長に操作方法を簡単に説明した。委員長は飲み込みが早いので説明が楽。
「……なるほど、大体分かりました。それじゃ私は……この、サガットとかいう男の人で」
「禿頭フェチか……」
「聞こえましたよ!? そんなフェチじゃないです!」
「そりゃよかった。俺も頭を剃るか、と一瞬思っちまったぞ」
 俺は主人公の貧乏人を選択し、対戦開始。
 開始早々、俺は昇竜拳を放った。しかし、委員長もタイガーアッパーカットで迎撃する。
「……今の技、同じですね」
「そか? まぁ、別にいいじゃねえか。それにしても、初心者のくせによく必殺技出せたな」
「必殺技? ……別に死んでませんよ? どういうことです?」
「あ、いや、そうじゃなくてな」
 わたわたと説明しようとしてると、タイガーアパカされた。
「ああっ、人が説明しようとしている隙に! ずりぃぞ!」
「戦略と言ってください」
「ううううう……接待プレイしようと思ったけど、やめだやめ! 大人気ない本気プレイだ!」
「接待プレイってなんですか? ……まさか、えっちなことじゃないでしょうね!」
「え、いや、あのそういうんじゃなくて、接待プレイってのは」
 説明しようとしてたら、アパカされた。
「あああああっ! まただ、また! 卑怯者! 悪魔! 貧乳! メガネ!」
「貧乳とかメガネとか関係ないでしょう! だいたい、素人相手に本気出すなんて、男として恥ずかしくないんですか!」
「くっ……し、しかし、それでも男にはやらねばならない時が」
 熱弁を披露していると、アパカされた。負けた。
「やたっ、勝った♪」
「…………」
「どしたんですか、別府くん? すごい不服そうですよ?」
「あああああ! 卑怯卑怯卑怯! もう一勝負!」
「ふふっ、いいですよ。別府くんを負かすのは、思ったより楽しいですし♪」
 笑顔の委員長を見て、無理やりにでも連れて来てよかったと思った。
 ただ、何度やっても奸計に長けた委員長には勝てなかった。

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【男が他の女の子に告白されているのを目撃してしまうツンデレ】

2010年04月29日
 放課後、かなみが家に帰ろうと中庭を通りがかると、遠目に見知った顔を見つけた。
「あっ、タカシだ。あの馬鹿、また余計なことしたんじゃないでしょ……」
 かなみの動きが止まった。タカシともう一人、女生徒がいた。
 その女生徒は、彼に何事か必死で訴えかけているいるようだった。
「……告白?」
 その女生徒はかなみも知っている子だった。同性であるかなみから見ても愛らしく、誰からも好感をもたれる素直な性格の少女だった。
 そんな少女が、タカシに告白している。
「……罰ゲーム、よね、きっと。……タカシ、変な奴だから、もてないし」
 自分に言い聞かせるように、かなみは小さく呟いた。しかし、自身が嘘と思っている言葉をどうして信じられようか。
 タカシは確かに変だが、面白くて優しいと女生徒の間で密かに人気があった。
「……け、けど、どうせ無理よね。アイツ、なんだかんだ言ってあたしのこと好きみたいだし」
 それは、ほのかな自信。タカシは普段馬鹿ばかりしているが、辛い時、悲しい時、いつも側にいてくれる。
 大丈夫、きっと大丈夫。かなみは、ただその言葉を唱え続けていた。
「あっ……!」
 タカシが何事か言うと、少女が彼に抱きついた。そしてタカシの手が、少女の肩に優しく置かれた。
 タカシが、告白を、受け入れた……?
「嘘……」
 茫然自失なまま、かなみはその場を離れた。
 気がつくと、かなみは自室にいた。どうやってここまで来たのか、まるで覚えていない。
「……へ、平気よ。あんな奴に恋人ができたぐらいで、なんであたしが……」
 枕に顔を押し付け、かなみは泣いた。

 翌日。かなみは腫れぼったい目をそのままに学校へ向かった。
 結局、一晩中泣いてしまった。涙が枯れてしまうのではないかと思うほど泣いてしまった。
 そして、自分がこれほどタカシを慕っているとは思ってもいなかった。
 失って初めて気づくと言うけど、遅すぎるよね……。
「おっはよー、かなみ。下ばっか見て、財布でも落としたか?」
 場違いなほど明るい声に、かなみは顔を上げた。そこに、さっきまで思っていた人の顔があった。
「タカシ……」
「うわ、ひでー顔だな。……どした? なんかあったのか?」
 辛い時、こうして側にいてくれる。それが今は、なにより辛い。
「……なんでもない」
「……そか。言えるようになったら、言ってくれな。聞くことしか出来ねーけど」
 わははと殊更明るく笑う彼に、励ましてくれてるんだと感じる。
「……よかったね、タカシ。……可愛い彼女ができて」
 だから、頑張らなくちゃ。
「……まさか、昨日のアレ、見てた?」
 かなみは小さく頷いた。それを見て、タカシは気まずそうに頭をかいた。
「……よかったじゃない。あの子、いい子だよ。タカシにはもったいないくらいの」
 だから、祝福してあげなくちゃ。
「これであたしもアンタの世話役を降りられるわね。あーあ、しんどかった~」
 だから、笑わなくちゃ。……笑わなくちゃ、いけないのに。
「……それは困るな」
「……え?」
「告白されたけど、断っちゃったから、世話してくれないと困る」
「な……なんで? なんで断ったの?」
「ん……と、その、まぁなんつーか、……色々だよ、色々!」
 タカシはかなみの顔を何か言いたげに見つめた後、後ろを向いてしまった。
 ……そっか、断ったんだ。
「……もったいないわね。あんないい子、金輪際アンタなんかに寄ってきてくれないわよ?」
「いーの。つーわけで、もうちっと俺の世話役頼むな。かなみがいてくれないと、色々困るんだよ」
「ふ……ふんっ! アンタみたいな変な奴の世話できるのなんて、あたしくらいだからね。……しょうがないから、面倒見てあげる」
 お互いに顔を背けたまま、かなみは言葉とは裏腹に笑っていた。

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【ツンデレにお前って何歳までサンタ信じてた?って言ったら】

2010年04月29日
「ちなみちなみー、お前って何歳までサンタ信じてた?」
「……? どういうこと?」
「いや、だからさ、サンタというありもしない偶像をいつまで信じてたかって話」
「!!!!!」
「……どした?」
「……サンタさんは、いない……の?」
「へ?」
「……本当は……サンタさんは、いない……の?」
「…………」
 まさか、信じてたのか? ……高校生にもなって?
「いる……よね? 嘘だよ……ね?」
「いや、その、ええと、なんちうか」
「…………」(うるうるうる)
「います。大量にいます。職安に通ってるの見ました」
「……やっぱりいるんだ、よかった」
 胸をなでおろすちなみに、罪悪感を覚えないでもない。
「……なんでいないなんて嘘、つくのかな」
 今回に限って言うなら嘘じゃないのだけど、またうるうるされると辛いので何も言えない。
「……タカシは嘘ばっかり言うから、嫌い」
「はぁ、すいません」
「……心がこもってない」(ほっぺぷくー)
「じゃあ、お詫びに今年のクリスマスにはでっかいぬいぐるみを贈ってやろう。何のぬいぐるみがいい?」
「……物で釣ろうとしてる。……タカシは汚い」
「特に希望がないなら、ナマコのぬいぐるみにするぞ。超リアルなやつ」
「……タカシは卑怯だ。……くま。くまのぬいぐるみがいい」
「よし、任せろ。本物と見紛うばかりに獰猛なのを見繕ってやる」
「……普通の、可愛いのがいい」
 少し不服そうなちなみの頭をなでながら、俺は子供が見ただけで泣くような熊のぬいぐるみってどこに売ってるか考えていた。

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【ツンデレとYシャツと私】

2010年04月29日
 ちなみと一緒に学校から帰ってると、雨が降ってきてさあ大変。
「お嬢ちゃん何もしないから家に寄ってきなよ。本当に何もしないよ、本当だよ」
「……物凄く怪しい」
「冗談はともかく、雨が止むまで家に来いって。風邪ひくぞ」
 それでも不安がるちなみを無理やり家に連れ込む。
「……襲い掛かってきたら、舌を噛み切る」
「何もしねーっての」
「……女としての魅力がない、ということなのかな。……タカシはひどいことを言う」
「いーから風呂入って来い。沸いてるから」
「……覗くと、引っこ抜く」
「覗きません。ていうか、引っこ抜くって……」
「……女としての魅力がない、とタカシは言う」
 きりがないのでちなみを無理やり風呂場に入れる。
 さて、着替え着替え。……探索完了。ない。
「ちなみー、着替えないから裸でもいいかー?」
「…………」
 風呂場の外から呼びかけると、無言の圧力が伝わってきたので改めて探す。でも、ないものはない。もう俺のシャツでいいか。
「ちなみー、着替え置いとくぞー」
「……裸エプロン?」
「違うっ!」
「……タカシは貧乳の裸エプロンなんか見たくない、と言う」
 言ってません。というか、見たいです。
 しばし部屋で待ってると、ちなみがやってきた。無論、ちなみには大きすぎるYシャツを着て。
「……こんな格好させるなんて、タカシはエッチすぎ。えろす王認定」
 恥ずかしそうに体を隠しながら、ちなみはベッドに座った。
「……パンツ見えそう。……これも計算のうち?」
「違うっ! ああもう、俺も風呂入ってくる! 適当にくつろいでてくれ!」
 それだけ言って、部屋を飛び出した。まったく、あんなこと言われたら意識しちまうじゃねえか。
 手早く風呂に入り、部屋に戻る。
「…………」
 ちなみは気持ちよさそうに寝ていた。
「……男って認識されてねーのかな、俺って」
 ベッドの端に座り、むにむにと口を動かしているちなみのほっぺをつつく。
「ん……んにゅ、ん……」
「人んち来て寝るなよな、ったく」
 無駄に幸せそうな顔に眠気を誘われたのか、俺も眠くなってきた。……寝るか。
 なんか俺のこと男と思われてないみたいだし、一緒に寝てもいいよな、寒いし。
 ちなみと一緒の布団に入り、目をつむる。お休みなさい。

 目を開けると、外はもう真っ暗になっていた。ちなみはもう帰……ってない。まだ俺の隣で寝てる。
 それはいいが、なぜ俺の服を握り締めているのだろう。そしてなぜ、俺の胸に顔を埋めてるの?
「……ん、んにゅ……ふわぁぁぁ……。……あ、タカシだぁ♪」
 まだ夢の中にいるような声で、ちなみが俺の名を呼んだ。そして、ぐりぐりと俺の胸に顔を押し付ける。
「え、あの、ちなみさん?」
「えへへぇ~♪ タカシだぁ、えへへへへぇ♪」
「え、あの、えっと?」
「……? ……!!!!」
 ちなみの目が大きく見開き、ぱくぱくと口を開いて音のない言葉を発した。
「あ~、その、……おはよう」
「……え、あれ、なんで私……えっ、さっきの……夢?」
「俺に抱きついてえへへとか言ってのは現実」
 目に見えてちなみの顔が赤くなった。
「……わ、忘れて。忘れないと、引き千切る」
 恥ずかしそうにそんなこと言われても、困る。
「んで、どんな夢見たんだ?」
 質問と同時に、部屋に置かれた物がちなみの手を経由して俺の元へ飛んできた。とても痛かった。
「ごめんなさい聞きません」
「……最初から聞かなかったらいいのに」
 なんて言って、ちなみは恥ずかしそうに頬を染めた。
「……もう遅いし、そろそろ帰る」
「ああ待て待て。その格好で帰ると大変だぞ」
 俺の言葉に裸Yシャツのままだったことに気づき、ちなみは慌てて布団を羽織った。
「……最低。寝込み襲った」
「襲ってねえ! 眠くなったから寝ただけだ! お前こそ、人んち来て寝てるんだから文句言えねーだろ!」
「……うう、でも、痛くなかったからよかったのかな」
「だから、やってません! 信じてお願い!」
 信じてもらうため、ちなみの目をじっと見つめる。しかし、ちなみはすぐに顔を背けてしまった。
「……うう、変な顔だから直視できない」
「失礼な! とにかく、本当に何もしてない」
「……誓って?」
「ああ、俺自身に誓って」
「…………」
 ちなみはしばらく何かを考えた後、納得したように頷いた。
「……分かった、信じてあげる。……タカシは嘘ばっかつくけど、本当に大事なことで嘘はつかないもんね」
 やけに過大評価されていた。
「そんな大層な人間じゃないけど……まぁ信じてくれたならいいや。着替え、もう乾いてると思うから取ってくるな」
 乾燥機からちなみの着替えを取り出し、部屋に戻って持ち主に渡す。着替えるからと部屋から追い出され、俺は廊下からちなみに声をかけた。
「もう遅いし、家まで送るな」
「……ん」
 制服姿のちなみと共に家を出る。外はもう真っ暗だった。
 しばらく歩くと、ちなみの家に着いた。近所なので送るのも楽でいい。
「ところで、夢ってどんなだったんだ?」
「……まだ懲りてない」
 殴られそうになったところをひらりとかわし、俺は別れの言葉を口にした。
「じゃな、ちなみ。いい夢見ろよ」
「……タカシの夢なんて、もう見ない!」
 自分の放った言葉の意味に気づいたのか、ちなみは暗闇でも分かるほど顔を真っ赤にして家に飛び込んで行った。
 俺は、なんだか嬉しい気分で家路に着いた。

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【どうしてもスクリューパイルドライバーが出せないツンデレ】

2010年04月28日
 先日委員長をゲーセンに連れて行ったら、えらく気に入ってくれたようで、何かあると連れてけ催促する。
「一人で行けばいいじゃん」
「あんなところ、一人で行けるわけないじゃないですか。不良に絡まれたらどう責任取ってくれるんです」
「…………」
 委員長は頭がいいくせに情報は古かった。
 そういうわけで、今日も今日とて委員長に連れられゲーセンへ。
「今日は、このザンギエフとかいう人使ってみます」
「……毛フェチ」
「聞こえましたよっ! 違いますっ!」
 俺は手足に異常があるインド人を使う。
「えいっ」
 毛の濃い人物が近寄ってきて、骨男を捕まえた。
「ええと、スクリューパイルドライ……あれ?」
 しかし、画面にはインド人が普通に投げられたモーションが映るだけだった。
「おかしいですね……今度こそ、スクリュー……あれ?」
 今度はモヒカン男が空から求愛してきた。恐怖に駆られたので、すかさずテレポートして逃げる。
「あっ! ずるいですよ!」
「技だよ、技」
「次逃げたら、宿題見せません!」
「…………」
 物凄い技を出されたので、俺は今後ボタンを押せません。
「一回くらいは……えいっ!」
 またモヒカン野郎が空から降ってきた。怖いけど、しっかり受け止める。
「……これ、壊れてるんじゃないですか? 一回もできないですよ?」
「レバー1回転なんて素人にゃ無理だよ、無理。諦めろって」
「むっ、無理なんかじゃないです! 今日はできるまで付き合ってもらいますからね!」
 日が暮れるまで相手したけど、一度もできなかった。
「明日も練習付き合ってもらいますからね! いいですね、逃げたら二度と宿題見せませんよ!」
 ずびしと俺に指を突きつけ、デートの約束を取り付ける委員長だった。

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