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2019年10月15日
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【タイガーアッパーカットと昇龍拳の違いが分からないツンデレ】

2010年04月29日
 いつも委員長に面倒見てもらってるので、今日はそのお礼にゲーセンに連れてきた。
「別府くん、放課後に寄り道するのはあまり褒められた行為ではないですよ」
「まま、ままま。俺の顔を立てると思って付き合ってくれ」
「……はぁ、仕方ないですね。じゃあ、見てますんで好きにしてください」
「いや、今日は委員長のために来たんだ。いわば委員長デー」
「用がないなら帰っていいですか?」
「待って帰らないでおごるから俺と一緒にゲームして!」
「すっ、すがりつかないでください! みんな見てます!」
「委員長が俺とゲームしてくれるまでこのまま一生過ごす覚悟です!」
「分かった、分かりました! 分かりましたから、手を離してください!」
「わぁい」
「……騙された?」
「ほれほれ、ここには今時珍しいスト2があるんだ。やろうぜ」
「……まぁ、いいでしょう。それで、どうやるんですか?」
「……まさか、格ゲーやったことない?」
「わ、悪いですか? 私、ゲームとかあんまりしないんです」
「悪くはないが……まぁいいや、んじゃ説明するな」
 俺は委員長に操作方法を簡単に説明した。委員長は飲み込みが早いので説明が楽。
「……なるほど、大体分かりました。それじゃ私は……この、サガットとかいう男の人で」
「禿頭フェチか……」
「聞こえましたよ!? そんなフェチじゃないです!」
「そりゃよかった。俺も頭を剃るか、と一瞬思っちまったぞ」
 俺は主人公の貧乏人を選択し、対戦開始。
 開始早々、俺は昇竜拳を放った。しかし、委員長もタイガーアッパーカットで迎撃する。
「……今の技、同じですね」
「そか? まぁ、別にいいじゃねえか。それにしても、初心者のくせによく必殺技出せたな」
「必殺技? ……別に死んでませんよ? どういうことです?」
「あ、いや、そうじゃなくてな」
 わたわたと説明しようとしてると、タイガーアパカされた。
「ああっ、人が説明しようとしている隙に! ずりぃぞ!」
「戦略と言ってください」
「ううううう……接待プレイしようと思ったけど、やめだやめ! 大人気ない本気プレイだ!」
「接待プレイってなんですか? ……まさか、えっちなことじゃないでしょうね!」
「え、いや、あのそういうんじゃなくて、接待プレイってのは」
 説明しようとしてたら、アパカされた。
「あああああっ! まただ、また! 卑怯者! 悪魔! 貧乳! メガネ!」
「貧乳とかメガネとか関係ないでしょう! だいたい、素人相手に本気出すなんて、男として恥ずかしくないんですか!」
「くっ……し、しかし、それでも男にはやらねばならない時が」
 熱弁を披露していると、アパカされた。負けた。
「やたっ、勝った♪」
「…………」
「どしたんですか、別府くん? すごい不服そうですよ?」
「あああああ! 卑怯卑怯卑怯! もう一勝負!」
「ふふっ、いいですよ。別府くんを負かすのは、思ったより楽しいですし♪」
 笑顔の委員長を見て、無理やりにでも連れて来てよかったと思った。
 ただ、何度やっても奸計に長けた委員長には勝てなかった。

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