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2017年11月22日
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【ハーロウィーン】

2013年10月30日
「そういえば、もうすぐハロウィンですね。ハーロウィーン(カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰燼と化せ冥界の賢者七つの鍵を持て開け地獄の門)!」
「にぃさまが七鍵守護神を!?」
 何やら妹の瑠璃葉がびっくりしている。今日も可愛いのでにぃさまは嬉しいです。
「というわけでハロウィンだが、瑠璃葉はコスプレとかしないのか? 魔女っ子スタイルになって兄を誘惑してほしいのだが」
「そ、そんなこと言われても困ります……」
「大丈夫、ちゃんと既に用意してある。あとは瑠璃葉が着るだけだ」
「衣装がないから困っているのではないです、にぃさま! ……あ、あの、ええと。……どしても着てほしいのですか?」
「どうしてもと問われたらならば、それほどでもない、と答えよう。ただ、三回までなら土下座してお願いする覚悟はできている!」ドゲザ
「早速の一回目!? 分かりました分かりました、着ますからやめてくださいっ!」
「やったね」ランラン
「うぅ……どうしてこんなことに……」

 と、いうわけで。
「瑠璃葉の魔女っ子姿、お披露目ですっ!」ジャーン
「あぅぅ……見ないでください、あんまり見ないでください、にぃさま……」モジモジ
「いいや、見るね! にぃさまは目を皿にして見るね!」ジィーッ
「あぅぅぅぅ……///」
「胸部と下腹部しか覆っていないという露出の激しさが目を惹きつけるが、やはり最大の魅力はヘソ! 腹出しが最大のポイントではないだろうか!」ジーッ
「に、にぃさま、そんなに瑠璃葉のお腹を見てはダメです、おへそばっかり見ちゃ嫌ですっ」
「うーん」フニフニ
「お、お腹をふにふにするのもダメです、嫌です、えっちですにぃさま!」
「あ、はい。にぃさまはえっちです」フニフニ
「ひーんっ!」
「すごいなあ……二次元と三次元の狭間の傑物が今ここに存在しているなあ……これが2.5次元かあ……」
「瑠璃葉は三次元です、にぃさま!」
「いや、ほら、お人形さんみたいに可愛い、とか言うだろ? それを兄っぽく言ってみた」
「ちっとも嬉しくないです、にぃさま!」
「そうか? じゃあ……えーと。ザクよりも可愛いよ、瑠璃葉」
「もびるすーつと比較されても嬉しくないです、にぃさま!」
「ジム?」
「種類の問題ではないのですっ! もー、もういいです。にぃさまなんて知らないですっ」プイッ
「プイッてされた。あちゃあ、やりすぎたな。どうしたら瑠璃葉の怒りを鎮められるだろうか」フニフニ
「……に、にぃさま。怒ってる人のお腹をふにふにしたらダメです、困ります、怒ってるのがどっかいっちゃいますよぅ」
「このスイッチ押したら鎮められるかな?」スポッ
「はにゃっ!? ……る、瑠璃葉のおへそはスイッチじゃないです、に、にぃさまっ」
「うーん。なんか収まりがいいな」スポスポ
「はぅ、あぅぅッ!? ……に、にぃさま。おへそをすぽすぽしちゃダメです、……く、くすぐったいです」
「あ、ごめんな」ナデナデ
「んぅ。別にいいですが、おへそは敏感なのであんまり触っちゃダメなんですよ?」
「分かった。これからはへそ周辺を重点的に触ることにするよ」フニフニ
「おへそ以外なら触っていいわけじゃないです、にぃさま!」

「ひととおり触って満足したが、よく考えたら卑猥な衣装を着せた小学生の妹にセクハラしただけで、これちっともハロウィン関係ねぇや」
「聞くだけで捕まりそうな内容ですね、にぃさま」
「あちゃあ、本当だ。黙っていてね? じゃないと自首する」プルプル
「にぃさまがケータイ片手に爆弾を解除せしめんばかりの決意をにじませ、今にも警察に!? 分かりました分かりました、黙ってますから!?」
「なんだ。よかった。じゃあ安心したところで、Trick or Treatをしましょうか」
「とりっくおあとりーと? どゆ意味ですか、にぃさま?」
 こてりと小首を傾げて質問された。あまりの愛らしさに、なでずにはいられない。
「んー、んぅー。にぃさま、なでなでより質問に答えてほしいのですが……」
「や、悪い悪い。ええと、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ、という悪辣な犯罪宣言をイベントに仕立てあげた資本主義のある種の偉大さを体現した言葉だ」
「はぁぁ……よく分かりませんが、にぃさまは博識ですねぇ」
「瑠璃葉よりは長く生きてるからね」ナデナデ
「はぅぅ。じゃ、じゃあ、その……ええと、なんでしたっけ?」
「Trick or Treat」
「そう、それです。とりっくおあとりーとをします。んと、にぃさま。とりっくおあとりーと?」
「じゃあ、いたづらしてください」
「ええっ!?」
「兄の弱点は可愛い妹にちゅーされることだ。あっ、悪霊か何かが兄の身体の自由を奪う! このままでは何の抵抗もできずに瑠璃葉にちゅーされてしまう! あ、頬でいいですから」
「しっ、しませんっ! もー、にぃさまのえっち!」
「想定の範囲外だ。ちくしょう。しょうがない、お菓子をあげよう」
 机の引き出しに入れておいた小さな袋を取り出し、瑠璃葉に渡す。
「わっ、可愛い♪ ……開けてもいいですか、にぃさま?」
「どうぞどうぞ」
「どきどき。……わっ、わっ! クッキーです! クッキーですよ、にぃさま! わっ、わっ!」
「嬉しそうで何よりです」
「えへへー。いっぱいあるし、これなら毎日食べてもなかなか減りそうにないですね、にぃさま?」
「一日で食べられる量だと思うが……」
「一気に食べちゃうともったいないから、毎日ちょっとずつ食べるのです。それに、いっぱい食べたら晩ご飯が食べられなくなっちゃってダメなんですよ? ……そいえば、にぃさまは時々晩ご飯を残してますよね」ジトーッ
「あ、はい。すいません。おやつ大好きなんデブー」
「変な語尾つけちゃダメです、にぃさま!」
「変な衣装着てる人に言われては仕方ない、間食は控えよう」
「にぃさまが着てくれって言ったのに!?」
「随分とまあえろい格好をした人がいるなあと思ったら、そうだ、俺が強要したんだった。でも……大丈夫! とてもよく似合ってますよ? いわゆるエロ可愛いというやつだ」ナデナデ
「んぅー。……な、なでなでしても瑠璃葉は納得しませんよ!? にぃさまにえっちな目で見られますし、瑠璃葉はもうこんな服脱いじゃいますっ!」
「むぅ。可愛いのに」ナデナデ
「……き、今日一日しか着ません。今日以降は、頼まれても着ないですもん」
「そうか。残念だね」ナデナデ
「……に、にぃさまがどしてもって言う時しか着ませんもん」
「成る程、なでるといいのか。にぃさまは理解したよ」ナデナデ
「そ、そーゆーわけじゃないです。にぃさまのばか」
「いやはや」フニフニ
「ふにゃ!? お、お腹をふにふにしちゃダメです、にぃさま! もー、にぃさまのえっちえっちえっち!」ポカスカ
「わはは」

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【瑠璃葉 コンビニ】

2012年09月29日
 なんか妹が超好きなんですが、妹はそうでもないようなので、基本的に悲しい。
「昔は『にぃさまにぃさま♪』とニコニコしながらついて来てくれたものを……時の流れというのは寂しいものだ」
「か、勝手なことを言わないでください、にぃさま。瑠璃葉はもう大人なので、そんなどこでも付いて行ったりなんてしないのです」
「悲しい話だ。それはそうと瑠璃葉、兄はコンビニで何かあむぁ~いものを買おうと思うのだが、何か買ってきてほしいものがあるか?」
「あ、瑠璃葉も行きます」
「えー。さっきどこでもついて来ないと言ったのに。えー」
「た、ただの偶然です。偶然コンビニに用事があっただけなのです。用事があるのにわざわざにぃさまと別々に行く方が子供っぽいと思ったのです。別に一緒に行きたいわけではないのです」
「なるほどそうか!」
「簡単に納得しすぎです……」
 自分で説得しておいて何か不満そうだったが、それでも二人で仲良く近所のコンビニへやって来た。
「なぜ近所のコンビニなのかと言うと、遠くだと遠くて行くのが大変だから」
「聞いてないです、にぃさま……」
 瑠璃葉は困った顔をした。
「で、瑠璃葉は何を買いに来たんだ?」
「えっ? えー……っと」
 瑠璃葉は店内をきょろきょろと見回した。明らかに視線が泳いでる。
「まあいいや。俺はうろうろしてるから、用事が終わったら来てくれな」
「えっ、あっ、は、はい、にぃさま」
 そんなわけで、ぼやーっとしつつ、瑠璃葉を眺める。
 本のコーナーへ行ったので立ち読みでもするのかと思ったが、読んでるサラリーマン風の男性に気後れして近寄れないようだ。
 次に瑠璃葉は、ソフトドリンクのコーナーへ向かった。しかし、選んでいる最中に数人の学生たちがそこへやって来たのに気づき、そそくさとその場を後にした。
「頑張ってください」(ぽふぽふ)
「に、にぃさま!」
 あんまりにもダメダメな妹を慰めるべく、後ろから瑠璃葉に近寄り、頭をぽふぽふする。
「……頑張ってます。これでも瑠璃葉は頑張ってます!」
「もうちょっとがんばりましょう」
「うぅー」(涙目)
「分かった、今すぐこの店内の人間をMINAGOROSHIするから、そのあとに瑠璃葉はゆっくり買い物を楽しんでくれ」(なでなで)
「頑張りすぎです、にぃさま!」
「や、失敬。妹のこととなると、兄は見境がなくなるのです」(なでなで)
「……べ、別に、そんなの、瑠璃葉には関係ありません」
 ぷいってされた。ぷいって。
「……あ、あぅ」
 でも、その後に申し訳なさそうにこっちをちらちら見てくるので、総合点で100点をoverしました。
「今日も可愛い」(なでなで)
「失礼なことを言ったのだから怒ってください、にぃさま!」
「うーん。怒るの嫌いなんだよね。でも、お天道様に顔向け出来ないようなことをした時は怒る予定なので、大丈夫だよ」
「むー。ちゃんと怒ってください」
「ごめんね」
 どういうわけか俺が怒られた。
「……はぁ。しょうがないにぃさまですね?」
「ああ、異性がいるところは怖くて近寄れない妹よりもしょうがないよ」
「……にぃさまは意地悪です」
 瑠璃葉の頬が小さく膨れた。
「でも、にぃさまがいれば別に怖くないです。へっちゃらです」
 そう言いながら、瑠璃葉は俺の手をきゅっと握った。小さな指が、俺の指に絡まる。
「……に、にぃさま。あ、あの、店には男の人がいっぱいいて怖いので、そ、その、商品を選ぶまで、こうして手を握っていてもいいですか?」
 どうしてそこで赤くなる。赤くなる!
「あ、ああ」
「そ、それと、頑張って男の人の近くまで行けたら、頭をなでてくれますか?」
「え、あ、まあ」
「……えへ。やたっ♪」
 なんかちっこい声でやたって言われた。ちっちゃくガッツポーズなんかもしてるし。
「……あ。な、何もしてませんよ?」
「いや、別になんでもいいんですけど。それで瑠璃葉、お前は何を買いに来たんだ?」
「へ?」
「へ、じゃねえ。何か買うものがあるから一緒に来たんだろ?」
「え……え、ええ! そうですそうです!」
 何か壊れた機械人形みたいにコクコクうなずかれたので、負けじとこちらもコクコクうなずいたら、怪訝な顔をされた。
「別にそういう遊びではないです、にぃさま……」
「ぼのぼのでこういうシーンがあったような」
「どうでもいいです!」
「ちぇ。それで、結局何を買いに来たのだ?」
「え? えー……っと」
 瑠璃葉はぐるーっと店内を見回し、最後に俺を見た。なんだか困った顔をしてたので、笑いかけてみる。
「えへー♪」
 すると、満面の笑みを返された。
「……い、いえ、違います。今のは違います」
 何が違うのか分からないが、瑠璃葉は顔を赤くして何かぶつぶつ言っていた。
「……うぅー。にぃさま、あまり瑠璃葉に笑いかけてはいけません」
「無理です」
「ううぅー」
 瑠璃葉は困った顔をした。可愛いのでなでなでする。
「うううううー」
「どしました?」
「……なんでもないです。にぃさまには困りものです」
「何が」
「いいのです。もー今日は頑張ったのでここまでです」
「はぁ。よく分からんが、買うものはいいのか?」
「よいのです。にぃさまと一緒におでかけしたかっただけなんです」
「なんと! これは兄さん大喜びな事実ですよ?」
「今日だけの秘密です。明日からまたがんばりますので、今日はいいのです」
「はい?」
「よいのです! それじゃにぃさま、お菓子を買いましょう。何か甘いのを食べたいです」
「うむ、異論はない。ポッキーでも買うか。そしてポッキーゲームでもしようか」
「…………」
「無言で頬を染めないで。ちらちらとこっちを見ないで。買い物カゴにポッキーを大量に入れないで。冗談です」
「……る、瑠璃葉も冗談です!」
 真っ赤な顔で怒る瑠璃葉は可愛いなあ。

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【瑠璃葉 なでなで】

2012年05月23日
 例えどれほど嫌われようと、主君のために動く。それが、それこそが従者の勤め!
「でも俺は従者じゃなくてただの兄なので、嫌われるのは辛いです」ムニー
「に、にぃひゃま、ほっへひっはははひへふははひ」
 妹の瑠璃葉のほっぺをなんとなく引っ張ったら、涙目になっていた。
「俺の可愛い可愛い瑠璃葉を泣かせる奴は誰だ! たたっ斬ってやる!」ヒシッ
「にぃさまです! ……そ、それより、にぃさま。……あ、あの、抱っこは、その」
「ああ可愛い」ナデナデ
「はぅ……」
 瑠璃葉は困ったような顔をして、俺を見つめた。
「ち、違います。はぅではないです。にぃさま、瑠璃葉をなでないでください。瑠璃葉はもう大人ですから、なでられても嬉しくないのです」
「瑠璃葉、君は一つ思い違いをしている」
「え?」
「確かに兄は瑠璃葉を喜ばせるために頭をなでている。だが、それ以上に、兄は瑠璃葉をなでるのが大好きなのだッ!」
「に、にぃさま……」
 引かれると思いきや、なんか嬉しそうにしてませんか、瑠璃葉さん。
「はっ! ……そ、そんなの知らないです。なでないで、と瑠璃葉は言ってるのです」
「嫌です」
 はぅーって顔をされた。
「うぅ……にぃさまいじわるです」ウルウル
「げばー」
「吐血!? なんでですか、にぃさま!?」
「涙目の瑠璃葉があまりに可愛くてね。その衝撃が物理的に兄を貫き、結果口から血が溢れたんだ」
「普通の人はそんなことなりません! にぃさまが明らかに人外です……」
「瑠璃葉を守るためなら、人であることを捨てても後悔はない!」
「にぃさま……♪ あ、や、ち、違います。うっとりなんてしてません。そもそも、守られる必要なんてないです」
「必要とか必要ないとかじゃない。ただ俺が瑠璃葉を守りたいだけなんだ」
「はぅぅ! ……か、かっこよすぎです、にぃさま」
「マジか!? 襲われることなんてないのだけど、適当ぶっこいてよかった!」
「にぃさま……」
 瑠璃葉の目がジト目と呼ばれるアレな感じになっている。
「ああ、うん。よしよし」ナデナデ
「なでなでしてくださいなんて目してません、にぃさま!」
「俺の勘は今日も外れているね」ナデナデ
「そうです。にぃさまは勘が悪いです」
「いやはや」フニフニ
「あ、あの、にぃさま? なでなでがほっぺふにふにへ移行してますよ?」
「いかん、ばれた。しれっとやれば大丈夫と思ってたのに」フニフニ
「どう考えてもばれますよぉ……」
 と口では言っているものの、瑠璃葉はやめさせようとはしなかった。なんだかんだ言って優しい妹め。
「うぅー……」
 しかし、困った顔だったので、いい加減やめてあげる。
「あっ……。い、いえ、違います。やっとやめてもらえて嬉しいんです」
「何も聞いてませんが」
「にぃさまはすぐご自分に都合よく考えるので、教えているんです」
「なるほど。賢い妹だ」ナデナデ
「にぃさまはすぐに瑠璃葉をなでなでします……」
「愛と情が兄を突き動かすんだ」
「る、瑠璃葉にはそんなのないです。だからなでなでしないでください」
「同時に、愛と勇気だけが友達なんだ」
「どういうわけか、にぃさまがあんぱんまんに!?」
 イチイチ大げさに驚いてくれて、瑠璃葉は優しいなあと思った。

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【瑠璃葉 最初】

2012年05月23日
 数年前、親が再婚して、小学生の義妹ができた。
 これがまあ可愛くて可愛くて、シスコンというあだ名が増えたが、そんなもの気にならないくらい可愛くて。
 そんなわけで超可愛がって大事にしてたら、にぃさまにぃさまといつも俺についてくるようになって、俺は毎日幸せだった。
 だというのに、去年くらいからか、その妹がどういうわけか俺を嫌うんですの。
「そんなわけでどうして兄を嫌うのか、そろそろ教えてはくれまいか、妹よ」
「し、知りません。ご自分でお考えください、にぃさま」
 人が必死にお訊ね申したのに、妹──瑠璃葉はぷいって首を横に振って教えてくれないんですよ。そんな動作も可愛いんですよ。
「分かった。大事な妹の頼みだ、兄は必死に考える! うーんうーんうーん。分からん」
「全然考えてないです、にぃさま……」
「世界はままならないね」ナデナデ
「に、にぃさま! な、なでなでしないでと言ってるのに……」
「よもや、これも嫌われる要因の一つか!?」ナデナデ
「そ、そうです。もう瑠璃葉は大人です。子ども扱いなんてされたら怒っちゃいます。ぷんぷん」
「もう全ての動作が可愛い。どうしてくれる」ナデナデ
「そ、そんなこと言われても……。そ、それより、瑠璃葉は怒ってるんです。怒ってる最中なのに、瑠璃葉をなでちゃダメです、にぃさま。なでなでは褒める時に、ですよ?」
「そうだったそうだった。瑠璃葉は賢いなあ」ナデナデ
「えへへぇ♪ ……いやいや、違います。瑠璃葉は怒ってるんです。えへへじゃないです」
「ところで、いつになったら兄と一緒に寝るのは再開されるのでしょうか。今か今かと毎日待っているのだけど」
「そ、そんなの再開されません。瑠璃葉はもう11歳です、小学5年生です。にぃさまと一緒に寝るなんて、お子様のすることです」
「俺の生きる望みが絶たれた」
 俺の身体の根源から発生していた妹エネルギーが今の発言により供給停止、一気に枯渇した。結果、死にます。
「に、にぃさまの顔色が青色に!?」
「うぅ……る、瑠璃葉、どうか幸せに……」
「寝ます、一緒に寝ますから! だからどうか元に戻ってください!」
「なんだそうか!」
「一瞬でものすごく元気に!? ……にぃさまは本当に人間ですか?」
「少なくとも瑠璃葉に会うまでは普通の人間だったなあ」
 だが、今となっては妖怪イモウトモエになっているので、だものだもの人間だものと言い切るのは難しい。
「まあ人間でも妖怪でもなんでもいい。言質はとった、今日からまた一緒におねんねだ。ふ、ふふ……フワーハハハァーッ!!!」
「やっぱり嫌です」
「げばー」
「吐血っ!?」
 瑠璃葉は嘘をつくので酷いなあと思った。

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