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2026年03月15日
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【メカちなみん】
2010年05月28日
ちなみが事故に遭って三ヶ月。今日、彼女が退院するらしく、俺は急いでちなみの元へ向かった。
「ちなみ、元気になったんだな! 良かった、俺、心配して……」
「……ア、タカシ。オイスー」
「…………」
なんか、頭からアンテナみたいなのが生えてる。しかも口調がカタカナだ。……メカ?
「……ん、喋りにくい。普通に話す」
「喋れんのかよ! てーか、おまえ、それ……」
「……いや、事故で体の中無茶苦茶になっちゃって、このままじゃ死ぬからって、こうなった?」
「なんで疑問系なんだよ! ああもう!」
助かったことを喜ぶべきなのか、メカっぽくなったことを嘆けばいいのか分からない。
「……だいじょぶ。体は柔らかいままだから。……最新の技術を使ったって」
そう言って、ちなみは自分のほおを俺に触らせた。確かに彼女の言うとおり、以前のちなみと同じかそれ以上にぷにぷにする。
「……えっちもできるらしいよ?」
「女の子がそういうこと言うな! 最近の娘っ子は恥じらいがなくて困る!」
「……照れてる。……タカシ、ちょっとかわいい」
「うがー! からかうな!」
「……まぁ、マルチみたいな感じで接すれば、ぐー?」
「なんでマルチとか知ってんだよ……まぁいいや、マルチと同じように接するぞ?」
俺はちなみの頭をなでた。ちょっとアンテナが邪魔。
「……はわわわわー」
ちゃんと律儀に返すちなみは偉いと思う。棒読みなのは減点だが。
そのまましばらく撫でていると、ちなみが悲しげな顔をしているのに気がついた。
「ん、どした?」
「……クラスのみんな、受け入れてくれるかな。……体中機械になったからって、……嫌われないかな」
俺は、少し強くちなみの頭をなでた。
「ぐだぐだ考えるな。大丈夫、みんないい奴だから笑って受け入れてくれるって。……それに、最悪俺がいるだろ?」
「……偉そう。……でも、ありがと」
それからしばらく、ちなみは俺になでられるままだった。少し笑ってくれたのが、嬉しかった。
「ちなみ、元気になったんだな! 良かった、俺、心配して……」
「……ア、タカシ。オイスー」
「…………」
なんか、頭からアンテナみたいなのが生えてる。しかも口調がカタカナだ。……メカ?
「……ん、喋りにくい。普通に話す」
「喋れんのかよ! てーか、おまえ、それ……」
「……いや、事故で体の中無茶苦茶になっちゃって、このままじゃ死ぬからって、こうなった?」
「なんで疑問系なんだよ! ああもう!」
助かったことを喜ぶべきなのか、メカっぽくなったことを嘆けばいいのか分からない。
「……だいじょぶ。体は柔らかいままだから。……最新の技術を使ったって」
そう言って、ちなみは自分のほおを俺に触らせた。確かに彼女の言うとおり、以前のちなみと同じかそれ以上にぷにぷにする。
「……えっちもできるらしいよ?」
「女の子がそういうこと言うな! 最近の娘っ子は恥じらいがなくて困る!」
「……照れてる。……タカシ、ちょっとかわいい」
「うがー! からかうな!」
「……まぁ、マルチみたいな感じで接すれば、ぐー?」
「なんでマルチとか知ってんだよ……まぁいいや、マルチと同じように接するぞ?」
俺はちなみの頭をなでた。ちょっとアンテナが邪魔。
「……はわわわわー」
ちゃんと律儀に返すちなみは偉いと思う。棒読みなのは減点だが。
そのまましばらく撫でていると、ちなみが悲しげな顔をしているのに気がついた。
「ん、どした?」
「……クラスのみんな、受け入れてくれるかな。……体中機械になったからって、……嫌われないかな」
俺は、少し強くちなみの頭をなでた。
「ぐだぐだ考えるな。大丈夫、みんないい奴だから笑って受け入れてくれるって。……それに、最悪俺がいるだろ?」
「……偉そう。……でも、ありがと」
それからしばらく、ちなみは俺になでられるままだった。少し笑ってくれたのが、嬉しかった。
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【こねこかなみん】
2010年05月28日
「おはよう、男子諸君。おはよう、ちなみ。おはよう、かな……」
「……こねこよ、にゃー」
かなみが、あの傍若無人、歩く殺戮者と呼ばれた(俺しか呼んでない)かなみが、こねこの格好を!
「かなみが壊れたッ!」
「壊れてない!」
殴られた。けど肉球がぷにぷになのでノーダメージ。
「……あんた、ちなみの時とえらい違いね」
「は?」
「ちなみの場合『わーちなみかわいーちゅきちゅきー』とか言ってたくせに、なんで私の時は『壊れた』なのよ……」
ちゅきちゅきなどと言った覚えはない。いや、舐めたり舐められたりはしたけど。
「……いいわよ、別に。似合わないの判ってたし」
そう言って、かなみは折角のこねこ衣装を脱ごうとした。
「いや待て! 待たれい! なんていうか、混乱してた! 謝る! だからこねこのままでいて!」
「……嫌。変だし恥ずかしい」
「変じゃない変じゃない! 可愛い! 愛らしい! 家に持って帰って鑑賞したい!」
「…………」
じーっ、と不審気に俺をみるかなみ。俺の言葉が嘘か真か見極めているようだ。
「……じゃ、だっこしなさい」
「はい?」
「だっこ! 可愛いんでしょ! それくらいできるでしょ! できない? やっぱね、アンタ口ばっかなんだから……ふひゃ!?」
「なんだいいのか。あー柔らかいなー、いー匂いだなー」
「ぁうぁう……うう、うにゅ……」
かなみは何か言いたそうな、嬉しそうな、なんともいえない表情をしてうにゅうにゅ言ってる。
「……学校でいい身分だな、別府」
「はは、当然ですよ」
ものすごい教師に怒られた。俺だけ。
え、停学?
「……こねこよ、にゃー」
かなみが、あの傍若無人、歩く殺戮者と呼ばれた(俺しか呼んでない)かなみが、こねこの格好を!
「かなみが壊れたッ!」
「壊れてない!」
殴られた。けど肉球がぷにぷになのでノーダメージ。
「……あんた、ちなみの時とえらい違いね」
「は?」
「ちなみの場合『わーちなみかわいーちゅきちゅきー』とか言ってたくせに、なんで私の時は『壊れた』なのよ……」
ちゅきちゅきなどと言った覚えはない。いや、舐めたり舐められたりはしたけど。
「……いいわよ、別に。似合わないの判ってたし」
そう言って、かなみは折角のこねこ衣装を脱ごうとした。
「いや待て! 待たれい! なんていうか、混乱してた! 謝る! だからこねこのままでいて!」
「……嫌。変だし恥ずかしい」
「変じゃない変じゃない! 可愛い! 愛らしい! 家に持って帰って鑑賞したい!」
「…………」
じーっ、と不審気に俺をみるかなみ。俺の言葉が嘘か真か見極めているようだ。
「……じゃ、だっこしなさい」
「はい?」
「だっこ! 可愛いんでしょ! それくらいできるでしょ! できない? やっぱね、アンタ口ばっかなんだから……ふひゃ!?」
「なんだいいのか。あー柔らかいなー、いー匂いだなー」
「ぁうぁう……うう、うにゅ……」
かなみは何か言いたそうな、嬉しそうな、なんともいえない表情をしてうにゅうにゅ言ってる。
「……学校でいい身分だな、別府」
「はは、当然ですよ」
ものすごい教師に怒られた。俺だけ。
え、停学?
【エリマキトカゲみことん】
2010年05月28日
みことと賭けをし、見事勝利した。罰ゲームとしてキスを要求したが一蹴されたので、ちなみからせしめたエリマキトカゲの着ぐるみを着せた。
「く……このような格好をさせられるとは、屈辱だ……」
「うーん、微妙」
着せてから気づいたけど、エリマキトカゲは可愛くない。特に、首のビラビラなんて何考えてんだ!
「貴様、このようなものを着せておいて微妙とは何事だ!」
「いや、可愛くないし」
「か、可愛くないのは……しかたなかろう、私が着ているのだから」
なんて言って、みことは俯いてしまった。
「いや、みこと自身は死ぬほど可愛いよ。俺はエリマキトカゲの話をしてるだけで」
「か! かかか可愛いとは何事だ! ふざけるな!」
俺の言葉に憤慨するみこと。顔が真っ赤なので怖くない。むしろ愛しい。
「ふざけた覚えはないが……まぁいいや。みこと、思いつく限りの可愛いポーズして」
「断る! そういうことは、ちなみにでもやってもらえばよかろう!」
「賭けに負けたのは誰だったかなぁ? ……それとも、みことさんともあろう方が、ルールを無視するのかなぁ?」
「……くっ、……わ、分かった。やればいいのであろう! やれば!」
みことは、両手の人差し指を頬にあて、にっこり笑った。
「…………」
「…………」
「……あああああ~! 見るな見るな見るな! もうよい! 満足したであろう! 終わりだ終わり!」
みことは真っ赤な顔で早口にまくし立てて、着ぐるみを脱ごうとした。
「あ~みこと可愛い可愛い可愛い!」
「うわ、抱きつくな! やめよ、頭をなでるな!」
「はっはっは、可愛いなぁ、みことは可愛いなぁ」
「そんなに可愛い可愛いと言うな! ……は、恥ずかしいではないか」
いかん。そんな顔されたら、我慢が……いや、そうだ!
「追加! 罰ゲーム追加! 放課後デートしよう! 決定! な?」
「……ば、罰ゲームなら仕方ないな。分かった、いいだろう」
不満そうに言いながらも、みことは口元が緩んでいることに気がついていなかった。
「く……このような格好をさせられるとは、屈辱だ……」
「うーん、微妙」
着せてから気づいたけど、エリマキトカゲは可愛くない。特に、首のビラビラなんて何考えてんだ!
「貴様、このようなものを着せておいて微妙とは何事だ!」
「いや、可愛くないし」
「か、可愛くないのは……しかたなかろう、私が着ているのだから」
なんて言って、みことは俯いてしまった。
「いや、みこと自身は死ぬほど可愛いよ。俺はエリマキトカゲの話をしてるだけで」
「か! かかか可愛いとは何事だ! ふざけるな!」
俺の言葉に憤慨するみこと。顔が真っ赤なので怖くない。むしろ愛しい。
「ふざけた覚えはないが……まぁいいや。みこと、思いつく限りの可愛いポーズして」
「断る! そういうことは、ちなみにでもやってもらえばよかろう!」
「賭けに負けたのは誰だったかなぁ? ……それとも、みことさんともあろう方が、ルールを無視するのかなぁ?」
「……くっ、……わ、分かった。やればいいのであろう! やれば!」
みことは、両手の人差し指を頬にあて、にっこり笑った。
「…………」
「…………」
「……あああああ~! 見るな見るな見るな! もうよい! 満足したであろう! 終わりだ終わり!」
みことは真っ赤な顔で早口にまくし立てて、着ぐるみを脱ごうとした。
「あ~みこと可愛い可愛い可愛い!」
「うわ、抱きつくな! やめよ、頭をなでるな!」
「はっはっは、可愛いなぁ、みことは可愛いなぁ」
「そんなに可愛い可愛いと言うな! ……は、恥ずかしいではないか」
いかん。そんな顔されたら、我慢が……いや、そうだ!
「追加! 罰ゲーム追加! 放課後デートしよう! 決定! な?」
「……ば、罰ゲームなら仕方ないな。分かった、いいだろう」
不満そうに言いながらも、みことは口元が緩んでいることに気がついていなかった。
【ぶっちゃけありえないくらい性知識が皆無なツンデレ】
2010年05月28日
「よぉボクっ娘、知ってるか?」
「ボクっ娘って呼ぶなって言ってるだろぉ、ばかぁ! ボクには梓っていう名前があるんだからぁ!」
「はいはい。で、だな。実は、男は三ヶ月に一度ちんこが爆発すんだぞ」
「ふ、ふふ~ん、それくらい知ってるよぉ。大変だよね、男って(嘘……爆発するんだ)」
「……(信じるとは思わなかった)実は今日、俺爆発する日なんだよな」
「え! た、大変じゃない! 大丈夫? 血とか出るの?」
「……あー、いや、慣れてるから平気……とか?」
「ダメだよぉ! 保健室行こ、保健室!」
「あ、おい、ちょ!」
梓に手を引かれ、保健室へ連れて行かれる。
「先生! タカシのち……ちんちんが、爆発するって!」
「うわぁ~ん、タカシのばかぁ! いじめっこ!」
養護教諭に「あまり梓さんをいじめてはダメよ」と諭され保健室を出た直後、梓がへろへろパンチを繰り出した。
「はっはっはっはっは! 相変わらず馬鹿だな、梓は」
それを軽く避けながら梓のおでこにチョップする。
「う~、う~! よけるなぁ! チョップも禁止!」
「まぁそんな怒るな。ちょっとしたお茶目だ」
梓の頭に手を置き、なでる。なでなでなでなで。
「こ、こんなことされただけで機嫌が直ると思ってるの? ボクはそんな単純じゃないんだからね」
なんて言いながら、梓はニヤニヤしていた。
「……ところでな、実は男は三日に一度は出さないと病気になるという逸話が」
「ふん、もう騙されないからね! ……それで、出すってなにを?」
「……(もう騙されてる)それは」
梓に男の仕組みを耳打ちする。途端、梓の顔が一瞬にして赤に染まった。
「え、え、え、えっち! 変態! ばかぁ! うー、うー!」
「というわけで、手伝え」
「ヤダヤダヤダ! そういうことするのは結婚してからって……うわ~ん、引っ張んないでよぉ、ばかぁ!」
「ボクっ娘って呼ぶなって言ってるだろぉ、ばかぁ! ボクには梓っていう名前があるんだからぁ!」
「はいはい。で、だな。実は、男は三ヶ月に一度ちんこが爆発すんだぞ」
「ふ、ふふ~ん、それくらい知ってるよぉ。大変だよね、男って(嘘……爆発するんだ)」
「……(信じるとは思わなかった)実は今日、俺爆発する日なんだよな」
「え! た、大変じゃない! 大丈夫? 血とか出るの?」
「……あー、いや、慣れてるから平気……とか?」
「ダメだよぉ! 保健室行こ、保健室!」
「あ、おい、ちょ!」
梓に手を引かれ、保健室へ連れて行かれる。
「先生! タカシのち……ちんちんが、爆発するって!」
「うわぁ~ん、タカシのばかぁ! いじめっこ!」
養護教諭に「あまり梓さんをいじめてはダメよ」と諭され保健室を出た直後、梓がへろへろパンチを繰り出した。
「はっはっはっはっは! 相変わらず馬鹿だな、梓は」
それを軽く避けながら梓のおでこにチョップする。
「う~、う~! よけるなぁ! チョップも禁止!」
「まぁそんな怒るな。ちょっとしたお茶目だ」
梓の頭に手を置き、なでる。なでなでなでなで。
「こ、こんなことされただけで機嫌が直ると思ってるの? ボクはそんな単純じゃないんだからね」
なんて言いながら、梓はニヤニヤしていた。
「……ところでな、実は男は三日に一度は出さないと病気になるという逸話が」
「ふん、もう騙されないからね! ……それで、出すってなにを?」
「……(もう騙されてる)それは」
梓に男の仕組みを耳打ちする。途端、梓の顔が一瞬にして赤に染まった。
「え、え、え、えっち! 変態! ばかぁ! うー、うー!」
「というわけで、手伝え」
「ヤダヤダヤダ! そういうことするのは結婚してからって……うわ~ん、引っ張んないでよぉ、ばかぁ!」
【ツンデレを起こしたら】
2010年05月28日
ちなみが寝坊で困る。
「……ぐーぐー」
「ちなみに何故困るのかと言うと、ちなみを起こす役割が肉親ではなく幼なじみの俺だからだ。そして何故俺は虚空に話しかけているのか」
「……頭がおかしいから。……ぐーぐー」
「起きてやがるなコンチクショウ」
「……のっとぐーぐー」
寝息に否定の語が入ったので、寝ているのだろう。とまれ、とっとと起こそう。
「ちなみ、起きろ。起きないと性的ないたづらを行う」
「……ぐーぐー」
「よい返事、よい寝息だ。じゃあ起こすと称しておっぱいをまさぐりますので、そのつもりで」
「…………」
鼻歌まじりにちなみのパジャマを脱がそうとしてたら、寝息が止んでることに気づいた。どうしたのかと顔を上げたら、おはようちなみさん。おめめぱっちり素敵だね。
「……うう、朝からタカシが人を孕ませようとする」
「朝っぱらから失敬な! ちょっとおっぱいをもふもふしようとしただけだ! ほら見ろ、パジャマの上を脱がしてる最中だろ!」
「……それはそれでどうかと」
「俺もそう思ったんだけど、思春期の青年を止めることはできなかったんだ。あと、貧乳でも、もふもふという擬音を使ってよかったのかな? ぺたぺたの方がよかったか?」
「……なんでもいいけど、そろそろ悲鳴あげていい?」
「どうしてもと言うならあげてもいいが、あのおばさんのことだ、ビデオカメラ片手にやってくるだけだぞ」
「……我が親ながら、その様子がありありと想像できる。しょうがない、タカシのほっぺをつねるだけで我慢してやる」
「ありがとうございます」
感謝の言葉を述べながら頬をつねられる。当然痛い。
「……ふう。これに懲りたらもう私のおっぱいを付け狙わないこと。やくそく」
「…………。うん、狙わない」
「……まったく信用できない」
「ちなみが可愛いから我慢できないんだ」
無言で赤くならないで。何か言って。
「……ま、まったく。タカシは調子がよくて困る。えいえい」
だからと言って人の鼻をふにふに押さないで。対応に困ります。
「……う、うう。何か言うべき」
「もう今日は学校休んで一日中イチャイチャしたいです」
「……きゅ、究極のえろ魔人がここに誕生した。たすけてー」
「悲鳴に危機感を感じられません」
「……も、もういいから。……あ、あっち向く。……タカシの顔を見てると、吐き気がおえーおえーだから」
「顔の赤さを見られないように、ではなく?」
「……いい加減にしないと、ちゅーするぞ」
「それは大変に困る! いやしたくないかと言うとそんなことはないのだけど、もうちょっとよい雰囲気の時とかこっちからしたいとか幼なじみという境遇が逆にしづらくしててうぬぬと色々あるんだけど、まあいいや。ちゅーしましょう」
「……恐るべき思考の混乱。……しょうがない、しよう」
そんなわけでむいーっと顔を近づけてたら、いつまでも俺たちがやって来ないことに痺れを切らしたちなみのおばさんが部屋に乱入こんにちは。
「あらあら、朝っぱらから子作りね。ふぁいと、娘! 負けるな婿養子!」
闖入者が雰囲気を完膚なきまで破壊してくれたので、お互い離れる。
「あらあらあら」
「おばさん、ちなみ起きました」
「……おはよう、お母さん」
「あら? 続きは?」
自分の子供のラブシーンを見たがるおばさんを押して、台所へ。いつもの定位置の席に座り、おばさんの淹れてくれたコーヒーを飲む。
「ごめんね、タカシくん。もうちょっと後に突入してたら事後だったのにね」
「事後とか言わないでください。あと、そんな早くないと思います。思いたいです」
「……のー。タカシは早漏に違いない」
背後から嫌な事を言う奴。これはもう奴以外ありえない。
「朝から親と子の両方からセクハラに遭う男の気持ちを考えたことあるか、ちなみ?」
俺の隣の席に座り、テーブルの中央に置かれたパンを取ろうと一生懸命手を伸ばしてるちなみに訴える。
「……そもそも、タカシが私のおっぱいを揉もうとしなければこうならなかったはず」
「言わないで!」
「あらあら。うちの娘、朝から陵辱されたのね」
「言わないで!!」
「「やーい、えろ魔人ー」」
「ステレオで言わないで!!!」
朝から辱めを受けた後、おばさんに見送られちなみと一緒に登校する。
「うー。……誰かに朝から揉まれ起こされたので、まだ眠い」
「酷い単語を使うな。ていうか、揉んでません。未遂です」
「……気づかなかったら、揉んでたくせに。……これも私のスレンダーな身体が持つ魔性の魅力のせいか」
「ものは言いようだな、えぐれ乳」
「……ロリコンが何か言ってる」
勝負は痛み分けのようだ。
「……うーん。やっぱまだ眠い。……そうだ、名案を思いついた」
「自分で名案って言う奴の出す案って大概愚策だよな」
「……うるさい。……眠い私をおぶって学校へ連れて行け」
「ほら見ろ、愚策だ」
「……今なら、私をおぶった時におっぱいがもにゅもにゅ当たるさーびす付き」
「もにゅもにゅ?」
じーっとちなみの胸元を見る。もにゅもにゅという擬音が与えるイメージからあまりにも脱却しすぎだろう。
「……もにゅもにゅ。他に適当な擬音があると?」
「ぺたぺた」
「……ないす度胸」
頬をぐにーっと引っ張られた。
「……いーから、おんぶする。……そしたら、今日の陵辱を忘れてやる」
「してない! 未遂だってば! ていうか言葉が朝のうららかな日に、あまりに不穏当!」
「……ていせい。寝てる私の胸を揉みしだき、ぺろぺろ舐めた事を、野良犬に噛まれたと思ってやる」
「だから、未遂! 未遂って言葉を是非入れたらどうかな!? あと色々追加されてますが!」
そして道行く生徒たちが俺とちなみの会話を聞いていたのだろう、俺を犯罪者を見る目で遠巻きに見てきます。
「ほら見ろ、お前のせいで俺が犯罪者扱いだ」
「……いつも通りの扱いに、タカシにっこり」
「無茶言うな」
「……まあそんなわけで、私をおんぶするといい」
「あーもう、分かったよ。これ以上何か言われると善意の通行人に警察呼ばれそうだし。ほい」
「……ん」
ちなみに背を向けて座ると、軽い重みが背中にかかる。
「……ふふ、らくちんだ」
「ええい。俺は朝からどうしておんぶしているのだろう」
「……普段の行いの結果。やーいばーか」
「もういっそ我が身もろとも車道に躍り出たい気分だ」
「……私が下りてからなら、許可する」
それではただの自殺なので、丁重に辞退する。
「……とても不満。えいえい」
「髪を引っ張るな」
「……おお、手綱のようだ。……ダメなタカシを名手綱捌きで操る私。……すごい?」
「夫婦気取りですね」
「? ……っ!? ち、違う。そんなつもりじゃない。違う」
「そんな露骨に嫌がらなくても」
「い、嫌とかじゃなくて! ……あ、ち、違う。そう。嫌なの。びっくりしたとかじゃなくて、嫌なの」
「びっくりしたのか。いや、ちなみに嫌われてなくてよかった」
「嫌いと言ってる。言ってる!」
「はいはい」
「うー!」
がぶがぶと頭を噛まれながら、俺はちなみと一緒に登校した。
「……ぐーぐー」
「ちなみに何故困るのかと言うと、ちなみを起こす役割が肉親ではなく幼なじみの俺だからだ。そして何故俺は虚空に話しかけているのか」
「……頭がおかしいから。……ぐーぐー」
「起きてやがるなコンチクショウ」
「……のっとぐーぐー」
寝息に否定の語が入ったので、寝ているのだろう。とまれ、とっとと起こそう。
「ちなみ、起きろ。起きないと性的ないたづらを行う」
「……ぐーぐー」
「よい返事、よい寝息だ。じゃあ起こすと称しておっぱいをまさぐりますので、そのつもりで」
「…………」
鼻歌まじりにちなみのパジャマを脱がそうとしてたら、寝息が止んでることに気づいた。どうしたのかと顔を上げたら、おはようちなみさん。おめめぱっちり素敵だね。
「……うう、朝からタカシが人を孕ませようとする」
「朝っぱらから失敬な! ちょっとおっぱいをもふもふしようとしただけだ! ほら見ろ、パジャマの上を脱がしてる最中だろ!」
「……それはそれでどうかと」
「俺もそう思ったんだけど、思春期の青年を止めることはできなかったんだ。あと、貧乳でも、もふもふという擬音を使ってよかったのかな? ぺたぺたの方がよかったか?」
「……なんでもいいけど、そろそろ悲鳴あげていい?」
「どうしてもと言うならあげてもいいが、あのおばさんのことだ、ビデオカメラ片手にやってくるだけだぞ」
「……我が親ながら、その様子がありありと想像できる。しょうがない、タカシのほっぺをつねるだけで我慢してやる」
「ありがとうございます」
感謝の言葉を述べながら頬をつねられる。当然痛い。
「……ふう。これに懲りたらもう私のおっぱいを付け狙わないこと。やくそく」
「…………。うん、狙わない」
「……まったく信用できない」
「ちなみが可愛いから我慢できないんだ」
無言で赤くならないで。何か言って。
「……ま、まったく。タカシは調子がよくて困る。えいえい」
だからと言って人の鼻をふにふに押さないで。対応に困ります。
「……う、うう。何か言うべき」
「もう今日は学校休んで一日中イチャイチャしたいです」
「……きゅ、究極のえろ魔人がここに誕生した。たすけてー」
「悲鳴に危機感を感じられません」
「……も、もういいから。……あ、あっち向く。……タカシの顔を見てると、吐き気がおえーおえーだから」
「顔の赤さを見られないように、ではなく?」
「……いい加減にしないと、ちゅーするぞ」
「それは大変に困る! いやしたくないかと言うとそんなことはないのだけど、もうちょっとよい雰囲気の時とかこっちからしたいとか幼なじみという境遇が逆にしづらくしててうぬぬと色々あるんだけど、まあいいや。ちゅーしましょう」
「……恐るべき思考の混乱。……しょうがない、しよう」
そんなわけでむいーっと顔を近づけてたら、いつまでも俺たちがやって来ないことに痺れを切らしたちなみのおばさんが部屋に乱入こんにちは。
「あらあら、朝っぱらから子作りね。ふぁいと、娘! 負けるな婿養子!」
闖入者が雰囲気を完膚なきまで破壊してくれたので、お互い離れる。
「あらあらあら」
「おばさん、ちなみ起きました」
「……おはよう、お母さん」
「あら? 続きは?」
自分の子供のラブシーンを見たがるおばさんを押して、台所へ。いつもの定位置の席に座り、おばさんの淹れてくれたコーヒーを飲む。
「ごめんね、タカシくん。もうちょっと後に突入してたら事後だったのにね」
「事後とか言わないでください。あと、そんな早くないと思います。思いたいです」
「……のー。タカシは早漏に違いない」
背後から嫌な事を言う奴。これはもう奴以外ありえない。
「朝から親と子の両方からセクハラに遭う男の気持ちを考えたことあるか、ちなみ?」
俺の隣の席に座り、テーブルの中央に置かれたパンを取ろうと一生懸命手を伸ばしてるちなみに訴える。
「……そもそも、タカシが私のおっぱいを揉もうとしなければこうならなかったはず」
「言わないで!」
「あらあら。うちの娘、朝から陵辱されたのね」
「言わないで!!」
「「やーい、えろ魔人ー」」
「ステレオで言わないで!!!」
朝から辱めを受けた後、おばさんに見送られちなみと一緒に登校する。
「うー。……誰かに朝から揉まれ起こされたので、まだ眠い」
「酷い単語を使うな。ていうか、揉んでません。未遂です」
「……気づかなかったら、揉んでたくせに。……これも私のスレンダーな身体が持つ魔性の魅力のせいか」
「ものは言いようだな、えぐれ乳」
「……ロリコンが何か言ってる」
勝負は痛み分けのようだ。
「……うーん。やっぱまだ眠い。……そうだ、名案を思いついた」
「自分で名案って言う奴の出す案って大概愚策だよな」
「……うるさい。……眠い私をおぶって学校へ連れて行け」
「ほら見ろ、愚策だ」
「……今なら、私をおぶった時におっぱいがもにゅもにゅ当たるさーびす付き」
「もにゅもにゅ?」
じーっとちなみの胸元を見る。もにゅもにゅという擬音が与えるイメージからあまりにも脱却しすぎだろう。
「……もにゅもにゅ。他に適当な擬音があると?」
「ぺたぺた」
「……ないす度胸」
頬をぐにーっと引っ張られた。
「……いーから、おんぶする。……そしたら、今日の陵辱を忘れてやる」
「してない! 未遂だってば! ていうか言葉が朝のうららかな日に、あまりに不穏当!」
「……ていせい。寝てる私の胸を揉みしだき、ぺろぺろ舐めた事を、野良犬に噛まれたと思ってやる」
「だから、未遂! 未遂って言葉を是非入れたらどうかな!? あと色々追加されてますが!」
そして道行く生徒たちが俺とちなみの会話を聞いていたのだろう、俺を犯罪者を見る目で遠巻きに見てきます。
「ほら見ろ、お前のせいで俺が犯罪者扱いだ」
「……いつも通りの扱いに、タカシにっこり」
「無茶言うな」
「……まあそんなわけで、私をおんぶするといい」
「あーもう、分かったよ。これ以上何か言われると善意の通行人に警察呼ばれそうだし。ほい」
「……ん」
ちなみに背を向けて座ると、軽い重みが背中にかかる。
「……ふふ、らくちんだ」
「ええい。俺は朝からどうしておんぶしているのだろう」
「……普段の行いの結果。やーいばーか」
「もういっそ我が身もろとも車道に躍り出たい気分だ」
「……私が下りてからなら、許可する」
それではただの自殺なので、丁重に辞退する。
「……とても不満。えいえい」
「髪を引っ張るな」
「……おお、手綱のようだ。……ダメなタカシを名手綱捌きで操る私。……すごい?」
「夫婦気取りですね」
「? ……っ!? ち、違う。そんなつもりじゃない。違う」
「そんな露骨に嫌がらなくても」
「い、嫌とかじゃなくて! ……あ、ち、違う。そう。嫌なの。びっくりしたとかじゃなくて、嫌なの」
「びっくりしたのか。いや、ちなみに嫌われてなくてよかった」
「嫌いと言ってる。言ってる!」
「はいはい」
「うー!」
がぶがぶと頭を噛まれながら、俺はちなみと一緒に登校した。


