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2019年10月15日
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【エリマキトカゲみことん】

2010年05月28日
 みことと賭けをし、見事勝利した。罰ゲームとしてキスを要求したが一蹴されたので、ちなみからせしめたエリマキトカゲの着ぐるみを着せた。
「く……このような格好をさせられるとは、屈辱だ……」
「うーん、微妙」
 着せてから気づいたけど、エリマキトカゲは可愛くない。特に、首のビラビラなんて何考えてんだ!
「貴様、このようなものを着せておいて微妙とは何事だ!」
「いや、可愛くないし」
「か、可愛くないのは……しかたなかろう、私が着ているのだから」
 なんて言って、みことは俯いてしまった。
「いや、みこと自身は死ぬほど可愛いよ。俺はエリマキトカゲの話をしてるだけで」
「か! かかか可愛いとは何事だ! ふざけるな!」
 俺の言葉に憤慨するみこと。顔が真っ赤なので怖くない。むしろ愛しい。
「ふざけた覚えはないが……まぁいいや。みこと、思いつく限りの可愛いポーズして」
「断る! そういうことは、ちなみにでもやってもらえばよかろう!」
「賭けに負けたのは誰だったかなぁ? ……それとも、みことさんともあろう方が、ルールを無視するのかなぁ?」
「……くっ、……わ、分かった。やればいいのであろう! やれば!」
 みことは、両手の人差し指を頬にあて、にっこり笑った。
「…………」
「…………」
「……あああああ~! 見るな見るな見るな! もうよい! 満足したであろう! 終わりだ終わり!」
 みことは真っ赤な顔で早口にまくし立てて、着ぐるみを脱ごうとした。
「あ~みこと可愛い可愛い可愛い!」
「うわ、抱きつくな! やめよ、頭をなでるな!」
「はっはっは、可愛いなぁ、みことは可愛いなぁ」
「そんなに可愛い可愛いと言うな! ……は、恥ずかしいではないか」
 いかん。そんな顔されたら、我慢が……いや、そうだ!
「追加! 罰ゲーム追加! 放課後デートしよう! 決定! な?」
「……ば、罰ゲームなら仕方ないな。分かった、いいだろう」
 不満そうに言いながらも、みことは口元が緩んでいることに気がついていなかった。

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