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2026年03月16日
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【狐ちなみん】

2010年05月10日
 久々にKANONした。真琴シナリオクリアした。急ぎちなみの家に窓から侵入し、感想を伝える。
「狐っ子は最高です」
「……着替え中なのですが」
 ちなみはちょうど服を脱いでいるところだった。スリップだけで、ブラはしていない。
「ブラしないのはつるぺたいから?」
「…………」
 ちなみが引き出しからスタンガンを取り出したので、窓から逃げた。
 そんなことがあったのが一週間前。そして今。
「……狐ちなみです。こん、こん」
「風邪ですね。触診するから胸元をはだけて」
「…………」
 狐の格好をしたちなみに頬をつねられる。
「……折角タカシのために狐になったのに、タカシはひどいです。えっちです」
「えっちなのをやめると俺のアイデンティティが崩壊するので諦めてください」
「……すごく納得できます」
 自分で言っておいてなんだが、傷ついた。
「まぁ俺のことはいい。……ふむ、狐かぁ」
 ちなみを見ると、くりっとした目をこちらに向けてきた。不思議そうにこちらを見ている。
「…………」
 どれほど狐なのか試しに、指をちなみに近づけた。すると、くんくんと犬のように嗅ぐではないか。そして、ぱくりと俺の指を口に含んだ。
「…………」
 狐、か? どっちかと言えば猫とか犬みたいな……。
 けどまぁいいや! なんか可愛いし! 脳汁出そう!
「……タカシの顔、緩みすぎです」
 ちゅぽんと咥えていた指を離し、少し馬鹿にしたようにちなみが言った。
「だっ、誰が萌えてると!?」
「……そんなことは一言も言ってません」
 巧みな誘導尋問に敗北する。
「け、けど、狐って指咥えるか?」
「……噛み千切ったほうがよかったですか?」
 ちなみの無邪気な笑顔に戦慄する。
「そこまでMじゃないので勘弁願いたい。そうだな、狐……んー、えりまき?」
「……ないすあいでーあー」
 ちなみは俺のひざの上に対面で座り、ぎゅっと抱きついてきた。
「……どこが襟巻き?」
 条件反射的にちなみの頭をなでながら訊ねると、ちなみは俺の胸に顔をこすりつけながら答えた。
「……そんな難しいこと、わかんないです」
 難しいか? とにかく襟巻かないなら離れて……
「……やっぱり、タカシに抱かれると落ち着きます」
「…………」
 離れようと思ったけど、まぁ、もう少しいいか。
 ちなみが心ゆくまで抱っこしてあげた。

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【自動的なボクっ娘】

2010年05月10日
 登校してきた梓を捕まえ、いきなり切り出す。
「自動ドアやエスカレーターってあるよな。自動で動いて便利だよな」
「う、うん?」
「だから、おまえも自動的になれ。命令だ」
「じ、自動的に? なんで? 命令?」
「そうだな……とりあえず、俺を見かけたら『ごしゅじんさま、なでなでしてほしいです、わふわふ♪』と自動的に言え」
「なんでボクがそんなこと言わないといけないんだよぉ!」
「あと、俺の弁当も作ってこい。パンは飽きた」
「ヤだよ! めんどいもん」
「それから、学校の行き帰りは俺についてこい。鞄を持たしてやる」
「……タカシ、ボクの話聞いてる?」
「以上、追加もあるかもしれないが頼むな」
 梓の頭に手を載せると、怒られた。
「全然聞いてない! それならボクも言うよ! タカシは今日からボクの家来! 肩揉んだり鞄持ったり頭なでたりしないとダメなんだから!」
「よし、任せろ」
 片手で梓の肩を揉み、鞄をわきで挟み、あまった手で頭を撫でる。
「だ、誰も一度にしろとは言ってないよぉ!」
「いかがですか、梓様」
「やっぱり聞いてない!? あいたたた!」
 頭に置いた手に力を入れ、梓の頭をわしづかみにして宙吊りにする。
「軽いな。やっぱ乳がないと体重も軽くなるのか?」
「関係ないよぉ! いいから降ろせよ、ばかぁ!」
 これ以上いじめると本格的に泣かれそうなので、降ろす。
「ううううう……なんでいつもいつもいじめるんだよぉ!」
「愛情の裏返しじゃないか?」
「本人が言ったら信憑性0だよぉ! うわ~ん、タカシのばかぁ!」
「あーもう泣くな。子供かおまえは」
 泣いてしまった梓の頭を優しくなでると、すぐにはにかむような笑顔を見せてくれた。
 ……まったく。この笑顔を見たいからいじめてる、なんて言えないよな。

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【「わー!」って叫んで証拠隠蔽するツンデレ】

2010年05月10日
 食欲の秋ということで、道端を徘徊しながら腹をぐーぐー鳴らしつつ涎を垂らしていると、見るに見かねたのか、みことがなんか奢ってくれると。
 そんなわけでみことに連れられ、彼女の家へ。何を食わせてもらうのかと思えば、焼き芋をするらしい。
 庭の落ち葉をかき集め、薄高くつもったそこに芋と火を入れ待つことしばらく、焼き芋ができた。
「イモ美味し おならぷうぷう 5秒前」
「……最悪の俳句だな」
 焚き火を棒で軽くかき混ぜながら、吐き捨てるようにみことは言った。
「季語はおならぷうぷうです」
「まったく、相も変わらず別府は馬鹿だな」
 みことは焚き火の中から芋を取り出し、恐る恐る皮を剥き、そっとかぶりついた。
「あちちっ……ふーっ、ふーっ、ふーっ」
 熱かったのか必死に息を吹きかけるみことを見てると、知らず笑みがこぼれる。
「……なんだ、何がおかしい」
「んや、別に」
「……ふん。ふーっ、ふーっ、ふーっ」
「…………(なんか可愛いなぁ)」
「だ、だから何を笑っていると聞いている!」
「わ、笑ってません! だから火のついた棒を突きつけるのはやめて! 熱、熱い!」
 なんとかご機嫌を取って(頭なでなで)突くのをやめさせ、大人しく芋を食べさせる。とても熱かった。
「むぐむぐ……うむ、やはりイモはこうして焚き火で焼いて食うのが一番だな」
「確かに、風情があっていいな。また呼んでくれよ」
「し、仕方ないな。放ってまた徘徊されては敵わんからな。さて、火の始末を」
 ぷぅ。
「…………」
「…………」
 なにやら、甲高い音がした。俺じゃない。視線をみことに向ける。真っ赤な顔で、小刻みに震えていた。
「みこと、おまえ……」
「わー!」
「みこと、おまえおな……」
「わーっ! わーっ! わーっ!」
「オナニーしたことある?」
「何を聞いとるたわけっ!」
 どさくさに紛れて聞いたら真っ赤な顔で怒鳴られた。
「そ、そんなもの、その、……そんなにしたことない!」
 律儀に答えられても、俺に出来ることは赤面することぐらいだ。
「あ、赤くなるな! ……そんな反応されると、……その、だな」
「え、えーっと」
 なんか変な雰囲気になってしまったので、その空気を払拭すべく話を戻すことにした。
「そのだな、自慰も屁も誰でもするからあんま気にするな。幸い聞いてたの俺だけだし」
「(……だから気にするんじゃないか!)」
「ん? なんか言ったか?」
「何も言っておらん! だ、だいたい婦女子が屁などするわけないだろう! 貴様の幻聴だ!」
「いや、それはさすがに無理があるかと」
「いいや、幻聴だ! 違いない!」
 断言されると、そうかなぁという気になってくる。
「言われてみれば確かに幻聴かも。今も聞こえる大宇宙からの声がグリゴリビッチグリゴリビッチ」
 自分で言っててヤバイ人だとしか思えない。ほら、みこともちょっと怯えてる。ていうか引いてる。
「……冗談です。引かないでください」
「泣くぐらいなら言わなければいいものを……はぁ、本当馬鹿だな、別府は」
「馬鹿かもしれんが、屁はしないぞ」
「…………」
 失言に気づいたのは、みことが赤々と燃える木の棒を振りかざした時だった。
「俺を燃やしても食えませんよ?」
「食えはせんが、死にはするだろう?」
 超熱かった。近くに池があって助かった。

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【は虫類が大嫌いなツンデレ】

2010年05月10日
「かなみ、帰りにペットショップに寄らないか? ドッグフードが残り少ないんだ」
「なに? アンタドッグフードなんて食うの?」
「そんなわけないだろう。愛犬『ネコ』の主食だ」
「犬なのにネコ!? ていうか、それ名前!?」
「で、どうだ? 俺としてはかなみと一緒に行きたいのだが」
「う……し、仕方ないわね。行ってあげるわよっ」
「感謝する」
「そ、そんなことくらいで感謝しないでよっ。あたしが冷たいみたいじゃない」
「そうじゃない。かなみと少しでも一緒にいられることに感謝しただけだ」
「うっ……そ、そういうことを平然と言うなっ!」
 真っ赤なかなみから平手を受けたものの、約束は取り付けた。
 放課後、俺はかなみと一緒にペットショップのドアをくぐった。
「いらっしゃいませ~♪」
 可愛らしい店員さんがにこやかに俺達を迎えいれる。俺は早速いつも買ってる銘柄のドッグフードがあるか訊ねた。
「タカシ、あたしちょっとペット見てくるね」
 うなずきで返事し、店員と会話を再開する。幸運なことに、目的の品はセール中だったので大量に買う。
 用は済んだので、かなみを探す。狭い店内だったので、すぐ見つかった。だが、様子がおかしい。
 顔色は青白く、体はかすかに震えている。そして、視線はまっすぐ──ケージの中のイグアナに向けられていた。
「かなみ、どうした? 顔色が優れないようだが」
「あ、う、ううん、なんでもない」
「なんでもない、というには少々無理があるように思えるが……ああ、そうか」
「な、なによ!」
「便意を催したのだろう? トイレならそこの通路をまっすぐ突き当たった先に」
 殴られた。
「違うわよ! デリカシーないわね!」
「ふむ……なら、そこのは虫類が怖いのか?」
「なっ、なんであたしがこんな恐竜の赤ちゃんを怖がらなくちゃいけないのよっ!」
「なんでと言われても、そのようにしか見えないから、としか言いようがない」
「うっ……」
 かなみは一瞬狼狽したあと、敢然と言い返してきた。
「怖くなんかないわよ! ただ、ちょっとあの表面のぬめっとしたところとか、何考えてるか分かんない目とかが嫌なだけよ!」
「なるほど、そういった箇所が苦手なのか」
「こ、怖くないのよ? ホントよ?」
「俺としては怖がって欲しいがな。そうすれば、かなみを抱きしめて安心させるという大義名分ができるのだから」
「……アンタね」
「なんだ?」
「……馬鹿でしょ?」
「……賢くなろうと努力はしてるんだが、これがなかなか」
 情けなくて軽く頭を掻こうと持ち上げた手を、かなみが無理やり握った。
「……でも、正直な分マシな馬鹿ね」
 聞こえないくらい小さな声で、そう言った。
「そういう、かなみの優しいところが好きなんだ。俺は」
「だっ、誰も優しくなんてないわよっ! 変なこと言うな、ばかっ!」
 かなみの顔が目に見えて赤く染まっていく。
「仲が良いわねぇ、学生さん」
 笑顔を向ける店員さんに、俺は笑顔で言った。
「最高のバカップルですから」
「誰がバカップルかっ!」
 照れ隠しのキックを受けて棚に激突しながらも、俺は笑顔のままだった。

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【ツンデレになんで秋休みが無いのかなって言ったら】

2010年05月09日
「なーちなみ、なんで秋休みってないんだ?」
「……そんなこと知らない」
「いや、本当は休みで、みんなどっかで集まって寿司やケーキを食べてるんだ! 今話してるおまえは俺の幻覚だ!」
「…………(また始まった)」
「俺も食いたい! 寿司! ケーキ! 寿司! ケーキ!」
「……うるさい」
「もが」
 ちなみに何かを口に詰め込まれた。
「むぐむぐ……うまいな。これなんだ?」
「消しゴム」
「ぺっぺっぺ! 何しやがる!」
「……ショートケーキの匂いつき」
「ん? くんくんくん……なるほど、言われてみれば確かに。ほら、ちなみも匂え」
「……嫌。タカシの唾液がべっとりついてる」
「これって間接キスだよな。ほら、匂え。むしろ口に含め」
「……嫌がらせだ。もうこの消しゴム使えない」
 一体誰が消しゴムを人の口に詰め込んだのか、よく考えたほうがいいと思う。
「……タカシはひどい人だ。私の大切なものを傷物にして、平気な顔してる」
 その言い方はどうかと思う。
「ちょっと聞いた? 別府くん、ちなみを傷物にしたって」
「別府サイテー」
 まるで示し合わせたかのように、クラスメイトたちがちょうど俺に聞こえるくらいの声で囁き合い出した。
「なんでそんな話になってんだよ! 俺はただ単に、なんで秋休みがないか知りたかっただけなんだ!」
「……国が決めたから」
「ああ、そうか」
 国が決めたのなら仕方ないので着席すると、担任が来たので寝ようぐぅ。

「……ちゅっ」
 ちなみは静かに消しゴムに口付けしたことを、いびきをかいてるタカシは知らない。

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