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2026年03月15日
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【ツンデレに「金ならある、俺はないけど。きっとどこかにあるさ」と言ったら】
2010年05月21日
いずみにカツアゲされた。
「あんな、金返してくれへん? 先月貸したやつ。2000円」
「誰か助けてぇ!」
得意の萌えっ子ボイスで助けを求めたら、殴られた。
「何を叫んでんねん、アホ!」
「いきなり友人にカツアゲされるという境遇に陥ったため、頭がおかしくなったんだ」
「アンタ、いっつも頭おかしいで?」
あんまりな台詞に泣きそうだ。
「カツアゲちゃう。借金の取立てや。利子ついてもう3000円になってるで、借金」
俺の手を振り払いながら、いずみはとんでもないことを言い出した。
「馬鹿な! 利子が1000円って、どんだけあくどい商売なんだよ!」
「うちに借りたアンタが悪い。さ、耳揃えて返してんか」
「……金なら、ある」
「あ、ホンマか? なら……」
一転して笑顔で催促するいずみを、俺は手で制した。
「俺はないけど、きっとどこかにあるさ!」
さわやかな笑顔でサムズアップ。この爽やかさ、もう借金のことなんてどうでもよくなっているだろう。
「…………」
腕を極められた。おかしい。
「何考えてんねん! アンタが持ってなかったら、どこかにあっても意味ないやんか!」
「そうでもないぞ。銀行強盗でもすりゃ、あっという間にお金持ち。いぇーい、はっぴー」
「捕まったらどうすんねん」
「そういう難しいことは、考えなくていい」
腕を極められた。めりめり、と破滅の音がする。
「アンタなぁ、ええから早よ返してんか。うちにかって色々予定あんねんから」
「分かった分かった。もうちょいしたらバイト代入るから、それまで待って」
折れかけた手をさすりながらそう言うと、いずみは少し甘えた声で言った。
「うち、たこ焼き食べたいなぁ~。食べたら、もうちょっと待てそうやな~」
「……金のない俺にたかるのか」
「借金が一万円になってもええんやったら、別に奢ってくれんでもええけどな」
「さぁ行こうたこ焼き食いに! 正直死にそうなほど金ないからそんなには奢れないけど!」
「しゃあないなぁ。……ほな、ひとつのたこ焼きを二人で食べよか♪」
まぁ、この笑顔を見れるなら瀕死の財布を使うのもいいかな、と思った。
「あんな、金返してくれへん? 先月貸したやつ。2000円」
「誰か助けてぇ!」
得意の萌えっ子ボイスで助けを求めたら、殴られた。
「何を叫んでんねん、アホ!」
「いきなり友人にカツアゲされるという境遇に陥ったため、頭がおかしくなったんだ」
「アンタ、いっつも頭おかしいで?」
あんまりな台詞に泣きそうだ。
「カツアゲちゃう。借金の取立てや。利子ついてもう3000円になってるで、借金」
俺の手を振り払いながら、いずみはとんでもないことを言い出した。
「馬鹿な! 利子が1000円って、どんだけあくどい商売なんだよ!」
「うちに借りたアンタが悪い。さ、耳揃えて返してんか」
「……金なら、ある」
「あ、ホンマか? なら……」
一転して笑顔で催促するいずみを、俺は手で制した。
「俺はないけど、きっとどこかにあるさ!」
さわやかな笑顔でサムズアップ。この爽やかさ、もう借金のことなんてどうでもよくなっているだろう。
「…………」
腕を極められた。おかしい。
「何考えてんねん! アンタが持ってなかったら、どこかにあっても意味ないやんか!」
「そうでもないぞ。銀行強盗でもすりゃ、あっという間にお金持ち。いぇーい、はっぴー」
「捕まったらどうすんねん」
「そういう難しいことは、考えなくていい」
腕を極められた。めりめり、と破滅の音がする。
「アンタなぁ、ええから早よ返してんか。うちにかって色々予定あんねんから」
「分かった分かった。もうちょいしたらバイト代入るから、それまで待って」
折れかけた手をさすりながらそう言うと、いずみは少し甘えた声で言った。
「うち、たこ焼き食べたいなぁ~。食べたら、もうちょっと待てそうやな~」
「……金のない俺にたかるのか」
「借金が一万円になってもええんやったら、別に奢ってくれんでもええけどな」
「さぁ行こうたこ焼き食いに! 正直死にそうなほど金ないからそんなには奢れないけど!」
「しゃあないなぁ。……ほな、ひとつのたこ焼きを二人で食べよか♪」
まぁ、この笑顔を見れるなら瀕死の財布を使うのもいいかな、と思った。
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【わきの下で1秒間に10個おにぎりを作ることのできるタカシ】
2010年05月21日
メイシンがおにぎりを食ったことがないと言うので、作って食わせてやった。
「おいしネ! これ、凄くおいしネ!」
「俺の血と汗と涙と得体の知れない何かの結晶だ。味わってくれ」
「……それ聞くと物凄くまずくなるから、言葉て不思議ネ」
口に入れたおにぎりを嫌そう咀嚼しながら、それでもメイシンは次々とおにぎりを食べていった。
「むぐむぐ……やっぱおいしネ。タカシ、もっと作るヨロシ」
「白っぽくて粘々した液体を入れていいなら」
殴られた。色んな奴に殴られたけど、メイシンの突きが一番痛い。
「何考えてるカ! タカシはやぱり馬鹿ね!」
「それとも直接飲むか?」
殴られて壁まで吹き飛んだ。突っ込みに中国拳法使うのは、やめていただきたい。
「ごめんなさい冗談です……えぐっ」
「いいから早く作るネ! ワタシお腹空いたネ!」
メイシンに急かされ、台所へ向かう。
普通に手で握ってもできないことはないが、どうしても作るのが遅くなる。メイシンを待たせないためにも、ここは一つ特技を用いるか。
まず服を脱ぎ、炊飯器を開ける。そしておもむろに米を取り、わきに当てる。で、わきを閉じる。はい、完成。
この技なら、1秒で10は作れるだろう。難点はわき毛やら汗が多少おにぎりに付着することだが、まぁ瑣末な事だろう。
出来上がったおにぎりを山盛り皿に載せ、メイシンに持っていく。
「うぃ、追加だぞー」
「待てたネ!」
皿を机に置くと、メイシンは恐ろしい勢いでおにぎりを口に入れた。まぁ、自分の作ったものを喜んで食ってもらうと嬉しいよな。
なんて思って見てると、ぴたりとメイシンの動きが止まった。ゆっくりと自分の手を口の中に入れ、中から何か取り出した。……ちぢれた、毛だ。
「……タカシ。まさかホントに白いの、入れたカ……?」
「ち、違う! んなことやってない! たぶんそれは俺のわき毛だ!」
俺は誤解を解くため、いかにしておにぎりを製造したか事細かに説明した。
「……そカ。白いのは入れてないカ」
「理解していただいて幸いです」
「……でも、わきで作ったの食べさすなんて最低ネ。タカシは一度死んだ方がいいネ!」
善意は伝わりにくいものだなぁ、と壁にめり込んだまま思った。
「おいしネ! これ、凄くおいしネ!」
「俺の血と汗と涙と得体の知れない何かの結晶だ。味わってくれ」
「……それ聞くと物凄くまずくなるから、言葉て不思議ネ」
口に入れたおにぎりを嫌そう咀嚼しながら、それでもメイシンは次々とおにぎりを食べていった。
「むぐむぐ……やっぱおいしネ。タカシ、もっと作るヨロシ」
「白っぽくて粘々した液体を入れていいなら」
殴られた。色んな奴に殴られたけど、メイシンの突きが一番痛い。
「何考えてるカ! タカシはやぱり馬鹿ね!」
「それとも直接飲むか?」
殴られて壁まで吹き飛んだ。突っ込みに中国拳法使うのは、やめていただきたい。
「ごめんなさい冗談です……えぐっ」
「いいから早く作るネ! ワタシお腹空いたネ!」
メイシンに急かされ、台所へ向かう。
普通に手で握ってもできないことはないが、どうしても作るのが遅くなる。メイシンを待たせないためにも、ここは一つ特技を用いるか。
まず服を脱ぎ、炊飯器を開ける。そしておもむろに米を取り、わきに当てる。で、わきを閉じる。はい、完成。
この技なら、1秒で10は作れるだろう。難点はわき毛やら汗が多少おにぎりに付着することだが、まぁ瑣末な事だろう。
出来上がったおにぎりを山盛り皿に載せ、メイシンに持っていく。
「うぃ、追加だぞー」
「待てたネ!」
皿を机に置くと、メイシンは恐ろしい勢いでおにぎりを口に入れた。まぁ、自分の作ったものを喜んで食ってもらうと嬉しいよな。
なんて思って見てると、ぴたりとメイシンの動きが止まった。ゆっくりと自分の手を口の中に入れ、中から何か取り出した。……ちぢれた、毛だ。
「……タカシ。まさかホントに白いの、入れたカ……?」
「ち、違う! んなことやってない! たぶんそれは俺のわき毛だ!」
俺は誤解を解くため、いかにしておにぎりを製造したか事細かに説明した。
「……そカ。白いのは入れてないカ」
「理解していただいて幸いです」
「……でも、わきで作ったの食べさすなんて最低ネ。タカシは一度死んだ方がいいネ!」
善意は伝わりにくいものだなぁ、と壁にめり込んだまま思った。
【ぽめらにあんかなみん】
2010年05月21日
かなみと賭けをした。連勝した。もうこれ以上はやめといたほうがいいんじゃないか、と俺が心配になるくらい勝った。実はイカサマ。
「賭けに負けまくったかなみさんには、これを着てもらいまーす」
あらかじめ用意しておいた鞄の中から、物を出す。
「何コレ……犬の着ぐるみ? ポメラニアン?」
「ポメラニアンになって俺に甘えろ」
「絶対イヤ!」
「敗者にそんな言葉が言えるとでも? まぁ、嫌なら裸踊りでもいいが」
「ぐっ……ぐぎぎぎぎ……いいわ、いいわよ! 分かった、着るわよ!」
神速で着ぐるみを渡し、着替え終わるのを待つ。じっと待つ。発狂しそうになるが待つ。
「……ど、どうよ。ポメラニアンよ。……きゃん、きゃん」
頬を染め、かなみはポメラニアンになって現れた。
「おお……かなみ、ありえないくらい可愛い」
「う……あ、ありがと。……じゃなくて! いい!? 嫌々なんだからね!」
そう前置きして、かなみはあぐらをかいた俺の膝の上に対面で座った。
「ぅあ……」
「……わん」
少し怒ったような目をして、かなみはすりすりと俺の顔に頬擦りした。
……いかん。可愛すぎて鼻血出そう。
「……何よ、変な顔して。……嫌々なんだからね」
わん、と付け足してかなみは俺の胸に軽く抱きついた。
「……ああ、可愛いなぁ。かなみは可愛いなぁ。すごいなぁ」
あまりの可愛さに、かなみの頭をなでる。
「あ……きゅ、きゅ~ん♪」
かなみはまんざらでもない声をあげ、もっとなでてくれ、とでも言わんばかりに俺を見上げた。
「ああ、イカサマしてでも勝ってよかった……」
「ん……へ、イカサマ!?」
しまった、口が滑った。殺されるかな、と思ったがかなみは動かない。
「……い、イカサマでも何でも負けは負けよ。……いいから、続けるわよ」
ごろごろと俺の膝で転がるかなみに、俺は助かった事と、この時間が続く事両方の安堵の息を吐いた。
「賭けに負けまくったかなみさんには、これを着てもらいまーす」
あらかじめ用意しておいた鞄の中から、物を出す。
「何コレ……犬の着ぐるみ? ポメラニアン?」
「ポメラニアンになって俺に甘えろ」
「絶対イヤ!」
「敗者にそんな言葉が言えるとでも? まぁ、嫌なら裸踊りでもいいが」
「ぐっ……ぐぎぎぎぎ……いいわ、いいわよ! 分かった、着るわよ!」
神速で着ぐるみを渡し、着替え終わるのを待つ。じっと待つ。発狂しそうになるが待つ。
「……ど、どうよ。ポメラニアンよ。……きゃん、きゃん」
頬を染め、かなみはポメラニアンになって現れた。
「おお……かなみ、ありえないくらい可愛い」
「う……あ、ありがと。……じゃなくて! いい!? 嫌々なんだからね!」
そう前置きして、かなみはあぐらをかいた俺の膝の上に対面で座った。
「ぅあ……」
「……わん」
少し怒ったような目をして、かなみはすりすりと俺の顔に頬擦りした。
……いかん。可愛すぎて鼻血出そう。
「……何よ、変な顔して。……嫌々なんだからね」
わん、と付け足してかなみは俺の胸に軽く抱きついた。
「……ああ、可愛いなぁ。かなみは可愛いなぁ。すごいなぁ」
あまりの可愛さに、かなみの頭をなでる。
「あ……きゅ、きゅ~ん♪」
かなみはまんざらでもない声をあげ、もっとなでてくれ、とでも言わんばかりに俺を見上げた。
「ああ、イカサマしてでも勝ってよかった……」
「ん……へ、イカサマ!?」
しまった、口が滑った。殺されるかな、と思ったがかなみは動かない。
「……い、イカサマでも何でも負けは負けよ。……いいから、続けるわよ」
ごろごろと俺の膝で転がるかなみに、俺は助かった事と、この時間が続く事両方の安堵の息を吐いた。
【ゲーム「デッドオアアライブ」に嫉妬しまくるツンデレ】
2010年05月20日
メイシンがゲームをしたことがないと言うので、帰宅中に拉致した。
「いきなり何するカ! タカシこれ犯罪アル!」
「そんな些細なこと気にするな。それよりゲームしようぜ、ゲーム」
縄で縛られたメイシンを解放し、xboxの電源を入れる。
「なんでタカシなんかとゲームしないといけないアルか。ワタシ、今日は早く帰て店の手伝いしたいネ」
メイシンの家は中華料理屋だ。俺もたまに行く。ラーメンが絶品。あと親父さんが怪しすぎる。なんでエプロンにいつも血がついてんだ。
「後で俺も手伝ってやるから、いいだろ? ちょっとでいいから。な?」
「……ま、まぁ、手伝うなら別にいいネ。言とくけど、バイト代なんか出ないアルよ」
「いいよ、好きでやることだから。それより早くやろーやろーやろー」
「ああもう、暴れないアル! ……はぁ~、凄い映像ネ」
テレビに映し出される美麗な映像に、メイシンは驚いているようだった。
「ふふん、凄いだろう」
「別にタカシが凄いわけじゃないネ。何いばてるか?」
「…………」
少し悲しくなる。
「あ、人出てきたね。……タカシ、なんか胸揺れてるアルよ」
「それだけがウリだからな。俺もそのためだけに買った」
「…………」
なんだか知らないが俺をにらんでるメイシンに軽く怯えながら、ゲーム開始。最初はどんなもんか見せるため、一人でやる。ちなみに俺の持ちキャラは中国娘。
「どうだ、この技すげーだろ?」
「……すごく胸揺れてるネ。……嫌がらせアルか?」
物凄く不満そうな顔で俺とテレビを交互に見るメイシンに、冷や汗が出る。そういやメイシンって、乳全然ないもんな。いや、その方が嬉しいけど!
「あ……えっと、別のしようか。な?」
CDを取り出し、別のを入れる。
「これなにアルか!」
しまった、これDOAX(注:スポーツゲームに見せかけたエロゲ)だった。
やばい、と思った瞬間xboxがメイシンの突きにより破壊された。
「あああああ! 貴様、何をする! 俺のおっぱいを返せ!」
「うるさいネ! こんなのやってるからタカシは馬鹿になるネ! いいから店行くアル!」
滂沱する俺の襟首を掴み、メイシンは家を出て店に向かった。
「ひっ、えぐっ、俺の……俺の、おっぱいが……」
「ああもう、うるさいアル! そんなに見たいのならワタシの……」
はたと自分の言葉に気づき、メイシンは顔を赤らめた。
「私の? ……見ていいのか?」
「~~~~~ッ! い、いいから早く店行くアル! 死ぬほどコキ使うアル!」
顔を真っ赤に染めたメイシンに引っ張られながら、俺は、まぁいいか、なんて思っていた。
「いきなり何するカ! タカシこれ犯罪アル!」
「そんな些細なこと気にするな。それよりゲームしようぜ、ゲーム」
縄で縛られたメイシンを解放し、xboxの電源を入れる。
「なんでタカシなんかとゲームしないといけないアルか。ワタシ、今日は早く帰て店の手伝いしたいネ」
メイシンの家は中華料理屋だ。俺もたまに行く。ラーメンが絶品。あと親父さんが怪しすぎる。なんでエプロンにいつも血がついてんだ。
「後で俺も手伝ってやるから、いいだろ? ちょっとでいいから。な?」
「……ま、まぁ、手伝うなら別にいいネ。言とくけど、バイト代なんか出ないアルよ」
「いいよ、好きでやることだから。それより早くやろーやろーやろー」
「ああもう、暴れないアル! ……はぁ~、凄い映像ネ」
テレビに映し出される美麗な映像に、メイシンは驚いているようだった。
「ふふん、凄いだろう」
「別にタカシが凄いわけじゃないネ。何いばてるか?」
「…………」
少し悲しくなる。
「あ、人出てきたね。……タカシ、なんか胸揺れてるアルよ」
「それだけがウリだからな。俺もそのためだけに買った」
「…………」
なんだか知らないが俺をにらんでるメイシンに軽く怯えながら、ゲーム開始。最初はどんなもんか見せるため、一人でやる。ちなみに俺の持ちキャラは中国娘。
「どうだ、この技すげーだろ?」
「……すごく胸揺れてるネ。……嫌がらせアルか?」
物凄く不満そうな顔で俺とテレビを交互に見るメイシンに、冷や汗が出る。そういやメイシンって、乳全然ないもんな。いや、その方が嬉しいけど!
「あ……えっと、別のしようか。な?」
CDを取り出し、別のを入れる。
「これなにアルか!」
しまった、これDOAX(注:スポーツゲームに見せかけたエロゲ)だった。
やばい、と思った瞬間xboxがメイシンの突きにより破壊された。
「あああああ! 貴様、何をする! 俺のおっぱいを返せ!」
「うるさいネ! こんなのやってるからタカシは馬鹿になるネ! いいから店行くアル!」
滂沱する俺の襟首を掴み、メイシンは家を出て店に向かった。
「ひっ、えぐっ、俺の……俺の、おっぱいが……」
「ああもう、うるさいアル! そんなに見たいのならワタシの……」
はたと自分の言葉に気づき、メイシンは顔を赤らめた。
「私の? ……見ていいのか?」
「~~~~~ッ! い、いいから早く店行くアル! 死ぬほどコキ使うアル!」
顔を真っ赤に染めたメイシンに引っ張られながら、俺は、まぁいいか、なんて思っていた。
【人類最強なツンデレ】
2010年05月20日
流れの鍼灸師に鍼を打たれ、かなみは人類最強と思えるほど強くなってしまった。
「ど、どうしようタカシ~」
「ええい近寄るな! おまえが触れたもん全部壊れてるじゃねえか!」
「だ、だって仕方ないじゃない! 力がコントロールできないんだから!」
教室のドアもコンパクトになり、踏み抜かれた床は痛々しくささくれ立ち、机は飴細工のようにぐにゃりと変形している。
「仕方ない……ここは『誤射のタカシ』と呼ばれた俺が鍼を打って治してやろう」
「全く信頼できない異名ね……」
「大丈夫、大船に乗ったつもりでいろ」
「タイタニック号とか言わないわよね?」
「…………」
「なんか言いなさいよっ!」
なんだか知らないがうるさいかなみを無視し、鍼を用意する。無論そんなの持ってない。困った。
「これでいいか……」
「これでいい!? ちょ、ちょっとホントに大丈夫なの?」
落ちてたヘアピンを適当に伸ばしながら、かなみに近づく。
「ほれ、打てないから脱げ。そして瑞々しい肢体を衆目に晒せ」
「こんなとこで脱げるわけないでしょ、馬鹿! ほら、来なさい!」
かなみに手を掴まれ、教室を出る。手首が千切れそうなほど痛い。でも、男だから我慢。
「ここなら……アンタ何顔真っ青にしてんのよ!」
適当な空き教室に入ったところで、手首が痛いのがばれた。
「手が痛くて」
「なんか言いなさいよ! ああもう、手真っ赤じゃない! 普段いらんことばっか言ってるくせに、なんでこういう時は黙ってるのよ……」
急にしおらしくなったかなみの一瞬の隙を突き、適当に服の上から鍼を打つ。
「いったーーーーーーーーーー! 何すんのよこの馬鹿!」
殴り飛ばされ、放置された机に激突する。
「あ……つい殴っちゃった。た、タカシ、大丈夫……?」
「…………」
「やだ……ちょっと、返事してよタカシ……ねぇ、生きてるでしょ? ねぇ……」
「…………」
「ちょ……やだ、死んだらダメだよタカシ! ねぇ、返事しなさいよ! タカシ!」
「……ったく、うっせえなぁ。おちおち気絶もできやしねぇ」
ほんの少しの間だけ、気絶していたようだ。目を開くと、涙を滲ませたかなみがいた。
「お、成功したか? いやー、やるなぁ俺」
「……こ、この馬鹿! 適当に打ったでしょ!」
ゴシゴシと目元を袖で拭きながら、噛み付くようにかなみは言った。
「まぁ治ったみたいだし、結果オーライ。よかったじゃん、普通の筋力に戻って」
「あー……うん、まぁ、そうね。その……えっと、ありがと」
少しはにかんで、かなみは俺に礼を言った。
「うむ、感謝しろ。そうだな、礼はかなみの初めてでいいぞ」
かなみが礼を言ったことに少なからず驚きながらも、それをおくびにも出さず俺は憎まれ口を叩いた。
「…………」
「ん? どした震えて。寒いのなら俺が暖めて」
「せっかく人が感謝してるってのに、どうしてアンタはそうなのよーーーーッ!!!」
殴り飛ばされ、再び机に激突する。床を踏み鳴らして教室から出て行くかなみを見ながら、偶然にしろなんにしろ、治ってよかったなと思った。
「ど、どうしようタカシ~」
「ええい近寄るな! おまえが触れたもん全部壊れてるじゃねえか!」
「だ、だって仕方ないじゃない! 力がコントロールできないんだから!」
教室のドアもコンパクトになり、踏み抜かれた床は痛々しくささくれ立ち、机は飴細工のようにぐにゃりと変形している。
「仕方ない……ここは『誤射のタカシ』と呼ばれた俺が鍼を打って治してやろう」
「全く信頼できない異名ね……」
「大丈夫、大船に乗ったつもりでいろ」
「タイタニック号とか言わないわよね?」
「…………」
「なんか言いなさいよっ!」
なんだか知らないがうるさいかなみを無視し、鍼を用意する。無論そんなの持ってない。困った。
「これでいいか……」
「これでいい!? ちょ、ちょっとホントに大丈夫なの?」
落ちてたヘアピンを適当に伸ばしながら、かなみに近づく。
「ほれ、打てないから脱げ。そして瑞々しい肢体を衆目に晒せ」
「こんなとこで脱げるわけないでしょ、馬鹿! ほら、来なさい!」
かなみに手を掴まれ、教室を出る。手首が千切れそうなほど痛い。でも、男だから我慢。
「ここなら……アンタ何顔真っ青にしてんのよ!」
適当な空き教室に入ったところで、手首が痛いのがばれた。
「手が痛くて」
「なんか言いなさいよ! ああもう、手真っ赤じゃない! 普段いらんことばっか言ってるくせに、なんでこういう時は黙ってるのよ……」
急にしおらしくなったかなみの一瞬の隙を突き、適当に服の上から鍼を打つ。
「いったーーーーーーーーーー! 何すんのよこの馬鹿!」
殴り飛ばされ、放置された机に激突する。
「あ……つい殴っちゃった。た、タカシ、大丈夫……?」
「…………」
「やだ……ちょっと、返事してよタカシ……ねぇ、生きてるでしょ? ねぇ……」
「…………」
「ちょ……やだ、死んだらダメだよタカシ! ねぇ、返事しなさいよ! タカシ!」
「……ったく、うっせえなぁ。おちおち気絶もできやしねぇ」
ほんの少しの間だけ、気絶していたようだ。目を開くと、涙を滲ませたかなみがいた。
「お、成功したか? いやー、やるなぁ俺」
「……こ、この馬鹿! 適当に打ったでしょ!」
ゴシゴシと目元を袖で拭きながら、噛み付くようにかなみは言った。
「まぁ治ったみたいだし、結果オーライ。よかったじゃん、普通の筋力に戻って」
「あー……うん、まぁ、そうね。その……えっと、ありがと」
少しはにかんで、かなみは俺に礼を言った。
「うむ、感謝しろ。そうだな、礼はかなみの初めてでいいぞ」
かなみが礼を言ったことに少なからず驚きながらも、それをおくびにも出さず俺は憎まれ口を叩いた。
「…………」
「ん? どした震えて。寒いのなら俺が暖めて」
「せっかく人が感謝してるってのに、どうしてアンタはそうなのよーーーーッ!!!」
殴り飛ばされ、再び机に激突する。床を踏み鳴らして教室から出て行くかなみを見ながら、偶然にしろなんにしろ、治ってよかったなと思った。


