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2026年03月20日
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【ボクっ娘が告白と勘違いしたら】

2010年02月12日
 こんにちは、今日もボクっ娘に餌付けされる俺です。
「なんでいっつもボクがタカシなんかにご飯作らなきゃいけないんだよ……」
「たぶん、放っておかれると餓死からじゃないかな?」
「分かってるなら自分でどうにかする努力しろっ!」
 とか言いつつも、俺に飯をよそってくれる梓はいい奴だと思う。
「いただきます」
「おあがりなさい。まったくさぁ、今はいいけど、こんなじゃ将来困るよ?」
「むしゃむしゃ……何がだ?」
「ほら、……いつまでもボクが側にいる保障があるわけじゃないんだし」
 少し寂しそうに、梓は焼きたての魚を箸でつついた。
「……そうか? 俺にはずっとお前が側にいるようなヴィジョンしか浮かばないんだが」
「え……えええええっ!? そそそっ、それって……それって、それって!」
 突然梓が超うるせえ。
「いや、よく考えたら徐々にうるさくなる奴なんていないよな。はっはっは。ご飯おかわり」
「おかわりとかはどーでもよくて! ……あ、あの、それってさ、そーゆーことなの?」
 俺の大事すぎる用事をどうでもいい扱いし、梓はよく分からないことを言い出した。
「そうだ」
 分からない時は肯定しておけという恩師の教えを思い出し、強くうなずく。
「は、はぅぅぅぅ……」
 梓が沸いた。湯気出てる、湯気。
「よく分からんが、おかわりくれ」
「う、うん! ……はい、あなた。なんちゃって! なんちゃって!」
 なんか盛大に照れながら転がりまわってますよ。テンションについていけない。いや、負けるな俺! 全力でテンションを上げろ!
「ウヒヒヒヒヒヒヒヒ! ウヒ、ウヒヒヒ!」
 よし、全力でひかれた。
「なんか分からんが、落ち着け」
「言われなくても落ち着いたよ。むしろ落ち込んだよ……」
 なんでやねん。
「うー……早まったかなあ。でも、こーゆー変なところも好きだしなぁ……ちょっとずつ減らしてもらえばだいじょぶかな?」
「告白された」
「しっ、してないよっ! ボクが先にされたの!」
「? 何を言ってるのだろうか、この娘は」
「言ったじゃん! じゃんじゃんじゃん! ずっと側にいてくれって!」
「もぐもぐ……言ったかなぁ……ずずーっ、ん、みそ汁ダシ変えたか?」
「ううん、お味噌の種類変えたの。どう? おいしい?」
「おいしい。前のも好きだけど」
「そっか、よかった♪ ……じゃなくてえ!」
 さっきまでニコニコしてた奴が突然力強くテーブルを叩いたので、びっくりした。
「告白したじゃんかあ! さっき! ずっと側にいるびじょんがどーとかって!」
「む? むぅ……あ、ああ、言ったな」
「ほれ見たことか!」
 何がだ。
「いや、それと告白とどう繋がるのだ。ツナガル☆バングル」
「繋がりまくり☆ばんぐりまくりだよっ! つまり、ボクにずっと側にいてほしいってことだろ? それもー告白だよ!」
「ばんぐりまくりって何?」
「そんなところに食いつくなっ! それ言い出したらタカシが先に言ったツナガル☆バングルの方が意味分かんないよっ!」
「じゃあ説明してやる。ツナガル☆バングルとは、俺が以前体験版で遊んだゲームで、割と面白かったような記憶がある」
「そんな説明のーせんきゅーだよっ! ていうかいうかていうかさ、……あの、告白のつもりじゃなかったの?」
 こっくりうなずくと、梓の顔が赤やら青やらになって大変愉快。
「……た、タカシはさ、さっきまでのやりとり、忘れたよね?」
「俺が誰かの弱みをたやすく忘れるような聖人君子に見えるか?」
「……忘れないと、もータカシにご飯作ってやんない」
「лиёЩбЯгф」
「日本語は忘れなくていいの!」
「なんだ。ま、アレだ。兵糧攻めに遭っては敵わないので、とりあえず忘れてやろう」
「なんでそんな偉そうなんだよ……」
「好かれてる側だから」
「わ、忘れろって言ってるだろ、ばかっ!」
 真っ赤な顔でみそ汁をばしゃばしゃかけてくる梓だった。ていうか超熱い。やめてください。

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【ツンデレに太った?って言ったら】

2010年02月12日
 知らない間に俺がみことの鞄持ちになってる件。
「遅いぞ、愚図。この私を待たせるとは何事だ。貴様の一秒と私の一秒、比べるのもおこがましいほどの価値の差があるか理解しているか、低脳め……うああっ、ぐりぐりするなっ!」
 折角迎えに来たのに朝から不愉快な事を言う娘のこめかみをぐりぐりする。
「謝ったらぐりぐりしない」
「だっ、誰が貴様のような下等生物に謝罪など……ああ痛い痛いごめんなさい私が悪かったです!」
 簡単に折れたので、手を離してやる。
「い、いたた……貴様! このみこと様の可憐なる脳細胞が死滅したらどうする! 世界にとってどれほどの痛手になるか分かっているのか!」
「ぐりぐり程度で滅する細胞なら、俺が手を出さなくても死んでると思わるる」
「うるさい馬鹿!」
 騒いでるのは目の前のちっこいのだけだよなあ、と思いながらみことを眺める。
「……な、何を見ている。ま、まあ、この私の美麗なる姿、肢体に見とれるのも無理はない話だ。よ、よし、特別だ。今だけ見つめる事を許可しよう」
 不愉快なので鼻をつまんでやる。
「ひゃ、ひゃなをつまむなあ!」
「乳首をつまめというのか! とてもいい案だ! 流石は天才、着目点が常人と違う!」
 物凄い勢いで手を噛んできたので、違うみたい。
「歯型がつきましたが」
「うるさいっ、このド低脳が! 貴様の脳は赤褐色に変色しているに違いない!」
「いやあ」
「何を照れている!? ああもうっ、貴様といたら調子が狂う! いいから早く学校へ行くぞ! ほら、鞄を持て!」
 ぶっきらぼうに差し出された鞄を受け取る。重い。
「太ったか?」
「太ってない!!!!!」
 なんかものすげー怒られた。
「いや、鞄の話。重いんだけど」
「な、なんだ……今日は辞書を入れているからな。まあ、私には必要ないものだが」
 信じられないことだが、みことは七ヶ国語以上を話せる何リンガルやねんという才女だ。流石は同級生でありながら幾つもの博士号を持つ女。……ん?
「必要ないなら、なんで辞書なんか持ってるんだ?」
 そう言うと、みことは目に見えてうろたえた。
「い、いや、その……貴様がいつもいつも忘れて教師如きに怒られて、その……」
 何かゴニョゴニョ言っているようだが、声が小さすぎて聞き取れない。
「聞こえん。性感帯を言う時はもっと大きな声で」
「貴様のような低脳に言う必要などないッ!」
 耳キーンってなった。あまりの音量にクラクラする。するあまり足がもつれ、体がよろけてみことにもつれて。
「「あ」」
 こう、手がね。手の野郎がいい感じにみことの胸部をね、こう、もにゅっと。いや、そんなボリューム感はないな。
「どちらかと言えばむにむに? いや、ぺたぺただな。はっはっは」(もみもみ)
「揉むなッ!」
 目にも止まらぬ速度の掌底が人中に叩き込まれる。とても痛い。
「この私の……誰にも触らせたことのない私の胸を、よくも!」
 いかん、死ぬ。
「貴様は私の下僕、いや奴隷として一生を送れ! 命令だ、拒否は許さん!」
 死ぬより大変っぽい事態が舞い起こっている。
「いやらしいことしていいならやる」
「だっ、ダメに決まっているだろう、この変態めが! 貴様は私に命じられたまま動けばいいのだ!」
「命令了解。直ちにみことの乳を揉む」
「そんな命令などしてないッ!」
「しまった、揉むほどボリュームがない!」
「あるわっ! さっき揉んだろうが!」
「いや、それは別府家に古来から伝わる秘術の賜物であり、一般人には実行不可能なレベルの乳だぞ?」
「ふん。どうせ貴様しか触らんのだ、問題ない」
「…………」
「ん? どうした、変な顔がいつも以上に変……なっ、なんでもない! さっきのは嘘だ、間違いだ、幻聴だ! 忘れろ! いいな、今すぐさっきの記憶を消せ! 命令だ!」
 真っ赤な顔でがなりたてるみことから逃げるように、鞄を担いで学校へ向かう俺だった。

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【男のベッドでもだえるツンデレ】

2010年02月11日
 タカちゃんが暇だというので遊びに来てあげたのに、当の本人がおらへん。どないしたんかと部屋を調べたら、書置きがあった。
「ええっと……『いずみへ。腹が減ったので飯食ってくる。俺が帰ったときにいなかったら地球の裏まで探してでも犯す』。……怖ッ、怖あッ!」
 そんなことをされては敵わないので、部屋で大人しく待つ。さて、何しよ。漫画でも読もっかな。
 本棚から適当な本を探そうとして、手が止まる。
「『ひよこのたまご』『ちぃさな恋ゴコロ』『ぷらいまり』……なんで堂々とエロ本置いてんねん。相変わらずの変態っぷりやな、タカちゃん」
 ため息を一つ吐いて、整理してやる。きっとびっくりするに違いない。ざまみろ。
「さて、っと。……ちょい横なろ」
 ベッドにぽふりと飛び込む。……あ、しもた。ここ、タカちゃんが普段寝てる所や。
 ……ど、どないしょ。なんや、意識してまうわ。
「……誰も、いーひんよな? ……お、おらへんのがあかんのやで。タカちゃんのあほー」
 一応きょろきょろしてから、枕に顔をつっこむ。
「ふにゅー♪ ふにふに、ふー♪」
 胸いっぱいに枕の香りを吸い込む。あー。タカちゃんの匂いや。あー。
「んぐー、んー、んうー♪」
 思わず枕をはむはむしてしまう。あー、あかんなー。しゃーわせやなー。
 そのままベッドの上をころころ転がり、幸せを満喫。するあまりベッドから落ちた。
「あいたたた……ん?」
「あ」
 顔を上げたら、タカちゃんと目が合った。ていうか。
「なななななんでおんねん! なんでタカちゃんがおんねん! ここに!」
「怨念がおんねん、なんちて。はっはっは」
「はっはっはやあらへん! おるんやったらおるって早よ言え、あほー! タカちゃんのあほー!」
「そう怒るな。いや、ついさっき来たところだから、なんでお前がそんな怒ってるか皆目理解できないのだが」
「ほ、ホンマに? 見てへんかったん?」
「ああ。ふにゅーふにふにふーとか知らん」
「メチャメチャ見てるやないの! あほー! タカちゃんのあほー!」
「あれ、どういう意味? いずみ語? 俺も使えるようになるかな?」
「知らんッ!」

「ぬー……」
 あれから色々問い質したら、ウチがベッドに飛び込んだあたりで部屋に戻ってきたらしい。ドアが開いた音に気づかへんかったとは……一生の不覚や。
「なんで入ってきた時になんも言わへんねん。タカちゃんのあほー」
「分かった、次からは部屋入るときに『いずみの幼い肢体を舐めまくりてえ』とか叫ぶ」
「ものごっつい迷惑や!」
「しかし、俺の枕は既に涎でべったべたにされているので、これで五分五分かと」
 タカちゃんが枕を取ろうとするので、神速で枕を死守する。
「ウチが洗うから触んなっ!」
「いや、その前に堪能しようかな、と。いずみ液を堪能しようかな、と思った次第で」
「へ、変態やー!!!」
「いやあ」
「何を照れてんねん!」
「ええと……ああ! こういう時に使うのだな、いずみ語を! ええと、ふにゅーふにふにふー?」
「あ、あ、あ、あほー! タカちゃんのあほー!」
「んぐーんーんうーの方がよかったのか? それとも、転げまわりながらでないとダメなのか?」
「あほー! あほー! タカちゃんのどあほー!」
 全力でタカちゃんのお腹を叩くウチだった。

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【姉に「あたし、実は女の子なの」って意味なく嘘を付いてみたら】

2010年02月11日
 うん、そういう無意味な嘘は大好物なので早速。
「姉さん、あたし、実は女の子なの」
「…………」
「やめて無言でズボンずらさないで嘘ですついてます!」
「…………」
「だから嘘だって嘘だってばついてるってぬがさないでと言ってるのにパンツまで!?」
「……ほう」
「ほうとか言うなぁぁぁぁぁッッッ!!!」

「そう落ち込むな、弟よ。少しばかり驚愕しているが、大丈夫。姉は頑張るぞ」
「何を!? いや待て言うな言うなよ! 別にフリでもなんでもなくて!」
「無論、弟を迎え入れることに」
「だから言うなと言ってるのに! ええい、ここは自宅じゃなくて学校! 昼時の中庭なので衆目も沢山! わきまえて下さい!」
「む。いかん、姉は少し興奮していたようだ。反省」
「分かってくれればいいんだよ、分かってくれれば」
「弟よ、姉が作った玉子焼きを食え。ほら、あーん」
「てめえ、さては何ひとつ分かってねえな?」
「ほら、あーん、だ。あーん」
「いや、だからみんな見てるってば」
「あーん」
「……あーん」
「ほら。どうだ? うまいか?」
「もぎゅもぎゅ」
「うまいだろう? 姉の手作りだからな。ほら、うまいか?」
「もぐもぐもぐ」
「咀嚼が長い! 早く感想を言えッ!」
「怖い」
「味の感想だッ!」
「おいしいです」
「……ふ、ふん、当然だ。姉の手製だからな。ほら食え、もっと食え、これも食え」
「もがもがもが」
「もがもがではない!」
「もがもが……もぎゅ、もぎゅもぎゅもぎゅ、ごくん」
「どうだ? 美味いか?」
「リスってすげえな」
「味の感想を言えと言っている!」

 何故か分からないが大層怒られる昼食を終え、教室へ戻る。その最中、そこかしこでひそひそと囁かれる声が耳に届く。
「すっげえ美人……」
「クールビューティーって感じだよね」
「先輩、かっこいい……」
 そのどれもこれもが姉を賛美する言葉であり、隣を歩く弟としては誇らしいが、同時に俺という個体が無視されてるのが少し悲しい。
「ほら、背が曲がっているぞ。しゃんとしろ」
 悲しさから少し猫背になっていたようで、姉に注意された。
「背骨を骨折したからしょうがないんだ」
「お姉ちゃんに任せろ!!!!!」
「待って嘘嘘ですからやめてお姫さま抱っこってありえねえ!?」
 あっという間に抱きかかえられ、姉は俺の言葉を完全無視し、保健室へ俺を連行した。

「……なんともないが」
「どういうことだ!」
 怖い顔で俺の顔を覗き込む姉の奥で、頭をぽりぽりかく養護教諭。
「治った」
「こんな短時間で治るものか! 貴様、嘘をついていたな! 姉に嘘をつくなど……許さないぞ!」
「許されない場合、どのような仕打ちが?」
「もう一緒にご飯食べてあげないし一緒に布団に入ってあげないし寝る時に抱っこしてやらない!」
 養護教諭が苦笑しながら俺を見る。違うんです、別に望んでのことではないんです。
「いいのか!? 私は嫌だぞ!」
 嫌なのか。
「ほら、謝れ。今なら許さなくもないぞ? しかも、特別に今日だけ一緒にお風呂に入ってやるぞ?」
 断固謝らないことに決定。
「姉弟ってすごいな」
「これをノーマルと思われると色々問題があると思われます」
「お姉ちゃんの話を聞けッ!」
 養護教諭と話してたら、姉に頭を持たれた。
「い、いま謝ったら、特別に、お姉ちゃんがほっぺにちゅってしてやるぞ? と、特別だからな!」
 非常に危険がピンチ。助けて先生!
「おー……」
 何を目をキラキラさせて行方を見守ってんスか。いいのか聖職者。
「ほ、ほら、ごめんなさい、だ。ごめんなさいって言え」
「そんな名前のエロ漫画家がいるよね。ファンです」
「知らんッ!」
 さてどうしよう、と思ってたらチャイムが鳴った。好機!
「授業に行かなければと思ったので授業に行く!」
「阻む姉」
「阻む養護教諭」
 女性二人がドアの前に立ち塞がる。ていうか、
「アンタは阻むな、教師!」
「面白そうだからな!」
 養護教諭は愉快そうにメガネをかけ直した。こんな教師雇うな。
「さて……謝罪の言葉はどうだ、弟よ?」
「いや、その……」
「…………」
「そこっ! 携帯構えるな! 写メか、写メ撮る気だな!?」
「私にも後でそのデータ寄こせ、養護教諭!」
「任せろ!」
「この空間おかしい」
 結局、謝りました。ほっぺに暖かい何かが触れ、結果相好が崩れるのをパシャパシャ撮られた。チクショウ。

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【ツンデレの靴下を脱がしたら】

2010年02月11日
 かなみが人の家に遊びに来て、俺のベッドの上でうつ伏せに寝そべり、漫画読んで笑ってる。
「その様子をななめ後方からパンツが見えないか必死で眺める俺」
 そんな俺を蹴り飛ばすかなみの足。
「覗くな、変態」
「分かった、触る」
「そういうことじゃない!」
 かなみの尻を両手で鷲掴みしたら、足でビンタされた。器用な奴。
「引き締まってますね。流石は運動部」
「感想言うなッ! ……ったく、次したら殺すわよ」
「分かった、次は違うことしてイライラさせる」
 かなみの目つきに殺意が混じり始めたので、いたづらはやめることにする。そして暇になる俺。
「かなみさん、家主は暇を訴えています」
「知らないわよ。適当に遊んだら?」
「分かった、適当に遊ぶ」
 ベッドにのっかり、かなみの足を掴んで靴下を脱がす。
「あっ、こら! 何するのよ!」
「ここで俺が足フェチであればこすりつける等のアクションをするのだろうが、生憎とそんな性癖はないので、これで終わりだ。期待させてすまなかったな、かなみ」
「万々歳よッ! ……あー、でも、靴下脱いだら楽かも。もう片方も脱がせて」
 靴下を履いてるほうの足を上げ、かなみは俺に足先を出した。
「どっかのお姫様みたいですね」
「お姫様並の美貌はあるけどね」
「すげえ自負心」
「……あによ、あたしが可愛くないっての?」
 こちらに振り向いてるかなみの顔が、ちょっと不満げなものに変化する。
「いや、かなみは可愛いよ」
「んなっ……」
 瞬間湯沸かし器の如く、かなみの顔が一瞬で真っ赤になった。
「そういう風に、不意の褒め言葉に弱いところとか可愛いのではないかと」
「……あ、アンタのそーゆーキザっぽいところ、嫌い」
「じゃあかなみの大好きな変態っぽく行く。パンツ好きぃ」
 スカートをまくりあげ、顔を尻に押し付けたら気持ちいい。
「死にたいようねッ!」
 髪を掴まれ身動きできない状態で顔面を何度も殴打され、とてもとても痛くて泣きそう。
「ごめんなさい」
「謝るくらいなら最初っからするな、馬鹿!」
「いや、殴られる予感はものすごくあったが、尻にほお擦りしたい欲求には勝てなくて。それがしまぱんだった日にはお前、なんかお金あげたい気分。10円あげよう」
「一人くらい殺しても、罪に問われない法律にならないかしらね……」
「かなみが快楽殺人者に!」
「アンタ限定でなりそうよ……」
 せっかくお小遣いをあげたのに、冴えない様子。
「何やらぐったりして、お疲れのようですね。マッサージでもいかが?」
「どーせアンタのことだから、えっちなことするんでしょ?」
「うん。……い、いや、しないよ? たぶん。いや、する。……いやいや、しませんよ? 本当はするけど」
「嘘をつくなら貫き通せッ!」
「嘘とか苦手でして」
「……ったく、変なところで不器用なんだから。ほら、マッサージするんでしょ? 早くしなさいよ」
「エロ許可が出た! よし、尻と言わず乳と言わずまさぐりまくるぞ!」
「えっちなことしたら目ぇ潰す」
「背中から揉ませて頂きます」
 おしっこちびりそうなくらい怖かったので、煩悩を全力で押さえつける。
「……の前に、靴下脱いでから。はい、脱いで」
「うー……めんどい。アンタが脱がせなさいよ」
「任せろ、得意だ」
 いそいそとスカートをずらしたら、またしても会いましたね、しまぱん。
「靴下を! 脱がすに! 決まってるでしょうが!」
「分かっててやったんだ。確信犯なんだ。でも本当は故意犯っていうらしいよ?」
「知るかッ! ていうかちょっとは苦しそうにしろ、ばかっ!」
 パンツ一丁で俺の首を絞めるかなみたんだった。

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