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2026年03月20日
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【プロポーズを意味するとは知らずに美少女ツンデレ宇宙人の頭をついなでなでしてしまった男】
2010年02月19日
庭で花に水やってたら、UFOが着陸した。
「……えっと、翻訳機はこれでいいわね。……ふっふっふ。今からこの家はあたしの占領下に置かれるのよ!」
そんなことをのたまいながらUFOの上部から出てくる変な奴。
「そこの原住民。アンタは今からあたしの奴隷にしてあげる。感涙に咽び泣きなさい」
とりあえず殴る。
「な、殴った! 女の子殴った!」
「帰れ。いいから帰れ」
UFOから出てこようとする少女の頭を押さえつけ、全力で中に押し込む。
「ぐぐぐ……だ、誰が帰るもんですか! こんな条件の揃った星、そうそうないわよ! それより、頭触んないでよね!」
「乳を触れと言うのか。任せろ、得意だ」
「言ってないっ!」
少女は俺の手首を掴み、押し返した。
「ぐうっ、宇宙菌が俺の体を蝕む」
「人を病原体みたいに言うなっ! ……あっ」
俺の手が滑り、少女の頭をなでるように動く。
「…………」
女は呆けたように俺を見つめた。かと思ったら、突然その顔が真っ赤になった。
「そ、そんな突然……困る!」
よく分からないが、弱っているようだ。もしかして、弱点か? なれば、攻めるまで!
「うりゃうりゃうりゃうりゃ」
「えっ、えええええっ!?」
めちゃめちゃに少女の頭をなでまくる。これで緑色の液体になるはず!
「……そ、そんな熱烈な……ど、どうしよ!?」
む、まだダメか。しかし、少女の赤みは増している。もうちょっとすれば赤→緑→液体になるはず!
「うりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!」
「ふ、ふえええええええっ!!?」
さらに熱を込めてなでまくる。少女の顔はこれ以上ないほど赤い。よし、もう大丈夫だろう。
「……わ、分かった。そこまでするなら、あたしも覚悟決める」
お、諦めたか。液体にならないのは残念だが、帰るのならよし。
「……し、幸せにしてよね、ダーリン」
俺の服の裾をちょこんとつまみ、真っ赤な顔で呟く宇宙人。
「……宇宙語?」
「日本語よ、ダーリン」
「英語じゃないと分からないんだ」
「well……is it good in this?」
「外人だ!」
「宇宙人よ。もう、しっかりしてよね、ダーリン」
ダーリンというと、アレだよね。きゃっきゃうふふ関係の人に言うことだよね。
「あのね、あたしの星では頭をなでるのがプロポーズなの。……あんな熱烈にプロポーズされるなんて、思いもしなかったわ」
とか言いながら、俺の腕に抱きつく宇宙人たん。
「どこの安いラブコメ展開ですか」
「?」
いや、宇宙人に言っても詮無いよな。とりあえず間違いだけは訂正せねば。
「あの、俺はそんなつもりでやったのではなくて、その、ええとおっぱいが柔らかいですね」
いかん、思考が腕の刺激に乗っ取られる!
「え……もう、ダーリンのえっち!」
などと言いながら更に俺の腕におっぱいがおっぱいがおっぱいがあああああ!
「ここを足がかりに世界征服ね、ダーリン♪」
「待って俺を稀代の悪人にしないで違う俺は無実だおっぱい柔らかいなあチクショウ世界征服頑張るゼ!」
ふにふにと押し付けられる抗い難い感覚に、俺は血涙を流すのだった。
「……えっと、翻訳機はこれでいいわね。……ふっふっふ。今からこの家はあたしの占領下に置かれるのよ!」
そんなことをのたまいながらUFOの上部から出てくる変な奴。
「そこの原住民。アンタは今からあたしの奴隷にしてあげる。感涙に咽び泣きなさい」
とりあえず殴る。
「な、殴った! 女の子殴った!」
「帰れ。いいから帰れ」
UFOから出てこようとする少女の頭を押さえつけ、全力で中に押し込む。
「ぐぐぐ……だ、誰が帰るもんですか! こんな条件の揃った星、そうそうないわよ! それより、頭触んないでよね!」
「乳を触れと言うのか。任せろ、得意だ」
「言ってないっ!」
少女は俺の手首を掴み、押し返した。
「ぐうっ、宇宙菌が俺の体を蝕む」
「人を病原体みたいに言うなっ! ……あっ」
俺の手が滑り、少女の頭をなでるように動く。
「…………」
女は呆けたように俺を見つめた。かと思ったら、突然その顔が真っ赤になった。
「そ、そんな突然……困る!」
よく分からないが、弱っているようだ。もしかして、弱点か? なれば、攻めるまで!
「うりゃうりゃうりゃうりゃ」
「えっ、えええええっ!?」
めちゃめちゃに少女の頭をなでまくる。これで緑色の液体になるはず!
「……そ、そんな熱烈な……ど、どうしよ!?」
む、まだダメか。しかし、少女の赤みは増している。もうちょっとすれば赤→緑→液体になるはず!
「うりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!」
「ふ、ふえええええええっ!!?」
さらに熱を込めてなでまくる。少女の顔はこれ以上ないほど赤い。よし、もう大丈夫だろう。
「……わ、分かった。そこまでするなら、あたしも覚悟決める」
お、諦めたか。液体にならないのは残念だが、帰るのならよし。
「……し、幸せにしてよね、ダーリン」
俺の服の裾をちょこんとつまみ、真っ赤な顔で呟く宇宙人。
「……宇宙語?」
「日本語よ、ダーリン」
「英語じゃないと分からないんだ」
「well……is it good in this?」
「外人だ!」
「宇宙人よ。もう、しっかりしてよね、ダーリン」
ダーリンというと、アレだよね。きゃっきゃうふふ関係の人に言うことだよね。
「あのね、あたしの星では頭をなでるのがプロポーズなの。……あんな熱烈にプロポーズされるなんて、思いもしなかったわ」
とか言いながら、俺の腕に抱きつく宇宙人たん。
「どこの安いラブコメ展開ですか」
「?」
いや、宇宙人に言っても詮無いよな。とりあえず間違いだけは訂正せねば。
「あの、俺はそんなつもりでやったのではなくて、その、ええとおっぱいが柔らかいですね」
いかん、思考が腕の刺激に乗っ取られる!
「え……もう、ダーリンのえっち!」
などと言いながら更に俺の腕におっぱいがおっぱいがおっぱいがあああああ!
「ここを足がかりに世界征服ね、ダーリン♪」
「待って俺を稀代の悪人にしないで違う俺は無実だおっぱい柔らかいなあチクショウ世界征服頑張るゼ!」
ふにふにと押し付けられる抗い難い感覚に、俺は血涙を流すのだった。
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【ボクっ娘と恋人ごっこ】
2010年02月19日
賭けをして勝ったので、ボクっ娘と恋人ごっこに興ずることにした。
「え……そんなの嫌だよ、気持ち悪いよ」
「確かに恋人ごっこをしたがために、お前が本当は男だとばれてしまうかもしれない。だが、それでも俺はお前を気持ち悪がったりしない。いや、むしろ新たなステージに立てたことに感謝の気持ちを」
「超女の子だよ、ちょー! 何言ってんだよ、ばかっ! 気持ち悪いのはこっちだよ! なんでタカシなんかと恋人ごっこなんてしなくちゃならないんだよ!」
「夫婦ごっこでもいいぞ?」
「一緒だよ、ばかっ!」
「どっちにしろ、賭けに負けたお前に拒否権はないけどな」
「うー……わ、分かったよ。で、でもえっちなことはダメだからね! したら絶交だからね!」
かなり不満そうだが、不承不承うなずいてくれた。
「よし。じゃ、とりあえず抱っこだ。カモン」
「……うー」
くいくい手招きすると、梓は嫌そうに俺の膝の上に腰を下ろした。
「逆だ、逆」
「う?」
梓の体をくりんと回転させ、お互いに向き合うように座らせる。
「ち、近い近いよ! 鼻息が届きそうな距離だよ! タカシの毒ガス臭がするよ!」
「口臭はないと思ったが……ちょっと嗅いでみて。はー」
「げふうっ! うう……もうダメだよ。死因はタカシの臭い息。もるぼるぐれーとだよ」
「失敬な。モルボル程度だぞ」
「あまり変わらないよ! ……まあ、ホントは臭くないけど。くんくんくん」
俺の口元に顔を寄せ、梓は鼻をひくつかせた。
「なんか、タカシって石鹸の匂いがするね」
「主食だからな」
「……タカシ、悪食は程々にしたほうがいいよ」
なぜ信じる。
「まあ臭くないのであればいいや。はい、ぎゅー」
梓の背中に手を回し、ぎゅーと抱きしめる。
「は、はう……」
そのままほっぺをすりすり。ほにょほにょでやーらかい。
「ん、ふ……は、はう、ふう……」
「梓……」
「ん、なに?」
「実は、お前に言っておかなくてはならないことがあるんだ」
「え、な、な、なに?」
「ドアの影から母さんがじーっと俺たちの痴態を眺めてる」
「「ふえええええっ!?」」
母さんの声と梓の声が重なった。
「いや違うんです、梓ちゃんに飲み物を持ってきたらうちの息子が大ハッスルしてまして! そのまま覗いてたんですが、ばっち気づかれてましたか! 気づいてた上での痴態だとすれば、うちの息子露出癖が目覚めてます!」
母さんが混乱しながら嫌なことを言う。
「うわうわ、うわうわうわ!」
そしてうわうわ言いながら俺から逃れようとするボクっ娘。無論、逃すはずもなく背中に回した手は緩まさない。
「ど、どうしましょう、母さんここで見てましょうか? それとも混ざりますか?」
「いや……息子の初体験が3Pで、さらに近親相姦ってのは色々ダメだろ」
「しょたいけんーっ!?」
俺の膝の上の物体がやかましい。
「大丈夫です。こう見えても母さんは経験済みです。大人の女性です。ずっこんばっこんです」
そりゃそうだろ。そうじゃなかったら俺生まれてないし。あと、ずっこんばっこん言うな。
「……それとも、こんなおばさんじゃ嫌ですか?」
「自ら禁忌を勧めるな。それでなくても母さん見た目は女学生で通じるんだから、間違いがあっても知らんぞ」
梓と並べても、まるで違和感のない恐怖。ほんとに人類か、この人。
「口説かれました! どっきんばぐばぐです! 久しく感じなかった感情に、母さん身も心も委ねたいです!」
「委ねんなっ! 父さんが見たらなんて言うか……」
「…………」
母さんのいる場所からさらに奥に、口をぱくぱくさせた父さんがいた。
「超見てたーっ! い、いや、違うんだ父さん、これはただの誤解で」
「……あ、あの、私、ちょっと近所の喫茶店で時間潰してきますから」
「気を使うなッ!」
「……タカシの家族、どうかしてるね」
梓の言葉に、頷かざるを得ない俺だった。
もう恋人ごっこという空気でもなかったので、両親を交えて事情を説明する。
「はぁ……そういうことだったんですか。ダメですよタカシさん、そういうことはちゃんと両思いになってからでないと」
母さんが正論を言う。
「はあ、すいません」
「我慢できなくなったら、いつもみたいに母さんに言いなさい。ぎゅーってして、ちゅーってしてあげますから」
「さも普段からしてるみたいに言うなっ! 梓もそんな目で見んな! 嘘だよ、嘘!」
「……嫌じゃないくせに」
コメントは差し控えさせていただきます。
「スキンシップが足りないからこんなことになるんです。そうだ、今日はお父さんと一緒にお風呂に入ってスキンシップを取りなさい。ね、お父さん?」
母さんの言葉に、父さんは半泣きで母さんを見た。……父さんは母さんと同じく、とても人の親とは思えない骨格をしており、簡潔に言うと可愛い小学生。
「だっ、ダメですダメですよ! そ、そんな、恥ずかしすぎます!」
父さんは俺を見て、まるで少女のように頬を赤らめた。その様子に、なんだか俺まで照れてしまう。
「……サイテー」
そんな俺を冷ややかな目で見る梓たん。
「えへんえへん! と、とにかくだ。今後はこんなことがないよう鋭意努力する所存です」
「そうですよ、タカシさん。まず手始めに、今日は家族三人でお風呂に入りましょう!」
「入らねーよっ!」
再び半泣きの父さんと、呆れた様子の梓だった。
「え……そんなの嫌だよ、気持ち悪いよ」
「確かに恋人ごっこをしたがために、お前が本当は男だとばれてしまうかもしれない。だが、それでも俺はお前を気持ち悪がったりしない。いや、むしろ新たなステージに立てたことに感謝の気持ちを」
「超女の子だよ、ちょー! 何言ってんだよ、ばかっ! 気持ち悪いのはこっちだよ! なんでタカシなんかと恋人ごっこなんてしなくちゃならないんだよ!」
「夫婦ごっこでもいいぞ?」
「一緒だよ、ばかっ!」
「どっちにしろ、賭けに負けたお前に拒否権はないけどな」
「うー……わ、分かったよ。で、でもえっちなことはダメだからね! したら絶交だからね!」
かなり不満そうだが、不承不承うなずいてくれた。
「よし。じゃ、とりあえず抱っこだ。カモン」
「……うー」
くいくい手招きすると、梓は嫌そうに俺の膝の上に腰を下ろした。
「逆だ、逆」
「う?」
梓の体をくりんと回転させ、お互いに向き合うように座らせる。
「ち、近い近いよ! 鼻息が届きそうな距離だよ! タカシの毒ガス臭がするよ!」
「口臭はないと思ったが……ちょっと嗅いでみて。はー」
「げふうっ! うう……もうダメだよ。死因はタカシの臭い息。もるぼるぐれーとだよ」
「失敬な。モルボル程度だぞ」
「あまり変わらないよ! ……まあ、ホントは臭くないけど。くんくんくん」
俺の口元に顔を寄せ、梓は鼻をひくつかせた。
「なんか、タカシって石鹸の匂いがするね」
「主食だからな」
「……タカシ、悪食は程々にしたほうがいいよ」
なぜ信じる。
「まあ臭くないのであればいいや。はい、ぎゅー」
梓の背中に手を回し、ぎゅーと抱きしめる。
「は、はう……」
そのままほっぺをすりすり。ほにょほにょでやーらかい。
「ん、ふ……は、はう、ふう……」
「梓……」
「ん、なに?」
「実は、お前に言っておかなくてはならないことがあるんだ」
「え、な、な、なに?」
「ドアの影から母さんがじーっと俺たちの痴態を眺めてる」
「「ふえええええっ!?」」
母さんの声と梓の声が重なった。
「いや違うんです、梓ちゃんに飲み物を持ってきたらうちの息子が大ハッスルしてまして! そのまま覗いてたんですが、ばっち気づかれてましたか! 気づいてた上での痴態だとすれば、うちの息子露出癖が目覚めてます!」
母さんが混乱しながら嫌なことを言う。
「うわうわ、うわうわうわ!」
そしてうわうわ言いながら俺から逃れようとするボクっ娘。無論、逃すはずもなく背中に回した手は緩まさない。
「ど、どうしましょう、母さんここで見てましょうか? それとも混ざりますか?」
「いや……息子の初体験が3Pで、さらに近親相姦ってのは色々ダメだろ」
「しょたいけんーっ!?」
俺の膝の上の物体がやかましい。
「大丈夫です。こう見えても母さんは経験済みです。大人の女性です。ずっこんばっこんです」
そりゃそうだろ。そうじゃなかったら俺生まれてないし。あと、ずっこんばっこん言うな。
「……それとも、こんなおばさんじゃ嫌ですか?」
「自ら禁忌を勧めるな。それでなくても母さん見た目は女学生で通じるんだから、間違いがあっても知らんぞ」
梓と並べても、まるで違和感のない恐怖。ほんとに人類か、この人。
「口説かれました! どっきんばぐばぐです! 久しく感じなかった感情に、母さん身も心も委ねたいです!」
「委ねんなっ! 父さんが見たらなんて言うか……」
「…………」
母さんのいる場所からさらに奥に、口をぱくぱくさせた父さんがいた。
「超見てたーっ! い、いや、違うんだ父さん、これはただの誤解で」
「……あ、あの、私、ちょっと近所の喫茶店で時間潰してきますから」
「気を使うなッ!」
「……タカシの家族、どうかしてるね」
梓の言葉に、頷かざるを得ない俺だった。
もう恋人ごっこという空気でもなかったので、両親を交えて事情を説明する。
「はぁ……そういうことだったんですか。ダメですよタカシさん、そういうことはちゃんと両思いになってからでないと」
母さんが正論を言う。
「はあ、すいません」
「我慢できなくなったら、いつもみたいに母さんに言いなさい。ぎゅーってして、ちゅーってしてあげますから」
「さも普段からしてるみたいに言うなっ! 梓もそんな目で見んな! 嘘だよ、嘘!」
「……嫌じゃないくせに」
コメントは差し控えさせていただきます。
「スキンシップが足りないからこんなことになるんです。そうだ、今日はお父さんと一緒にお風呂に入ってスキンシップを取りなさい。ね、お父さん?」
母さんの言葉に、父さんは半泣きで母さんを見た。……父さんは母さんと同じく、とても人の親とは思えない骨格をしており、簡潔に言うと可愛い小学生。
「だっ、ダメですダメですよ! そ、そんな、恥ずかしすぎます!」
父さんは俺を見て、まるで少女のように頬を赤らめた。その様子に、なんだか俺まで照れてしまう。
「……サイテー」
そんな俺を冷ややかな目で見る梓たん。
「えへんえへん! と、とにかくだ。今後はこんなことがないよう鋭意努力する所存です」
「そうですよ、タカシさん。まず手始めに、今日は家族三人でお風呂に入りましょう!」
「入らねーよっ!」
再び半泣きの父さんと、呆れた様子の梓だった。
【ボクっ娘が希少価値な存在だったら】
2010年02月19日
「という体で」
「……はい?」
意味が分からない、という顔をしている梓に事細かに説明する。
「ふんふん……つまり、ボクが希少な存在っていう設定で今日は遊ぶんだね」
「設定とか言うない。じゃ、今からお前はレア的存在な。よーい始めー」
ぱしんと手を叩き、ゲーム開始。ゲーム?
「え、えっと……ボクは珍しい存在だから、もっと崇め奉らないとダメだよ、いっぱい尊敬するべきだよ、ボクを教祖としてあがめるべきだよ」
「ははー」
「ははーって言いながらボクを踏んだ!? ちっとも尊敬されてない感じだよ!」
「言葉の上では尊敬してるからいいじゃん」
「ちっともよくないよ! もっと全身全霊で尊敬しろよ!」
俺を押しのけ、梓は床をぺしぺし叩いて抗議した。
「しかしだな、お前のどこに尊敬する要素があると言うのだ、ファクターが存在すると言うのだ、小腹が空いたと言うのだ」
「ボクを馬鹿にしつつ胃の状態を言われた!? けなすか空腹を訴えるかどっちかにしろっ!」
「むぐむぐ」
「ボクのお菓子を勝手にむぐむぐと!? こらっ、それボクんだぞ、取るな!」
「これ以上ぷくぷくにならないよう、無駄なカロリーを俺が代わりに摂取しているのです、姫」
「ボクはちっともぷくぷくじゃないっ! 痩せてるもん! ガリガリだもん! 栄養失調で餓死寸前だもん!」
それはそれで問題があると思います。
「いーから寄こせっ! ボクのおこづかいで買ったお菓子だぞ!」
「まあ待て。レアキャラにこんなコモンアイテムを与えるなんてとてもできない。やはりレアキャラにはレアアイテムこそが似合ってる」
「レアアイテムって……なに?」
「はい、進呈」
「……梅じゃん! 梅干しじゃん! ちっともレアじゃないよ、どこのスーパーでも売ってるよ!」
「ばか、うちは家族全員が梅干し嫌いだから、この家にそれが存在すること自体レアなんだぞ」
「む、む~……確かにレアだけど……」
「そんなわけで、希少な梓には希少な梅干しをあげるから、俺はベタでどこにでもある菓子をいただく。ああベタだつまらないなあむしゃむしゃ」
「……すっぱい」(梅干しを食べながらも釈然としない様子)
「げふー。さて、腹も膨れたし、寝るか」
「寝るなっ! まだ遊び途中だろっ! ほら、もっと色々あるじゃん? ボクが珍しい存在だから、世界中の人から狙われて、それをタカシがびしばし撃退して、こう……らぶらぶになるとか? いっ、いや、別にボクがそれを望んでるとかそんなのじゃなくて!」
「ぐごー」
「まさかの睡眠!? こら、ボクをほって寝るな!」
「うーんむにゃむにゃ。もう食べられない」
「そんなベタな寝言あるかっ! 明らかに起きてるだろっ!」
顔面をぺしぺし叩かれたので、しぶしぶ目を開ける。
「分かった、分かったよ。らぶらぶな展開がお望みですか」
「べっ、別にお望みじゃないもん。……まあ、タカシがどうしてもって言うならやぶさかでもないケド」
「いや、全然」
期待されているようなので、当然断る。
「…………」
想像通り、超不満そう。大変愉快。
「……タカシって、基本的にいじわるだよね」
機嫌を損ねまくったのか、梓は口を尖らせた。
「いやいや、バファリンも尿漏れを起こすほど優しいぞ? 犬猫とかに」
「なんでわんわんや猫限定なんだよっ! ボクに優しくしろっ! ボクは希少なんだぞ!」
「確かに、ここまでへっぽこな輩は希少だが……」
「へっぽこってゆーなっ! そーゆー希少はのーさんきゅーだよ!」
「じゃ、どんな希少がお望みですか?」
「え? えっと……お、お姫さま?」
「…………」
「な、なんだよ。……いいじゃん、別に! ボクがお姫さまに憧れても!」
「……や、まあいいケド。じゃ、お姫さま(笑)扱いしようか?」
「(笑)をつけんなッ! 明らかに馬鹿にしてるだろっ!」
「一生お守りいたします、お姫さま(笑)」
「超嬉しくないッ!」
お姫さま(笑)扱いしたのに嫌がられた。
「……はい?」
意味が分からない、という顔をしている梓に事細かに説明する。
「ふんふん……つまり、ボクが希少な存在っていう設定で今日は遊ぶんだね」
「設定とか言うない。じゃ、今からお前はレア的存在な。よーい始めー」
ぱしんと手を叩き、ゲーム開始。ゲーム?
「え、えっと……ボクは珍しい存在だから、もっと崇め奉らないとダメだよ、いっぱい尊敬するべきだよ、ボクを教祖としてあがめるべきだよ」
「ははー」
「ははーって言いながらボクを踏んだ!? ちっとも尊敬されてない感じだよ!」
「言葉の上では尊敬してるからいいじゃん」
「ちっともよくないよ! もっと全身全霊で尊敬しろよ!」
俺を押しのけ、梓は床をぺしぺし叩いて抗議した。
「しかしだな、お前のどこに尊敬する要素があると言うのだ、ファクターが存在すると言うのだ、小腹が空いたと言うのだ」
「ボクを馬鹿にしつつ胃の状態を言われた!? けなすか空腹を訴えるかどっちかにしろっ!」
「むぐむぐ」
「ボクのお菓子を勝手にむぐむぐと!? こらっ、それボクんだぞ、取るな!」
「これ以上ぷくぷくにならないよう、無駄なカロリーを俺が代わりに摂取しているのです、姫」
「ボクはちっともぷくぷくじゃないっ! 痩せてるもん! ガリガリだもん! 栄養失調で餓死寸前だもん!」
それはそれで問題があると思います。
「いーから寄こせっ! ボクのおこづかいで買ったお菓子だぞ!」
「まあ待て。レアキャラにこんなコモンアイテムを与えるなんてとてもできない。やはりレアキャラにはレアアイテムこそが似合ってる」
「レアアイテムって……なに?」
「はい、進呈」
「……梅じゃん! 梅干しじゃん! ちっともレアじゃないよ、どこのスーパーでも売ってるよ!」
「ばか、うちは家族全員が梅干し嫌いだから、この家にそれが存在すること自体レアなんだぞ」
「む、む~……確かにレアだけど……」
「そんなわけで、希少な梓には希少な梅干しをあげるから、俺はベタでどこにでもある菓子をいただく。ああベタだつまらないなあむしゃむしゃ」
「……すっぱい」(梅干しを食べながらも釈然としない様子)
「げふー。さて、腹も膨れたし、寝るか」
「寝るなっ! まだ遊び途中だろっ! ほら、もっと色々あるじゃん? ボクが珍しい存在だから、世界中の人から狙われて、それをタカシがびしばし撃退して、こう……らぶらぶになるとか? いっ、いや、別にボクがそれを望んでるとかそんなのじゃなくて!」
「ぐごー」
「まさかの睡眠!? こら、ボクをほって寝るな!」
「うーんむにゃむにゃ。もう食べられない」
「そんなベタな寝言あるかっ! 明らかに起きてるだろっ!」
顔面をぺしぺし叩かれたので、しぶしぶ目を開ける。
「分かった、分かったよ。らぶらぶな展開がお望みですか」
「べっ、別にお望みじゃないもん。……まあ、タカシがどうしてもって言うならやぶさかでもないケド」
「いや、全然」
期待されているようなので、当然断る。
「…………」
想像通り、超不満そう。大変愉快。
「……タカシって、基本的にいじわるだよね」
機嫌を損ねまくったのか、梓は口を尖らせた。
「いやいや、バファリンも尿漏れを起こすほど優しいぞ? 犬猫とかに」
「なんでわんわんや猫限定なんだよっ! ボクに優しくしろっ! ボクは希少なんだぞ!」
「確かに、ここまでへっぽこな輩は希少だが……」
「へっぽこってゆーなっ! そーゆー希少はのーさんきゅーだよ!」
「じゃ、どんな希少がお望みですか?」
「え? えっと……お、お姫さま?」
「…………」
「な、なんだよ。……いいじゃん、別に! ボクがお姫さまに憧れても!」
「……や、まあいいケド。じゃ、お姫さま(笑)扱いしようか?」
「(笑)をつけんなッ! 明らかに馬鹿にしてるだろっ!」
「一生お守りいたします、お姫さま(笑)」
「超嬉しくないッ!」
お姫さま(笑)扱いしたのに嫌がられた。
【占い師に男との相性は最悪だと言われたツンデレとボクっ娘】
2010年02月19日
かおるとボクっ娘のふたりと街まで遊びに出かけた。映画見たりカラオケ行ったりしてボチボチ帰ろうと思ってると、声をかけられた。
「もし、そこな若人達。ちょっと占いなどどうかの?」
声の主は、怪しげな装束に身を包んだ占い師のような爺さんだった。道の片隅に小さな机を配置し、その奥で好々爺とした笑みを浮かべる爺。
「占いだけは信じるなと朝の占いで言ってたから信じてないんだ」
「タカシ、矛盾してるよ?」
「なんだと!? 貴様、俺の矛を馬鹿にするな!」
「あうーっ!?」
「わけわかんねーよ……」
ボクっ娘のほおを引っ張る俺を、呆れた様子で眺めるかおるだった。
「うー……いーじゃん、占い。ボク、みてもらおーっと」
「『こんなところにいられるか!』そう言い残し、梓は皆のいる部屋から逃げ出して占い師のいる自室に篭もった」
「死亡フラグだ!」
俺とかおるの連携プレイに、梓が嫌そうな顔をした。
「なんでそういうこと言うかなあ……」
「純然たる善意だ」
「明らかに嘘だよ! いーもん、そんなの気にしないもん。おじいさん、ボクを占ってください」
そう言って、梓は占い師の前に置かれた椅子に座った。
「はいはい、見料は2000円だよ」
「かおる、ちょっと見張ってろ。梓、少し待ってろ、ライターとガソリン調達してくる」
「ひいいいいっ!? き、今日は特別に100円でいいわい!」
不思議なことに見料が安くなった。
「……おめー、絶対地獄落ちるぞ」
「地獄にハーレム作るから大丈夫」
爺さんは「今日は厄日かのう……」とか言いながら、梓の手を調べた。
「あ、あの……タカシの、えっと、そこの男の人との相性って、どうです?」
梓のこっ恥ずかしい言葉に、かおるの目が細まった。
「へー……」
「な、なんだよ、ボクがタカシとの相性気にしたらいけないのかよ」
「……べっつにー。まー、梓ってタカシのこと好きみたいだし、いいけどさー」
「ぼぼぼぼボクは別にタカシのこと好きじゃないもん! あ、相性が悪かったら嬉しいなーって思っただけだもん!」
「そいつはよかったの。嬢ちゃん、おぬしとそこの物騒な男性との相性は最悪じゃ」
微笑みながら爺が梓に俺との相性を伝える。
「え……うそ」
答えを聞いて、梓は泣きそうになっていた。
「へー、よかったじゃん梓。じゃ、オレもいっちょタカシとの相性でも調べてみっか」
梓を椅子からのかせ、楽しげにかおるが爺に手を見せた。
「ふむ……ほう、嬢ちゃんも相性最悪じゃの」
「え……そ、そっか。まあ、そうだと思ってたけどさ。へへっ、嬉しいな……」
言葉とは裏腹に、かおるも答えを聞いて泣きそうになっていた。
爺に見料を払い、テンションだだ下がりの二人を連れて街を歩く。
「…………」
「…………」
うーむ、会話がない。二人とも死にそうな顔してるし、どうしたものか。
「そう落ち込むな、二人とも。大丈夫、占いなんて当たりゃしないさ」
「べ、別に落ち込んでたりなんてしてないもん。タカシとの相性最悪で、万々歳だもん……」
「そ、そうだぜ。お前との相性が最悪なんて、今年最高のニュースに決まってんだろ……」
乾いた笑みを浮かべる二人。なんか放っておいたら死にそうなほど元気が無い。
「大丈夫だって。毛なんてその内生えてくるさ」
「そんな話してないよっ!」
「なっ、なんで知ってんだ!?」
かおるの言葉に、思わず梓と一緒にかおるの顔を見つめる。見る間に赤くなっていくかおるが愉快痛快。
「う、ううう……一生の不覚だぜ……」
「梓も生えてないから気にするな」
「人の秘密をぽんぽん言うなっ、ばかっ!」
赤い生き物が俺をぺこぽこ叩きます。
「まあアレだ、元気出せ。相性とか気にするな。そもそも、相性が悪かったらこうして一緒に遊んだりしてないだろ」
「……タカシ、ボクらを元気付けるためにわざと……?」
梓がよく分からん事を言うので、そっぽを向く。
「あ、そーゆーことか。……へへっ、なんだよ、いい奴じゃん、お前って。手段はともかくとして」
「うあっ!?」
かおるの奴が楽しそうに俺の腕に自分の腕をからませたので、変な声が出た。
「あっ、かおるちゃんずるい! ボクも!」
そして梓も反対側の手に抱きついてきて困る。
「お、お嬢さん方。あまり引っ付くのはどうかと思いますがね」
「お前ってさ、自分からは平気なくせに、こっちから行くと照れるよな」
「だよねー。タカシって照れ屋さんだもんね」
「ええい、からかうな馬鹿者ども! 元気が出たなら帰るぞ!」
「「タカシきゅんの照れ屋さんー♪」」
「タカシきゅん言うな! 照れ屋とかも言うな! がーっ!」
結局、家までずっとからかわれ続ける俺だった。
「もし、そこな若人達。ちょっと占いなどどうかの?」
声の主は、怪しげな装束に身を包んだ占い師のような爺さんだった。道の片隅に小さな机を配置し、その奥で好々爺とした笑みを浮かべる爺。
「占いだけは信じるなと朝の占いで言ってたから信じてないんだ」
「タカシ、矛盾してるよ?」
「なんだと!? 貴様、俺の矛を馬鹿にするな!」
「あうーっ!?」
「わけわかんねーよ……」
ボクっ娘のほおを引っ張る俺を、呆れた様子で眺めるかおるだった。
「うー……いーじゃん、占い。ボク、みてもらおーっと」
「『こんなところにいられるか!』そう言い残し、梓は皆のいる部屋から逃げ出して占い師のいる自室に篭もった」
「死亡フラグだ!」
俺とかおるの連携プレイに、梓が嫌そうな顔をした。
「なんでそういうこと言うかなあ……」
「純然たる善意だ」
「明らかに嘘だよ! いーもん、そんなの気にしないもん。おじいさん、ボクを占ってください」
そう言って、梓は占い師の前に置かれた椅子に座った。
「はいはい、見料は2000円だよ」
「かおる、ちょっと見張ってろ。梓、少し待ってろ、ライターとガソリン調達してくる」
「ひいいいいっ!? き、今日は特別に100円でいいわい!」
不思議なことに見料が安くなった。
「……おめー、絶対地獄落ちるぞ」
「地獄にハーレム作るから大丈夫」
爺さんは「今日は厄日かのう……」とか言いながら、梓の手を調べた。
「あ、あの……タカシの、えっと、そこの男の人との相性って、どうです?」
梓のこっ恥ずかしい言葉に、かおるの目が細まった。
「へー……」
「な、なんだよ、ボクがタカシとの相性気にしたらいけないのかよ」
「……べっつにー。まー、梓ってタカシのこと好きみたいだし、いいけどさー」
「ぼぼぼぼボクは別にタカシのこと好きじゃないもん! あ、相性が悪かったら嬉しいなーって思っただけだもん!」
「そいつはよかったの。嬢ちゃん、おぬしとそこの物騒な男性との相性は最悪じゃ」
微笑みながら爺が梓に俺との相性を伝える。
「え……うそ」
答えを聞いて、梓は泣きそうになっていた。
「へー、よかったじゃん梓。じゃ、オレもいっちょタカシとの相性でも調べてみっか」
梓を椅子からのかせ、楽しげにかおるが爺に手を見せた。
「ふむ……ほう、嬢ちゃんも相性最悪じゃの」
「え……そ、そっか。まあ、そうだと思ってたけどさ。へへっ、嬉しいな……」
言葉とは裏腹に、かおるも答えを聞いて泣きそうになっていた。
爺に見料を払い、テンションだだ下がりの二人を連れて街を歩く。
「…………」
「…………」
うーむ、会話がない。二人とも死にそうな顔してるし、どうしたものか。
「そう落ち込むな、二人とも。大丈夫、占いなんて当たりゃしないさ」
「べ、別に落ち込んでたりなんてしてないもん。タカシとの相性最悪で、万々歳だもん……」
「そ、そうだぜ。お前との相性が最悪なんて、今年最高のニュースに決まってんだろ……」
乾いた笑みを浮かべる二人。なんか放っておいたら死にそうなほど元気が無い。
「大丈夫だって。毛なんてその内生えてくるさ」
「そんな話してないよっ!」
「なっ、なんで知ってんだ!?」
かおるの言葉に、思わず梓と一緒にかおるの顔を見つめる。見る間に赤くなっていくかおるが愉快痛快。
「う、ううう……一生の不覚だぜ……」
「梓も生えてないから気にするな」
「人の秘密をぽんぽん言うなっ、ばかっ!」
赤い生き物が俺をぺこぽこ叩きます。
「まあアレだ、元気出せ。相性とか気にするな。そもそも、相性が悪かったらこうして一緒に遊んだりしてないだろ」
「……タカシ、ボクらを元気付けるためにわざと……?」
梓がよく分からん事を言うので、そっぽを向く。
「あ、そーゆーことか。……へへっ、なんだよ、いい奴じゃん、お前って。手段はともかくとして」
「うあっ!?」
かおるの奴が楽しそうに俺の腕に自分の腕をからませたので、変な声が出た。
「あっ、かおるちゃんずるい! ボクも!」
そして梓も反対側の手に抱きついてきて困る。
「お、お嬢さん方。あまり引っ付くのはどうかと思いますがね」
「お前ってさ、自分からは平気なくせに、こっちから行くと照れるよな」
「だよねー。タカシって照れ屋さんだもんね」
「ええい、からかうな馬鹿者ども! 元気が出たなら帰るぞ!」
「「タカシきゅんの照れ屋さんー♪」」
「タカシきゅん言うな! 照れ屋とかも言うな! がーっ!」
結局、家までずっとからかわれ続ける俺だった。
【吸血鬼ツンデレ】
2010年02月18日
森をうろうろしてたら迷った。困ったのでさらにうろうろしてたら、怪しげな洋館があったので「きっとここでエロゲ的展開が巻き起こりきゃっきゅうふふに!」と思いつつ入ったら大変なことになった。
「ちゅーちゅーちゅー」
簡単に言うと、血を吸われてる。具体的に言うと、洋館で出会ったちびっこが俺の首筋に歯を立て、俺にしがみ付いたままちゅーちゅー血を吸ってる。
「ぷはっ。……ふんっ、まずい血だ。だが、数百年ぶりの血だ、残さず吸ってやろう」
「いやいや、いやいやいや! ちげーだろ! ここは『血……ううん、精気を吸っちゃうね、おにーたん♪』だろ! あと首筋じゃなくてそけい部付近から血および白いねばねば液体を吸ってくれると大変嬉しくて俺泣いちゃうかも!」
ちびっこがあからさまに嫌そうな顔をしたが、気づかない体で。
「……久方ぶりの血が、このような変態のものとは……」
心底嫌そうな声が聞こえるような気がするが、聞こえない体で。
「それで、あの。血の対価として……いやはや、恥ずかしいなあ。言っていいのかな?」
「この私に条件を突きつけると? ふん、無知とは時として恐ろしいな。……いや、まあいい。暇つぶしにはなるだろう、言ってみろ」
「貴方の幼い肢体を貪りたいですが、よろしいですか?」
「ぶっ!」
「やった、許可が出た! 周囲の迫害にも負けず、ロリコンであり続けてよかった! じゃあ早速」
「まままま待て待て待て! そんなものダメに決まっているだろう、愚か者が!」
いそいそと服を脱いでると、目の前のちびっこが変なことを言う。
「えええええ! いや、え? ……ああ、聞き違いか」
「ダメと言っている! なぜ貴様なぞに高貴なる私の肉体を差し出さねばならぬ!」
「うーん……おまえってさ、いわゆる吸血鬼だろ?」
「うむ。人間を超越した偉大なる存在の吸血鬼だ」
腕を組み、無駄に偉そうにふんぞり返る自称吸血鬼。
「つまり、人外にカテゴライズされるわけで。見た目が小学生!素敵!な状態でも、実際は100歳200歳なのでえろいことしても誰にも怒られないじゃん? だからえろいことを」
「だからダメと言っている! だから近づくなと言ってるだろう学習しろ馬鹿め!」
「学習した上でのことだとしたら?」
「性質が悪いぞこの人間!? だから寄るなと言っている!」
にやにや笑いながら近づくと、ぺけぺけ叩かれた。効果音だけ聞くと女子とのきゃっきゃうふふな光景ですが、実際は牛鬼もかくやと思える程の筋力で殴られているので骨の数本は覚悟しとけよ。
「うーんうーん痛いよう、せっかく合法ロリっ子ときゃっきゃうふふできると思ったのに死にそうだよう」
「もう本当に殺してしまおうか……」
剣呑な台詞が聞こえてきたのでごろごろ転がって部屋の隅へ退避しようとしてたら、ドアが開いて俺の頭を直撃セガサターン。
「お目覚めでしたか、マスター。……あら?」
「畜生、猿じゃない方のブービートラップだ! 脳がとても痛い!」
痛さのあまり部屋中をごろごろごろごろ転がる。
「うわっ、転がるな馬鹿! ええいちょっとは大人しくしろ馬鹿!」
「あらあらあら、大丈夫ですか?」
誰だか知らないが、俺を優しく抱き上げ(おっぱいに顔が埋まりました!)、頭をよしよししてくれたのでとても安らぐ。
「こ、こらアリシア! こんな変態になでなでする必要などない!」
「そんなことはないよ?」
「なんで貴様が答える! こらアリシア、この私がやめろと言っている!」
「でも……」
アリシアと呼ばれたメイド服の女性が俺を心配そうに見ている。見える、俺にも選択肢が見える!
1:ありがとうお姉さん。貴方のおかげで大分楽になりました。
2:そこの吸血鬼に囚われているんですね、分かります。共に悪の吸血鬼を倒しましょう!
3:おっぱい好きぃ
……なんか、3が明らかにおかしい。
「おっぱい好きぃ」
そして、それを選ぶ俺もおかしい。
「あらあらまあまあ」
そのリアクションもおかしい。
「待てアリシア! その反応は変だぞ! そこの人間、もうお前帰れ!」
一番まともなのが吸血鬼ってのはどうなんだろう。そんなことを思いながらアリシアさんのおっぱいにすりすりすりすりする。
「あン……もぅ、ダメよ?」
「いや、ダメなのは自分の事を吸血鬼とか言ってるそこの小さいのだ」
「ダメ言うなッ! 人間、お前はロリコンなのだから、もっと私に興味を持て! アリシアが現れた途端そっちばっかり……お前のことはどうでも良いが、私の女としての矜持が許さんのだ!」
「そう言われても」
「うるさいうるさいうるさいっ! ほら見ろ、うっふーん!」
吸血鬼はうっふん言いながら片目を勢い良くつむった。
「ペトラアイだと!? いかん、石化する! 助けてアリシアさん!」
「あらあら、大変ね」
何が嬉しいのか知らないが、アリシアさんがニコニコしながら俺をよしよしするのでとりあえず幸せ。
「違う! 色仕掛けだ! あーもういい加減にしろアリシア! どっか行け!」
「あらあら、残念ね。それじゃマスター、用がありましたら呼んでくださいね」
アリシアさんはニコニコしたまま部屋から出て行ってしまった。
「あ、アリシアさぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッッッッッ!!!!」
「うるさいっ! ええい、アリシアが来るまでは私に夢中だったくせに……ええい、不愉快だ! もういい、殺す」
吸血鬼がとても怖い形相で近寄ってきた。このままでは殺されてしまう。急いで鞄を漁り、吸血鬼撃退グッズを探すがそんなのないよ!
「お祈りは済んだか?」
「助けて空飛ぶスパゲッティ・モンスター!」
「いや、もうちょっとマシなものに助けを求めた方がいいと思うが……」
吸血鬼はとても嫌そうな顔をした。この隙に危機を脱する方法を……よし、この案で行こう。
「な、なあ吸血鬼。このまま俺を殺すのは簡単だけど、そうしたらお前のプライドは傷ついたままだよな」
「ふん、命乞いか?」
「いやいやいや。ただ、俺を殺したら、これから先メイドに女の魅力で負けたぺたんこ娘として生きていくんだろうなあと思っただけで」
「ぬ……」
「と言っても、無理だよな。アリシアさんは綺麗だしおっぱい大きいし、女性としての魅力満点。それに引き換えお前は……ぷ、ぷぷーっ!」
「笑うな無礼者! いいだろう、貴様の挑発に乗ってやろうではないか! 見ていろ、貴様を私の魅力で骨抜きにしてくれよう! その後に全身の血を吸い取って殺してくれるわ!」
「分かってくれてとても嬉しいです。じゃあ俺はこれにて」
部屋から出ようとして、服を掴まれる。
「どこへ行く? 貴様は今日から私の奴隷……ごほん、召使いだ。タダで置くつもりもないからな」
「奴隷って言った!?」
「聞き違いだろう」
獲物を見るような目つきの吸血鬼に、早まったかにゃーとか思う俺だった。
「ちゅーちゅーちゅー」
簡単に言うと、血を吸われてる。具体的に言うと、洋館で出会ったちびっこが俺の首筋に歯を立て、俺にしがみ付いたままちゅーちゅー血を吸ってる。
「ぷはっ。……ふんっ、まずい血だ。だが、数百年ぶりの血だ、残さず吸ってやろう」
「いやいや、いやいやいや! ちげーだろ! ここは『血……ううん、精気を吸っちゃうね、おにーたん♪』だろ! あと首筋じゃなくてそけい部付近から血および白いねばねば液体を吸ってくれると大変嬉しくて俺泣いちゃうかも!」
ちびっこがあからさまに嫌そうな顔をしたが、気づかない体で。
「……久方ぶりの血が、このような変態のものとは……」
心底嫌そうな声が聞こえるような気がするが、聞こえない体で。
「それで、あの。血の対価として……いやはや、恥ずかしいなあ。言っていいのかな?」
「この私に条件を突きつけると? ふん、無知とは時として恐ろしいな。……いや、まあいい。暇つぶしにはなるだろう、言ってみろ」
「貴方の幼い肢体を貪りたいですが、よろしいですか?」
「ぶっ!」
「やった、許可が出た! 周囲の迫害にも負けず、ロリコンであり続けてよかった! じゃあ早速」
「まままま待て待て待て! そんなものダメに決まっているだろう、愚か者が!」
いそいそと服を脱いでると、目の前のちびっこが変なことを言う。
「えええええ! いや、え? ……ああ、聞き違いか」
「ダメと言っている! なぜ貴様なぞに高貴なる私の肉体を差し出さねばならぬ!」
「うーん……おまえってさ、いわゆる吸血鬼だろ?」
「うむ。人間を超越した偉大なる存在の吸血鬼だ」
腕を組み、無駄に偉そうにふんぞり返る自称吸血鬼。
「つまり、人外にカテゴライズされるわけで。見た目が小学生!素敵!な状態でも、実際は100歳200歳なのでえろいことしても誰にも怒られないじゃん? だからえろいことを」
「だからダメと言っている! だから近づくなと言ってるだろう学習しろ馬鹿め!」
「学習した上でのことだとしたら?」
「性質が悪いぞこの人間!? だから寄るなと言っている!」
にやにや笑いながら近づくと、ぺけぺけ叩かれた。効果音だけ聞くと女子とのきゃっきゃうふふな光景ですが、実際は牛鬼もかくやと思える程の筋力で殴られているので骨の数本は覚悟しとけよ。
「うーんうーん痛いよう、せっかく合法ロリっ子ときゃっきゃうふふできると思ったのに死にそうだよう」
「もう本当に殺してしまおうか……」
剣呑な台詞が聞こえてきたのでごろごろ転がって部屋の隅へ退避しようとしてたら、ドアが開いて俺の頭を直撃セガサターン。
「お目覚めでしたか、マスター。……あら?」
「畜生、猿じゃない方のブービートラップだ! 脳がとても痛い!」
痛さのあまり部屋中をごろごろごろごろ転がる。
「うわっ、転がるな馬鹿! ええいちょっとは大人しくしろ馬鹿!」
「あらあらあら、大丈夫ですか?」
誰だか知らないが、俺を優しく抱き上げ(おっぱいに顔が埋まりました!)、頭をよしよししてくれたのでとても安らぐ。
「こ、こらアリシア! こんな変態になでなでする必要などない!」
「そんなことはないよ?」
「なんで貴様が答える! こらアリシア、この私がやめろと言っている!」
「でも……」
アリシアと呼ばれたメイド服の女性が俺を心配そうに見ている。見える、俺にも選択肢が見える!
1:ありがとうお姉さん。貴方のおかげで大分楽になりました。
2:そこの吸血鬼に囚われているんですね、分かります。共に悪の吸血鬼を倒しましょう!
3:おっぱい好きぃ
……なんか、3が明らかにおかしい。
「おっぱい好きぃ」
そして、それを選ぶ俺もおかしい。
「あらあらまあまあ」
そのリアクションもおかしい。
「待てアリシア! その反応は変だぞ! そこの人間、もうお前帰れ!」
一番まともなのが吸血鬼ってのはどうなんだろう。そんなことを思いながらアリシアさんのおっぱいにすりすりすりすりする。
「あン……もぅ、ダメよ?」
「いや、ダメなのは自分の事を吸血鬼とか言ってるそこの小さいのだ」
「ダメ言うなッ! 人間、お前はロリコンなのだから、もっと私に興味を持て! アリシアが現れた途端そっちばっかり……お前のことはどうでも良いが、私の女としての矜持が許さんのだ!」
「そう言われても」
「うるさいうるさいうるさいっ! ほら見ろ、うっふーん!」
吸血鬼はうっふん言いながら片目を勢い良くつむった。
「ペトラアイだと!? いかん、石化する! 助けてアリシアさん!」
「あらあら、大変ね」
何が嬉しいのか知らないが、アリシアさんがニコニコしながら俺をよしよしするのでとりあえず幸せ。
「違う! 色仕掛けだ! あーもういい加減にしろアリシア! どっか行け!」
「あらあら、残念ね。それじゃマスター、用がありましたら呼んでくださいね」
アリシアさんはニコニコしたまま部屋から出て行ってしまった。
「あ、アリシアさぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッッッッッ!!!!」
「うるさいっ! ええい、アリシアが来るまでは私に夢中だったくせに……ええい、不愉快だ! もういい、殺す」
吸血鬼がとても怖い形相で近寄ってきた。このままでは殺されてしまう。急いで鞄を漁り、吸血鬼撃退グッズを探すがそんなのないよ!
「お祈りは済んだか?」
「助けて空飛ぶスパゲッティ・モンスター!」
「いや、もうちょっとマシなものに助けを求めた方がいいと思うが……」
吸血鬼はとても嫌そうな顔をした。この隙に危機を脱する方法を……よし、この案で行こう。
「な、なあ吸血鬼。このまま俺を殺すのは簡単だけど、そうしたらお前のプライドは傷ついたままだよな」
「ふん、命乞いか?」
「いやいやいや。ただ、俺を殺したら、これから先メイドに女の魅力で負けたぺたんこ娘として生きていくんだろうなあと思っただけで」
「ぬ……」
「と言っても、無理だよな。アリシアさんは綺麗だしおっぱい大きいし、女性としての魅力満点。それに引き換えお前は……ぷ、ぷぷーっ!」
「笑うな無礼者! いいだろう、貴様の挑発に乗ってやろうではないか! 見ていろ、貴様を私の魅力で骨抜きにしてくれよう! その後に全身の血を吸い取って殺してくれるわ!」
「分かってくれてとても嬉しいです。じゃあ俺はこれにて」
部屋から出ようとして、服を掴まれる。
「どこへ行く? 貴様は今日から私の奴隷……ごほん、召使いだ。タダで置くつもりもないからな」
「奴隷って言った!?」
「聞き違いだろう」
獲物を見るような目つきの吸血鬼に、早まったかにゃーとか思う俺だった。


