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2019年10月18日
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【マヨイガにツンデレがいたらどうなるの?】

2010年04月09日
 水月やった。雪さんに会いたくなった。寝た。起きたらマヨイガだった。
「やった! 雪さん、雪さん! 来たよ、俺来たよ! 雪さぁぁぁん!!!」
 花々を踏みしめながら雪さんの姿を探し、走る。やがて、天を突くような大木が見えた。その根元に、誰かいる。
「……雪さん? 雪さんだよね? 雪さん! 雪さぁぁぁぁん!!!」
「誰が雪さんか!」
 雪さんに抱きつこうとすると、鼻っ柱を殴られた。
「貴様、花梨!?」
「かなみよっ!」
「なんで!? 雪さんは? どこ?」
「そんなの知らないわよ。……それより、私見てなにか思わないの?」
 かなみの言葉を無視して雪さんを探してたら殴られたので、仕方なくかなみを上から下までじっくり見る。
 髪はいつも通りツインテールだ。ちょっと頬が赤いか? 目はいつもの挑むような視線を俺に向けてるし……ふむ。
「太った?」
 別に気がついたところなどないので適当に言ったら、首を絞められた。どうやら失言だったようだ。
「太ってない! ……ほ、ほら、メイド服だよ。ヘッドドレスもあるよ? アンタの好きなメイドさんだよ?」
「……は! そんな外見だけでメイドを謳おうなどとは愚かしいにも程がある! いいか? メイドさんは優しくて、ご飯を作ってくれて、買出しについていって袋持とうとすると『嫌です。雪の仕事を取らないでください』とか言って、夜は添い寝してくれて、どんな時でも俺のことを想っていてくれる。そんな、そんなメイドさんをおまえは……ああああ雪さぁぁぁん!!!」
「いちいち叫ぶな! ああもう!」
 かなみに突然手を引かれ、バランスを崩し転ぶ。そして俺の頭を持ち、かなみは
「……あ、アンタの言う雪さんは、こ、こういうことしてくれる?」
 ……俺に、膝枕をした。
「……え、えーと、どうだったかな?」
 かなみの太ももの柔らかさにドキドキしつつも、どこか安らぎを感じていた。
「ふ、ふふん、どう? 雪さんよりあたしの方がすごいでしょ?」
「んー……分からん。でも、このまま寝かせてくれたら……」
「……し、しょうがないわね。いいわよ。……お休み、タカシ」
 そっと俺の頭をなでてくれる感触を感じながら、俺は夢とも現とも知れない世界でまどろんでいった。

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