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2026年03月16日
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【つるぺたいずみ】

2010年05月07日
 教室の隅で、いずみが自分の薄い胸を見下ろしため息をついていた。
「いずみ、おっぱいは揉むと大きくなるんだよ」
 背後から薄い乳を揉みしだくと、すごい殴られた。
「いきなり何してんねん、このドアホ!」
「ひっく……おっぱいを、おっぱいを揉みたかったんです」
 衆人環視の中、顔面を腫らしつつ正座して泣きながら謝る。
「やってエエこととアカンことがあるんも分からへんのか!?」
「これはいいことだよね?」
「アカンに決まってんやろ!」
 なかなか線引きが難しい。
「まったく……ホンマにタカシはアホやな。しかも変態やし……最悪や」
「いや、でも乳首を摘ままなかったのは俺にしてはかなり遠慮したんだぞ? 変態なら摘まみまくって」
「そういうことを平然と言うから変態やと言ってんねん!」
 いずみは真っ赤な顔で俺を叱った。
「ところで腹減ったな。学食行こっか?」
「アンタは今怒られてんのや! ホンマに何考えてんねん!」
「お腹すいた」
「…………」
 ぷるぷる震えた後、いずみは疲れたように息を吐いた。
「……なんやアンタ相手にマジなってたら疲れるわ。ええで、飯食い行こ」
「わぁい」
 許されたのでいずみの手を取る。
「なっ、なんやねん! なにしてんねん!?」
「親愛の情を示すと共に、途中はぐれて迷子になり泣きべそをかく俺の未来予想図を回避するための手段」
「ま、まぁ確かにタカシはアホやし迷子なりそうやし……。うー……」
 むにむにと口の中で何か言ってたけど、やがて諦めたように俺を引っ張って教室を出た。
「ああそうだ。いずみ、胸が小さいの好きな奴もいるからあんま気にすんな。俺もつるぺた大好きだし」
「だっ、誰が気にしてるっちゅーねん、アホ!」
 軽く殴られた。なんか、その時に小さく「ありがとう」と聞こえた気がしたけど、……気のせいだな、うん。

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【ツンデレをシカトし続けたら】

2010年05月06日
 先日いずみが遊びに来て、大事にしてたエロ本(つるぺたonly)を見つけられ、捨てられた。
 その一方的な行為に怒り心頭。いずみが謝ってくるまで無視することにした。
「あっ、タカシ! あんたなぁ、あんな本買うたらアカンで。出てくる子みんな子供やん」
 学校の廊下を歩いてると、前からやってきたいずみと遭遇した。さっそく無視開始。
「…………(ぷいっ)」
「……? なんや、どないしたん?」
「…………(ぷいっ)」
「……なんやその態度はッ!」
「ぐぎゃッ!?」
 いきなり張り倒された。目を白黒させてると、いずみは俺の上に座り胸倉を掴んだ。
「ウチがなんか変なことしたか? 悪いことしたか? えっちな本持ってるアンタが悪いんやろ?」
「でででも俺くらいの年頃だとエロ本は持ってて当然かと」
「口答えすんなッ!」
「ふぎゃっ!?」
 また張り倒された。怖いし痛いし俺そんな悪いことしたか?
「う、ううう……怖いよぅ、痛いよぅ、もう嫌だよぅ」
「泣くなあかんたれ! ダメな奴っちゃで、ホンマ」
 怖くて痛くてえぐえぐ泣いてると、そっと頭をなでられた。
「……もうあんなえっちぃ本買わへんな?」
 優しく言われて思わず頷きそうになるが、それだけは譲れない。俺は激しく首を横に振った。
「くっ……ええ度胸やで、ホンマ」
「しょうがないじゃねえか! 俺のほとばしる性欲をほっといたら、間違いなく性犯罪者になってるぞ!」
「うっ……そ、それはまぁ、確かに……」
 納得されるのも悲しいが、事実なので仕方ない。
「それともなんだ、いずみは俺が性犯罪者になってもいいってのか?」
「そ、そうは言ってへんやん! けど子供の裸にしか興奮せえへんのっておかしいやん!」
「子供に限定するな! 俺はつるぺたにしか反応しないだけだ!」
「それやったらウチを想像してやったらええやん!」
 思わぬ爆弾発言に、動向を見守っていた観衆ともども沈黙。そして自分の発言に気づいたいずみは、顔を赤く染め上げた。耳まで赤い。
「な、なんでもない! 今のなし! ええな!」
 俺を“びしっ”と指差し、いずみは半泣きで逃げていった。
「……この場合追いかけた方がいいのか?」
 観衆に意見を求めるが、皆一様に首をすくめるだけだった。

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【中華さんといっしょ】

2010年05月06日
 異文化コミュニケーションをとらないとダメだと昔のビデオを見てたら思ったので、級友の中国人に話しかけてみた。
「初めまして、中国人。別府タカシです」
「……馬鹿にしてるアルか? 中国人じゃなくて、メイシンアル」
「メイ・シンアル? 変な名前」
「メ・イ・シ・ン! おまえ分かってて言ってないアルか?」
「ははははは。ところでメイシン、折角のクラスメイトなので親交を暖めたいのだがどうだろう?」
「……オマエ、変な奴だから嫌アル。どっか行け」
 しっし、とまるで犬を追い払うかのように手を払われた。その手を取ってにぎにぎ。
「タコがあるな。手淫のしすぎは体によくないぞ」
「したことないアル!」
「ひぎぃッ!?」
 体当たりにしてはやけに痛すぎる体当たりをされる。あれ、俺壁にめりこんでるよ。
「うう……破瓜したような声出しちゃったじゃねえか! どうしてくれる!」
「変なことばっか言うなアル! それに、このタコは中国拳法の修行で出来たタコアル!」
「くっ……暴力女だったか。声かけるんじゃなかった」
「だれが暴力女か!」
 めりこんだ俺に中段突き。あ、これ知ってる。崩拳ってやつだ、ゲームでしてひぎゃあああ!
「い……痛い痛い痛い。暴力以外の何物なんだよ」
「オマエ、丈夫アルね。……いい練習相手かも」
 ギラリ、とメイシンの目が妖しく光る。逃げたいけどめりこんでて逃げられない!
「実は僕病弱であと三日の命なんだ! だからその練習相手とか無理無理無理!」
 メイシンは俺を壁から引きずり出し、にっこり笑って言った。
「ダイジョブアル。クンフーを積めば病気なんて飛んでくアル」
 俺の腕を持ち、ずるずるとどっかへ引っ張っていく。
「やめてやめてやめて! 誰かhelp!」
 俺の悲痛な叫びに、みんな「がんばれよ」とか「根性叩き直してもらえ」とか酷いことしか言わない畜生。
 その後のことは詳しく思い出すと泣きそうなので思い出したくない。

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【買い物に付き合わせるツンデレ】

2010年05月06日
 たまの休日くらい家でのんびりエロ本でも読みたいもんだと机にかじりついてると、電話が鳴った。
「タカシ? ボクだよ。暇だよね。買い物行くからついてきて」
「俺にはボクと喋る知り合いはいません」
「ぼ、ボクだよ! ボク、ボクだって!」
「ただ、一人称がボクの肉奴隷は一人います」
「肉奴隷とか言うな! いーから10分以内にいつもの待ち合わせのとこ来て! 来なかったらもう宿題見せてあげないから!」
「すぐ準備いたします、梓様」
 ぱぱぱっと着替えて家出て全力ダッシュ。いつもの場所に梓がふくれっ面で立っていた。
「遅いよ! 女の子を待たすなんてサイテーだよ!」
「はぁっ、はぁっ……お、おまえな、家からここまで10分で来ること自体無理なんだぞ……ぜぃぜぃ」
「そんなの知んないよっ! ほら、とっとと行くよ!」
 ぜぇぜぇ言ってる俺を置いて、梓は先に行ってしまった。追いかけように疲れて動くのしんどい。
 ふと目を横に向けると、うまそうに果物汁をすすってる女性がいた。俺も飲もうと自販機に近づき硬貨を入れる。
「なんで着いて来てないんだよぉ!」
 涙目の梓がいつの間にか俺の後ろにいたので驚いた。
「いや、ノド渇いて」
「なんか言ってからにしろよぉ! ……後ろ見たらタカシいなくて、びっくりしたじゃん」
 ぐしぐしと目をこする梓を見てると、なんとなく申し訳なく感じる。
「悪ぃ悪ぃ。ほら、ジュースおごってやるから好きなの選べ」
「こ、こんなので誤魔化されないんだから! ……オレンジがいい」
「ほいほい」
 ぽちっとボタンを押下し、梓に渡す。
「コーラじゃん! ボク、オレンジって言ったよ!? ボク炭酸飲めないよ!」
「委細了承済みだ」
「……う~! タカシのいじめっこ!」
 梓は激しくコーラをシェイクし、俺に渡した。
「これはタカシが飲んで!」
「いや、おまえめちゃめちゃシェイクしてたじゃん。飲めねぇよ」
「罰ゲームだよ! でも、飲まないならボクにもういじわるしたらダメだよ?」
 そう言ってにんまり笑う梓に、俺は軽く笑いかけると勢いよくコーラのプルタブを引き上げた。
 当然の帰結として、コーラが俺と梓に降り注いだ。
「ひゃああああ!?」
「ふはははは! この程度で俺様が梓をいじめることをやめるわけがないだろう!」
「……笑ってるけど、罰ゲーム失敗だよ。コーラ浴びたけど、飲んでないもんね。だから、もうボクのこといじめたらダメだからね」
 にっこり笑う梓の頬に、軽く手を添える。
「え? な、なに?」
 そして、ぺろりと梓の頬を舐めた。
「な! ななななにを!?」
「ほれ、飲んだぞ。おまえにもコーラ掛かってたからな」
「のの飲んだって!? 舐めたじゃん! ぺろって!」
「まぁおまえの全身舐めれば飲む量に値するだろうけど……いいか?」
「だ、ダメダメダメダメ! ダメのダメダメだよっ! 何考えてんだよっ!」
「はっはっは。しかし、こんだけ濡れちまったら着替えないとダメだな」
「……しょうがない、今日は買い物諦めるよ。タカシの家行こ? たしかボクの服の替えあったよね」
「ああ、いつかおまえが泊まりに来て小便漏らした時に買った替えがある」
「そ、そういうこと言うなよぉ! あの時は怖い映画見たから、仕方なかったんだよっ!」
 真っ赤な顔で俺を叩く梓の頭をなでながら、俺たちは家に帰った。

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【地震が来て怖いちゅんでれ】

2010年05月06日
 近所のかなみとかいう幼女が遊びに来て、いつものように俺をいじめる。
「このっ、へんたいっ、ろりこーん!」
「ちっ、違うっ! ちょっと偶然を装ってパンツ見ただけだ! くまさんパンツ可愛いぞ!」
「うっさいばか、死ねっ!」
 げしげし蹴られてると、床が揺れた。何かと思ってると、部屋全体が激しく震えだした。
「うわっ、地震だ! かなみ!」
 不安げにきょろきょろしているかなみに覆いかぶさる。
「ちょ、ちょっとなにすんのよっ!」
「いーから黙ってろ!」
 俺の上に本棚から本がどさどさ落ちてきて痛い。辞書らしき物も落ちてきて凄く痛い。
 そのままじっとしていると、程なく地震は治まった。
「いてて……大丈夫か、かなみ?」
「…………」
 かなみは俺の腕の中で小さく震えていた。
「もう大丈夫だぞ。よく我慢したな」
 ぐりぐり頭をなでると、かなみは今気づいたように俺の顔を見上げた。
「なっ、なでないでよっ! 子どもじゃないんだから」
 子供じゃん、と思いつつ手を除ける。
「……いまの、なに?」
「なにって、ただの地震だろ。ひょっとして初体験か?」
 素直にこくりと頷いた。
「なんか、ぶるぶるってゆれて……もう大丈夫だよね? ぶるぶる来ないよね?」
 かすかに目を潤ませ、かなみは俺の服をぎゅっと握り締めた。
「大丈夫だって。もし揺れても、守ってやるから」
 もう一度かなみの頭をなでる。かなみは少し嬉しそうに頬を緩ませた。
「あ、あんたみたいなろりこんに守ってもらいたくないわよ……」
「そいつぁ残念」
 乱雑になってしまった部屋の中、俺はかなみの頭をいつまでもなでていた。

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