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2017年09月24日
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【更紗 初登場】

2011年11月16日
 先日、とある事件に巻き込まれ、結果、ちっこい娘さんが我が家に居候することになった。
 それはいい。構わない。俺がロリコンなのでどこまで我慢できるかという一抹の不安はあるが、それより大きな問題がある。
「彰人、彰人」
 とか思ってたら、当の本人が人の背中をちょんちょん突ついてきた。
「ん? おお、更紗。どした? 何か用か?」
 くるりと振り返り、件の少女──更紗に向き直る。一見すると子供のような体躯だが、俺と1つ違い、のハズだ。もし学生だと高校1年生になるのだろうか。
「用はない。けど、強いて言うなら、抱っこしてほしい」
 そんな更紗が抑揚なく呟く。寝起きかと見紛いかねないほどテンションが低いが、これがコイツの普通だ。
「子供か」
「見た目は子供、頭脳は大人」
「どこの新一だ。まあいいや、おいで」
 手でカムカムすると、更紗はスムースに俺の胸の中に収まった。
「ん。ん。……ん」
 そして何かを確認するかのように数度コクコクとうなずいた。
「何の確認だ」
「気になるなら自分で繋げて調べればいいのに」
「そこまで興味ねー。それに、俺は出来る時と出来ない時があるから。何より、疲れるからあんま繋ぎたくない」
「……根性ナシ」
「無茶言うない」
「言ってない。出来るのにやんないのは、ただの怠惰」
「面倒くさがりなんだ」
「知ってる」
「そりゃそうか……」
 というか、いま俺に抱きついてるちっこい娘が知らないことなど、存在しないと言ってもいい。
 事実だけ伝える。更紗はアカシックレコードに接続できる存在だ。
 簡単に説明すると、そこに接続すると、この世界の全てのことが分かる。先日の事件に巻き込まれた結果、限定的だが、俺も接続できるようになってしまった。正直、悪用すれば国家転覆も容易いと思う。
 ……誰だっ! お兄さん中二病って言葉大嫌いですよっ!?
「? どしたの?」
「や、なんでもない」(なでなで)
「むー」
 そんな凄い(笑)のが二人揃っている訳なのだが、世界をどうこうするつもりは……少なくとも俺には全くなく、こうして更紗をなでてるだけで幸せだったりします。
 ……大丈夫とは思うが、一応、更紗にも聞いておくか。
「なあ更紗、お前は、えーと……」
 うぅむ、聞きづらい。どうしたものかと思っていたら、更紗は俺の頬を優しく撫でながらつぶやいた。
「──私は、私を分かってくれる人がそばに居てくれるなら、それだけでいい」
「あー……繋いだ?」
「今の彰人の状態を読んだだけ。上層の意識のことしか読んでないから大丈夫」
「勘弁してください」
「ちょこっとだけ他のとこも読んだ。彰人はロリコンだ」
「読まないで! そして読んだとしても黙っていて! それが大人というもの!」
「実年齢が二桁だとしても、私みたく見た目が幼ければ興奮する?」
「します! いや何を聞いてんだ。ていうか読んだなら知ってるだろ。アレか、言わせたいだけか」
「彰人のへんたい。えっち。だいすき」
「変なのが混じってます」
「しまった、本音が漏れた」
「ぜってーわざとだ」
「実はそう。……嬉しい?」
 小悪魔的な表情で俺を見つめる更紗。何かを探るかのような視線が突き刺さる。
「えーと。つるぺたは大好物なので嬉しいです」
「──。一応本音だけど、照れ隠しが多大に入ってる」
「読まないで!」
「……それで、本当はどう?」
「はぁ……。もう読んだんだろ? じゃ、全部分かるだろ」
「……そういうことは、調べるんじゃなく、本人の口から聞きたい、という程度の乙女心は持ってる」
 ちょっとだけ頬を染めつつ、更紗がつぶやく。
「あー……まあ、なんだ。成り行きとはいえ、お前が今ここにいるのは、俺がそうあってほしいという意思が含まれているんだから、そこから行き着く答えは?」
「もっと短く。要点をまとめて。照れずに」
「……もっとお前と一緒にいたい、とは思っている」
 一瞬で更紗の顔が赤色に染まった。
「す、ストレートすぎ。流石にびっくりした」
「お前が言わせたんだろうがっ!」
 ええい、恥ずかしい。
「しかし、情熱的なプロポーズだった。仕方ない、結婚してやろう。結納に世界をあげる」
「してねえっ! いらんっ!」
「がーん」
 うちの居候は厄介です。

拍手[33回]

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Comment
No title
>飽きた
飽きないよ!
誰だそんなけしからん事を言うのは!
ふじこふじこ!

あ、新登場のちっこい娘さんも可愛うございますねフヒヒww
無題
同じく飽きてなんていねえぜ
No title
飽きたりなんかしないです♪かなみもお願いしますm(._.)m
No title
飽きるどころか、
ますます好きだー。
No title
さあ、早く続きを書きたまえ。
いや書いてくださいお願いします。
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