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2024年11月24日
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【雷が怖いボクっ娘】
2010年03月29日
今日は日曜日。暇なのか、梓が俺の家に遊びに来てる。
「ねータカシ、折角こんな可愛い子が遊びに来てるんだからさ、ちょっとはもてなそうとか思わないの?」
「可愛い子って言った」
「……い、言うよ。ボク、可愛いもん」
「んー……まぁ、可愛いは可愛いわな。セクシーという言葉からはかけ離れた位置にいるけど」
「せ、セクシーだよ? ほら、うっふーん」
うっふーんと言いながら、梓は肩口を露にした。したが……うっふん力が圧倒的に足りない。
「暇だなぁ。梓、どっか遊び行くか」
「なんかコメントしろよっ!」
コメントできないから無視したのです。
「……あっ、ボクの魅力に参っちゃって、コメントできないくらい慌ててるんだね? へへー、セクシーすぎてごめんね」
調子に乗ってるので、ほっぺを引っ張る。
「あぅ~、やへへほ~」
「わはは、変な顔」
満足したので手を離すと、梓は不満そうにほっぺをさすった。
「うう~……タカシってさ、すぐボクのほっぺ引っ張るよね」
「柔らかくて気持ちいいから、引っ張られても仕方ない。もちもちほっぺを持った者の宿命だ、諦めろ」
「そう? タカシのほっぺとそんな変わらないと思うけど……」
自分のほっぺを軽くひっぱり、梓はもちもち感を確かめた。
「……よく分かんないや。タカシのほっぺも触らせてよ」
「俺の頬には毒をたっぷり塗っているから、下手に触ると死ぬぞ」
「……それだと、塗ってる時に死なない?」
「大丈夫、この毒は体に大変いいからむしろ健康になる」
「……それ、もう毒じゃないよね」
「困ったね」
「……はぁ。冗談はともかく、ほっぺが硬い人なんていないんじゃないかな? ちょっと触らせて」
「引き続きお前のほっぺも触らせてくれるなら、許可しよう」
「ん、んー……まぁいいよ。むにー」
むにーと言いながら俺の頬を引っ張る梓。負けじと俺も梓のほっぺを触る。
「うーん、やっぱ梓の方が柔らかい気がするけどなぁ」
「そう? タカシのほっぺも柔らかいけど……よく分かんないや」
「んー……よし、こうしよう」
梓のほっぺにほお擦りし、どちらのほっぺが柔らかいか確認する。
「わわっ、ほお擦りされてる」
「…………」(すりすり、すりすり)
「どう? どっちが柔らかい?」
「……気持ちいい」(すりすりすり)
「き、気持ちいいじゃなくて! どっちが柔らかいか聞いてるんだよ!」
「うーん、なんだかえっちな気分」
「え、えっちな気分って! ぼ、ボクそんなつもりじゃ……」
「梓、キスしよっか」
「えええっ!? き、キスなんかより、遊ぼうよ? ほら、ゲームとか、ね?」
「梓……」
ゲームを持つ手を優しく握り、そっと梓に体を寄せる。
「あ……」
小さく息を吐き、梓はそっと目を閉じ……
次の瞬間、轟音が部屋を包んだ。それとほぼ同時に稲光が走る。
「うおぉっ! びっくりした~。近いな」
窓から空を見上げると、いつの間にか真っ暗な雲が立ち込めていた。見てる間にぱらぱらと雨が降ってきて、程なく窓を叩く雨音がうるさく感じるようになった。
「すげー雨だな……うぉっ、また光った」
突然の雨と雷に、なんだかエッチな気分も飛んでしまった。
「はぁ……しょうがない、寝るか。梓、一緒に……梓?」
梓に呼びかけるが、返事がない。……あ、そっか。
「あぅぅぅぅ~」
「まだ雷苦手なのか?」
カタカタと震える梓の側に座り、そっと頭をなでる。まるでひよこを触ってるみたいにふわふわで気持ちいい。
「に、苦手じゃないよ~」
「……強がるなら、もうちょっと上手にな」
にじんだ涙を手ですくってやる。
「こ、怖くなんかないよ? これはタカシを騙すためで、ホントはにゃああああ!」
強がりを言ってる途中で稲光が走ったため、梓は会話の途中で猫っぽくなった。
「ホントはにゃあ? 実は猫だったのか」
「うにゅ~っ、うにゅ~っ」
俺の話なんて聞かずに、梓はうにゅうにゅ言いながら俺の服の中に潜り込んだ。しばらくもぞもぞした後、服の中で俺に抱きついたまま首だけ出した。
「はぁ……落ち着いた」
「狭い。出ろ」
「まったく、ヤだね雷。怖くないけど、ゴロゴロうるさくってボク嫌いだよ」
「暑い。出ろ」
「はふー……」
俺の話なんてまったく聞かずに、梓は安心したように息を吐いた。
窓の外ではまだ雷が鳴ってるが、梓はもう平気なようで、気持ち良さそうに鼻歌を歌ってる。
「ふんふんふーん♪」
「下手」
「へっ、下手じゃないよっ!」
「じゃあ上手でいいから、出ろ。狭いし暑い」
「う……そ、その、雷が鳴り止むまでいちゃ……ダメかな?」
「ダメ」
「……どうしても?」
「うっ」
目尻に涙を浮かべて、梓は俺をじっと見た。騙されるな、演技だ演技! 決まってる!
「……ど、どうしても、じゃない……カナ?」
だがしかし、決まったところで俺に抗えるわけねーじゃん。
「……えへへ。優しいね、タカシ」
ほらな、すげー嬉しそうに笑うし。ああもう、困る。
困ったので、ぎゅーっと抱きしめる。
「うぐぐ……苦しいよぉ」
なんて言いながら、梓は幸せそうに笑った。
「ねータカシ、折角こんな可愛い子が遊びに来てるんだからさ、ちょっとはもてなそうとか思わないの?」
「可愛い子って言った」
「……い、言うよ。ボク、可愛いもん」
「んー……まぁ、可愛いは可愛いわな。セクシーという言葉からはかけ離れた位置にいるけど」
「せ、セクシーだよ? ほら、うっふーん」
うっふーんと言いながら、梓は肩口を露にした。したが……うっふん力が圧倒的に足りない。
「暇だなぁ。梓、どっか遊び行くか」
「なんかコメントしろよっ!」
コメントできないから無視したのです。
「……あっ、ボクの魅力に参っちゃって、コメントできないくらい慌ててるんだね? へへー、セクシーすぎてごめんね」
調子に乗ってるので、ほっぺを引っ張る。
「あぅ~、やへへほ~」
「わはは、変な顔」
満足したので手を離すと、梓は不満そうにほっぺをさすった。
「うう~……タカシってさ、すぐボクのほっぺ引っ張るよね」
「柔らかくて気持ちいいから、引っ張られても仕方ない。もちもちほっぺを持った者の宿命だ、諦めろ」
「そう? タカシのほっぺとそんな変わらないと思うけど……」
自分のほっぺを軽くひっぱり、梓はもちもち感を確かめた。
「……よく分かんないや。タカシのほっぺも触らせてよ」
「俺の頬には毒をたっぷり塗っているから、下手に触ると死ぬぞ」
「……それだと、塗ってる時に死なない?」
「大丈夫、この毒は体に大変いいからむしろ健康になる」
「……それ、もう毒じゃないよね」
「困ったね」
「……はぁ。冗談はともかく、ほっぺが硬い人なんていないんじゃないかな? ちょっと触らせて」
「引き続きお前のほっぺも触らせてくれるなら、許可しよう」
「ん、んー……まぁいいよ。むにー」
むにーと言いながら俺の頬を引っ張る梓。負けじと俺も梓のほっぺを触る。
「うーん、やっぱ梓の方が柔らかい気がするけどなぁ」
「そう? タカシのほっぺも柔らかいけど……よく分かんないや」
「んー……よし、こうしよう」
梓のほっぺにほお擦りし、どちらのほっぺが柔らかいか確認する。
「わわっ、ほお擦りされてる」
「…………」(すりすり、すりすり)
「どう? どっちが柔らかい?」
「……気持ちいい」(すりすりすり)
「き、気持ちいいじゃなくて! どっちが柔らかいか聞いてるんだよ!」
「うーん、なんだかえっちな気分」
「え、えっちな気分って! ぼ、ボクそんなつもりじゃ……」
「梓、キスしよっか」
「えええっ!? き、キスなんかより、遊ぼうよ? ほら、ゲームとか、ね?」
「梓……」
ゲームを持つ手を優しく握り、そっと梓に体を寄せる。
「あ……」
小さく息を吐き、梓はそっと目を閉じ……
次の瞬間、轟音が部屋を包んだ。それとほぼ同時に稲光が走る。
「うおぉっ! びっくりした~。近いな」
窓から空を見上げると、いつの間にか真っ暗な雲が立ち込めていた。見てる間にぱらぱらと雨が降ってきて、程なく窓を叩く雨音がうるさく感じるようになった。
「すげー雨だな……うぉっ、また光った」
突然の雨と雷に、なんだかエッチな気分も飛んでしまった。
「はぁ……しょうがない、寝るか。梓、一緒に……梓?」
梓に呼びかけるが、返事がない。……あ、そっか。
「あぅぅぅぅ~」
「まだ雷苦手なのか?」
カタカタと震える梓の側に座り、そっと頭をなでる。まるでひよこを触ってるみたいにふわふわで気持ちいい。
「に、苦手じゃないよ~」
「……強がるなら、もうちょっと上手にな」
にじんだ涙を手ですくってやる。
「こ、怖くなんかないよ? これはタカシを騙すためで、ホントはにゃああああ!」
強がりを言ってる途中で稲光が走ったため、梓は会話の途中で猫っぽくなった。
「ホントはにゃあ? 実は猫だったのか」
「うにゅ~っ、うにゅ~っ」
俺の話なんて聞かずに、梓はうにゅうにゅ言いながら俺の服の中に潜り込んだ。しばらくもぞもぞした後、服の中で俺に抱きついたまま首だけ出した。
「はぁ……落ち着いた」
「狭い。出ろ」
「まったく、ヤだね雷。怖くないけど、ゴロゴロうるさくってボク嫌いだよ」
「暑い。出ろ」
「はふー……」
俺の話なんてまったく聞かずに、梓は安心したように息を吐いた。
窓の外ではまだ雷が鳴ってるが、梓はもう平気なようで、気持ち良さそうに鼻歌を歌ってる。
「ふんふんふーん♪」
「下手」
「へっ、下手じゃないよっ!」
「じゃあ上手でいいから、出ろ。狭いし暑い」
「う……そ、その、雷が鳴り止むまでいちゃ……ダメかな?」
「ダメ」
「……どうしても?」
「うっ」
目尻に涙を浮かべて、梓は俺をじっと見た。騙されるな、演技だ演技! 決まってる!
「……ど、どうしても、じゃない……カナ?」
だがしかし、決まったところで俺に抗えるわけねーじゃん。
「……えへへ。優しいね、タカシ」
ほらな、すげー嬉しそうに笑うし。ああもう、困る。
困ったので、ぎゅーっと抱きしめる。
「うぐぐ……苦しいよぉ」
なんて言いながら、梓は幸せそうに笑った。
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