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2017年09月24日
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【雪を見てはしゃぐツンデレ】

2010年04月13日
 外は雪が降ってて寒い。寒いので、コタツでぬくぬく温まってると、梓が俺の部屋に乱入して来た。
「タカシ、雪だよ! 雪降ってるよ! 遊ぼ!」
 などと言って外から持ってきたのだろう、雪を俺の背中と服の間に入れた。
「冷たっアァアアアッ!」
 冷たさのあまり部屋中を転がる。
「雪っていいよね、なんか幻想的で。ボク、大好き!」
「アアアァアっ! 冷たっ、冷たいっ!」
 服を脱いで雪を取り去り、梓に向き直る。
「タカシはしゃぎすぎ。遊ぶなら外で遊ぼうよー」
「冷たさに苦しんでただけだ! 心臓麻痺で死んだらどうすんだよ!」
「だいじょーぶだよ。タカシ、心臓に毛が生えてるもん」
 なるほど。それなら毛で防寒もできるし、問題ないだろう。
「ね、タカシ。いつまで裸でいるの? 見てるだけで寒そうだよ」
 言われて気づいたが、雪を取るため服を脱いだままだった。
「道理で寒いと思った」
 もそもそと服を着なおす。う、濡れてて冷たい。
「思っただけなんだ……。タカシって、結構バカだよね」
「なんだとコンチクショウ! 誰のせいで寒さに震えてると思ってんだ!」
「あははっ、ホントに震えてる。ウサギみたい」
 失礼な奴だ。しかし、マジで寒い。……梓で暖を取るか。
「ひゃっ!? な、なに?」
「寒いのでお子様で暖を取ることにした。子供は体温高いんで一家に一台欲しいよね」
 梓を背中から抱っこして、コタツに入る。うむ、腹も足も温かくてぐー。
「ぼ、ボクはお子様じゃないよ。大人だもん」
「うー……極楽極楽。よし、さらなる暖を取るため風呂に行こう」
「えっ、ヤだ、ヤだよ! 一人で入れよ、ばかっ!」
「当然だろう。……まさか、一緒に入りたかったのか?」
 俺の言葉を聞いて、梓は耳まで赤くなった。
「そっ、そんなわけないじゃん、冗談だよ。まったく、タカシってばえっちだよね」
 真っ赤なまま言われても説得力に欠けると思います。
「まぁ、そこまで言うなら一緒に入らないでもないがな。ついでに梓のつるぺたい胸がどれくらい成長したか確認するか」
「つっ、つるぺたくないよ! ぼいんぼいーんだよ! 牛が羨むくらいおっきいよ!」
 そう言いながら胸を張る梓を上から見るが、やはり起伏に欠ける。地平線という言葉が思いついた。
「梓、嘘はよくないぞ」
「ほんとだもん! 2mmおっきくなったもん!」
「ほう……それは興味深い情報だ」
「う……た、タカシ?」
 つるぺた委員会名誉会長として、梓の胸の成長具合は逐一把握しておかなくてはならない。
「よし。なにがなんでも一緒に入ってもらおう」
「えっ!? うそ、うそだよね?」
 梓を抱っこしたままコタツから抜け出る。そしてゆっくりドアへ向かう。
「わっ、本気だ! ま、待って! 女の子と一緒に入るなんて恥ずかしいと思わない?」
「ガキの頃は一緒に入ってたろ? 問題ないない♪」
「あるよっ! 今は昔と色々違うだろっ!?」
「そういう難しいことはゆったり風呂に浸かりながら考えよう」
「それじゃ遅いよっ!」
 梓を抱きかかえたまま、俺は風呂場へ入った。

「……大きくなってないじゃん」
「あぅぅぅぅ……いっぱい揉まれたぁ……」
 俺の部屋で、梓はこれ以上ないくらい真っ赤な顔で布団に包まっていた。
「毛もほとんど生えてないし……ホントに同い年か?」
「言うなよっ! うぅ……もうお嫁にいけない……」
「…………」
「そこは『じゃあ俺がもらってやる』って言う場面だろっ! なに漫画読んでるんだよ!」
「うるさいなぁ。もらってやるから、読み終わるまで待ってろ」
「タカシ適当すぎるよ! そんなプロポーズなしだよ! やり直しを要求するよ!」
 きゃんきゃん叫ぶ梓を適当にあしらいながら、俺は漫画を読むのだった。
 プロポーズは、まだ勘弁して。

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