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2017年10月19日
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【ボクっ娘だらけの水泳大会】

2010年05月17日
 ボクっ娘を騙して学校のプールに連れてきた。
「と、いうわけでボクっ娘だらけの水泳大会を開催します」
「……ボク一人しかいないよ?」
「観客の視線を独り占めできていいじゃん」
「……観客、タカシしかいないよ?」
「ええいボクっ娘のくせに揚げ足とるな! ボクっ娘はボクっ娘らしく『おしっこもらした~、どうしよう~』とか言って泣いてればいいんだよ!」
「ボクっ娘じゃなくて梓ぁ! 何回言ったら覚えるんだよぉ! それにおしっこもらした~、なんて言わないよぉ!」
「いいから泳げ! あとでカキ氷おごってやるから!」
「え、ホント! それならいいよ! ボクねボクね、あずきがいい! あずきっておいしいよね、あのちょっと甘いところがふきゃっ!?」
 言質はとったので、梓をプールに突き落とす。
「……ぷはっ! いきなり何するんだよぉ!」
「突き落とした」
「そういうことを言ってるんじゃない! ……うう、制服びしょびしょだよぉ」
「早く着替えないから、そうなるんだ」
「タカシが突き落とさなかったらこうならないよ!」
「それは盲点だった。まぁいいや、過ぎたことは水に流そう」
「……う~、ていっ!」
「うわっ!」
 梓は不満げにうなり、俺の足を引っ張ってプールに引きずり込んだ。
「てめぇ、梓!」
「あはははは! ボクだけ水浸しになるのは不公平だからね!」
 けらけらと笑いながら、梓は泳いで俺から逃げ出した。
「……こうなった以上ボクっ娘ビデオは撮れん。せめて貴様をいじめないと気がすまん!」
 ポケットに入ってるデジカメには、防水機能はない。……高かったのになぁ。
「あー、やっぱりそういうつもりだったんだ! 怪しいと思ったんだぁ! あはは、ボクって賢い!」
「待て、待ちやがれ梓ぁ!」
 梓は楽しそうに笑いながら逃げるのだった。

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