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2017年10月19日
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【ネコミミボクっ娘】

2010年04月20日
 寝てると神様がやってきて何でも願いを聞いちゃると言うので、ボクっ娘にネコミミを生やしてくれと懇願した。了承してくれた。
 そんな夢を見た朝、学校に登校すると梓が帽子を被っていた。
「おはよー、梓。俺夢見てなぁ、神様にボクっ娘にネコミミ生やしてくれって頼んだんだよ。生えた?」
「タカシのせいかよぉ!」
 冗談で言ったら、梓は涙を撒き散らしながら俺に怒鳴り、勢いよく帽子を取った。ぴょいん、とネコミミが現れた。
「……マジで生えたの?」
「生えたよ! 取れないよ! 感覚まであるよ!」
 恐る恐る梓のネコミミを触る。暖かく、よく調べるとトクントクンと血が流れているのを感じる。
「んっ……」
 むにむにいじくると、くすぐったそうに梓が身をよじった。
「あ、あんまり触るなよぉ……なんか、くすぐったい」
「う、悪い。けど、凄いなぁ……奇跡だなぁ、リアルネコ属性だな」
「リアルネコ属性ってなんだよ! どうしてくれるんだよぉ!」
「そうだな……とりあえず、イチャイチャするというのはどうだ? ネコミミ娘とイチャイチャするのは長年の夢なんだ」
「タカシの妄想なんてどうだっていいよ! 戻してよ、これ!」
「妄想とか言うない。しかし、よく出来た耳だな」(耳くりくり)
「あっ、耳やぁ、耳ヤダぁ」
「…………」(無言で耳をくりくりくり)
「あぅっ、ヤダよぉ、やめてよぉ」
「う、悪い」
 慌てて手をのけると、梓は悲しそうにネコミミをぺたんと伏せ、俺をじっと見つめた。
「……いじめないでよ、タカシ」
「……梓ぁッ!」
「うわっ、飛びつくな! どこ触ってんだよ、そこおっぱいだよ!」
 梓に飛びつくと、怒られた。
「ごめんなさい、あまりに可愛くてつい」
「かっ、可愛いとか言ってもダメだよ! ぷんぷんだよ! 怒りのあまり変身しそうだよ!」
「何に変身するんだ?」
「え、えと……ねこ?」
 もう変身してます。
「うー……でも、どうしよう。こんな変なのついてたら、みんなに笑われちゃうよぅ……」
「そうでもないぞ」
「え?」
「ほれ、見てみ」
 周囲を見渡すと、男連中が鼻の下を際限なく伸ばしていた。
「な? 男子連中に大人気。ヤッタネ♪」
「よくないよぉ! なんか嫌なオーラ感じるよぉ!?」
「今日のオカズ第一位はネコ梓だな。ヤッタネ!」
「? おかずって……別にボクご飯作ってないよ?」
「…………」
 カマトトぶってる、と言いたいが梓のことだ。マジなんだろう。
「な、なんで無言で頭撫でてるの?」
「いつまでもそのままの君でいてください」
 不思議そうにしてる梓の頭を、俺はいつまでも撫でていた。

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