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2017年10月19日
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【ツンデレをしばらく放置してたら】

2012年04月29日
 しばらくボクっ娘を放置していたら、何やら拗ねてる様子。
「…………」
 ふくれっ面をしつつも、微妙に俺の視界に入る位置をキープしている。その程度の冷静さはあるようだ。
「はぁ……仕方ない、目を潰してボクっ娘を見ないようにし、このストレスから解法されよう」
「もうちょっとマシな解決方法あるだろっ! ていうかとっととボクに話しかけろっ!」
 ものすごい勢い込んでこっちに寄ってきた。びっくりした。
「こんにちは」
「こんにちは! 挨拶は大事だけど、でもそうじゃない!」
「先手を打たれた。もうダメだ」
「いちいちくじけるなっ! とにかく、ずーっとボクを無視してた理由をお尋ね申すよ!」
「や、無視じゃなくて。何かと忙しくて放置してただけです」
「……ホントに? ボクに飽きたとかじゃないの?」
「不安げな表情がそそりますね!」
「ふ、不安なんてこれっぽっちもないよ! でも飽きたかどうかだけ一応聞いておくよ!」
「つーか、飽きるほどお前の身体を貪ってないぞ」
「かかかっ、身体って! 身体って! ま、まだそーゆー関係じゃないよっ!」
「まだ?」
「い、いーからいちいち食い付くなっ!」
「ふむ。まあいい、ともあれ、ようやっと暇になったのでまたお前と遊べるぞ。よかったな、梓?」
「うんっ!」(満面の笑み)
「…………」
「…………」(気がついた)
「……あー、その。さしもの俺も照れますよ?」
「ちっ、ちちちっ、違う違うよっ! タカシと一緒で嬉しいとかじゃないもん! ま、またタカシに嫌がらせできて嬉しいなーの方の嬉しいだもんっ!」
「あー、うん。そだな」ナデナデ
「そ、そだもん。それ以外ありえないもん」
「でも、今日は忙しいからまた明日な」
「え……」
「そんな地獄に落ちたみたいな顔するない」ナデナデ
「そ、そこまで絶望的な顔してないよっ! ……で、でも、本当に今日も忙しいの? どしても?」
 梓は俺の手を握り、必死な顔で聞いてきた。心がぐにゃりとなる。
「……あー、や、どうしても、ではない」
「やたっ! じゃ、じゃあさっ、じゃあさっ、今日は一緒に遊んでも大丈夫だよね? ね?」クイクイ
「ま、まあ」
「じゃあ、じゃあ、うち来て、家!」
「はぁ」
 というわけで、梓宅。
「えへへ、えへへへー。久しぶりだなー、タカシがこの部屋に来るの久しぶりだなー♪」
 もう超ご機嫌な感じで梓が俺の隣でニコニコしているわけで。
「そんな久しぶりか?」
「一ヶ月ぶりくらいだよ! ちょー久しぶりだよ、ちょー!」
「言う程でもないだろうに」
 そう言いながら、梓が用意してくれた茶菓子を手に取る。
「あっ、それね、それね、前にタカシが食べておいしいって言ってたお菓子だよ。ど、どかな? おいし?」
「もぐもぐ。まずい」
「ご、ごめんね……」(涙じわーっ)
「泣くなッ! 冗談に決まっとろーが!」
 慌てて梓の頭をなでる。なんか今日のコイツおかしい。いや普段も結構な割合でおかしいが、今日はそれに輪をかけておかしい。
「うぅ……今日もタカシはいじわるだよ。いじわるサンバだよ」
「ヒッヒッヒ。さあ今度は誰の子を取り上げるかな?」
「産婆違いだよ! ……えへへ、こういうやりとりも久しぶりだよ♪」
「いちいち嬉しそうにするない」
「し、してないよ! ちっとも嬉しくなんてないよ! ……で、でもホントはちょっぴり嬉しいから、さっきみたいなのもっと言って」
 何やら恥ずかしげに俺の服の袖をちょっと引っ張る梓。変なところで照れる奴だ。
「分かった。じゃあ何かボケろ」
「と、突然言われても……ど、どしたらいいかな?」
「じゃあ、思いつくまで適当に遊びましょう」
「そ、そだね、そだね! 何する? 何する?」
「うーん、そうだな……」
 ぐでーっと横になって考えるフリをしてると、梓がすすすーっと寄ってきた。
「ん?」
「べ、別に?」
「ふむ。……梓、おいで」
「お、あ、う……ぼ、ボクは別にその、あの……えと。……い、いいの?」
 何やら葛藤があったようだが、欲求の方が勝ったようだ。
「知らん。少なくともお前がいいなら俺は問題ない」
「じゃ、じゃあ、その、行くけど……べ、別にタカシのことを好きとかじゃないからね! 久しぶりで寂しかっただけだからね!?」
「それは言い訳になってるのか?」
「うっ、うるさい! で、いいのっ!?」
「ダメ」
「あぅぅ……」(涙目)
「すぐ折れるな。冗談に決まっとろーが」
「あっ……」
 ぐいっと梓を引き寄せる。すっぽりと、梓の身体は俺の胸に収まった。こういう時、小さいと便利。
「……あ、あぅ」
「何を赤くなってるか」
「あ、赤くなんてなってないよ! ちょっとなんか泣きそうなだけだよっ!」
「なんでやねん」
「だ、だって、久しぶりに抱っこされたし……あ、あのさ、他意はないんだけどさ、ちょこっとだけしがみついていい?」
「他意しかねーだろ」
「い、いーじゃんよーっ! 久しぶりなんだしっ! ここまでしたら後は似たようなもんだよ!」
「あー、まあいいよ」
「うぎゅむーっ♪」
「言う前にしがみついてるし……」
「くんくんくん……はふぅ。タカシの匂いだぁ♪」
「嗅いでいいとは言ってないぞ、変態娘」
「へ、変態じゃないよっ! その勲章はタカシにこそ似合うんだよっ!」
「へーへー」ナデナデ
「あっ、なでられながら抱きつくのいいっ! もっとなでて、ボクがクンクンしてる間なでてて?」
「……まあ、放置してたのは俺だし、いいか。分かった、俺も気合を入れよう。フオオオオ!」ナデナデ
「ふおおおお!」クンクンクン
「何の集団だ、これ」
「手が止まってるよ!」クンクン
 よく分からない休日だったという噂。

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無題
ふみ「私なんてもう一年近くも放置されてます。さいあくです。訴えます。勝訴しました。賠償金いちおくまんえんで、おにーさんかわいそう」
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