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2017年12月11日
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【くぱぁの日】

2012年09月10日
「俺は知らなかったのだけど」
「はぁ」
 とある放課後、俺は大谷先生と一緒に補習という名のお茶会をしていた。そんな最中、俺はあることを切り出した。
「9月8日はくぱぁの日だったらしいね」
「くぱぁ? なんですかそれは?」
 イノセントな感じの瞳に魅入られたので、事細かに説明してあげる。
「~~~~~!!!」
 すると、顔を真っ赤にしながら俺をぺしぺし叩く人が出来上がります。素敵ね。
「な、な、な、な、何を教えてるですか!? 神聖なる学び舎で、聖職者に! にぃー!」
「聞かれたので」
「聞かれても! そーゆーことはある程度誤魔化したりするものなのですよ! 普通は!」
「ちなみにくぱぁとは、先生のそこを二本の指でこう、くぱぁと」
「もう聞きました!!!!!」
 先生は両手で耳を塞ぎ、イヤイヤと首を振った。興奮して顔が赤く、しかも涙目なので、俺の劣情をまあそそることそそること。
「ということで、先生」
「聞こえませんっ! 何も聞こえないのですっ!!」
「先生」
 聞こえないらしいので、純然たる善意からパワーオブゴリラ(訳:ゴリラ力)で先生の手を耳から引き剥がす。純然たる善意で。
「嫌なのですっ!!! 断固拒否するのですっ!!! そーゆーことは結婚してからなのですっ!!!」
「くぱぁをしてくれませんか」
「必死で拒否しているこの姿が見えないのですかっ!!?」
 半泣きで怒る先生は可愛いなあ。

 で。
「絶対、ぜーったい、絶対の絶対の絶対にお断りなのですっ! 断固拒否するのですっ! 今回ばかりは折れる気配がゼロなのですっ!!!」
 こんなに頼み込んでいるのに、先生ときたら一向にくぱぁをしてくれない。これでも聖職者なのか。ふんとにもう。
「でもまぁ、頼み込んだら“くぱぁ”してくれる聖職者がいても嫌だよな。わはは」
「あーっ!? ほらほら、やっぱり別府くんもおかしいと思ってるんじゃないですかっ! 分かったら一刻も早く先生にくぱぁをやらそうとするのはやめてくださいっ!」
「先生の口からくぱぁって聞こえると興奮するな。よし、録音するのでもっかい言って」
「御免被るのですっ!!!」
「あぁん」
 いそいそとケータイを取り出したのに、叩き落された。わたわたしながら拾う。
「わたわたしないでくださいっ! 先生は怒っているのですっ!」
「……ん、よし。壊れてないみたいだな。よかったよかった」
「むー……」
 口ではむーと言って不満を装っているが、壊れていないと聞いてこっそり安心しているのを俺は見逃していない。善人め!
「まあ、そこまで嫌がるなら、今回は諦めるよ。代わりにちゅーでいいや。ああ残念残念」
「そっちも当然お断りなのですっ」
「えええええーっ!? 超さりげなくしたのに!? いける雰囲気だと思ったのですが!」
「いけるわけないのですっ! 今日も別府くんは頭おかしいのですっ!」
「担任教師にくぱぁしてくれって頼んでいる時点で分かってるだろうが、たわけ!」
「なんで先生が怒られてるのでしょうか……」
 何やらショックを受けてる様子。
「分かったら俺にちゅーして今日のところは帰ろうか」
「ちゅーはお断りしますが、帰るのは賛成です」
「あ、気づいてないかもしれませんが、ちゅーとはキス、口づけ、接吻のことだから安心して行なってください」
「分かっているのです! 分かっているから断っているのです!」
「ディープの方でいいから」
「悪化してますっ!」
「ままならないなあ」
「超こっちの台詞なのですっ!」
 ということで、くぱぁはおろかちゅーまでしてくれなかった。なんて酷い先生なんだ。

拍手[17回]

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Comment
無題
この先生には熱烈な性教育が必要ですな!
No title
あと二日速かったら俺はこのssを認めていた・・・!
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