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2019年10月18日
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【ツンデレに独り言を聞かれたら】

2014年04月27日
 昼休み。飯も食ったので存分にげふーと呼気を大気に混ぜ合わせる作業をしつつ窓から外を眺める。いい心地だ。
「はー。そういや最近ジャッジメントお化け見ないなあ。成仏したのかなあ」
「……まさかとは思いますが、わたくしのことを言っているのですか?」
「む。なんとなくつぶやいた独り言に反応されると、どうにも恥ずかしいですよね。いやゆる面映いというやつですね。照れくさいというやつですね。もうすぐ春ですね」
 くるりと振り向くと、そこに件のお化けがいた。
「わたくしはリナですわっ! ジャッジンメントお化けではないですわっ! 百歩譲ってジャッジメントまではいいとして、どうしてお化けなんですの!?」
「キーキー騒ぐない。あまりキーキー言うとオス猿の野郎がメス猿がいると勘違いして尻を赤く発光させてモテアピールを開始するぞ」
「どこからつっこめばいいんですのっ!?」
 今日もリナはうるさいなあ。
「はぁはぁ……」
 荒く肩とおっぱいを上下させて呼吸するリナ。おっぱい。
「あ、そういや忘れてた。こほん」
 居住まいを正し、リナに向き直る。
「? なんですの?」
「ジャッジメントですのっ!」ズビシッ
「…………」
 今日も例の超かっこいい黒子ポーズでリナのご機嫌をうかがう。
「どうだ」
「ばーか」
「ちくしょう」
「はぁ……口を開くと馬鹿な事ばかり。もう少しマシなことを言えないんですの?」
 呆れた様子でリナは髪をかき上げた。今日もドリルもみあげの調子は抜群のようだ。
「言えないことはないが、それだとちっとも愉快じゃないじゃないか」
「わたくしはちっとも愉快じゃないですわっ!」
「では聞くが、どういう時が愉快だと言うのだ? 今後の参考にさせてもらおう」
「えっ? そ、それはもちろん、その……」
「?」
 何やらこちらを意味ありげにチラチラ見ている。……まさかっ!
「俺の超かっこいいジャッジメントですのポーズを見ている時か! なんてセンスのいいおっぱいなんだ! 褒美をくれてやろう! 俺の一円玉貯金をくれてやる! たぶん400円分くらいはあるはず!」
「違いますわっ! 一円玉で貰っても使いづらいですわっ! おっぱいって言うなっ!」
「大きいじゃん。おっぱい」
「お、大きいとか言わないんですのっ!」ポカポカ
「あいたた。はい、すいません」
 可愛い感じでポカポカされ、思わずご機嫌になったので素直に謝罪してしまう。
「まったく、どうしてそんなにアホなんですの……?」
「いやはや。余談だが、俺はこうやってリナと馬鹿やってる時が最高に愉快です」
「うぐ」
「?」
「……そ、そうなんですの。すっごくつまらない趣味ですのね、貴方」
「なんで俺から90度顔を逸らして喋っているのですか。そっちは壁ですよ」
「か、壁を見るのがトレンディーなんですの! 今はこっちの方角が吉なんですの!」
「ヤベェ、風水だ! 溶ける!」
「なんでですの!?」
「宗教アレルギーなんだ」
「アレルギーで溶けるって聞いたことないですの! ……あと、風水って宗教ですの?」
「違う」
「じゃあ二重で間違ってますの!」
「マイナスをマイナスでかけるとプラスになるし、つまりはそういうことだ」
「今日も適当ですの!」
「わはは。……んで、もう風水とやらは大丈夫なのか?」
「へ?」
「や、普通にこっち見て話してるし」
「あ……」
「そしてェ!」ガシッ
「ふにゃっ!?」
 リナの頭を両手で抱え込み、固定する。
「これで俺から顔をそむけることはできまい。ふはははは! 存分に苦しむがいい!」
「ちちちちち近い近い近いですのっ!?」
「終末の日が? あれ、リナって預言者属性あったっけ」
「そんな属性はないですのっ! 顔ですのっ、顔が近いですのっ!?」
「そういやベヒモスは終末の日まで草を食い続けるらしいが、そんなに草ばっか食べてて飽きないのだろうか。マヨネーズでも差し入れてあげたいよ」
「超知りませんのっ! いっ、いいから顔を、顔が!?」
「む、俺の顔を食べたいと申すか。残念ながら俺の顔には餡が詰まっていないので、食べてもおいしくないうえに俺が死ぬという大きなリスクがあるのだが、それでも食べたいと言うなら考えないでもない。……いや、やっぱり嫌だ。なぜなら死ぬから」
「顔を、遠ざけるですのーっ!!」
 いい加減限界なのか、リナは顔を真っ赤にさせて大きく叫んだ。
「はいはい。ごめんよ」
 素直に手を離してリナを解放する。素早くあとずさると、リナは肩とおっぱいを上下させて大きく呼吸した。おっぱい。
「よ、よくもこんな辱めを……!」
「人聞きが悪い! もうちょっと言い様の工夫を!」
「あ、貴方なんかにこんなことされるなんて、華を散らされたも同義ですの!」
「ほう。その隠語の詳しい意味の解説を願いたいものだ」
「ふぇ?」
「いやなに、無学なものでよく分からないんだ。どういうことか詳しく教えてくれないか?」
「え、えと……そ、その。……お、おしべと、め、めしべが……」
「おしべとめしべが」
「~~~~~っ! む、無知なのが悪いんですのっ! 教えてなんてあげないんですのっ! べ、別に恥ずかしいとかそういうんじゃないんですのよっ!?」
「恥ずかしいことなのか」
「貴方わざとおっしゃってませんこと!?」
「このおっぱい察しがいいなあ」
「うー! うー!」ズビシズビシ
 涙目でチョップを連打されたが、その度に目の前でおっぱいがぽよんぽよん弾むので、むしろご褒美ですよ、と声を大にして言いたい。

「本気で馬鹿なんですのっ!?」
 ので言ったら、さらにチョップが増した。たんこぶできた。

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Comment
無題
色々と久しぶりに読んだけどやっぱり面白い。
無題
合間合間におっぱい挟むの止めてwwwwww
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