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2019年10月15日
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【ツンデレに「やぁ、我が愛しのかなみ」って言ったら】

2010年04月18日
 廊下を歩いてると、かなみを見つけた。よし、からかおう。
「やぁ、我が愛しのかなみ。じゅっていむ」
 そのまま背後から抱きしめる。ついでに乳揉んでやれ。むにむに、もにゅんもにゅん。……もにゅんもにゅん?
 振り向いたその娘は、おかしなことにリナっぽかった。
「いきなり何するんですの!」
 リナは羞恥に頬を染めつつ、思い切り俺の頬をビンタした。
「あ、いや、その……おっぱい大きいですよ?」
「知ってますわ!」
 リナは顔を真っ赤にしながら両手で胸を覆い隠した。改めて見ると、かなみと違いでっかい。哀れ、つるぺたかなみ。
「ええと、ごめんなさい。かなみと間違えました。なんか後姿似てて」
「髪の色が全く違うじゃありませんの!? わたくし、金髪ですわよ!」
「時々光の明暗しか認識できなくなるんだ。昆虫みたいに」
「もうちょっとマシな言い訳を考えておくことですわね!」
 リナが俺の頭を鷲づかみし、割りにかかった。もげる前に慌てて謝罪する。
「すすす、すいません! たぶん、よく見ないでやったんだと思います!」
 謝罪の言葉を聞き、やっとリナは手を除けてくれた。
「まったく……。それより、抱きついてきた時、変なこと言いませんでしたこと?」
「気のせいだ!」
「……確か、“愛しのかなみ”とか、なんとかって」
 力いっぱい否定したのに、リナは軽く無視して俺を焦らせた。
「い、いや、その、だな。俺が言ったのは“糸師のかなみ”。つまり、俺の糸の師なんだ」
「なんですの? 糸の師って」
「あやとりの師。目指せ、のび犬」
「……嘘ですわね」
「そんなところさ! わはははは!」
 笑って誤魔化すと、思い切り頬をつねられた。
「……はぁ。つまり、貴方はかなみさんが愛しいのですわね。まったく、かなみさんも貴方のような方に好かれて災難ですわね」
 口調は軽いが、リナの顔色はどこか冴えない。一体どうしたのだろう。
「いや、別に愛しくはないぞ。ただ、大事な友人であるのは確かだ。無論、目の前にいる娘さんもな」
「……わたくしも?」
「当然だろ。ま、リナが俺をどう思ってるかは知らないけど、俺は勝手に大事な友人と思ってる」
 リナは嬉しいような悲しいような、そんな微妙な笑みを見せた。
「……そうですの。大事な、友人……」
 噛み締めるように一言一言リナは呟いた。
「あ、そうだ。乳を揉んでしまったことだし、恋人に昇格しませんか?」
「なななっ、なんで貴方なんかと恋人にならなくちゃならないんですこと!? ふ、不愉快ですわ!」
 リナは腕を組み、激しく俺を睨みつけた。怒りのためか、やけに顔が赤い。
「そして年がら年中乳を揉んだり乳を吸ったりしましょう」
「やっぱりそれですの!? セクハラですわよ!」
「大丈夫、俺の乳も揉んだり吸ってもいいから。男女平等って素敵だよね」
「そんな平等お断りですわ!」
 そりゃそうだ。俺も揉まれるよりも揉みたい真剣(マジ)で。
「それにしてもでっかいな……ありふれた質問で悪いが、揉んでいいか?」
「質問じゃありませんわよ!?」
 乳を弾ませながらリナは叫んだ。……ううん、それにしてもでっかい。
「リナ、も一回揉ませて」
「なんでですの!? ぜっっっったい、嫌ですわ!」
「じゃあ吸わせて」
「尚更お断りですわッ!」
「んじゃ、教室行こう」
「……はい?」
「いや、とっとと行かないと授業遅れるぞ?」
 リナは毒気を抜かれたかのように、力なくため息をついた。
「……貴方を相手にすると、なんだか疲れますわ」
「その分、俺は誰と話しても楽しいぞ。教師除く。奴ら、俺を見るといっつも説教しやがるんだ。なんでだろうな?」
「……はぁ」
 リナはなんだかやりきれないため息をつきながらも、大人しく教室に向かった。
 俺も後に続こうとしたら、一部始終を見ていた生徒の通報によりやってきた先生に捕まった。
 言い訳無用、職員室にて説教開始。……やっぱり楽しくない。

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