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2019年10月15日
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【ツンデレと一緒にプールへ行ったら】

2012年08月12日
 近頃は暑いのでプール等に行って身体を冷やしたい所存。
「勝手に行くがよい、愚か者。わらわに言う必要などなかろう、愚か者。早う死ね、愚か者」
 といったことをまつりに言ったら、上記のようなことを言われた。
「なるほど、つまり今のを意訳すれば、『わらわも一緒に連れて行って欲しいですじゃ、ぬし様♪』と言った感じになるのだな」
「ならぬわっ! なんでわらわが貴様如きに『はにゃーん、ぬし様ぁ♪』などと甘ったるく言わねばならぬのだっ!」
「はにゃーんとは言ってません」
「うっ、うるさいのじゃ!」
「こないだ貸したCCさくらのDVD観てるの?」
「うるさいのじゃあ!」
 なんか真っ赤な顔した人に怒られた。
「まあいいや。そういうわけで、一人で行っても仕方ないし、一緒に行かないか? 今ならおごってあげる予感」
「おごりでも何でも行かぬと言っておろうがっ! どうして貴様はわらわの話を聞かんかや!?」
「意図的に聞き流して、自分が持って行きたい方向へコントロールしようとしているからじゃないか?」
「今日も貴様なんて大嫌いなのじゃあうわーんっ!」
 などとぐすぐす泣かれたものの、どうにか泣き止ましてプールへ来ましたプール。
「ううう……今日も貴様は酷いのじゃあ……」
「まあそう悲しむな。ほら、プールに入れば幼女が見放題だぞ?」(なでなで)
「そんなの貴様みたいな変態しか喜ばんのじゃっ! わらわは女性なのでちっとも嬉しくないのじゃ! 頭をなでるでないっ!」
「いいや、なでるね!」(なでなでなで)
「今日もこやつはわらわの話をきかんのじゃあ……」
 なんか悲しそうだったので、なでり力をあげてなでてみた。
「……ぬ?」
「ん」(なでなで)
「……ぬー」(こくこく)
 なんか分からんが納得したようなので善し。受付で金を払っていざプールへ。
「もう来ちゃったから仕方ないけど、次からはナシじゃからの!? 誘われても来ぬからの!」
「じゃあ次から誘わないでいきなり拉致するよ」
「昼日中から犯罪予告されちゃったのじゃあ……」
 悲しそうなまつりの背中をばいばいと見送り、自分は男子更衣室へ。もーこれがまるで楽しくないので情景は割愛、表に出てまつりを待つ。
「さて、まつりはどんな格好か……さらし&ふんどしか?」
「いつの時代じゃ、愚か者」
「おお、その声はまつりか。……ふむ」
「な、なんじゃ。……じ、じろじろ見るでない、愚か者!」
 急遽誘われたからであろう、まつりはその未成熟な身体を紺色の悪魔、即ちスク水に包んでいた。以前俺が純然たる厚意のみで縫いつけた『まつり』と書かれた胸元の白い名前欄が眩しい。
「う、うぅー……わらわだって、わらわだって分かってればもうちょっとマシな水着を選んだのじゃ。突然言われたからこんなのしか用意できなかったのじゃ。全部貴様のせいなのじゃ!」
「超馬鹿みたいで可愛いですね」
「やっぱ馬鹿にされたのじゃうわーん!」
「褒めたのに」
 よしよしと頭をなでて慰める。
「ぐすぐす……ちっとも褒めてなかったのじゃ。超馬鹿って言ったのじゃ。そも、この馬鹿みたいの要素の塊である名前欄は、貴様が勝手に強固に縫い付けたから取れぬのじゃ。死んじゃえばいいのじゃ」
「わっはっは。なんかぐにゃぐにゃ言ってるが、やっぱスク水は貧乳が映えるなあ」
「どーせぺたんこなのじゃっ!」
「何を怒っているか。大変似合ってて、可愛いですよ?」
「うっ……うるさいのじゃっ! 貴様なんかに褒められてもちっとも嬉しくなんてないのじゃっ!」
「へーへー」(なでなで)
「……う、嬉しくなんてないのじゃよ?」
 なんか俺の顔が急にニヤけだしたが、それは別にまつりがこちらにちょこちょこっと寄ってきて、俺の水着をちょこんとつまんだのとは関係ないハズ。
「と、とまれ、折角プールに来たのだ、泳ごうではないか」
「そ、そじゃな! 極々稀に良いことを言うのう!」
 二人で何かを誤魔化すようにわははと笑う。うむ、善し。
「じゃ、じゃあの、じゃあの、まずはどのプールにするかの?」
「んー、そだな。まつりはどこ行きたい?」
「んと……あれ! あれがよいのじゃ!」
 まつりが指差す先に、ウォータースライダーがあった。
「ほう、まるで人の腸を模したかのような管の中に入りたいと言うのだな? 擬似的なアレになりたいのか?」
 まつりが嫌そうな顔をした。
「……今日も貴様は人を不愉快にさせる達人じゃの」
「いやあ、照れることしきり」
「わざとじゃろうが、一応言っておくのじゃ。褒めてないのじゃっ!」
「いやはや。じゃ、行くか」
「あんなこと言ったうえで行くのかや……?」
「嫌なら別のとこでもいいが」
「……まあいいのじゃ。どーせどこ行っても最初に嫌なことを言うに決まってるのじゃ、一緒なのじゃ。ほれ、わらわたちも並ぶぞよ?」
 ウォータースライダーに並ぶ人たちを見ながら、まつりはきゅっと俺の手を握った。
「ほうあひゃ」
「なっ、なんじゃっ!?」
「いや、その、て、手が」
「……だ、だって、いっぱい並んでるから、手繋がないとわらわと貴様が一緒って係の人が分からなくなっちゃうのじゃ! そ、それだけなのじゃ!」
「まつりの手って小さいな」
「感想はいらんのじゃよ!?」
 なんで泣きそうになってんだ。
「い、いーから並ぶのじゃ!」
 ぐいぐい引っ張られ、ウォータースライダーの列の最後尾に並ぶ。俺達の番まで数分かかりそうだ。
「う、うぅー……そも、貴様の手が大きすぎるだけなのじゃ。わらわが小さいんじゃないのじゃ」
「標準的だと思いますが」
「うるさいのじゃ!」
 数分なんてまつりといたらあっという間なので、あれよあれよという間に俺たちの番になった。
「な、なんじゃとお!?」
 で、先にまつりを滑らそうと思って順を譲り、なにか係の人と喋ってると思ったら、まつりが頓狂な声をあげた。
「……え、あ、うー……ち、違……わない、のじゃ」
 チラチラとこちらを見たかと思ったら、かぼそい声でぼそぼそと何か言ってた。あと、やけに顔が赤い。
「…………」
 その赤い顔のまま、まつりが来い来いと手招きする。手招かれたからには招かれざるを得ないので、のこのこそちらに行ったら係員の人に座らされた。そしてその俺の膝の上にまつりがちょこんとぉぉぉぉぉ!?
「な、何がこの地球上で行われているのか説明せよ! 配点:5点!」
「き、今日はいっぱい人がいるから効率性を重視した結果なのじゃ! べ、別に恋人はこーゆー感じで滑るんじゃないじゃっ!」
「な、なるほど」
「ほ、ホントなのじゃよ? 恋人同士ならこーして後ろから抱っこして滑った方がよいなんて言われてないのじゃよ?」
「そ、そうか。まあ恋人じゃないからなあ」
「むー……」
 なんかまつりの機嫌が悪くなった。
 どうしようかと思っていたら、係員がいいから早く行けと言うので、まつりの尻の感触を味わいつつ、つるりと管の中に入る。
「ぬっひゃああああああ!」
 するとまつりが超うるさい。
「腸だけに、なんちて。うひゃひゃ」
「何を言っとるのじゃああああ!? も、もっとわらわをぎゅーってするのじゃあ!」
「これは素敵な提案だ」
 そんなわけで、滑りながらもまつりをぎゅーっと抱きしめる。すると。
「あ」
「ふにゃあああ!?」
 手が滑って胸元に手が移動したりしちゃったりなんかしちゃったりして。
「な、な、な、なにをするのじゃあ!?」
「……ええい、こうなったらドサクサに紛れるぜ!」(もみもみ)
「にゃっ、ふにゃっ、ふにゃあっ!?」
 ぺたんこかと思いきや、もみもみしてみるとしっかりともみもみできる不思議素材。女の子って不思議ぶくぶくぶく。
「……ぷはあっ。き、き、貴様、わ、わらわのおっぱいを、も、も、もーっ!?」
「……ぷはっ。 あ、別に急激に失神してあぶくを吹いたのではなく、スライダーが終わってプールに落着しただけです」
「何の話なのじゃっ!?」
「まあまあ、文句その他は後で後で。ここにいたら後続のプール滑ラーに蹴られるぞ。ちなみにラー油とは関係ない模様」
「ぬ、ぬぅ……」
 渋々、といった感有り有りだったが、とりあえずプールから出て、袖にある椅子に腰掛ける。
「やー、楽しかったな」
「ちっともなのじゃ! 貴様、なんでわらわのおっぱいをもみもみしたかや!?」
「いやいや、そんなぺたんこなのに揉んだりなんてできるわけねーじゃん」
「ヘーゼンと嘘をついちゃダメなのじゃっ! もみもみしたのじゃ、されたのじゃっ!」
「いやあ、スライダーが怖くてしがみついちゃったから、その拍子に触っちゃったのかもしれないね。てへ、ごめりんこ☆」
「絶対嘘なのじゃっ! はっきりと『ええい、こうなったらドサクサに紛れるぜ!』って聞こえたのじゃ! あと、その謝罪だと絶対に許さんのじゃ!」
「しまった、こんなところで俺の嘘をつかない紳士性が露見した。このままではまつりが俺の紳士っぷりに惚れてしまう」
「何を無理やり自分を褒めてるかや!? それにさっき嘘ついてたのじゃ! ……じゃ、じゃから、……ほ、惚れたりなんてしてないのじゃよ?」
 それは当然なのだが、どうしてもじもじしている。
「と、とにかく! わらわのおっぱいをもみもみしたことをちゃんと謝るのじゃ! ごめんなさいって言うのじゃ!」
「つまり、謝れば乳を揉み放題なんだな。なんと好都合な!」
「そんな放題ないのじゃっ! わらわのおっぱいに触っちゃ駄目なのじゃ!」
「まあ、当然だわな。ごめんな、まつり。抱っこしたらあんまりにもまつりの身体が柔らかくて、ムラムラしちゃって、つい揉んじゃったんだ」
「う……そ、そんなこと言われても、許さんものは許さんのじゃ!」
「うん、許してくれとは言わない。だけど、これだけは言わせてくれ。許してくれ」
「ええーっ!?」
 まつりがびっくりした。
「あと、もっかい揉みたい。一回謝れば一もみもみだよな、確か」
「無茶苦茶言ってるのじゃよ、貴様!? 気づいてるかの!? そしてそんな単位ないのじゃ!」
「んじゃまつりが許してくれたうえに後で一もみもみさせてくれるらしいし、そろそろ泳ごうか。競争でもするか?」
「許してない、ちっとも許してないし、一もみもみも許可してないのじゃよ!?」
 なんかあわあわしながらも、律儀についてくるまつりは偉いなあと思った。

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主が純然たる悪意のみで縫いつけた『まつり』と書かれた胸元の白い名前欄が眩しいんですね分かります
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