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2024年04月21日
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【深夜になるとデレモード発動するツンデレ】

2010年09月17日
 知り合いの中学生、ふみの両親が一晩家を留守にするとかで、ふみを我が家で預かることになった。
「まだ初潮が来てないのをいいことに、一晩中私の中に何度も何度も出すんですね、おにーさん?」
 なんて爆弾を家族全員玄関先で出迎えた瞬間に放り込みやがったので、とんでもない家族会議(別名魔女裁判)が開かれ、結果今日は部屋から一歩も出るなという通達が俺になされた。
「俺は何もしてないのに……何も悪くないのに! チクショウ、何もかも全部ふみが悪いんだ! ちょっと可愛いからってあの野郎!」
「いや、私は女なので野郎は適当ではないです」
「ああそれもそうだねちょっと混乱してたのかもうわあっ」
 部屋で一人憤ってたハズなのに、気がつけば俺の傍らにふみがちょこんと座っていた。
「ふ、ふ、ふみ!?」
「はい」
「ああよい返事ですね」(なでなで)
「…………」(ちょっと嬉しそう)
「じゃなくて! なんでここに?」
「私の嘘が全面的に信用され、おにーさんがどれほどの屈辱に打ち震えているのかつぶさに観察するために、です」
 一点の曇りもない瞳で俺を攻撃するふみ。酷すぎる。
「おにーさんは家族にも信用されていないんですね……」
「やめて! 哀れみの視線が一番辛い!」
「やはりこういう本を普段から読み漁っているのが原因ではないでしょうか」
「人の書斎を荒らさないで!」
 俺の書架から子供(特に女児)が見たら人間不信になるよ♪ってな感じのえろい本を取り出し、読みふけるふみ。
「……ほほう」
「読まないで! お願いします!」
「……こんなことを、私にするの?」
「わざとらしく震えるない! しねぇよ! お話! フィクションですから!」
「実験。この本を床に置き、私が服をはだけて叫ぶと、一体おにーさんはどうなってしまうのでしょう?」
「何が望みでしょうか」(青ざめながら)
「この部屋でお泊り」
「……いや、さすがにそれは色々と問題があるのではないかと」
「……すぅぅぅ」
「いいです! いいですから叫ばないで!」
「……ふぅ。最初からそう言えばいいんです」
 脅迫に屈してしまったので、携帯を通じて母に連絡……したらそのまま警察に通報されそうな気がするので、ふみに携帯を渡す。
「……おにーさんからのプレゼント。大事に、大事にします」
「ちげー! お前から頼めって言ってんだよ! ていうか分かってやってるだろそれ!」
「ふふり。まあいいです、おにーさんは根性ナシなので、私がおにーさんのご両親を説得してみせます」
 部屋の隅に移動し、こしょこしょと何事か話した後、ふみは俺に携帯を渡した。
「おにーさんのお母さんが、おにーさんに話があるそうです」
「え」
 嫌な予感を感じながら携帯を受け取る。
「えーと。もしもし」
『分かってると思うけど、手出したら殺す』
「出しません」(超震えながら)
『そっ。じゃあ許可してあげるけど、本当にしちゃダメよ? アンタの遺伝子は後世に引き継がせることは出来ないんだから』
「遺伝子とな!? 俺は実の親にそこまで言われる存在なのか!? 足洗いてえ!」
『はあ? よく分かんない子ね……まあそういうことだから。じゃねー』
 ぷつり、と通話が切れた。本当に人の親か。
「遺伝子って何ですか、おにーさん?」
「や……まあ、なんでもない。とにかく、許可が出たので泊まってください」
「しょがないので泊まってやります」
「言い出したの誰だ」
「おにーさんのに対し、私の身体は小さすぎるのできっと溢れちゃいますが、まあ頑張ります」
「何の話!?」
「…………」
「無言でベッドを見つめないで!」
「…………」
「そのまま自分の股を見ないで!」
「まだ生えてません」
「知らんっ! 言うなッ!」
「怒りながらも照れてるおにーさん、可愛いです」
 背伸びして人の頭をなでるふみだった。
「はぁ……んで、どうする? もう寝るか?」
 時計を見るが、まだ午後10時だ。寝るには早いが、することもないので寝るもアリか。
「ゲームしたいです、ゲーム。普段はあまりやってはいけないと言われているいので、ここで血反吐を吐くまでやりたいです」
「血反吐はともかく、まあいいぞ。何する?」
「これ」
「そこは女子供禁止ゾーンなので、そこ以外で!」
 部屋の奥にあるエロゲの棚から大きな箱を取り出そうとしているふみを押し留めながら叫ぶ。
「私みたいなちっちゃい子の絵ばっかです」
「まじまじと見ないで! そこ以外、そこ以外で!」
「しょがないので、これで我慢してあげます」
 そんなわけで、ふみといっしょにヴァンパイアをする。いや、次世代機とか持ってないので。
「ふぁいあふぁいあふぁいあ」
「飛び道具ばっか撃つな」
「ふぁいあふぁいあふぁいあ」
「俺を直接攻撃するな!」
 ぺちぺちと叩かれながらしばらく遊んでたら、ふみが欠伸しだした。
「そろそろ寝るか?」
「ふぁ……ん、そですね。おにーさんも私が寝てる隙に色々いたづらしたいでしょうし、寝ましょうか」
「とんでもない印象を持たれているのだなあ、俺」
「否定しないということは、いたづらするんですね」
「しないっ! しませんっ! するもんかっ!」
 この娘は油断するとすぐに人を犯罪者に仕立て上げるので怖すぎる。
「んじゃ、お休みなさい、おにーさん」
「あいあい。お休み、ふみ」
 部屋の明かりを消す。ふみがベッドで、俺が床。
「……寝る時にお休みって言えるのって、素敵です」
 ぽつり、とふみが呟いた。
「……ふみの親御さんは、寝る時にいないのか?」
 どうしようか迷ったが、結局訊ねることにする。
「二人とも遅くまで働いてるので、普段はいません」
「……そっか。ごめんな?」
「許しません。殺します」
「死!? ちょっと聞きづらいことを聞いただけで死とな!? なんて酷い話だ! 死んでも死にきれねぇ!」
 などと馬鹿なことをくっちゃべっていたら、俺の布団に何か入ってきた。……いや、“誰か”入ってきた。
「あのー。ふみ?」
「あさしんさんじょー。……嘘です」
 変な嘘つかれた。前にも似たようなことがあった気がする。
「お、おにーさんを殺すために、適切な場所に移動しただけです。他意はないです」
 布団の中で、ふみが俺に抱きついてきた。
「え、えーと。ふみさん? 殺すのに抱きつく必要はないような気がするのですが」
「そ、それが素人の浅はかなところです。あさしんは、暗殺対象をよく調べるために抱きつく必要があるのです。本当はおにーさんなんかに抱きつきたくなどないのですが、あさしんなので我慢して抱きつくのです」
「そ、そうか。それで、分かったか?」
「……ぷよぷよ、です」
 人の腹をつまみながら、ふみは嬉しそうに言った。
「いや、そんな太ってないと思うんだけど……まあ仮にそうだとして、それが俺を殺すのに何か役立つ情報なのか?」
「脂肪が多いと刃の通りが悪いので、大型の刃物に変更します」
「割としっかり調べてらっしゃる!?」
「ですが、そうして仕留めても、刃が脂肪や血でねばねばになってしまい、以後使えなくなります。もったいないです」
「それはもう諦めるしかないよ」
「……も、もったいないお化けの出現率を考えるに、こうするのが適当だと思います」
「ぬわ!?」
 さきほどより強くふみが抱きついてきた。あたってる、明らかにあたってる! 何かちっこいけどふにゅわんぬわってしたのが背中に!
「むう。おにーさんのことです、きっとあばら骨がごりごり当たって痛いとか酷いこと言うに決まってます」
「いやそれがねふみさん、思いのほか女体ってのは大した物で、お兄さんはふみの柔らかさに興奮してますよ?」
「…………」
 あ。しまった。俺は優しいお兄さんでいなければならないのに……!
「……お、おにーさんのえっち」
 そう言って、ふみは俺の背中に顔を埋めた。
「や、その、……ごめん」
「ダメです。許しません。……こ、こっちを向かないと許しません」
「勘弁してほしいなあ」
「向かないと泣きます」
 泣く子とふみには勝てないので、諦めてくるりと半回転してふみと向き合う。明かりを消していて判然としないが、ふみの顔が赤らんでいるような気がした。
「……こ、こんばんは」
 なんか挨拶された。
「あ、はぁ。こんばんは」
「……と、とー」
 ずびし、と鼻にチョップされた。ただ、全然力がこもってないので痛くはない。
「こ、攻撃です。あたっくです」
「は、はぁ。大変な痛痒ですね」
「ひ、引き続き攻撃をします。ぷろのあさしんなので、攻撃の手を緩ませることはできないのです」
「は、はぁ。それは大変ですね?」
「……と、というわけで、攻撃再開です。とー」
「ふひっ!?」
 突然、ふみが抱きついてきた。さっきと違い、今度はお互い向き合っている。興奮は比ではない!
「ふっ、ふ、ふ、ふみ!?」
「こっ、興奮しすぎです。おにーさんの変態」
「すいません変態ですいません!」
「ま、まあいいです。抱きつきあたっくです。相手は死にます」
 まあ確かにある意味死にそうだ。興奮しすぎて。
「そ、それにしても、おにーさんどきどきしすぎです。中学生に興奮しすぎです」
「許してください。許してください!」
「そんな変態だから、おにーさんには誰も寄り付きません」
「失礼なことを言うものだなあ。事実ですが!」
「……だ、だから、かあいそーなので、私が寄ってあげます」
 ふみは全身を使って俺に抱きつくと、ふにふにと顔を俺の胸にこすりつけた。
「いっ、いやあの、ふ、ふみ?」
「ううう……おにーさんのにおいがします。おにーさんの感触がします。おにーさんの体温を感じます。……え、えと。きっ、気持ち悪いこと、このうえないです」
「は、はい、ごめんなさい」
「……なでてください」
「はい?」
「なっ、なでてください! あたま!」
 なんかもう赤いんだか泣いてるんだか分からないが、こちらも負けじと頭が破裂しそうになってるので、こくこく頷きながらふみの頭をなでる。
「ううううう……」
「な、なんでしょうか」
「おにーさんの手は何か変な光線が出てます!」
「出てませんよ!? 何をいきなり人を宇宙人扱いしてるかな、この娘は……」
「だって、じゃないと、説明がつかないですっ! なんでこんなふわふわした気持ちになるんですか!?」
「え、えーと。はい。出てます。ふわふわ光線が」
「そうです、出てます! だからこんなふわふわ幸せ心地になるんですっ!」
「そ、そうか。幸せ心地なんだ」
「嘘ですが! 幸せなんて嘘ですが! でもふわふわ心地なんです!」
「とりあえず、落ち着け」
「私はすっごく落ち着いてます! ふーっ、ふーっ!」
「その鼻息で落ち着いてると言い張るのは無理があるかと」
「うるさいですっ! おにーさんは私の頭をなでつつ大好きだよーとか気持ち悪いことを言ってたらいいんですっ!」
「気持ち悪いと評されたことを言えと。なんという罰なのだこれは」
「早く! 早く言わないと叫びます!」
「すいませんすぐ言います!?」
 脅迫に屈してばかりだが、しょうがないのでふみの頭をなでる。
「え、えーと。大好きだよ、ふみ」
「~~~~~っ!!!」
 ふみは俺の胸に顔をむぎゅうううっと押し付けながら、痛いくらい俺に抱きついた。
「ううう……わ、わんもあ!」
「わんもあ!?」
「すぅぅぅぅ!」
「言います、言いますから! 俺はふみが大好きだ!」
「あぐあぐあぐあぐあぐ!!!」
 今度は俺にがぶがぶ噛み付きながら、ふみは両足をばたばたさせた。
「ううううう……ううううう!」
「痛いです。痛いです!」
「うるさいです! もっかい言わないと許しません!」
「もう勘弁して! 近年稀に見るほどの恥ずかしさなのですよ!?」
「言わないと噛み千切ります!」
「即了解しました! ……ふぅ。俺は本当にふみが大好きだぁ!」
「ははひほはひふひへふっ! ほひーはふはひふひ!」
 俺をがぶがぶ噛みながら、ふみは何事か言った。何言ってんだか全く分からないけど。
「ううう……おにーさんはえっちです。いっぱい、いっぱい私のことを好きって言います」
「強制ですよ?」
「しょ、しょがないので、私からも言い返してやります。本意ではないですが、お返しは大事なので言います。繰り返しますが、本意ではないです」
「や、別にいいです」
「おにーさんは頭が悪いので知らないかもしれませんが、大人はお返しするものなんです」
「イチイチ頭が悪いとか言うない」
「じゃ、じゃあ、言います。……お、おにーさん、大好きです」
「……っ!」
 これは、くる。思ってる以上に、くる。本意でないにしても、くる。頭がおかしくなりそうだ。
「ど、どしました、おにーさん?」
「いや……その、お前の気持ちがよく分かった」
「え、ええっ!? ちっ、違います、好きじゃないです! 本意ではないと言ったはずです! お、おにーさんのばか!」
「いやいや。そうじゃなくて」
「は、はい?」
「“好き”って言葉の破壊力。嘘だってのに、まさかここまで心にずしんと響くとは思わなかった。もう今日の記憶だけで一生大丈夫と思えるほどの破壊力があった。脳内でリピートしまくりだ」
「こ、困ります。著作権が発生します。思い出すたびにお金ください。いちおくえん」
「ほれ、今も思い出したぞ」
「いちおくえん!」
「また思い出した」
「におくえん!」
「はっはっは。思い出しまくりだ」
「ううう……おにーさんはお金を踏み倒しまくりです。酷いです。悪魔です。さんおくえんください」
「また無茶を。今はないので出世払いでお願いします」
「おにーさんが出世なんてできるわけないのでお断りします」
 未来のことなのに断言された。酷すぎる。
「だから、おにーさんのそばで見守り、収入があれば即それを貰います」
「鵜飼いの鵜みたいだな、俺」
「それです。そのものずばりです」
「もしくは、熟年夫婦みたい」
「全く違います! 夫婦などではないです!」
「結果だけ見れば一緒なのですが」
「おにーさんは頭が悪いから分からないでしょうが、全く違います! まったく、おにーさんには困ったものです」
「よく分からんが……まあいいや。満足したようなので、ベッドに戻りなさい。俺は寝る」
「ぐーぐーむにゃむにゃ。もう食べられません」
「一瞬で超分かりやすい狸寝入りだと!? まあいいか。じゃあ俺がベッドに」
 移動しようとしたが、全力で抱きつかれており動けません。
「ふみ、動けないので手を離して」
「寝てるので無理です」
「寝てる奴は返事しません」
「はっ。……おにーさんは誘導尋問するので悪人です。許しません。いちおくえんください」
 ふみはそっと目を開けると、いつものように無茶を言った。
「すぐに一億円請求するな」
「じゃ、一緒に寝るので許してあげます。感謝してもいいです」
「あー……うん、分かった」
 まあ、いいか。俺が手を出さなければ済む話だ。大丈夫、我慢我慢。
「あ、寝てる間にいたづらしても気づかないフリしますよ?」
「しませんっ!」
「今日はおにーさんの大好きなしまぱんをはいてますよ?」
「しっ、……しません」
「しまぱんにちょっと心が動くおにーさん、愉快です」
「勘弁しろよ……」
「あはは。それじゃお休みなさい、おにーさん。お休みのちゅーは必要ですか?」
「不要です」
「むちゅー」
「不要! ふ・よ・う!」
 唇をとがらせてむちゅーって来たふみの顔面を持って押し留める。
「残念です。ちゅーして慰謝料がっぽがっぽ貰おうと思ったのに。いちおくえんくらい」
「こちとらただの貧乏学生だ。そういうのは金持ちにやってくれ」
「おにーさんおんりーの美人局です。特別扱いに、おにーさんにっこり」
「嬉しくないなあ」
「おにーさん、贅沢です……」
 そんなことはないと思う。
「とにかく、そろそろ寝ろ。アレだ、お前が眠るまではここにいるから」
「ダメです。一緒にぐーすか寝ないと殺します」
「このアサシン超怖え」
「はい、超怖いです。だから一緒に寝ないとダメです。朝起きておにーさんがベッドの上にいたら、服を脱いで叫びます」
 今日はふみと一緒に寝ることが確定してしまった。
「……分かった。諦めた。一緒に寝ましょう」
「そこまで言うなら寝てあげます。感謝してください、おにーさん」
「どうして俺が頼む風になっているのか」
「えへへ。それじゃお休みなさい、おにーさん」
「へーへー。お休み、ふみ」
 ぽんぽんと軽く頭をなでると、ふみは嬉しそうに俺の胸に顔をむいむいとこすりつけた。

 で、朝。
「くひゃー……くひゃー……」
 全力全開いい湯加減で寝てるふみ。逃げようにも、全身抱きつかれているので動けない。まあ、仮に逃げられる状況に置かれているとしても、脅迫を受けてるので逃げられないのだけど。
「むにゃむにゃ……ん? ……あ、おにーさんだ。えへへ、おにーさん。抱っこしてください」
「されてます」
「はい? ……はい?」
「おはよう、ふみ」
「あ、おはようございます。……おはようございます?」
 未だよく分かってないふみの頭をくりくりとなでる。
「……ふにゅ?」
「寝起きのふみは可愛いなあ」
「寝起き。……寝起き? ……っ!?」
 ようやっと目が覚めたのか、ふみの瞳に理解の色が浮かんだ。と同時に、顔が一瞬で赤く染まった。
「う……ううううう~!」
「な、なんでしょうか」
「お、おにーさんのせいです! 全部!」
「何のことか分からないのですが」
「わ、分からないならいいです。いいのです」
「昨夜俺に好きだって言わせたり一緒に寝させたり抱っこしたり、といった事柄のような気がするが、よく分からないよ」
 ふみは顔を真っ赤にしながら俺をぺけぺけ叩いた。
「はっはっは。愉快痛快」
「おにーさんのばか、ばかばかばか!」
「また泊まりにくればいい。昨夜のようなことが待ってるから」
「絶対に泊まりません! おにーさんのばか!」
 ふみはどだどだと部屋のドアまで向かうと、俺に一度あっかんべーをして部屋から出て行った。いやはや。
「……あ」
 そういや、あいつ寝起きで服が乱れてたなあ。誰かに乱暴されたと思えなくもないなあ。なんか廊下の奥からすごいプレッシャーを感じるけど気のせいだよなあ。
「……覚悟は、いいわね?」
 母さんおはよう。違うよ。話を聞いて。なんで後ろにニヤニヤしてるふみがいるの? あれ、はめられた?

拍手[34回]

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