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2019年10月15日
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【ツンデレがネコミミを装着したら】

2010年06月02日
 賭けに勝って、ちなみにネコミミを装着できる権利を得た。
「……脳が沸いてるの?」
 酷いことを言われたけど、頑張って泣かずにネコミミをつけさせた。
「よし、と。……うん、可愛い。超可愛い。死ぬほど萌える」
「……触らないで、変態」
 頭をなでなですると、嫌そうに手を跳ね除けられた。
「勝負の前に言ったように、なでなでも賭けの景品の一つです。悔しかったら次は勝ちなさい」
「…………うー」
 不満げに鼻を鳴らすが、それ以上の抵抗はなく、心ゆくまでちなみの頭をなでてたら日が暮れた。
「……なですぎ。何時間なでてるのよ」
 俺のなでなで攻撃でくしゃくしゃになった頭を片手で整えながら、ちなみは俺の隣を歩いていた。
「可愛いから仕方ない。おまえも抵抗しなかったじゃないか」
「……それは、……賭けに、負けたから……」
「いや、今日は実にいい一日だった。明日もまた賭けトランプやろうな」
「……いいよ。……次は、キミにネコミミつけてやる……」
「はっはっは、そうはいかねぇぜ。明日も勝つからな!」
 隣を歩くちなみの頭を少し乱暴になでる。ちなみは不満そうだったけど、黙ってなでられていた。

(いっぱい……なでられた)
 ちなみはゆるゆるに顔を綻ばせ、自室で枕を抱えていた。
(ネコミミ……凄い威力)
 机の上に置かれたネコミミをじっと見る。自分には似合っていないように思えたけど、タカシは凄く喜んでくれた。
 勝負は神経衰弱だった。ちなみは記憶力抜群なので、どこに何が置かれているか全て覚えている。だから、あえて負けることなんて簡単なことだった。
「えへ……えへへ、えへへへへ♪」
 タカシになでられた感触を思い出し、ちなみは緩みきった顔でベッドで転がった。
(明日も……たくさん、たくさんなでてもらおう)
 明日に気持ちを馳せ、ちなみはにやけきった顔を隠すように枕に顔を埋めた。

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