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2024年04月25日
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【クマちなみん】

2010年03月15日
 学校を休んだら、ちなみが家にまで押しかけてきた。熊の格好のまま。
「……くまです。がおー」
 正直、家にまで来るとは予想だにしていなかった。
「……正確には、ツキノワグマです。……ほら、ここに月のような模様が」
 知らん。聞いてない。
「……調子、悪いんですか?」
「ちょっとな。風邪ひいたかも」
「……太古の昔より、熊の肝は万病に効くと言います」
「……はぁ」
 ちなみは自分の腹をさすさすと両手でさすった。
「……さすがに、肝を取り出すと死ぬ気がします」
「いや、普通に死ぬだろ」
「……死ぬのは嫌なので、……肌の上から舐めてください」
「…………はい?」
「……肝ちからで、すぐ治ります。……大丈夫です」
 そう言って、ちなみはきぐるみを脱いでお腹をさらけ出した。
「いや、別にただの風邪だからすぐ治るだろうし……」
「……いっぱい舐めて、……病気治して、……また、学校で遊びましょう」
「…………」
 ああ、こいつはこんなだけど、俺のこと心配してくれてるんだな。
 その気持ちを裏切りたくないのと、エロパワーの相乗効果でもう舐める気満々。ぺたんとしたお腹を、れろん。
「! ……ど、どうです? 元気になりました?」
「まだ。れろれろ、ちゅーちゅー」
「す、吸う必要はないです……」
 柔らかなお腹に舌を這わせる。ぷにぷにとした感触と不思議に甘い味が、俺の脳をとろけさせる。
 舐めにくいからとちなみをベッドに寝かせ、覆いかぶさるように彼女のお腹を舐める。

 親に見つかった。
 なんで「絶対責任は取らせるから」なんて言ってるの、母さん?

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