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2019年10月15日
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【たまごやきちなみん】

2010年05月07日
 俺は常日頃玉子焼きが好物と言い放っている。しかし、あくまでそれは食べるのが好きと言うだけの話で。
「……玉子焼きです。……じゅーじゅー、食べごろです」
 だから、ちなみに玉子焼きの格好されても困るだけで。
「……おいしいですよ?」
「知るか。ていうか、うまけりゃ食ってもいいのか?」
「……おいしいですが、食べると死にます」
「んなもん勧めんな!」
「……残念です。タカシは根性ナシです」
 そんな根性は犬にでもくれてしまえ。
「……はっ。もしタカシが根性を出して食べてしまい、その結果死んでしまったら私は殺人者……」
 うんうん、気づいてくれたか。気づいたらならいいさ、気にしないぞ。
「……私を犯罪者に仕立て上げようだなんて……タカシはひどいです」
「…………」
 驚きを通り越して逆に感心してしまう。
「……ひどいタカシはつねってやりましょう。えい、えい」
 ぎゅうぎゅうとつねられる。俺が何をしたのでしょう。
「ちなみさん。俺にも痛覚がある故痛いのですよ?」
「……それは初耳です」
 一体俺を何だと思っていたのかこの玉子焼きは。ええい腹立たしい、ほっぺ引っ張ってやれ。ぐにー。
「……ひはひ、へふ」
「ふはははは、この俺様がやられたままでいると思っていたのか!」
 手を離し、今度はむにむにとほっぺをこねる。
「……むぅ。お返し、です」
 俺がしていることと同様にほっぺをこねられる。
「……なんか、気持ちいいです。仕返しのつもりなのに……弱りました」
 言葉とは裏腹に、ちなみはにっこり微笑むのだった。
 そしてその様子を偶然遊びに来たかなみに見られ、必死の土下座に挑む俺だった。(でもたぶん殴られる)

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