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2019年10月15日
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【ツンデレのあだ名をでっかい声で呼んでみたら】

2010年02月09日
 授業中、ふと校庭を見たら体育中の姉がいたので、手を振ってみた。しかし、姉は気づかない。なので、呼んでみた。
「姉の人ーッ!」
 驚いた様子で姉はこちらを見た。
「授業中に叫ぶなっ、愚弟!」
「ごめんね!」
 その後、教師に授業中に突然叫ぶなと怒られた。姉め、許せないぞ!(責任転嫁)
 ということで放課後、姉に責任をなすりつけるべく一緒に帰宅。
「お前が授業中に叫んだりするから、先生に怒られたじゃないか!」
 責任をなすりつける前に、俺に責任が発生してしまった。
「分かった、気をつける」
「……まあ、分かったならいいんだ、分かったなら」
 翌日。またしても校庭に体育の授業中の姉がいた。しかし、そこはそれ同じ轍を踏まない俺。
「しまぱん姫ーッ!」
 姉と呼ぶのではなく、あだ名で呼ぶことにより親しみを持たせる作戦開始。
「…………」
 てっきり『もー、あだ名で呼ぶなんておうちだけでするのよ、弟きゅん♪』とかなると思ったのだが、ポニー辺りなら悶死しそうな怨念が姉付近から発生するだけで終わった。ていうか怖っ、姉怖あっ!
 その日の昼休み、弁当食べようとしたら影が差した。顔を上げると、姉の人。なんかものすげー怖い顔で俺を見下ろしている。
「……ちょっといいか」
「あー、いいけど弁当食べてから。それまでそこでパンツ見せてて」
「見せるかッ! なんだ、しまぱん姫ってのは!」
「俺が広めようと画策している姉のあだ名」
「画策するなッ!」
 ほっぺをぎうーっと引っ張られた。
『別府のお姉さん、しまぱんだってよ……』
『しまぱん……うおおっ、萌える!』
「そこっ! うるさいっ!」
 教室から上がるひそひそ声を一喝する姉。ただ、顔が赤いので迫力もあんまりない。
「怒るな、しまぱん姫」
「変なあだ名をさも当然のように使うなッ!」
「でも、しまぱんだろ?」
「そっ! ……え、ええいっ、貴様に言う必要などないッ!」
「やっぱしまぱんなんだな、しまぱん姫」
「~~~~~っ! ち、ちょっと来い、愚弟!」
 あちこちからしまぱんしまぱんと漏れる教室を抜け出し、つれてこられた場所は空き教室。
「……ふう。で、言い残すことは?」
「あれ、死ぬの?」
「無論だ! 姉を辱めさせた罰、受けてもらう!」
「待って殺すの待って! しまぱんを着用した姫のごとく美しき人、それを略してしまぱん姫と言ったまでで、悪意はないんです!」
「嘘をつけっ! 悪意しか見えんわっ!」
「ぬう。じゃ、姉さんにあだ名を選ばせてあげるから、今から挙げるあだ名から選んでくれ」
「断る。貴様の考えるあだ名だ、ろくなものがないに決まっている」
「しまぱん淑女にしまぱんマスター、それからしまぱん……」
「待て待て待て! 言いたいことが山ほどあるぞっ!」
「ひとつだけなら聞いてやる」
 ほっぺを引っ張られたので全部聞くことにする。
「まず、聞かんと言ってるのに無視してあだ名を並べるな! それから、想像通りろくなあだ名がない! さらに、何故全てのあだ名にしまぱんがついている!」
「ええと、要約すると気に入らない……と?」
「当然だッ! しまぱんしまぱんと……そんなしまぱんが好きか!」
「いや、しまぱん好きなのは姉さんだろ。下着ほとんどしまぱんだし」
「んなっ!? なっ、何故知っている!?」
「よく着替え覗くから」
「当然のように犯罪を告白するな、この愚弟ッ!」
「ごめぬ。次からは姉さんが着替えてる最中に部屋に入り、そこで鑑賞することにする」
「覗かなければいいという話ではないッ!」
 大変怒られた上、あだ名を付けることを禁止された。とても残念。

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