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2019年10月18日
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【連休ボケで仕事する気がゼロのタカシ】

2010年03月02日
 三連休過ぎたら、やる気が失せた。バイト行くの超だるい。それに店長なんか息臭いし。そうだ、店長の息臭いから今日は休もう。って電話したら死ぬほど怒られた。仕方ない、行くか。
 家から出たら超暑い。やる気失せた。暑いから休みますって携帯で連絡したら超怒られた。仕方ない、行こう。
 やる気ないし暑いし店長の息臭いし、ああなんで俺バイトなんか行ってんだろう、なんて思ってると、かなみを見かけた。……うう、俺がこんな大変なのに、笑いながらアイス食ってる。
 俺はかなみに見つからないよう忍び足で近づき、一瞬の隙を突いてアイスを一口かじった。
「あああああ! なにすんのよ!」
「忍び足で近づいてアイスを食べた」
「そういうことを言ってるんじゃない! どうしてやったか、って聞いてるのよ!」
「アイスが美味そうだったから」
「あああああ! この馬鹿! 死ね!」
 すげー殴られた。なんでだろう。
「はぁはぁ……ったく、いつもながら馬鹿なんだから。それよりアンタ、バイトじゃないの?」
「あー……そうなんだけど、かったるくてな」
 いかにかったるいか踊りで表現したら、余計にかったるくなった。
「……なに、そのミジンコがダンスしてるみたいなダンス」
 しかもかなみには伝わらなかったようだ。ちぇ。
「もーいー。バイト行く」
 ふらふらと幽鬼のようにかなみから遠ざかろうとしたら、呼び止められた。
「あ、ちょっと待って」
「あー?」
 はい、と未開封のアイスを渡された。
「あげる。ふたつ食べようかと思ったけど、なんかお腹一杯になっちゃったから」
「いや、でも……」
「何よ、私のアイスは食べれないっての? いいからそれ食べて、ちょっとはやる気出しなさい。……元気くらいしか、アンタには取柄ないんだから」
 かなみの心遣いに静かに感動していると、慌てたように弁解しだした。
「ち、違うわよ? 別に心配とかそんな、えっと……いいからとっととバイト行け!」
 かなみに蹴り飛ばされた。振り向くと、もうかなみはどこかへ行ってしまった。
 袋を開け、アイスを食べる。ちょっとだけ頑張ろうかな、と思いながら俺はバイト先へ向かった。

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