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2019年10月15日
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【デレツンなツンデレ】

2010年05月30日
「タ・カ・シきゅ~~~~ん♪」
 教室で一人寂しく飯を食ってると、甘い甘い声でかなみが飛びついてきた。
「ひぃっ! してません! 覗きも痴漢もしてません! 今日は!」
「今日は!? ……こほん。いや、違うのよ。えっとねぇ、一緒にご飯食べていーい?」
「……? ……??」
 何が何やら分からない。俺が少し焦げた玉子焼きを食ったせいでかなみが壊れてしまったのか?
「……すまなかった。間に合わないかもしれないが、これを食って元に戻ってくれ」
 食いかけの焦げ玉子焼きを差し出す。手が震えるのは止めようがない。
「え? あ~ん、ってしてくれるの? うふふっ、かなみ嬉し~い♪」
(ごめん、かなみ。俺のせいで……)
 かなみは、小さな口を大きく開けて一口で玉子焼きを食った。
「もにゅもにゅもにゅ……う~ん、やっぱタカシに食べさせてもらうと美味しいね♪」
「おいおい、タカシよぉ。いつのまにかなみさんとくっついたんだ?」
 何も知らない男子生徒が揶揄するのを聞き、黙っていられなくなった。
「おたんちーん! おまえは壊れたかなみを見て精一杯労わろうという気持ちを持てないのか!?」
「おたんちん……?」
 男子生徒は自らの過ちに気づいたように、おたんちんと繰り返していた。
「……ふぅ。さてかなみ、食事を続けるか」
「…………」
 しかし、かなみはじっと下を向いて、小刻みに震えるばかり。
「……かなみ? おしっこ?」
 首根っこを掴まれ、俺は屋上へ連れて行かれた。
「……ハァハァ。あんた、壊れたとかどういうことよッ!?」
「おおっ! 治ったか、かなみ! いや、一時はどうなることかと……」
「……どういうこと?」
 玉子焼きに始まったかなみ壊れて大変事件のあらましを語ったら殴り飛ばされた。
「馬鹿! そこで一生埋まってなさい!」

(あああああ、恥ずかしいの我慢して甘えたのに……タカシのバカッ!)

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