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2026年03月15日
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【一緒に寝たがるツンデレ】

2010年05月27日
 みんなで集まって遊ぼうということになって、なぜか場所が俺の部屋。だらだらと時間は過ぎ、気がつけば夜になってた。
「はいはい、もう夜だぞ。みんな帰った帰った」
「……もう、終電過ぎてる。……帰るの、無理」
「そうですわね……今から帰るのは、少し大変ですわね」
「リナ! おまえは迎えに来てもらえばいいだろうが、金持ちなんだから」
「あら、今日は家の者全員に暇を出していて誰もいなんですの。ですから、それは無理ですわね」
「そうじゃな。んむんむ、仕方ないのう」
「……しかし、こんな狭いところで寝るのか? 私は嫌だぞ」
「大丈夫、タカシを追い出せばスペース空くわよ。ていうか、元からそのつもり。女の子と一緒に寝させるわけないじゃないの」
「ここ誰の部屋だったかな~……いえ、なんでもないです」
 かなみににらまれたので黙る。
「……追い出すの、可哀想。……私なら、一緒に寝ても……いいよ?」
 ちなみの言葉に、部屋の空気が止まった。
「あ、あ~らちなみさん、随分と大胆な台詞ですわね?」
「……? なにが?」
「じゃ、じゃから、タカシなどと一緒に寝るなどと……」
「……昔は一緒に寝てたし、平気」
「し、しかし、昔と今ではお互い色々違うと思うのだが……」
「……だいじょぶ。……そんなことより、一人で寝させるほうが……可哀想」
「タカシ! アンタからもなんか言いなさいよ!」
「ん? ……んー、別にいいんじゃないか? 手出さなきゃいいんだろ? 任せとけって」
 ちなみを除く視線が俺に集中する。
「……なら、私も一緒に寝る」
「はぁ?」
「私もそうさせてもらおうかしら」
「へ? いや、何言って……」
「仕方ないのぅ、儂もそうするか」
「おい、まつりまで何言ってんだよ」
「自分だけ、というわけにもいかないか……仕方ない、私も同衾させてもらおう」
「同衾とか言うな、みこと!」
 うやむやのままに娘さんたちと一緒に寝ることになってしまった。頑張って耐えよう。
「はぁ……んじゃ電気消すぞー」
 部屋の明かりを消し、やたら人口密度の高い布団の中に入る。
「むにゃむにゃ、ですわ」
 超わざとらしい寝言を言いながら、リナが俺の右腕に頭を乗せた。
「……すぴー」
 その反対側に、はっきりすぴーと言いながらちなみが頭を乗せる。
「……ね、寝てるからだからね。寝相だからね」
 そんな寝言ありえねぇと思いながら、かなみが俺の右足にしがみつく。
「思ったよりいいガタイしとるのぅ。……ちょっとドキドキじゃ」
 もう寝言とかそんなレベルじゃない言葉を吐きながらまつりが左足に。
「……残されたのはここだけか。……少し緊張するが……し、仕方ない」
 なんて言いながらみことが俺の……俺の一番大事な場所に顔を!
「そそそそこはダメだー!」
 振りほどこうにも両手両足は固定済み! 動けない!
「あ、ああ、あああああ……」

 母さん、俺、成長したよ。

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【生徒に惚れてるツンデレ教師】

2010年05月27日
 新任教師として、女教師がやってきた。
「はい、授業を始めます。えっと、それじゃ116ページの問題を……別府くん。当然、出来るでしょ?」
「はは、俺に出来るわけないじゃねえか馬鹿」
「立ってなさい」
 やたら俺ばかり指す嫌な教師。他の奴は普通なのに……嫌われてるのか?
 その辺りを追求するため、俺は職員室に侵入した。普通に入ると、普段の奇行のせいで2時間は説教される。
 件の教師の机の発見。椅子の前に入って奴を待つ。放課後になってかなり時間が経っているせいか、誰もいない。程なく、例の教師が戻ってきた。そして、目の前の椅子に座る。う、パンツ見える。
「はぁ~……今日も2組だけ無茶苦茶になっちゃった……。うー、どうして私こうなんだろう……」
 2組って、俺のクラスじゃん。などと思いながらもパンツから目が離せない。
「……私だけが悪いんじゃないよね。タカシくんが気づかないのが悪いよね。こういうのって、男の方からするのが当然なんだし」
 ……何の話だ? などと思いながらもパンツに近づいてしまう。
「……でも、この年になって初めて男の人を好きになるなんて……。しかも、相手が生徒だなんて……あー、どーしよー……」
 ……ほぅ、それは興味深い。でも、それより俺は目の前の白いパンツのほうが興味深い。突いちゃえ、えい。
「ひっ! な、なに?」
「……や」
 机の下を覗き込んだ教師と目が合う。
「な、なな、なんでこんなとこにいるのよ!? 聞いてた? さっきの聞いてた? ていうかなんで突いたの!?」
「ここにいるのは忍び込んでいたため。さっきのは聞いてた。突いたのは欲情したから」
「~~~~~!! だ、ダメでしょ別府くん! 人の机の下に忍び込んだり、……つ、突いたりしたら!」
「努力はする。で、先生。惚れたってのは……」
「惚れません! 誰も別府くんに惚れてません! キミが聞いたのは幻聴です! ほら、もう帰りなさい!」
 暗に認めてるようなもんだけど……まぁいいか。
「そだな、先生と一緒になら帰る」
「せ、先生は忙しいんです! ○つけたり、×つけたり!」
「最近テストやってないじゃねえか……。もう遅いし、帰ろうぜ。送ってくよ」
 少し強引に先生の手を引っ張る。あまりの細さに、少し驚いた。
「……強引。それに先生の住んでるところ、遠いよ?」
「どうせ暇な身だ、気にするな」
「……じゃ、一緒に帰る」
「うむ。放課後デートだ」
「ほ、ほうかごでーと!? ちっ、違いますよ、これは単に教師と生徒が偶然一緒に帰っただけで……」
「あーもーなんでもいいから帰ろうぜ。俺、先生のこと色々知りたいんだ」
「きっ、教師としてなら答えてあげますよ?」
 あくまで教師にこだわる先生に、俺は笑って手を握り職員室を後にした。

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【二人羽織なボクっ娘】

2010年05月27日
 文化祭で、ボクっ娘と二人羽織することになった。放課後、その練習を空き教室ですることになった。
「ちうわけでボクっ娘、前に入れ。俺は後ろで操作するから」
 二人入れるほどの大きな羽織を着て、俺は梓に言った。
「だからぁ、ボクっ娘って呼ぶなって何度も言ってるだろぉ! 梓って名前、覚えてよぉ!」
「いーから前に入れっての。ほれほれ」
「あぅ、引っ張らないでよぉ。うー……」
 梓を羽織の中に入れる。う、ボクっ娘の癖にいい匂いしやがる。
「さて、とりあえず基本としてケーキかな。失敗したときの見た目が面白いし」
「失敗が前提なの? ……まぁ、ケーキおいしいからいいけどさ」
 買っておいたケーキを箱から取り出す。
「あ、ショートケーキ! おいしいよねぇ、ショートケーキ。ボクね、ショートケーキのイチゴ大好きなんだぁ。将来はケーキ屋さんになろうかな?」
 そのケーキにかぶりつく。
「あああああ! 何すんだよぉ! ボクのケーキ食べないでよぉ!」
「いや、うまそうだったから、つい」
 本当は梓をいじめたかっただけだ。
「うわ~ん、ひどいよタカシ! ケーキ返してよ、ケーキケーキケーキ!」
「あーうるさい。つまらんことやってないで、とっとと練習するぞ」
「ヤダ」
「ヤダ、って……」
「タカシ、ボクのケーキ食べちゃったもん。しかも、イチゴまで食べちゃったもん」
「吐こうか?」
「そんなことされても食べられないもん!」
「いや、かなり無理すれば食えるぞ。流動食みたいになってるから噛まなくてもいい。らっきー♪」
「らっきー、じゃないよぉ! ケーキ食べたい、ケーキケーキケーキ!」
「あー分かった分かった。この後おごってやるから、今は練習しようぜ」
「ホント? よっつ食べるからね、よっつ!」
「分かった分かった。ほれ、やるぞ」
 羽織の中に頭をすっぽり入れ、食いかけのケーキを持つ。そして適当にあたりをつけ、梓の顔付近に持っていく。
「あっ、あっ、もうちょい上。あぅ、もっと上だって。上上上!」
 べちゃ、むにむにむに。
「どこにつけてんだよぉ! そこ、おっぱいだよぉ! しかも、揉んでるよぉ!?」
「すまん、わざとだ」
「うー、わざとかぁ。じゃあしょうがない……わざと!?」
「ほらほら、うにゃうにゃ言ってないで続きやるぞ、続き。やる気だせよな」
「おっぱい触られて、しかも怒られた……」
 なぜか凹んでる梓を置いて、箱からもう一つケーキを取り出す。
「あ! もう一個あったんだ! もう、最初から言ってよぉ」
「ほれほれ、今度は真面目にやるからボクっ娘もしっかりやれよな」
「最初から真面目にやってよぉ! それから、ボクっ娘って呼ぶなって言ってるだろぉ!」
 今度こそ梓の顔付近にあたりをつけ、ケーキを持っていく。
「うん、今度はいいよぉ。あ、もうちょっと上。……うん、そこそこそこ!」
 ぱく、はぐはぐはぐ。
「うー、おいしいよぉ。やっぱりショートケーキは、ケーキの王様だよぉ♪」
「なんだ、一発で成功したな。練習の意味なかったかも」
 羽織を脱ぎながら、梓に話しかける。
「あれ? もうやんないの?」
「材料切れ。しかし、手がクリームでべとべとだな……」
「あっ、もったいない!」
 ハンカチで手を拭おうとしたら、梓が指に吸い付いた。
「ちゅっ……ちゅぷ、ちゅ……ん、おいひい」
「……えろ」
「え、えろくなんてないよぉ! クリーム舐めただけだよぉ!」
「分かった分かった、もう帰ろうぜ」
「んー……あ、ケーキおごってよね、ケーキ!」
「げ、まだ食うのか? 一個食ったんだからいいじゃねえか」
「ダメだよぉ! それとこれは話が別!」
「はぁ……しょうがねぇなぁ」
「にひー♪」
 嬉しそうに微笑む梓を連れ、俺たちは教室を出た。

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【文化祭で周りから二人の関係をからかわれて、必死になって否定するボクっ娘】

2010年05月27日
 文化祭当日。どうにか二人羽織も成功し、打ち上げパーティとなった。
「二人羽織よかったよ~! すごい面白かった!」
「え、えへへ、そっかなぁ?」
「うんうん、二人の息ピッタリって感じ! やっぱアレ? 普段から一緒にいるから二人羽織も楽勝?」
「い、いつも一緒になんていないよぉ!」
「何言ってんのよ。ずーっと一緒だったじゃないの。休み時間も昼休みも放課後も」
「そ、それは二人羽織の練習するため、しかたなくだよぉ!」
「そんなこと言って、実際のとこどうなの、別府君?」
「ん?」
 机の上に置かれた料理を食うのに必死で、何も聞いてなかった。
「そ、そんな口一杯に頬張らなくても誰も取らないわよ……えっと、梓と別府君の関係の話よ」
「むぐむぐ……関係も何も、見たままだ」
「それって……もう二人は恋人ってこと?」
「ち、違うよぉ! ボクはこんないじわるなタカシのことなんて、嫌いだよぉ!」
「俺は結構好きだけどな、梓のこと」
「ふぇ……」
 周囲から黄色い声が上がる。
「ぼ、ボクは嫌いだからね! ホントだからね! 嘘じゃないからね!」
 梓は真っ赤な顔でまくしたてて、教室を出て行ってしまった。
「ちょ……梓出て行っちゃったよ? 追わなくていいの?」
「腹減った。食い終わるまで待っててもらおう」
 再び机に向かって飯に箸を伸ばしていると、その手をむんずと捕まれた。
「い・い・か・ら、追いかけなさい!」
 教室から追い出された。鍵までかけられた。
「二人で戻ってきたら、入れてあげるからね~♪」
 なんて勝手な奴らだろう。俺はしかたなく梓の行きそうな場所へ足を向けた。
 女子更衣室……怒られた。女子便所……悲鳴上げられた。水泳部更衣室……つるぺたツインテールに絶対死なすって言われた。屋上……いた。
「よお、何ぼーっとして……」
「あ……タカシ」
 短い髪を風に遊ばせて、鉄柵にもたれた梓がそこにいた。夕日に照らされたその姿に、少しだけドキリとした。
「……どしたの? ぼーっとして」
「あ……いや、なんでもない。おまえこそ、どうしたんだ?」
「ん……」
 そう言って、梓は校庭を見下ろした。釣られて俺も見る。まもなく行われるキャンプファイヤーの準備に、皆おおわらわな様子だ。
「……みんな、忙しそうだね」
「最後の締めだからな。これで祭りも終わり、明日からまたつまらん日常が戻ってくる」
「あははっ、タカシといたらつまらない日常なんてないよ。いっつも滅茶苦茶なことしてるもん」
 そんな自覚はないのだが、それで梓が笑ってくれるなら、よしとしよう。
「……なぁ、梓。俺……」
「……ね、踊ろっか?」
「はぁ?」
「だから、踊ろ。キャンプファイヤーの練習」
 そう言って、梓は俺の手を取った。
「お、おい」
「こうして、はい、ターン。くるっと回って、はい、ターン」
「わっ、たっ、とっ、はっ……」
 梓に言われるがまま、不器用な踊りをする。
「へたっぴ」
「うるさい。こういうのは苦手なんだ」
「……だから去年、踊らなかったの?」
「ああ。……ひょっとして、踊りたかったのか?」
「……さあね。今こうして踊ってるんだから、そんなのどうでもいいよ」
 俺の手を中心に、梓がくるりと回る。そして、ぎゅっと俺に抱きついた。
「お、おい」
「……嫌い、っていうのは嘘。……けど、まだ好きじゃないよ」
 顔を俺の胸に押し付け、梓がささやく。
「今は、それでいいさ」
「……そっか」
 日が落ちるまでの短い間、俺と梓は何も喋らず、そっと抱き合ってた。

 教室に戻ると、みんなキャンプファイヤーに出かけたのだろう、誰もいなくなっていた。
「誰もいないね」
「腹減った」
 机の上の料理を手づかみで食う。
「あー、もう手で食べない! お箸使いなよ、もう……」
 梓は俺の手を自分のハンカチで拭き、箸を渡した。
「梓も食え。腹減ったろ?」
「ボクは二人羽織の時、ケーキをたくさん食べたから平気だよ」
 そう言いながら、梓は見るとはなしに俺を見ていた。
「むぐむぐ……なんだ?」
「ぽろぽろこぼしてるよ。ホントにもう、大きな子供なんだから」
 どこか嬉しそうに、梓は俺の口元をハンカチで拭った。
 誰が子供だコンチクショウ、と思いながら梓を見る。梓も、俺を見ていた。目と目が合った。
 誰もいない教室。静かな空間。ふたりきり。ボクっ娘。
 そんなキーワードが頭をめぐる。いかん、どうしたことか梓がやけに可愛く見えてきた。
 そっ、と梓のほおに触れる。まるで火に触れたように熱い。自分の心音がやけにうるさい。
「た……タカシ、ボク……ボク、ね、ホントは……」
 そっと、梓の唇に……
「たっだいまー! ……あー! 梓に別府くん、やっぱそういう関係ー!?」
 クラスメイトが勢いよくドアを開け、教室になだれ込んできた。
「ち、ちち違う違う違う! ボクはタカシなんて大っ嫌いだよぉ!」
 ……まぁ、ゆっくりやるさ。
 真っ赤な顔で抗弁する梓を見ながら、そう思った。

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【食べすぎツンデレ】

2010年05月26日
 リナが庶民のご飯を食べたいと言うので、晩飯をご馳走した。
「ちょ、ちょっと食べ過ぎましたわね。う~、苦しいですわ……」
「うまいからって、がっつくからだ」
 食器を片付けながらそう言うと、案の定噛み付いてきた。
「だ、誰もおいしいなんて言ってません! ただ、残したら悪いと思っただけですわ!」
「へーへー。で、デザートにコンビニで買ったプリンがあるんだが、食うか?」
「コンビニ……知ってますわ! あれですわ、24時間開いてる便利なお店! 合ってますでしょ?」
 そんな知ってて当然なことを目を輝かせて言われても、返事に窮する。
「で、食うか? それとも腹いっぱいだから、食わんか?」
「甘いものは別腹と言う言葉は、わたくしにも当てはまりますの。いただきますわ」
「甘いものはベル腹? よく分からんが、腹が鳴るということだな。つまりは、空腹か。どんだけ食うんだ、おまえ牛か」
「べ・つ・ば・ら、ですわ!」
 ほっぺをぎゅーっと引っ張られる。痛い。
「いいから寄越しなさいな。……もにゅもにゅ、ふむ、随分と大味ですわね」
「うっせ。安もんなんだよ」
「いえ、これはこれで大変美味しいですわ。このチープな感じがたまりません」
 馬鹿にされているような気がしてならないが、まぁいいや。
「……? タカシは食べないのですか?」
「あー、一個しか買ってないんだよ。いーから食え。今日はお前がお客さんだ」
「そうはいきませんわ。幸せなことは皆で分け合うのが当然ですのよ。さ、口を開けなさい」
「……まさか、食わせる気か!」
「わたくしに食べさせてもらえるなんて、僥倖もいいところですわよ。ほら、観念なさい♪」
「いーーーやーーーだーーーッ! チクショウ、何笑ってんだよ、リナ!」
「うふふふふっ、なんだか楽しいですわ。ほーら、あーん♪」
「ぜってー嫌だ! 誰が食う……むぐむぐ」
「うふふふっ、そんな大口開けてるから、食べさせられるんですのよ♪」
「がーーーーーー! やめれ! もう絶対おまえなんか招待しねえ!」
「あら、そうはいきませんわ。こんな楽しいこと、今日だけで終わらせるなんてもったいないですわよ。明日も明後日もその次も、ずーっと一緒に食べましょうね♪」
 リナの笑顔に、俺はため息をついた。

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