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2017年11月22日
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【男が買い物中にめんどくさくなって勝手に帰っちゃったら】

2010年04月17日
 ボクっ娘が買い物に行こうと言うので、面倒だが付き合うことにした。
 だけど、寒いし面倒っちいので梓が服見てるスキにそっと帰った。
「……うーん、黙って帰っちゃったけど、梓の奴怒ってないかな?」
「怒ってるよ!」
 服を着替えてたら隣に梓がいたので大変驚いた。驚きのあまり全裸に。
「なんでいちいち服脱ぐんだよ、ばかぁ!」
「や、その、驚いて」
 梓は顔を真っ赤にしつつも、さっき脱ぎ捨てた服を拾って渡してくれた。
「ありがとう。んで、なんで梓がここに?」
 服を着ながら訊ねると、梓は頬を膨らませた。
「さっきの再現するよ! “この服どうかな? 可愛いかな? どうかな、タカ……あーっ、タカシいないッ! さては、帰ったな!” ……以上だよ!」
 梓は怒りながら小芝居をした。
「思わず続きを見たくなるような芝居ですね」
「誰も感想なんて聞いてないよ! なんで帰ったか聞いてるんだよ! ボク、怒ってるんだよ!?」
「なんか小腹空いたな……梓、なんか適当に作って」
「作らないよ! なんで帰ったか、理由を聞いてるんだよ、り・ゆ・う! 英語で言うとリーズンだよ!」
 梓は明らかなカタカナ発音で理由を聞いてきた。
「チチキトクスグカエレって電報が」
「なんで外に出てるのに電報受け取れるんだよ! それに今時電報ってどうかと思うよ!」
「じゃあ、ポチキトクスグカエレって電報が」
「じゃあってなんだよ、じゃあって! しかもポチって、わんわんの名前じゃん! だいたい、タカシわんわん飼ってないじゃん!」
「似たようなのなら飼ってるけどな。犬種はボクっ娘で、名前は梓と言います」
「ボクじゃん! わんわんじゃない、人間だよ! 飼われてないし!」
「……さっきから気になってたんだが、高校生が犬をわんわんと呼ぶのはどうかと」
「な、なんだよぉ……わんわんは、わんわんだろ! わんわん、わんわん、わんわんわん!」
「わんわんうるさい。……しかし、そう吠えてるとまんま犬だな。ほら、なでなでなで」
「あっ、あぅ、な、なでるなよぉ……」
 撫でられると、梓は途端にしおしおになるので愉快であると共に可愛くて困る。ええい、上目遣いで見るな。
「ま、まぁそういうわけです」
「そういうわけかぁ……あ! 全部適当な理由じゃん!」
 しまった、ばれた。
「さぁ、今度こそホントのこと言ってよ!」
「うーん……実は、寒いし面倒だったんで帰ったんだ」
 梓の口が開いた。そして、開きっぱなし。
「……それだけ?」
「概ね」
「何だよそれ! 失礼にも程があるよ! 許さない感じだよ!」
「許す感じに移行してください」
「ダメだよ、ボク怒ってるんだから! こら、テレビ見るな! コタツ入ってせんべいかじるな! お茶すするな! ……だからって吐けとは一言も言ってない!」
 色々と制約が多くて生きにくい世の中です。
「つまり、どうしろと?」
「ちゃんとボクに謝ってよ! “もうしません、許してください”って!」
「しかたない。反省してるようだし、許してやる」
「ボクに謝るの! なんでタカシが許すんだよぉ! ……はぁはぁ」
「大丈夫か? ほら、茶でも飲め」
「う、うん、ありがと……ずずーっ」
「あ、それ俺の反芻した茶だ」
「ぶぶぶーっ!」
 梓は勢いよく茶を吐き出した。
「げほげほ……な、なんてもの飲ませるんだよ、ばかっ!」
「……他に何か言うことは?」
 吐き出された茶は俺の顔面を満遍なく覆いつくした。
「……え、えと、……これでボクをほって帰ったことはチャラにしてあげるよ。よかったね、タカシ♪」
「わーい! ……などと喜ぶと思ったか、このボクっ娘! ええい許さん、ボクっ娘の刑だ!」
「な、なんだよそのボクっ娘の刑って」
「俺の考案した、梓専用の刑。さ、大人しく執行されろ。大丈夫、痛いどころか気持ちいいから」
「気持ちいいって……さては、えっちな刑だな! またボクのおっぱい触る気だろ! 来るな、来るなって、ばかーーーーーーッ!!!」
 ボクっ娘の刑、執行終了。大変楽しかったです。

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ボクッ子の刑を詳しくお願いします。
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