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2017年09月24日
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【ボクっ娘にタイヤキをおごってやったら】

2010年05月19日
 冬。雪が街を白く染め上げるころ、俺はKanonをクリアした。その記念として、ボクっ娘にタイヤキを奢ってやることにした。 
「珍しいね、タカシがボクに奢ってくれるなんて」
「感謝してむせび泣いて初めてを寄越すんだな、ボクっ娘」
「感謝はするけど泣かないし初めてなんかあげないしボクっ娘じゃなくて梓! いい加減に覚えてよぉ!」
 よく分からないことをわめいている梓としばし歩き、タイヤキ屋につく。妙にガタイのいい兄ちゃんがせっせとタイヤキを焼いていた。
「盗むなよ。拉致監禁されてリコーダーで処女喪失プレイされるぞ」
「盗まないよぉ! 怖いこと言わないでよぉ!」
「いや、あの顔は恥部に肉便器と刺青を入れるプロだな。もう20人はやってる」
「随分失礼なこと言うな、兄ちゃん」
「タイヤキ三つくれ。アンコと白アンとマヨネーズ」
「……へい、毎度」
 なんだか知らないが態度の悪い店員からタイヤキを受け取り、適当なベンチに座る。
「ほい、食え」
「……なんでマヨネーズ入りを渡すの?」
「こんなもん食えねぇから、おまえにやる」
「ボクも食べないよ!」
 強引に袋からアンコ入りを取り出し、梓はかぶりついた。
「ん~! おいしいねぇ。奢りだと余計においしく感じるよ!」
「……なぁ、梓。実は折り入って頼みが」
 食い終わったのを見計らい、俺は梓に切り出した。
「ん? お金なら貸さないよ。タカシに貸したら、いつ返ってくるか分からないもん」
 白アンのタイヤキを口にしながら、梓は言った。
「いや、そんなんじゃない。簡単な話だ。……うぐぅ、って言ってくれないか」
「……? う、うぐぅ?」
「……あゆっ!」
「うわあああ! あゆじゃなくて梓だよぉ! なに抱きついてんだよぉ!」
「探し物は見つかったか? ちゃんと幸せに暮らしてるか?」
「訳分かんないよぉ! ちょっと、どこ触ってんだよえっち!」
 思わずヒートアップして乳をもんでいた。よくある失敗といえよう。
「いきなり何すんだよぉ!」
「悪い悪い。ちょっとはっちゃけた。実は……」
 俺は梓にKanonに出てくるキャラ、あゆについて説明した。
「……というわけで、飛んでいったベールを見て泣いちゃうんだよ。その後意識が戻って7年の空白を埋めるために謎のジャムを食うんだ」
 他のキャラの話が混じった。まぁいいか。
「うっうっ……いい話だねぇ。ずびー」
 こんな説明で泣ける梓はすごい。
「それを踏まえて、もう一度うぐぅを! リピート!」
「うっうっ……うん、ボク、言うよ! うぐぅ、うぐぅ、うぐぅ!」
「あゆーーーーーーーーーーっ!!!」
「だからボクはあゆじゃなくて梓だよぉ! なんでいちいち抱きつくんだよぉ!? おっぱい触るなぁ!」
 夕暮れの街に、雪が静かに降り積もっていった。

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夕暮れの街に、雪が静かに降り積もっていった。

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