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2019年10月18日
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【雨が降っていると何故か男の部屋でゴロゴロするツンデレ】

2010年03月21日
 折角の休日だというのに、外は雨。こんな日は家でゴロゴロするに限る。ただ、
「おいタカシ、茶だ、茶をもて。ノドが渇いた」
 他人の部屋ということに気づいてないのか、机の前に陣取り無法っぷりを最大限に発揮するみことがいなければ、の話だが。
「ええい憎らしい、こっそり茶に精液入れてやれ。……む、勃たん。みこと、パンツ見せてパンツ」
 みことのスカートの裾をつまむと、なぜか一杯殴られたので、普通に茶を淹れる。
「ずず……ふん、最初から素直に淹れておれば殴られずに済んだものを、莫迦め」
「いや、俺は普通に茶を淹れるつもりはあったぞ? ただ、そこに精液を入れようとしただけで」
「それがいかんのだ、たわけッ!」
「……尿だったらよかった、という話?」
 思い切り頬を引っ張られて痛い痛い。
「だったら何を入れればいいというのだ」
 ほっぺたを押さえながらみことに聞くと、
「何も入れるな。普通に茶を淹れろ」
 という、味もそっけもない答えが返ってきた。
「それじゃ面白くない」
「茶を飲むのに、なぜ面白さが必要なのだ……まったく、暇な奴だ」
「それを言うなら、みこともかなりのもんだぞ。お前、雨の中わざわざ俺んち来たんだろ? 自分の家で大人しくしてりゃいいものを」
「うぐ……そ、それは、その、……貴様が退屈だろうと思い、わざわざ遊びに来てやったのだ! ふふん、どうだ?」
「どう、と問われても、退屈を楽しんでたのでお帰りはあちらへ、としか」
「…………」(半泣き)
「すっげー暇! あまりの暇さに世界を滅ぼしかねないほど暇だった! いやぁ、みことが来てくれて助かった! みことは世界の救世主だ!」
「そ、そこまで言うことはないが、……まぁ悪い気はせんな。ふふん、感謝しろ」
 色々思うところはあるが、泣き止んだからまぁいいや。
「しかし……暇だな。おいタカシ、何か暇を潰す品はないのか?」
「品、ねぇ……ええと、本に、本、それから本。あと本、本、最後に……本」
「全部本ではないか! しかも漫画!」
「おもちろいよ?」
「まったく……しょうがない、読んでやろう」
 みことはベッドに寝転がり、適当に取った漫画を読み始めた。
「じゃあ、俺は漫画を読むみことを観ることにする」
 すごく嫌そうな顔をされたが、気にせず観る。
 数分経った頃だろうか、みことは顔をあげて俺を見た。
「……あの、見ないでほしいのだが」
「尻を?」
「どっ、どこを見ているのだ、たわけッ!」
「尻。臀部。みことの性感帯」
 大変叱られた。
「みことの性感帯を当てられず申し訳ありませんでした」
「そういうことを怒ってるんじゃない! じーっと見るなと言っているのだ! 大体、私を見ていても楽しくないだろう?」
「そうでもないぞ? 漫画読んで笑ったりハラハラしたりしてるみことの顔見てるの、すげー楽しいし」
「う、そ、そうか……」
 みことは照れくさそうな顔をしながら、指で頬をかいた。
「じゃなくて! 貴様に見られていると、その、……本を読むのに集中できんのだ。だから、あまり見るな」
「分かった、任せろ!」
「…………」
 力いっぱい了解したのに、とても不安げな顔で見られた。
「ま、まあいい。私は続きを読むことにする」
「じゃあ、俺は俺のすべき事を成そう」
 ベッドに寝そべるみことの隣に滑り込み、すかさずみことに抱きつく。
「ちょ、ちょっと、いきなり何をするか!」
「昼寝! 抱き枕つき!」
「私は抱き枕ではない! ええい離せ抱きつくな頭をなでるなあ!」
「最近の抱き枕はふにふにでいい香りなんだなぁ、はっはっは」
「笑うな、莫迦者! だから頭をなでるなあ!」
 そんな感じの休日でした。超頭なでた。

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