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2024年12月04日
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【雪ねえ】
2012年06月16日
とある深夜。特にすることもないのだけれども、翌日が休日ということもあり、ぐだぐだと起きていたらドアが突然開いたので超驚いた。
「まだ起きてるのか。コーヒーでもどうだ、あき……彰人ぉぉぉぉぉっ!!!!!?」
びっくりしたあまり椅子から転げ落ち、ついでに泡吹いて遊んでたら奇声が聞こえました。
「……まったく! 貴様は! どうしてお姉ちゃんを驚かせるか!」
あの後恐慌状態に陥った姉こと雪ねえをどうにかなだめすかして落ち着かせたはいいが、超怒られた。そんなわけで、現在正座させられ絶賛説教されてます。
「驚くかなーって思ったんだ」
「驚いたさ、そりゃ驚くさ! お姉ちゃん、びっくりしすぎて死ぬかと思ったぞ! この姉不幸者め!」
「何その単語。ていうか雪ねえ、正座やめていい? 足がしびれてきたんだけど」
「そのくらい我慢しろ! お姉ちゃんはその500倍苦しかったぞ! ……言っておくが、お姉ちゃんは彰人がいないと死んじゃうんだぞ?」
「俺は酸素がなくなると死んじゃう」
「彰人は頭が悪いな」
「…………」
「でも大丈夫だぞ。どんなダメ人間になろうとも、将来はお姉ちゃんが養ってあげるからな?」
「どこのヒモだ、俺。ていうか、普段から色々世話になってんだから、俺が雪ねえを養ってあげられるくらい稼げるように頑張るよ」
「……お、お前からお姉ちゃんにプロポーズするだなんて、なんて生意気な弟だ。このこのー!」
それくらい頑張るという心積もりを言っただけだったで、プロポーズするつもりなど毛頭なかったのだが、雪ねえが超ご機嫌な感じで俺の頬をつんつんしてるので、まあいいか。
「ほらほら、いつまで正座なんてしてるんだ。足がしびれるだろう」
ニコニコしながら俺の足を解くと、雪ねえは俺の膝の上にちょこんと座った。
「あの、雪ねえ。乗ってますが」
「お姉ちゃんを心配させた罰だ。甘んじて受けろ。あとすりすりしろ。抱っこもしろ」
「罰?」
「罰だ。ああそうだ、それから『お姉ちゃん大好き』と甘く囁け」
「……罰?」
「罰だと言っているだろう」
どうにも納得がいかないが、姉を心配させたということで、粛々と罰を受ける。
「雪ねえ大好き」(ぎゅー)
「ふふ……ふふふ。まったく、しょうがないなあ彰人は! あと、お姉ちゃんとずっと一緒にいたいと言え」(超ご機嫌)
思うところしかないが、ご機嫌な様子なので素直に従っておく。
「雪ねえとずっと一緒にいたいなー」(すりすり)
「ははっ、そうか! お姉ちゃんも全く同じ気持ちだ! いや、やはり姉弟というのは似るものなんだなあ!」
「でもあくまでも姉弟だからずっと一緒という訳にはいかないな。いやはや至極残念」
「何を言ってるのだ彰人? 私達はただの幼なじみだから結婚という手段があるぞ?」
雪ねえは実の姉以上に姉らしいので普通の人には見分けがつかないが、実は昔から隣に住んでるひとつ上の幼なじみというすずねえ的存在なので、しようと思えば結婚できる。いや、しませんが。
「で、するのか? いつだ? 今日か? 明日か?」
「しません」
「なんだと!? お姉ちゃん怒るぞ!」
将来、結婚の理由はと問われ、お姉ちゃんに怒られるからとは言えないので、ここは断固拒否する。
「むぅ……彰人は頑固だな。一本筋の通った立派な大人になりそうだな」(なでなで)
何をやっても褒められる。
「ところで雪ねえ、いつまで乗ってんだ」
今現在も俺の膝の上で俺にしなだれかかっている俺まみれな雪ねえに、無意味とは思いつつ一応言ってみる。
「ん? 今度はお姉ちゃんに膝枕してほしいのか? 甘えんぼうな弟め。仕方ないな……ほら、こいこい♪」
んなこたぁ一言もいってないのに、雪ねえは俺から降りると、正座して自分の太ももをポンポンと叩いた。
「ほら、姉弟で何を遠慮しているか。ほらほら♪」
姉力+女性とは思えぬ膂力を持ってして、雪ねえのももに誘われた。普段から合気道でならしているためか、雪ねえのふとももは一般のそれと違いふよふよではなく、ムチッとしていて張りが半端ではない。いや、雪ねえ以外に膝枕なんてされたことないから想像だけど。
「…………」(ぎゅー)
そして雪ねえが姉の以心伝心能力により俺の妄想を勝手に読み取り勝手に機嫌が悪くなって勝手に俺の頬をつねるので痛い。
「雪ねえ、痛い」
「ふん。お姉ちゃんに膝枕されてる時に、お姉ちゃん以外の女のことを考えるからだ。猛省しろ、愚か者」
「妄想すら許されぬとは。なんと恐ろしき世界に来てしまったのだ俺は」
「代わりにお姉ちゃんに膝枕してもらえるのだ、よい世界だと思わないか?」(なでなで)
「思う」(すりすり)
「こっ、こらっ! 誰もすりすりしていいなどと言ってないだろう!」(なでなでなで)
言葉は怒っているが、どういうわけかなでりが増しているので、そこまで怒っているわけではないようだ。
「すりすりしていい?」
「いい」(なでなで)
いいのか。というわけですりすりしまくった。
「……ま、まったく、……はぁ、あ、甘えんぼうな弟だな……ふぅ。……こ、困った奴だ。……はぁはぁ」
大変気持ちよかったが、どういうわけか雪ねえが息を荒げて頬を上気させているのが気になりました。
「まだ起きてるのか。コーヒーでもどうだ、あき……彰人ぉぉぉぉぉっ!!!!!?」
びっくりしたあまり椅子から転げ落ち、ついでに泡吹いて遊んでたら奇声が聞こえました。
「……まったく! 貴様は! どうしてお姉ちゃんを驚かせるか!」
あの後恐慌状態に陥った姉こと雪ねえをどうにかなだめすかして落ち着かせたはいいが、超怒られた。そんなわけで、現在正座させられ絶賛説教されてます。
「驚くかなーって思ったんだ」
「驚いたさ、そりゃ驚くさ! お姉ちゃん、びっくりしすぎて死ぬかと思ったぞ! この姉不幸者め!」
「何その単語。ていうか雪ねえ、正座やめていい? 足がしびれてきたんだけど」
「そのくらい我慢しろ! お姉ちゃんはその500倍苦しかったぞ! ……言っておくが、お姉ちゃんは彰人がいないと死んじゃうんだぞ?」
「俺は酸素がなくなると死んじゃう」
「彰人は頭が悪いな」
「…………」
「でも大丈夫だぞ。どんなダメ人間になろうとも、将来はお姉ちゃんが養ってあげるからな?」
「どこのヒモだ、俺。ていうか、普段から色々世話になってんだから、俺が雪ねえを養ってあげられるくらい稼げるように頑張るよ」
「……お、お前からお姉ちゃんにプロポーズするだなんて、なんて生意気な弟だ。このこのー!」
それくらい頑張るという心積もりを言っただけだったで、プロポーズするつもりなど毛頭なかったのだが、雪ねえが超ご機嫌な感じで俺の頬をつんつんしてるので、まあいいか。
「ほらほら、いつまで正座なんてしてるんだ。足がしびれるだろう」
ニコニコしながら俺の足を解くと、雪ねえは俺の膝の上にちょこんと座った。
「あの、雪ねえ。乗ってますが」
「お姉ちゃんを心配させた罰だ。甘んじて受けろ。あとすりすりしろ。抱っこもしろ」
「罰?」
「罰だ。ああそうだ、それから『お姉ちゃん大好き』と甘く囁け」
「……罰?」
「罰だと言っているだろう」
どうにも納得がいかないが、姉を心配させたということで、粛々と罰を受ける。
「雪ねえ大好き」(ぎゅー)
「ふふ……ふふふ。まったく、しょうがないなあ彰人は! あと、お姉ちゃんとずっと一緒にいたいと言え」(超ご機嫌)
思うところしかないが、ご機嫌な様子なので素直に従っておく。
「雪ねえとずっと一緒にいたいなー」(すりすり)
「ははっ、そうか! お姉ちゃんも全く同じ気持ちだ! いや、やはり姉弟というのは似るものなんだなあ!」
「でもあくまでも姉弟だからずっと一緒という訳にはいかないな。いやはや至極残念」
「何を言ってるのだ彰人? 私達はただの幼なじみだから結婚という手段があるぞ?」
雪ねえは実の姉以上に姉らしいので普通の人には見分けがつかないが、実は昔から隣に住んでるひとつ上の幼なじみというすずねえ的存在なので、しようと思えば結婚できる。いや、しませんが。
「で、するのか? いつだ? 今日か? 明日か?」
「しません」
「なんだと!? お姉ちゃん怒るぞ!」
将来、結婚の理由はと問われ、お姉ちゃんに怒られるからとは言えないので、ここは断固拒否する。
「むぅ……彰人は頑固だな。一本筋の通った立派な大人になりそうだな」(なでなで)
何をやっても褒められる。
「ところで雪ねえ、いつまで乗ってんだ」
今現在も俺の膝の上で俺にしなだれかかっている俺まみれな雪ねえに、無意味とは思いつつ一応言ってみる。
「ん? 今度はお姉ちゃんに膝枕してほしいのか? 甘えんぼうな弟め。仕方ないな……ほら、こいこい♪」
んなこたぁ一言もいってないのに、雪ねえは俺から降りると、正座して自分の太ももをポンポンと叩いた。
「ほら、姉弟で何を遠慮しているか。ほらほら♪」
姉力+女性とは思えぬ膂力を持ってして、雪ねえのももに誘われた。普段から合気道でならしているためか、雪ねえのふとももは一般のそれと違いふよふよではなく、ムチッとしていて張りが半端ではない。いや、雪ねえ以外に膝枕なんてされたことないから想像だけど。
「…………」(ぎゅー)
そして雪ねえが姉の以心伝心能力により俺の妄想を勝手に読み取り勝手に機嫌が悪くなって勝手に俺の頬をつねるので痛い。
「雪ねえ、痛い」
「ふん。お姉ちゃんに膝枕されてる時に、お姉ちゃん以外の女のことを考えるからだ。猛省しろ、愚か者」
「妄想すら許されぬとは。なんと恐ろしき世界に来てしまったのだ俺は」
「代わりにお姉ちゃんに膝枕してもらえるのだ、よい世界だと思わないか?」(なでなで)
「思う」(すりすり)
「こっ、こらっ! 誰もすりすりしていいなどと言ってないだろう!」(なでなでなで)
言葉は怒っているが、どういうわけかなでりが増しているので、そこまで怒っているわけではないようだ。
「すりすりしていい?」
「いい」(なでなで)
いいのか。というわけですりすりしまくった。
「……ま、まったく、……はぁ、あ、甘えんぼうな弟だな……ふぅ。……こ、困った奴だ。……はぁはぁ」
大変気持ちよかったが、どういうわけか雪ねえが息を荒げて頬を上気させているのが気になりました。
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ところで作者様、某甘スレにはもう投下しないのでしょうか…
色々あったのは存じておりますが、住人の「符丁もげろ」を見なくなって久しく、なんだか寂しい…