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2024年11月21日
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【ハナ 梅雨】
2012年06月22日
今月は梅雨なので雨がすごい。そして今日は傘なんてその存在意義を問われそうなくらい役に立たないレベルの雨が降っている。
「うう……びしょびしょです」
そんなわけで、帰宅を諦め公園の東屋に一時避難。だが、既に俺も恋人のハナも雨で濡れ濡れだ。
「本当だな。服が透けて下着が見えて嬉しいな」
「はや、はやややや!? こ、これはダメです、見てはダメです!」
ハナは顔を真っ赤にして胸元を覆い隠した。
「大丈夫だ、ハナ! 幸いにしてこの公園には俺たちしかいない。だから、さあ、乳を見せろ」
「御免被ります。乳は見せません」
「あ、よく観たら乳はなかった。ないものねだりはよくなかったな。はっはっは」
「女性として鼎の軽重を問われています! あります、おっぱいはあります!」
「…………。いや、そんなことはない」
「じっくり見られてそう言われては、返す言葉がないです……」
なんだかしょんぼりしてしまったので、頭をなでて慰める。
「冗談だよ、ハナ。俺はそういうちっこいのが大好きなんだ」ナデナデ
「その言葉となでなでで、しょんぼりがどこかへ行ってしまいました♪」
「まあそれはそれとして小さいですよね」
「しょんぼりさん、ご帰還です……」ションボリ
「いやはや、今日も可愛いなあ!」ナデナデナデ
「今日もからかわれていた様子です……くしゅっ」
「あ。……うーむ、止まないなあ」
ちらりと外を見る。雨は勢いを弱めるどころか、どこか増しているような気さえする。
「だ、だいじょぶです。ちょっとくしゃみが出ただけです。このくらいじゃ風邪なんてひきません。ヘッチャラです。ハナは強い子です」
「ふむン……ちょい失礼」ギュッ
「ふやっ!?」
ハナの身体をむぎゅっと抱きしめる。濡れてて冷たいが、俺の体温で少しはマシだろう。
「あ、彰人くんっ、彰人くんっ!?」
「はいはい」ナデナデ
「はぅー……。……いやいやっ、違いますっ! 思わず落ち着いちゃいましたが、違いますっ! こっ、こんなお外で抱っこなんて、恥ずかしいですっ!」
「まあ、人目もないことだし、少しだけ我慢してくださいよ。こうしてりゃちょっとは暖かいだろうし。雨の勢いが弱るまでの我慢ですよ、我慢」
「が、我慢というか、とってもとっても嬉しいですが……あ、あの、恥ずかしいのがどうにもこうにも困っちゃいます」
ハナは困ったような恥ずかしそうな顔で俺を見上げた。むぎゅー、とその頭を俺の胸に押し付ける。
「はぅぅ……」
「ハナって頭小さいよな」
「自分じゃ分からないです……」
なんとなくハナの頭にあごを乗せる。
「はぅ。私の頭はあご置き場じゃないですよ?」
「いや、あご置き場だ」
「奇妙極まる置き場にされました……」
「ただ、俺専用のあご置き場だ」
「……はい。それは、その、いい感じです」
「なんだそりゃ」
「その……独占欲が、いい感じに作用した感じです」
「実に感じまくりだな。ハナは敏感なのか?」
「勘違いされている様子です……」
「よし、確かめてみよう」ナデナデ
「はぅー……」
「不感症だ」
「大変に失礼です! 敏感です!」
「だって、頭なでたらはぅーって言うだけでちっとも感じやがらねえ」
「うっとりしただけです! 幸福に耽っていただけです!」
「負けじとこちらもなでてると幸せですよ?」
「今日も彰人くんは嬉しいことばかり言って私を喜ばせるので要注意です」
「この娘は変だなあ」ナデナデ
「彰人くんに変呼ばわりされるとは、予想だにしませんでした……」
と失礼なことを言われつつなでなですりすりしてたら、いつの間にか雨脚が弱くなったようだ。
「ハナ、今なら大丈夫っぽいぞ」
「はいっ!? ……は、はい」
なんか知らんがハナが目をつむって口をむちゅーってしだした。
「いや、雨が弱くなったから帰ろうか、って話のつもりだったのだけど」
「…………」
目をつむったまま、ハナの顔がとんでもなく赤くなっていく。
「……このまま消えてしまいたいほど恥ずかしいです」
ゆっくりと開いた目は、既に半泣きだった。
「ふむン。ちょい失礼」
「!!?」
ちゅっ、とハナの口に自分のそれを合わせる。少し湿ってて、そして慣れた感触が唇に訪れる。
「あっ、あきっ、彰人くん!?」
「はいはい」ナデナデ
「こ、今度ばかりははぅーって場合じゃないです! ちゅ、ちゅー! ちゅーしました!」
「気持ちよかったです」
「はいっ! ……いやいや、はいじゃないです。何を元気よく返事してるんですか、私は」
「んじゃ、帰ろっか?」
「は、はい。……あの、彰人くん。さっきのちゅーはどういうことか説明する義務があると思います」
「ハナが可愛いくてちゅーしたくなったので、した」
「……そ、それはずるい説明です。反論とか抗議とかできなくなっちゃいます」
「俺の狙いはばつぐんだ!」
「……私の勘違いで恥ずかしくなっちゃったのをかき消す、華麗な策です。今日も彰人くんは素敵すぎです」
「……全く。恋人の頭がよいと困るね」ナデナデ
「それはこっちの台詞ですよ、彰人くん?」
ご機嫌な感じのハナと一緒に、相合傘で帰りました。
「うう……びしょびしょです」
そんなわけで、帰宅を諦め公園の東屋に一時避難。だが、既に俺も恋人のハナも雨で濡れ濡れだ。
「本当だな。服が透けて下着が見えて嬉しいな」
「はや、はやややや!? こ、これはダメです、見てはダメです!」
ハナは顔を真っ赤にして胸元を覆い隠した。
「大丈夫だ、ハナ! 幸いにしてこの公園には俺たちしかいない。だから、さあ、乳を見せろ」
「御免被ります。乳は見せません」
「あ、よく観たら乳はなかった。ないものねだりはよくなかったな。はっはっは」
「女性として鼎の軽重を問われています! あります、おっぱいはあります!」
「…………。いや、そんなことはない」
「じっくり見られてそう言われては、返す言葉がないです……」
なんだかしょんぼりしてしまったので、頭をなでて慰める。
「冗談だよ、ハナ。俺はそういうちっこいのが大好きなんだ」ナデナデ
「その言葉となでなでで、しょんぼりがどこかへ行ってしまいました♪」
「まあそれはそれとして小さいですよね」
「しょんぼりさん、ご帰還です……」ションボリ
「いやはや、今日も可愛いなあ!」ナデナデナデ
「今日もからかわれていた様子です……くしゅっ」
「あ。……うーむ、止まないなあ」
ちらりと外を見る。雨は勢いを弱めるどころか、どこか増しているような気さえする。
「だ、だいじょぶです。ちょっとくしゃみが出ただけです。このくらいじゃ風邪なんてひきません。ヘッチャラです。ハナは強い子です」
「ふむン……ちょい失礼」ギュッ
「ふやっ!?」
ハナの身体をむぎゅっと抱きしめる。濡れてて冷たいが、俺の体温で少しはマシだろう。
「あ、彰人くんっ、彰人くんっ!?」
「はいはい」ナデナデ
「はぅー……。……いやいやっ、違いますっ! 思わず落ち着いちゃいましたが、違いますっ! こっ、こんなお外で抱っこなんて、恥ずかしいですっ!」
「まあ、人目もないことだし、少しだけ我慢してくださいよ。こうしてりゃちょっとは暖かいだろうし。雨の勢いが弱るまでの我慢ですよ、我慢」
「が、我慢というか、とってもとっても嬉しいですが……あ、あの、恥ずかしいのがどうにもこうにも困っちゃいます」
ハナは困ったような恥ずかしそうな顔で俺を見上げた。むぎゅー、とその頭を俺の胸に押し付ける。
「はぅぅ……」
「ハナって頭小さいよな」
「自分じゃ分からないです……」
なんとなくハナの頭にあごを乗せる。
「はぅ。私の頭はあご置き場じゃないですよ?」
「いや、あご置き場だ」
「奇妙極まる置き場にされました……」
「ただ、俺専用のあご置き場だ」
「……はい。それは、その、いい感じです」
「なんだそりゃ」
「その……独占欲が、いい感じに作用した感じです」
「実に感じまくりだな。ハナは敏感なのか?」
「勘違いされている様子です……」
「よし、確かめてみよう」ナデナデ
「はぅー……」
「不感症だ」
「大変に失礼です! 敏感です!」
「だって、頭なでたらはぅーって言うだけでちっとも感じやがらねえ」
「うっとりしただけです! 幸福に耽っていただけです!」
「負けじとこちらもなでてると幸せですよ?」
「今日も彰人くんは嬉しいことばかり言って私を喜ばせるので要注意です」
「この娘は変だなあ」ナデナデ
「彰人くんに変呼ばわりされるとは、予想だにしませんでした……」
と失礼なことを言われつつなでなですりすりしてたら、いつの間にか雨脚が弱くなったようだ。
「ハナ、今なら大丈夫っぽいぞ」
「はいっ!? ……は、はい」
なんか知らんがハナが目をつむって口をむちゅーってしだした。
「いや、雨が弱くなったから帰ろうか、って話のつもりだったのだけど」
「…………」
目をつむったまま、ハナの顔がとんでもなく赤くなっていく。
「……このまま消えてしまいたいほど恥ずかしいです」
ゆっくりと開いた目は、既に半泣きだった。
「ふむン。ちょい失礼」
「!!?」
ちゅっ、とハナの口に自分のそれを合わせる。少し湿ってて、そして慣れた感触が唇に訪れる。
「あっ、あきっ、彰人くん!?」
「はいはい」ナデナデ
「こ、今度ばかりははぅーって場合じゃないです! ちゅ、ちゅー! ちゅーしました!」
「気持ちよかったです」
「はいっ! ……いやいや、はいじゃないです。何を元気よく返事してるんですか、私は」
「んじゃ、帰ろっか?」
「は、はい。……あの、彰人くん。さっきのちゅーはどういうことか説明する義務があると思います」
「ハナが可愛いくてちゅーしたくなったので、した」
「……そ、それはずるい説明です。反論とか抗議とかできなくなっちゃいます」
「俺の狙いはばつぐんだ!」
「……私の勘違いで恥ずかしくなっちゃったのをかき消す、華麗な策です。今日も彰人くんは素敵すぎです」
「……全く。恋人の頭がよいと困るね」ナデナデ
「それはこっちの台詞ですよ、彰人くん?」
ご機嫌な感じのハナと一緒に、相合傘で帰りました。
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Comment
No title
久しぶりに、かなみ、キタァーーーーーーーー♪♪♪♪♪待ってました数ヶ月………かなみ可愛い♪♪次のかなみ、を待ってます
No title
鼎の軽重を問うなんて言葉始めて知った。うp主は博識だなあ