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2024年11月21日
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【ハーロウィーン】
2013年10月30日
「そういえば、もうすぐハロウィンですね。ハーロウィーン(カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰燼と化せ冥界の賢者七つの鍵を持て開け地獄の門)!」
「にぃさまが七鍵守護神を!?」
何やら妹の瑠璃葉がびっくりしている。今日も可愛いのでにぃさまは嬉しいです。
「というわけでハロウィンだが、瑠璃葉はコスプレとかしないのか? 魔女っ子スタイルになって兄を誘惑してほしいのだが」
「そ、そんなこと言われても困ります……」
「大丈夫、ちゃんと既に用意してある。あとは瑠璃葉が着るだけだ」
「衣装がないから困っているのではないです、にぃさま! ……あ、あの、ええと。……どしても着てほしいのですか?」
「どうしてもと問われたらならば、それほどでもない、と答えよう。ただ、三回までなら土下座してお願いする覚悟はできている!」ドゲザ
「早速の一回目!? 分かりました分かりました、着ますからやめてくださいっ!」
「やったね」ランラン
「うぅ……どうしてこんなことに……」
と、いうわけで。
「瑠璃葉の魔女っ子姿、お披露目ですっ!」ジャーン
「あぅぅ……見ないでください、あんまり見ないでください、にぃさま……」モジモジ
「いいや、見るね! にぃさまは目を皿にして見るね!」ジィーッ
「あぅぅぅぅ……///」
「胸部と下腹部しか覆っていないという露出の激しさが目を惹きつけるが、やはり最大の魅力はヘソ! 腹出しが最大のポイントではないだろうか!」ジーッ
「に、にぃさま、そんなに瑠璃葉のお腹を見てはダメです、おへそばっかり見ちゃ嫌ですっ」
「うーん」フニフニ
「お、お腹をふにふにするのもダメです、嫌です、えっちですにぃさま!」
「あ、はい。にぃさまはえっちです」フニフニ
「ひーんっ!」
「すごいなあ……二次元と三次元の狭間の傑物が今ここに存在しているなあ……これが2.5次元かあ……」
「瑠璃葉は三次元です、にぃさま!」
「いや、ほら、お人形さんみたいに可愛い、とか言うだろ? それを兄っぽく言ってみた」
「ちっとも嬉しくないです、にぃさま!」
「そうか? じゃあ……えーと。ザクよりも可愛いよ、瑠璃葉」
「もびるすーつと比較されても嬉しくないです、にぃさま!」
「ジム?」
「種類の問題ではないのですっ! もー、もういいです。にぃさまなんて知らないですっ」プイッ
「プイッてされた。あちゃあ、やりすぎたな。どうしたら瑠璃葉の怒りを鎮められるだろうか」フニフニ
「……に、にぃさま。怒ってる人のお腹をふにふにしたらダメです、困ります、怒ってるのがどっかいっちゃいますよぅ」
「このスイッチ押したら鎮められるかな?」スポッ
「はにゃっ!? ……る、瑠璃葉のおへそはスイッチじゃないです、に、にぃさまっ」
「うーん。なんか収まりがいいな」スポスポ
「はぅ、あぅぅッ!? ……に、にぃさま。おへそをすぽすぽしちゃダメです、……く、くすぐったいです」
「あ、ごめんな」ナデナデ
「んぅ。別にいいですが、おへそは敏感なのであんまり触っちゃダメなんですよ?」
「分かった。これからはへそ周辺を重点的に触ることにするよ」フニフニ
「おへそ以外なら触っていいわけじゃないです、にぃさま!」
「ひととおり触って満足したが、よく考えたら卑猥な衣装を着せた小学生の妹にセクハラしただけで、これちっともハロウィン関係ねぇや」
「聞くだけで捕まりそうな内容ですね、にぃさま」
「あちゃあ、本当だ。黙っていてね? じゃないと自首する」プルプル
「にぃさまがケータイ片手に爆弾を解除せしめんばかりの決意をにじませ、今にも警察に!? 分かりました分かりました、黙ってますから!?」
「なんだ。よかった。じゃあ安心したところで、Trick or Treatをしましょうか」
「とりっくおあとりーと? どゆ意味ですか、にぃさま?」
こてりと小首を傾げて質問された。あまりの愛らしさに、なでずにはいられない。
「んー、んぅー。にぃさま、なでなでより質問に答えてほしいのですが……」
「や、悪い悪い。ええと、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ、という悪辣な犯罪宣言をイベントに仕立てあげた資本主義のある種の偉大さを体現した言葉だ」
「はぁぁ……よく分かりませんが、にぃさまは博識ですねぇ」
「瑠璃葉よりは長く生きてるからね」ナデナデ
「はぅぅ。じゃ、じゃあ、その……ええと、なんでしたっけ?」
「Trick or Treat」
「そう、それです。とりっくおあとりーとをします。んと、にぃさま。とりっくおあとりーと?」
「じゃあ、いたづらしてください」
「ええっ!?」
「兄の弱点は可愛い妹にちゅーされることだ。あっ、悪霊か何かが兄の身体の自由を奪う! このままでは何の抵抗もできずに瑠璃葉にちゅーされてしまう! あ、頬でいいですから」
「しっ、しませんっ! もー、にぃさまのえっち!」
「想定の範囲外だ。ちくしょう。しょうがない、お菓子をあげよう」
机の引き出しに入れておいた小さな袋を取り出し、瑠璃葉に渡す。
「わっ、可愛い♪ ……開けてもいいですか、にぃさま?」
「どうぞどうぞ」
「どきどき。……わっ、わっ! クッキーです! クッキーですよ、にぃさま! わっ、わっ!」
「嬉しそうで何よりです」
「えへへー。いっぱいあるし、これなら毎日食べてもなかなか減りそうにないですね、にぃさま?」
「一日で食べられる量だと思うが……」
「一気に食べちゃうともったいないから、毎日ちょっとずつ食べるのです。それに、いっぱい食べたら晩ご飯が食べられなくなっちゃってダメなんですよ? ……そいえば、にぃさまは時々晩ご飯を残してますよね」ジトーッ
「あ、はい。すいません。おやつ大好きなんデブー」
「変な語尾つけちゃダメです、にぃさま!」
「変な衣装着てる人に言われては仕方ない、間食は控えよう」
「にぃさまが着てくれって言ったのに!?」
「随分とまあえろい格好をした人がいるなあと思ったら、そうだ、俺が強要したんだった。でも……大丈夫! とてもよく似合ってますよ? いわゆるエロ可愛いというやつだ」ナデナデ
「んぅー。……な、なでなでしても瑠璃葉は納得しませんよ!? にぃさまにえっちな目で見られますし、瑠璃葉はもうこんな服脱いじゃいますっ!」
「むぅ。可愛いのに」ナデナデ
「……き、今日一日しか着ません。今日以降は、頼まれても着ないですもん」
「そうか。残念だね」ナデナデ
「……に、にぃさまがどしてもって言う時しか着ませんもん」
「成る程、なでるといいのか。にぃさまは理解したよ」ナデナデ
「そ、そーゆーわけじゃないです。にぃさまのばか」
「いやはや」フニフニ
「ふにゃ!? お、お腹をふにふにしちゃダメです、にぃさま! もー、にぃさまのえっちえっちえっち!」ポカスカ
「わはは」
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ただただ可愛い
やっぱりコテコテの義妹キャラは可愛い