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2024年11月21日
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【犬子 はわわ】
2012年08月01日
「なんか萌え言語に飢えてるのではわわとか言え」
「いきなり酷すぎるよ、符長くん!」
今日もどうやら酷いと噂の符長彰人ですこんにちは。そして今日も俺の脳内こんにちはが冴えている。素敵ね。
「大体ね、ふつーの女の子はね、はわわとか言わないんだよ? そーゆーのはゲームとかでしか言わないんだよ?」
何やら偉そうに講釈を垂れてる犬子がむかちゅく。ここはひとつビシッと言ってやらねば!
「それくらいギリギリで分かってるに決まってるであろうが、たわけ!」
「ギリギリなんだ……」
「でもほら、目の前にいるのは女の子とかじゃなくて巧妙に人間に擬態してる犬だから気づかないよ。犬って頭悪いし」
「酷い!? ていうかまだ犬扱いなの!? そんなこと言ってるの符長くんだけだよ!」
「大丈夫、俺は、俺だけはずっと、お前にそう言う。言い続ける。……信じてくれ、犬子」
なんとなく犬子の手を握り、じーっと目を見つめながら囁いてみる。
「ふ、符長くん……ってえ! なんか素敵な雰囲気だけど、言ってることはちっとも素敵じゃないよ!」
「いけると思ったが、無理だったか。流石に力押しに過ぎるな。わはは」
「わははじゃないよぉ……。はぅー」
「お、その調子だ。どんどん萌え言語を言って俺をニタニタさせるように」
「別に好きで言ったわけじゃないもん。疲れてはぅーって感じになっちゃったから、言っちゃっただけだもん。はぅー」
「ふふふ。ふふふふ」(にまにま)
「……は、はぅー」
「あ、急に作為的になった。もういいです」(NOという感じの手を突きつけながら)
「なんで!? なんでもいいんじゃないの!?」
「人工物に興味はねえ。俺は天然物が好きなんだ」
「無茶だよぉ! そもそも最初が人工物なのに!」
「無茶とかヤムチャとか最初に言い出したのは誰なのかしら」
「たぶん鳥山明だよ」
「天津飯!」(太陽拳のポーズで)
「ポーズと言う台詞が合ってないよ?」
「たぶん間違えたんだろうね」
「はぁ……」
「む、ヤムチャとか言ってたら飲茶(ヤムチャ)したくなった。犬子、コンビニ行って肉まんでも買い食いしようぜ。おごるから来い」
「今日も適当だよぉ……。でも、おごりなら行くよ♪」
「ん、よし。じゃあちょっと財布を置き忘れるから、コンビニで代わりに払ってくれな」
「酷い故意犯を見たよ! 今日は符長くんのおごりなの!」
「やれやれ、わがままだなあ」
「符長くんがそれを言うかなあ……」
「まあいいや。じゃ、買ってあげるから代わりに『はわわ』って言ってくれ」
「うー……まあ、おごってくれるし、いっか。んじゃ言うよ?」
「はい」
「は……はわわ! はわわわ!」
「うーん、0点。やっぱおごらん」
「なんとなくそうなるんじゃないかと思ったけど、それでも酷いよ符長くん!」
犬子は怒ったような顔で俺をぺこぽこと叩いた。痛み0。なんて弱々なんだ。
「いじめて満足したのでやっぱ買ってあげます」(なでなで)
「ううう……今日もいじわる王だよ」
そんなわけで、クソ暑いなか近所のコンビニへ。
「あっ、ほらほら符長くん、肉まんがあったよ! どれにしよっか?」
犬子が嬉しそうに俺の腕を引っ張りながらレジ前へと連れて行く。
「肉まんとか誰が買うんだ。馬鹿じゃねえの」
「ええっ!?」
「アイス買おうアイス。犬子は何がいい?」
「や、やむちゃは? 一緒にやむちゃしないの?」
「そうしたいのは山々なんだが、サイバイマンがいないから自爆で死ねないんだ」
「そっちのヤムチャじゃない! ぱくぱく食べるほーのやむちゃ!」
「アイスでいーじゃん」
「うー……」
どうにも納得してない様子で、犬子は唸っていた。
「ふむ。どしてそんなに肉まんがいいんだ?」
「……あのね? 冬みたいにね? 久しぶりにぺたーってくっついて食べたいかなー、って……」
言ってるうちに自分が何を言ってるのか気づいたのか、ゆっくりと犬子の顔に朱が差していく。
「な、なし! うそ! 違うの! べ、別に符長くんとくっつきたいとかじゃなくて!」
「か、勘違いしないでよね! くっつきたいんじゃないんだからね!?」
「なんで言い直したの!?」
「自動ツンデレ語翻訳機能付きなんだ」
犬子がはぅーって感じの顔になった。
「はぅー……」
実際に言いもした。
「じゃあ、そういうことなら分かった。すいません、肉まん二個ください」
「わわっ!? べ、別にいいよ、買わなくてもいいよ!」
「うるさい黙れ死ね」
「酷い!?」
なんか知らんが半泣きになってる犬子の隙を狙い、肉まんを買う。
「や、よい買い物をした」
「死ねって言われたー……」
コンビニから出ても犬子は泣きそうな顔をしている。
「一方俺は俺で空からの熱光線+地面からの輻射熱+肉まんのホカホカ熱で早くも死にそうだ」
「うー……。よく分かんないけど、熱いなら私が肉まん持つよ?」
「そう言うなり、犬子は俺から肉まんを素早く奪うと自分の肉まんを口に詰め、俺の分を道路に放り投げた。次の瞬間、無残にも俺の肉まんが車に轢かれ、轢死体に変わっていた。酷すぎる」
「符長くんの方が明らかに酷いよ! 嘘ばっか言って! ふん! 嫌いだもん!」
ぷいってされた。ぷいって。
「ごめんね? お詫びに死ぬね」
「重すぎるっ! もーちょっと軽いお詫びをご所望だよっ!」
「じゃあ、身体にくくりつける重りを100kgから80kgにするよ」
「そーゆーことじゃないっ! あと水死なの!?」
「ニューヨークで入水自殺する。む、ダジャレになってないな。しょうがない、入浴してから入水自殺だな。わはは」
「ちっともわははじゃないよぉ! そーゆー冗談一切禁止!」
「は、はい」
何やら涙目で訴えられたので、勢いに押される形でうなずいてしまった。
「うぅー……符長くんはすぐそーゆーこと言うから、嫌いだよ」
「頭がおかしいからね」
「自分のことだよ!?」
「間違えた。犬子の頭がおかしいからね」
「そっちにしても酷いよ!」
「どうしろと言うのだ」
「普通にしたらいいんだよ」
「任せろ、得意だ」
「…………」
「犬子の信頼を感じる」
「ジト目だよ!?」
「じゃあとっとと帰って一緒に肉まんを食おうな」(なでなで)
「うぅー……こ、こんなので誤魔化されないからね。いじわるの分の謝罪を要求するからね!」
「ほう。何をすればいいんだ?」
「……だ、抱っこ?」
何かを期待した目で、犬子がこちらを見ている。
「分かった、任せろ。だが、いきなり見知らぬ奴が抱きついたりしても、お巡りさんに通報されないかな?」
「符長くんは知ってる人だよ?」
何か嬉しいのか知らないが、嬉しそうにニコニコ笑いながら犬子が俺の頬をさする。
「いや、帰ってから鈍器のようなもので殴って記憶喪失にさせてから優しく抱っこするつもりなので。そのバヤイは知らない人になってるだろ?」
「いい人か悪い人か分からないよ、符長くん!」
混乱してる様子だったので、頭をなでて落ち着かせてみた。
「はぅー」
「はわわではないが、これはこれで!」(なでなで)
「はぅー」
そんな休日。
「いきなり酷すぎるよ、符長くん!」
今日もどうやら酷いと噂の符長彰人ですこんにちは。そして今日も俺の脳内こんにちはが冴えている。素敵ね。
「大体ね、ふつーの女の子はね、はわわとか言わないんだよ? そーゆーのはゲームとかでしか言わないんだよ?」
何やら偉そうに講釈を垂れてる犬子がむかちゅく。ここはひとつビシッと言ってやらねば!
「それくらいギリギリで分かってるに決まってるであろうが、たわけ!」
「ギリギリなんだ……」
「でもほら、目の前にいるのは女の子とかじゃなくて巧妙に人間に擬態してる犬だから気づかないよ。犬って頭悪いし」
「酷い!? ていうかまだ犬扱いなの!? そんなこと言ってるの符長くんだけだよ!」
「大丈夫、俺は、俺だけはずっと、お前にそう言う。言い続ける。……信じてくれ、犬子」
なんとなく犬子の手を握り、じーっと目を見つめながら囁いてみる。
「ふ、符長くん……ってえ! なんか素敵な雰囲気だけど、言ってることはちっとも素敵じゃないよ!」
「いけると思ったが、無理だったか。流石に力押しに過ぎるな。わはは」
「わははじゃないよぉ……。はぅー」
「お、その調子だ。どんどん萌え言語を言って俺をニタニタさせるように」
「別に好きで言ったわけじゃないもん。疲れてはぅーって感じになっちゃったから、言っちゃっただけだもん。はぅー」
「ふふふ。ふふふふ」(にまにま)
「……は、はぅー」
「あ、急に作為的になった。もういいです」(NOという感じの手を突きつけながら)
「なんで!? なんでもいいんじゃないの!?」
「人工物に興味はねえ。俺は天然物が好きなんだ」
「無茶だよぉ! そもそも最初が人工物なのに!」
「無茶とかヤムチャとか最初に言い出したのは誰なのかしら」
「たぶん鳥山明だよ」
「天津飯!」(太陽拳のポーズで)
「ポーズと言う台詞が合ってないよ?」
「たぶん間違えたんだろうね」
「はぁ……」
「む、ヤムチャとか言ってたら飲茶(ヤムチャ)したくなった。犬子、コンビニ行って肉まんでも買い食いしようぜ。おごるから来い」
「今日も適当だよぉ……。でも、おごりなら行くよ♪」
「ん、よし。じゃあちょっと財布を置き忘れるから、コンビニで代わりに払ってくれな」
「酷い故意犯を見たよ! 今日は符長くんのおごりなの!」
「やれやれ、わがままだなあ」
「符長くんがそれを言うかなあ……」
「まあいいや。じゃ、買ってあげるから代わりに『はわわ』って言ってくれ」
「うー……まあ、おごってくれるし、いっか。んじゃ言うよ?」
「はい」
「は……はわわ! はわわわ!」
「うーん、0点。やっぱおごらん」
「なんとなくそうなるんじゃないかと思ったけど、それでも酷いよ符長くん!」
犬子は怒ったような顔で俺をぺこぽこと叩いた。痛み0。なんて弱々なんだ。
「いじめて満足したのでやっぱ買ってあげます」(なでなで)
「ううう……今日もいじわる王だよ」
そんなわけで、クソ暑いなか近所のコンビニへ。
「あっ、ほらほら符長くん、肉まんがあったよ! どれにしよっか?」
犬子が嬉しそうに俺の腕を引っ張りながらレジ前へと連れて行く。
「肉まんとか誰が買うんだ。馬鹿じゃねえの」
「ええっ!?」
「アイス買おうアイス。犬子は何がいい?」
「や、やむちゃは? 一緒にやむちゃしないの?」
「そうしたいのは山々なんだが、サイバイマンがいないから自爆で死ねないんだ」
「そっちのヤムチャじゃない! ぱくぱく食べるほーのやむちゃ!」
「アイスでいーじゃん」
「うー……」
どうにも納得してない様子で、犬子は唸っていた。
「ふむ。どしてそんなに肉まんがいいんだ?」
「……あのね? 冬みたいにね? 久しぶりにぺたーってくっついて食べたいかなー、って……」
言ってるうちに自分が何を言ってるのか気づいたのか、ゆっくりと犬子の顔に朱が差していく。
「な、なし! うそ! 違うの! べ、別に符長くんとくっつきたいとかじゃなくて!」
「か、勘違いしないでよね! くっつきたいんじゃないんだからね!?」
「なんで言い直したの!?」
「自動ツンデレ語翻訳機能付きなんだ」
犬子がはぅーって感じの顔になった。
「はぅー……」
実際に言いもした。
「じゃあ、そういうことなら分かった。すいません、肉まん二個ください」
「わわっ!? べ、別にいいよ、買わなくてもいいよ!」
「うるさい黙れ死ね」
「酷い!?」
なんか知らんが半泣きになってる犬子の隙を狙い、肉まんを買う。
「や、よい買い物をした」
「死ねって言われたー……」
コンビニから出ても犬子は泣きそうな顔をしている。
「一方俺は俺で空からの熱光線+地面からの輻射熱+肉まんのホカホカ熱で早くも死にそうだ」
「うー……。よく分かんないけど、熱いなら私が肉まん持つよ?」
「そう言うなり、犬子は俺から肉まんを素早く奪うと自分の肉まんを口に詰め、俺の分を道路に放り投げた。次の瞬間、無残にも俺の肉まんが車に轢かれ、轢死体に変わっていた。酷すぎる」
「符長くんの方が明らかに酷いよ! 嘘ばっか言って! ふん! 嫌いだもん!」
ぷいってされた。ぷいって。
「ごめんね? お詫びに死ぬね」
「重すぎるっ! もーちょっと軽いお詫びをご所望だよっ!」
「じゃあ、身体にくくりつける重りを100kgから80kgにするよ」
「そーゆーことじゃないっ! あと水死なの!?」
「ニューヨークで入水自殺する。む、ダジャレになってないな。しょうがない、入浴してから入水自殺だな。わはは」
「ちっともわははじゃないよぉ! そーゆー冗談一切禁止!」
「は、はい」
何やら涙目で訴えられたので、勢いに押される形でうなずいてしまった。
「うぅー……符長くんはすぐそーゆーこと言うから、嫌いだよ」
「頭がおかしいからね」
「自分のことだよ!?」
「間違えた。犬子の頭がおかしいからね」
「そっちにしても酷いよ!」
「どうしろと言うのだ」
「普通にしたらいいんだよ」
「任せろ、得意だ」
「…………」
「犬子の信頼を感じる」
「ジト目だよ!?」
「じゃあとっとと帰って一緒に肉まんを食おうな」(なでなで)
「うぅー……こ、こんなので誤魔化されないからね。いじわるの分の謝罪を要求するからね!」
「ほう。何をすればいいんだ?」
「……だ、抱っこ?」
何かを期待した目で、犬子がこちらを見ている。
「分かった、任せろ。だが、いきなり見知らぬ奴が抱きついたりしても、お巡りさんに通報されないかな?」
「符長くんは知ってる人だよ?」
何か嬉しいのか知らないが、嬉しそうにニコニコ笑いながら犬子が俺の頬をさする。
「いや、帰ってから鈍器のようなもので殴って記憶喪失にさせてから優しく抱っこするつもりなので。そのバヤイは知らない人になってるだろ?」
「いい人か悪い人か分からないよ、符長くん!」
混乱してる様子だったので、頭をなでて落ち着かせてみた。
「はぅー」
「はわわではないが、これはこれで!」(なでなで)
「はぅー」
そんな休日。
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今回も面白かったですo(^▽^)o
更新はまだかなぁと1~2時間おきくらいに確認してます(笑)
羨ましいなちくしょうめ!
この男がこの性格だからおにゃのこがこの通り輝くんじゃないか!
いじめられていじけた感じになってるおにゃのこ大好きです。はい、すいません。