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2024年11月23日
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【憑かれてるツンデレ2】
2010年09月05日
先日、俺の特殊スキル除霊が発動したため、ボクっ娘に憑り付いていた幽霊が俺に憑り付いた。しかしそれは除霊ではなく依代が変わっただけのような気がするので、俺の特殊スキルは依代変更ということで。
そんなわけで、俺の部屋には件の幽霊と、あとなぜかボクっ娘もいる。
「で、なんでおまいまでいるんだ」
ぐいいっと梓に指を突きつける。そのままついでにほっぺをぷにぷにする。やーらかい。
「だ、だって、タカシを一人にしたら絶対にこの幽霊にえっちなことするに決まってるもん。そんな悪どいこと、ボクの目が黒いうちはさせらんないよ!」
「つまり、カラコンを買ってこいと言うのだな。何色がいい?」
「買ってこいとなんて言わないのだな!」
「変な返事」
「うがー!」
梓にがぶがぶ噛まれてると、幽霊がおずおずと俺の服の裾を握ってきた。
「ん? どした?」
「あ、あの……今更ですけど、いいんですか? 私がここにいても」
「人権のないおにゃのこと一つ屋根の下だなんて、考えるだけでニヤけて仕方ないからいいよ」
幽霊がゆっくりと離れていった。
「うそ、うそです。何もしないっての。だから、気が済むまでここにいなさい」
「…………」
幽霊はちょっと嬉しそうにこちらに戻ってきた。ので、悪い顔でニヤリと笑う。
「……騙されてますか、私?」
「騙されてるよ! だから、今すぐ成仏すべきだよ!」
隣から嬉しそうに梓が声をかけた。
「まあ、成仏できるならそうしたほうがいいんだろうけど、自分の部屋に可愛い女の子がいるという現実が崩れるなら成仏しないほうがいいなあ」
「今日も自分勝手だよこの人!」
幽霊の頭をなでてると、反対側から梓が僕の頬を引っ張ります。
「……ところで、根本的な疑問なんですが、どうして私に触れられるんですか?」
「女体に触りたいという想念が人より優れているから、じゃないかな?」
「「…………」」
幽霊だけでなく、どうしたことか梓まで引いていた。
「嘘です。いや、そうでもないです。うーん……うん! やっぱりこれは本当です。自分に嘘なんてつけやしねえ!」
「無駄に男らしいよ、ばかっ!」
「……かっこいい、です」
「「ええっ!?」」
俺と梓が異口同音で驚いた。
「……自分に言い訳しない男性で、かっこいいです」
「自分で言っておいてなんだが、先の発言をかっこいいと感じるのはどうかと思うぞ。よくもまあ今までそこらの悪い狼に食べられなかったものだ」
「……幽霊なので、普通の人は触れないんです」
「なるほどそれもそうか! わはははは!」
「わははじゃないよ! それってタカシだけがこの幽霊さんを襲えるってことじゃんか!」
梓の言葉に、幽霊はぽっと頬を染めた。
「こら、そこの幽霊! 何を赤くなってんだよ!」
「そう怒るな梓。この幽霊もきっと今まで話し相手もいなくて寂しかったんだ、しばらく話せば成仏するだろう可愛いおにゃのこ幽霊が一緒で嬉しいなあウヒヒヒヒ」
「建前と本音が同居してるよっ、ばかっ!」
このボクっ娘は人の頭をよく叩くのでひどいと思います。
「うー……しょ、しょがないからボクもここにいる!」
「妙なことを言うのはいつものことだが、今日のボクっ娘は普段よりも妙な発言をするね」
「みょーじゃない! だ、だって、タカシと幽霊さんを二人っきりにしたら、絶対にえっちなことするに決まってるもん! それを監視するため、ボクも今日からここで寝泊りする!」
「そして俺と幽霊が梓の家で寝泊りするのだな?」
「何の意味があって家を交換すんだよ!」
「梓のおじさんとおばさんにばれないように幽霊とえっちをするスリルを味わうため?」
「さいてーやろう撲滅ぱんち!」
最低野郎撲滅パンチにより、煩悩退散。
「……どきどき、します」
「こらっ、そこっ! ドキドキしない! ボクの目が黒いうちは、えっちなことなんてさせないかんねっ!」
「つまり、カラコンを買って来いと言うのだな。何色がいい?」
「話がループしてるよ、ばかっ!」
今日も時空のねじれに巻き込まれる俺だった。
「……と、とにかく! 今日からボクもタカシの家に住むからね! これ、めーれーだから!」
「めーざー光線!」
「……ぎゃあー?」
めーれーとめーざーという響きが似てたので、なんとなくめーざー光線と言いながら手を銃にみたてて幽霊に撃ったら、疑問系ながらも反応してくれたので嬉しい。
「よしよし、偉いぞ」(なでなで)
「……せいかい、でした。ぶい」
「ボクをほっぽって二人で遊ぶなっ!」
すると、なぜか梓が涙目で抗議してきた。
「じゃあ三人で遊ぼう」
「そ、そゆことじゃなくて、幽霊さんの成仏の方法を探るとか、なんで幽霊になっちゃったか、色々調べることあるじゃんか。そゆのはしないの?」
「梓は遊ばないようなので、幽霊と遊ぼう。何しよっか?」
「……とらんぷ」
「……あー、もうっ! 分かったよ、ボクも遊ぶっ!」
そんなわけで、三人で徹夜でトランプした。超楽しかった。が。
「うおお……超眠い……」
「徹夜でトランプなんかするからだよ、ばかー……」
「むにゃ……いってらっしゃい……すぴー……」
半分寝息を立ててる幽霊に見送られ、俺と梓は超あくびを超しながら学校へ向かうのだった超。眠い超。
そんなわけで、俺の部屋には件の幽霊と、あとなぜかボクっ娘もいる。
「で、なんでおまいまでいるんだ」
ぐいいっと梓に指を突きつける。そのままついでにほっぺをぷにぷにする。やーらかい。
「だ、だって、タカシを一人にしたら絶対にこの幽霊にえっちなことするに決まってるもん。そんな悪どいこと、ボクの目が黒いうちはさせらんないよ!」
「つまり、カラコンを買ってこいと言うのだな。何色がいい?」
「買ってこいとなんて言わないのだな!」
「変な返事」
「うがー!」
梓にがぶがぶ噛まれてると、幽霊がおずおずと俺の服の裾を握ってきた。
「ん? どした?」
「あ、あの……今更ですけど、いいんですか? 私がここにいても」
「人権のないおにゃのこと一つ屋根の下だなんて、考えるだけでニヤけて仕方ないからいいよ」
幽霊がゆっくりと離れていった。
「うそ、うそです。何もしないっての。だから、気が済むまでここにいなさい」
「…………」
幽霊はちょっと嬉しそうにこちらに戻ってきた。ので、悪い顔でニヤリと笑う。
「……騙されてますか、私?」
「騙されてるよ! だから、今すぐ成仏すべきだよ!」
隣から嬉しそうに梓が声をかけた。
「まあ、成仏できるならそうしたほうがいいんだろうけど、自分の部屋に可愛い女の子がいるという現実が崩れるなら成仏しないほうがいいなあ」
「今日も自分勝手だよこの人!」
幽霊の頭をなでてると、反対側から梓が僕の頬を引っ張ります。
「……ところで、根本的な疑問なんですが、どうして私に触れられるんですか?」
「女体に触りたいという想念が人より優れているから、じゃないかな?」
「「…………」」
幽霊だけでなく、どうしたことか梓まで引いていた。
「嘘です。いや、そうでもないです。うーん……うん! やっぱりこれは本当です。自分に嘘なんてつけやしねえ!」
「無駄に男らしいよ、ばかっ!」
「……かっこいい、です」
「「ええっ!?」」
俺と梓が異口同音で驚いた。
「……自分に言い訳しない男性で、かっこいいです」
「自分で言っておいてなんだが、先の発言をかっこいいと感じるのはどうかと思うぞ。よくもまあ今までそこらの悪い狼に食べられなかったものだ」
「……幽霊なので、普通の人は触れないんです」
「なるほどそれもそうか! わはははは!」
「わははじゃないよ! それってタカシだけがこの幽霊さんを襲えるってことじゃんか!」
梓の言葉に、幽霊はぽっと頬を染めた。
「こら、そこの幽霊! 何を赤くなってんだよ!」
「そう怒るな梓。この幽霊もきっと今まで話し相手もいなくて寂しかったんだ、しばらく話せば成仏するだろう可愛いおにゃのこ幽霊が一緒で嬉しいなあウヒヒヒヒ」
「建前と本音が同居してるよっ、ばかっ!」
このボクっ娘は人の頭をよく叩くのでひどいと思います。
「うー……しょ、しょがないからボクもここにいる!」
「妙なことを言うのはいつものことだが、今日のボクっ娘は普段よりも妙な発言をするね」
「みょーじゃない! だ、だって、タカシと幽霊さんを二人っきりにしたら、絶対にえっちなことするに決まってるもん! それを監視するため、ボクも今日からここで寝泊りする!」
「そして俺と幽霊が梓の家で寝泊りするのだな?」
「何の意味があって家を交換すんだよ!」
「梓のおじさんとおばさんにばれないように幽霊とえっちをするスリルを味わうため?」
「さいてーやろう撲滅ぱんち!」
最低野郎撲滅パンチにより、煩悩退散。
「……どきどき、します」
「こらっ、そこっ! ドキドキしない! ボクの目が黒いうちは、えっちなことなんてさせないかんねっ!」
「つまり、カラコンを買って来いと言うのだな。何色がいい?」
「話がループしてるよ、ばかっ!」
今日も時空のねじれに巻き込まれる俺だった。
「……と、とにかく! 今日からボクもタカシの家に住むからね! これ、めーれーだから!」
「めーざー光線!」
「……ぎゃあー?」
めーれーとめーざーという響きが似てたので、なんとなくめーざー光線と言いながら手を銃にみたてて幽霊に撃ったら、疑問系ながらも反応してくれたので嬉しい。
「よしよし、偉いぞ」(なでなで)
「……せいかい、でした。ぶい」
「ボクをほっぽって二人で遊ぶなっ!」
すると、なぜか梓が涙目で抗議してきた。
「じゃあ三人で遊ぼう」
「そ、そゆことじゃなくて、幽霊さんの成仏の方法を探るとか、なんで幽霊になっちゃったか、色々調べることあるじゃんか。そゆのはしないの?」
「梓は遊ばないようなので、幽霊と遊ぼう。何しよっか?」
「……とらんぷ」
「……あー、もうっ! 分かったよ、ボクも遊ぶっ!」
そんなわけで、三人で徹夜でトランプした。超楽しかった。が。
「うおお……超眠い……」
「徹夜でトランプなんかするからだよ、ばかー……」
「むにゃ……いってらっしゃい……すぴー……」
半分寝息を立ててる幽霊に見送られ、俺と梓は超あくびを超しながら学校へ向かうのだった超。眠い超。
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