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2024年11月21日
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【ツンデレと新学期】
2010年09月04日
今日からまた学校なので大変面倒くさい。
「うやー」
「突然先生の頭をわしわしっと!? これはもう確実に別府くんの仕業に違いないです! ……ほら見たことか!」
かったるいので登校中に発見した珍獣こと大谷先生の頭を後ろからわしわしこねたら、即座にばれた。
「おはよう、先生」
「おはようではないですっ! 先生にする挨拶ではないです! どうして先生の頭をわしわしーってするですか!?」
「だって、先生の胸をわしわしーってしたら冗談では済まないと思って。……いや、まさか冗談で済むと? 先生、ちょっと前向いて」
「絶対に向きませんッ! まったく、別府くんには困ったものです。いや、というよりも、先生に大人の魅力が溢れすぎているのが困りものなのですかね。おっぱいが大きいのも困りものです」
「先生のおっぱいは着脱可能な製品なの?」
「不可能製品ですっ! おっきかったらなーって仮定のお話ですっ! ええそりゃ夏休み前から今に至るまで全くちっとも全然サイズ変わってませんようえーんっ!」
「ああ先生を泣かしてしまった。泣き叫ぶ幼女は嗜虐心をそそっていいなあ」
「幼女じゃありませんし、ちょっとは泣き止ませる努力を見せてほしいし、何より発言がすっごく怖いですっ!」
「実はS気質なんだ」
「そんなの、普段の別府くんを見てればがっつり分かります! 別府くんのいじわる!」
「はいはい。ごめんな、先生」(なでなで)
「いつでも子ども扱いですよぉ……」
「分かったよ、次からは大人扱いするよ」
「……具体的には?」
「名刺渡す」
「すっごく大人っぽいです! はや、でも先生は名刺持ってないから交換できないです……」
「普段から大人大人と言ってるくせにこの体たらく。先生もこの程度か」
「ぐぅぅぅぅ……だってだって、名刺なんて使う機会ないからしょうがないです! わたくし、こーゆーものですとか言ったことないです!」
「わたくし、こーゆーものです」
「先を越されました!? ……あの、なんで握手してるんですか?」
「名刺なんて持ってないから代わりだ」
「やーい、子供ー♪」
全力で先生の手を握りつぶす。
「はやややや!? 手が、先生の手がみりみりと!?」
「先生の手は柔らくて気持ちいいね」
「こっちはそれどころではないですよ!? 手が、手がみりゃみりゃ言ってます! そして同時に激しい痛みが先生を襲っていますよ!?」
「なんか余裕あるなこの生物」
「ないです、ちっともないです! 痛くて痛くて死にそうです! ぐげー! あ、今死にました! だから手を、手を離してください!」
「先生って基本的に頭が悪い発言多いよね」
「いいから手を、手をー!?」
いい加減限界っぽかったので、手を離してあげる。先生はすぐさま手を戻し、ふーふー息を吹きかけた。
「ううううう……とっても痛かったです! 別府くんのばか!」
「ごめんな。ただ、俺は先生をいじめたかっただけなんだ。それだけは、どうか信じて欲しい」
「全然いい話じゃないのに、それっぽい雰囲気で騙そうとしてます!?」
「信じた?」
「信じるも何も、最初っから最後まで全力でいじめられてます!」
「分かってるならいいや。じゃ、そろそろ学校行こうか、先生」
「結局一度も謝られてませんっ! そんな酷い生徒と一緒になんて行きません!」
「それにしても、久しぶりに先生に会えて嬉しいよ」
「……で、でもまあ、先生は大人なので、自分より生徒の都合を優先する度量を見せる必要があります。だ、だから、一緒に行ってあげてもいいです……よ?」
「でも、友達に噂とかされると恥ずかしいし」
「自分から誘っておいてまさかのときメモ返しっ!? もう何も信じられませんよ、別府くんのばかーっ!」
「ああ待って待って先生。一緒に行こうよ」
「行きませんっ、絶対に行きませんっ!」
早足でスタスタと行く先生を追いかけながら、学校へ向かうのだった。
「うやー」
「突然先生の頭をわしわしっと!? これはもう確実に別府くんの仕業に違いないです! ……ほら見たことか!」
かったるいので登校中に発見した珍獣こと大谷先生の頭を後ろからわしわしこねたら、即座にばれた。
「おはよう、先生」
「おはようではないですっ! 先生にする挨拶ではないです! どうして先生の頭をわしわしーってするですか!?」
「だって、先生の胸をわしわしーってしたら冗談では済まないと思って。……いや、まさか冗談で済むと? 先生、ちょっと前向いて」
「絶対に向きませんッ! まったく、別府くんには困ったものです。いや、というよりも、先生に大人の魅力が溢れすぎているのが困りものなのですかね。おっぱいが大きいのも困りものです」
「先生のおっぱいは着脱可能な製品なの?」
「不可能製品ですっ! おっきかったらなーって仮定のお話ですっ! ええそりゃ夏休み前から今に至るまで全くちっとも全然サイズ変わってませんようえーんっ!」
「ああ先生を泣かしてしまった。泣き叫ぶ幼女は嗜虐心をそそっていいなあ」
「幼女じゃありませんし、ちょっとは泣き止ませる努力を見せてほしいし、何より発言がすっごく怖いですっ!」
「実はS気質なんだ」
「そんなの、普段の別府くんを見てればがっつり分かります! 別府くんのいじわる!」
「はいはい。ごめんな、先生」(なでなで)
「いつでも子ども扱いですよぉ……」
「分かったよ、次からは大人扱いするよ」
「……具体的には?」
「名刺渡す」
「すっごく大人っぽいです! はや、でも先生は名刺持ってないから交換できないです……」
「普段から大人大人と言ってるくせにこの体たらく。先生もこの程度か」
「ぐぅぅぅぅ……だってだって、名刺なんて使う機会ないからしょうがないです! わたくし、こーゆーものですとか言ったことないです!」
「わたくし、こーゆーものです」
「先を越されました!? ……あの、なんで握手してるんですか?」
「名刺なんて持ってないから代わりだ」
「やーい、子供ー♪」
全力で先生の手を握りつぶす。
「はやややや!? 手が、先生の手がみりみりと!?」
「先生の手は柔らくて気持ちいいね」
「こっちはそれどころではないですよ!? 手が、手がみりゃみりゃ言ってます! そして同時に激しい痛みが先生を襲っていますよ!?」
「なんか余裕あるなこの生物」
「ないです、ちっともないです! 痛くて痛くて死にそうです! ぐげー! あ、今死にました! だから手を、手を離してください!」
「先生って基本的に頭が悪い発言多いよね」
「いいから手を、手をー!?」
いい加減限界っぽかったので、手を離してあげる。先生はすぐさま手を戻し、ふーふー息を吹きかけた。
「ううううう……とっても痛かったです! 別府くんのばか!」
「ごめんな。ただ、俺は先生をいじめたかっただけなんだ。それだけは、どうか信じて欲しい」
「全然いい話じゃないのに、それっぽい雰囲気で騙そうとしてます!?」
「信じた?」
「信じるも何も、最初っから最後まで全力でいじめられてます!」
「分かってるならいいや。じゃ、そろそろ学校行こうか、先生」
「結局一度も謝られてませんっ! そんな酷い生徒と一緒になんて行きません!」
「それにしても、久しぶりに先生に会えて嬉しいよ」
「……で、でもまあ、先生は大人なので、自分より生徒の都合を優先する度量を見せる必要があります。だ、だから、一緒に行ってあげてもいいです……よ?」
「でも、友達に噂とかされると恥ずかしいし」
「自分から誘っておいてまさかのときメモ返しっ!? もう何も信じられませんよ、別府くんのばかーっ!」
「ああ待って待って先生。一緒に行こうよ」
「行きませんっ、絶対に行きませんっ!」
早足でスタスタと行く先生を追いかけながら、学校へ向かうのだった。
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