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2024年11月23日
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【ツンデレが「5分レスがなかったらタカシはボクのもの」ってカキコしたら】

2010年03月20日
 急な用事で出かけ、帰ってくると梓が俺の部屋でパソコンをいじってた。面白そうなので、ドアの影からこっそり観察することにする。
「えっと、5分レスがなかったらタカシはボクの、っと。……これでいいのカナ?」
 どうやらどっかの掲示板に書き込んでいるようだが…何やってんだアイツ。
「……ふぅ。こんなの書いてもなぁ。折角遊びに来てやったっていうのに、どこ行っちゃったんだよ、ばか」
「ここにいます」
「うっひゃあああ!」
 気配を消して梓の後ろからそっと声をかけたら、悲鳴をあげられた。
「びっくりした?」
「は、はぅはぅ……た、タカシ?」
「はい、そうです。5分レスがなかったらボクっ娘の所有物になるタカシです」
 梓の顔が真っ赤になった。
「ち、違うよ? そんなの書いてないよ? 気のせいだよ? 聞き間違いじゃないの?」
「ほほぅ、ならディスプレイに『5分レスがなかったらタカシはボクの』という文字が踊っているのは、俺の気のせいかな?」
「気のせいだよっ! 見ないでいいよ! 見るなばかっ!」
 俺とパソコンの間に入り、梓はディスプレイを隠してしまった。
「いや、マイッタね、どうも。こうまで梓に愛されてるとは」
「あ、愛してなんかないよっ! 全然だよ! ホントだもん!」
 今世紀最大に顔が赤まった状態で言われても、信じる方が難しい。
「いやはや、どうしてそんな俺の嗜虐心をそそるかね、このボクっ娘は」
「知んないよっ! そそってなんかないよ! いーから出てけよっ!」
「ここ、俺の部屋。そして、お前は俺のごちそう」
「た、食べるの? ボク……食べられちゃうの?」
「……なんか嬉しそうだから食べない」
 期待に胸を膨らませてる(物理的にはちっとも膨らんでない)梓を放ってベッドに寝転び、落ちてた漫画を読む。
「嬉しくない、嬉しくないよ! あー、嫌だなぁ。……食べられちゃうカナ?」
「食べないよ」
「ここまで言ってんだから食べろよッ! ボク、おいしーんだぞ!」
 面白いネタで一日中からかえて、楽しかったです。

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