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2024年11月23日
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【ツンデレにマルチを強要したら】
2012年01月22日
「久しぶりに昔のエロゲを引っ張り出してプレイしたところ、マルチが死ぬほど可愛かったので今日から先生はマルチ。決定」
「なんて無茶なことを平然と言うですかっ!? 先生はマルチではなく、先生ですっ! 大人です!」
なんかもにゃもにゃ言ってる大谷先生(自称大人、見た目小学生)の耳にマルチっぽい自作の付け耳をつける。
「あーっ!? もうっ、全然許可してないのに勝手に変なのつけないでくださいっ!」
「お、普通にくださいって言った」
「へ? ……あーっ! 今回はちゃんと言えました! えへへっ、すごい? すごい?」
「あーすごいすごい」
ぴょんこぴょんこ跳ねつつ、満面の笑みですごいか生徒に問いかける教師の頭をなでる。
「……なんか知んないけど、馬鹿にされた気分でいっぱいです」
折角なでてやったというのに、大谷先生は不満気に眉を寄せた。
「そりゃ馬鹿にしているからなあ。そんな気分にもなるだろ」
「やっぱりですっ! 別府くん、先生を馬鹿にしてはいけませんっ!」
「いや、教師という職業を馬鹿にしたんじゃない。大谷先生という一個人を馬鹿にしたんだ。勘違いさせたなら謝る。悪かった」
「謝られたのにより一層不愉快になる魔法をかけられましたっ!」
ぺこりと頭を下げたのに、先生は涙目で怒った。
「それより先生、折角マルチっぽくなったのだからはわわはわわと言いなさい」
「生徒が教師に要求することじゃないですっ!」
「言ったら大人扱いするから」
そう言った途端、先生の目が輝きだした。
「ほっ、本当ですかっ!? 先生のこと、尊敬しますかっ!? もー子供だ子供だって馬鹿にしませんか!? 胸が小さいことをいじりませんか!? 執拗に頭をなでませんか!? 意味もなく抱っこしませんか!?」
「質問が多い。一つにしてくれ」
「う……そ、それじゃ、本当に先生のことを大人扱いしてくれますか?」
「任せろ。約束しよう」
「わ、分かりました。それなら先生も我慢して言います。……は、はわわ!」
「…………」
「はわわ! はわわ! はわわ! はぁはぁ……ど、どですか?」
「なんかイマイチ。20点」
「えええええ!?」
「どーも先生にはマルチ感が足りない。ゲーム貸すからマルチシナリオをクリアし、きちんとマルチのキャラを把握すること」
「頑張ったのに! 折角言いたくもないのにはわわって言ったのに、20点って! 先生、非常に不本意です!」
「赤点なので、当然先ほどの約束も反故させていただきます」
「酷いです! 別府くん酷すぎです! 悪魔です! 悪魔超人です! いっそ悪魔将軍です!」
「地獄の断頭台!」
「わ、上手です! ぱちぱちぱち!」
隠れた特技、一人必殺技を披露したら、普通に感心された。
「……いやいや、違います。必殺技とかどーでもいいんです」
「全く関係ないが、口でぱちぱちって言う奴って馬鹿みたいだよな。いや、全く関係ないが」
「また馬鹿にされた!? もー! 別府くんは! やっぱり悪魔です!」
「人間です」
「うぐぐ……しかも冷静に否定するなんて、なんだか先生の方が子供みたいじゃないですか! どーゆーつもりですかっ!?」
「実際に子供だから、別に変なことじゃないと思う」
「こんなに言ってるのにまだ先生のことを子供扱いしますか!? どういうつもりなのですかっ!」
「だって、先生の幼女感ときたら尋常ではないのだから、仕方ないではないか」
「仕方ないではなくないですっ! 別府くんのばかっ!」
「ややこしい怒り方をするな。まあそういうわけで、引き続き子供扱いするのでそのつもりで」(なでなで)
「ほーら、早速先生の頭をなでなでと! 酷い扱いです! 頭なでないでくだたいっ!」
「お、例のくだたいが出た。さすが先生、自身のキャラをよく分かっていらっしゃる」
「そんなつもりないですっ! 別府くんのばかっ! 先生のこと馬鹿にしてばっかで! だいっきらいですっ!」
「これは悲しいことを。俺は先生のことを大好きなのに」
「はわっ、はわわっ!?」
「ん?」
「は、う、え、そ、そんなこと言われても、こっ、困ります、困りますっ! そ、そりゃ先生も本心では、その、アレですけど、……そ、そーゆーことは卒業してからですねっ!?」
先生はやたらと顔を赤くしながら、両手をぶんぶんと振った。
「ふむ……」
「……あ、あの、別府くん? ……あ、あの、どしてもって言うならですね、その……あの、えと。……み、みんなに秘密で、そ、その、……て、手とか繋いだりとかなら、ですね?」
「さっきの“はわわ”はなかなかの出来だった。なんだ、やればできるじゃないか!」(なでなで)
「…………」
「もーっ! 別府くんは! もーっ!」
先生は両手をぐるぐると回転させながらこちらに突撃してきた。
「ひぃ、先生が急遽牛憑きに! なのに乳が依然平らとは、涙を禁じ得ない」
「今日も別府くんはいじわるです! 許しがたいです!」
「あ、ちなみにさっき先生を大好きと言ったけど、異性へのそれではなく、人間としての好意の話ですよ、もちろん」
「さらにいじわるを上乗せ!? 信じられないほどいじわるです! もはやいじわる王のれべるです!」
「王か。最近の俺は黄衣の王とかが好きだなあ。いあ! いあ! はすたあ!」
「ちっとも分からないですしなんだかちょこっと怖いですうわーんっ!」
「ああ今回も先生を泣かしてしまった。はいはい、泣かない泣かない。ごめんな、先生」(なでなで)
「ぐすぐす……今回も泣かされました。今日も別府くんは悪魔の御使いです」
「いあ いあ はすたあ! はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ! あい あい はすたあ!」
「本物っ!? はわっ、はわわわわっ!?」
ガタガタと震えながらSAN値を減らす大谷先生は可愛いなあと思った。
「なんて無茶なことを平然と言うですかっ!? 先生はマルチではなく、先生ですっ! 大人です!」
なんかもにゃもにゃ言ってる大谷先生(自称大人、見た目小学生)の耳にマルチっぽい自作の付け耳をつける。
「あーっ!? もうっ、全然許可してないのに勝手に変なのつけないでくださいっ!」
「お、普通にくださいって言った」
「へ? ……あーっ! 今回はちゃんと言えました! えへへっ、すごい? すごい?」
「あーすごいすごい」
ぴょんこぴょんこ跳ねつつ、満面の笑みですごいか生徒に問いかける教師の頭をなでる。
「……なんか知んないけど、馬鹿にされた気分でいっぱいです」
折角なでてやったというのに、大谷先生は不満気に眉を寄せた。
「そりゃ馬鹿にしているからなあ。そんな気分にもなるだろ」
「やっぱりですっ! 別府くん、先生を馬鹿にしてはいけませんっ!」
「いや、教師という職業を馬鹿にしたんじゃない。大谷先生という一個人を馬鹿にしたんだ。勘違いさせたなら謝る。悪かった」
「謝られたのにより一層不愉快になる魔法をかけられましたっ!」
ぺこりと頭を下げたのに、先生は涙目で怒った。
「それより先生、折角マルチっぽくなったのだからはわわはわわと言いなさい」
「生徒が教師に要求することじゃないですっ!」
「言ったら大人扱いするから」
そう言った途端、先生の目が輝きだした。
「ほっ、本当ですかっ!? 先生のこと、尊敬しますかっ!? もー子供だ子供だって馬鹿にしませんか!? 胸が小さいことをいじりませんか!? 執拗に頭をなでませんか!? 意味もなく抱っこしませんか!?」
「質問が多い。一つにしてくれ」
「う……そ、それじゃ、本当に先生のことを大人扱いしてくれますか?」
「任せろ。約束しよう」
「わ、分かりました。それなら先生も我慢して言います。……は、はわわ!」
「…………」
「はわわ! はわわ! はわわ! はぁはぁ……ど、どですか?」
「なんかイマイチ。20点」
「えええええ!?」
「どーも先生にはマルチ感が足りない。ゲーム貸すからマルチシナリオをクリアし、きちんとマルチのキャラを把握すること」
「頑張ったのに! 折角言いたくもないのにはわわって言ったのに、20点って! 先生、非常に不本意です!」
「赤点なので、当然先ほどの約束も反故させていただきます」
「酷いです! 別府くん酷すぎです! 悪魔です! 悪魔超人です! いっそ悪魔将軍です!」
「地獄の断頭台!」
「わ、上手です! ぱちぱちぱち!」
隠れた特技、一人必殺技を披露したら、普通に感心された。
「……いやいや、違います。必殺技とかどーでもいいんです」
「全く関係ないが、口でぱちぱちって言う奴って馬鹿みたいだよな。いや、全く関係ないが」
「また馬鹿にされた!? もー! 別府くんは! やっぱり悪魔です!」
「人間です」
「うぐぐ……しかも冷静に否定するなんて、なんだか先生の方が子供みたいじゃないですか! どーゆーつもりですかっ!?」
「実際に子供だから、別に変なことじゃないと思う」
「こんなに言ってるのにまだ先生のことを子供扱いしますか!? どういうつもりなのですかっ!」
「だって、先生の幼女感ときたら尋常ではないのだから、仕方ないではないか」
「仕方ないではなくないですっ! 別府くんのばかっ!」
「ややこしい怒り方をするな。まあそういうわけで、引き続き子供扱いするのでそのつもりで」(なでなで)
「ほーら、早速先生の頭をなでなでと! 酷い扱いです! 頭なでないでくだたいっ!」
「お、例のくだたいが出た。さすが先生、自身のキャラをよく分かっていらっしゃる」
「そんなつもりないですっ! 別府くんのばかっ! 先生のこと馬鹿にしてばっかで! だいっきらいですっ!」
「これは悲しいことを。俺は先生のことを大好きなのに」
「はわっ、はわわっ!?」
「ん?」
「は、う、え、そ、そんなこと言われても、こっ、困ります、困りますっ! そ、そりゃ先生も本心では、その、アレですけど、……そ、そーゆーことは卒業してからですねっ!?」
先生はやたらと顔を赤くしながら、両手をぶんぶんと振った。
「ふむ……」
「……あ、あの、別府くん? ……あ、あの、どしてもって言うならですね、その……あの、えと。……み、みんなに秘密で、そ、その、……て、手とか繋いだりとかなら、ですね?」
「さっきの“はわわ”はなかなかの出来だった。なんだ、やればできるじゃないか!」(なでなで)
「…………」
「もーっ! 別府くんは! もーっ!」
先生は両手をぐるぐると回転させながらこちらに突撃してきた。
「ひぃ、先生が急遽牛憑きに! なのに乳が依然平らとは、涙を禁じ得ない」
「今日も別府くんはいじわるです! 許しがたいです!」
「あ、ちなみにさっき先生を大好きと言ったけど、異性へのそれではなく、人間としての好意の話ですよ、もちろん」
「さらにいじわるを上乗せ!? 信じられないほどいじわるです! もはやいじわる王のれべるです!」
「王か。最近の俺は黄衣の王とかが好きだなあ。いあ! いあ! はすたあ!」
「ちっとも分からないですしなんだかちょこっと怖いですうわーんっ!」
「ああ今回も先生を泣かしてしまった。はいはい、泣かない泣かない。ごめんな、先生」(なでなで)
「ぐすぐす……今回も泣かされました。今日も別府くんは悪魔の御使いです」
「いあ いあ はすたあ! はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ! あい あい はすたあ!」
「本物っ!? はわっ、はわわわわっ!?」
ガタガタと震えながらSAN値を減らす大谷先生は可愛いなあと思った。
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