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2024年11月22日
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【机投げるツンデレ】
2010年04月18日
昼休み、眠いので寝てたら叩き起こされた。
「うーん……何すんだよ」
まぶたを開くと、目を吊り上げたみことがいた。
「貴様、どこで寝ている!」
「どこって……教室じゃん。寝惚けんなよ」
「寝惚けているのは貴様の方だ! そうではなくて、どうして私の机の上で寝ているのかと聞いている!」
みことの言葉に、自分がいる場所を再確認する。なるほど、確かにみことと他数人分の机の上に乗っているな。
「俺の近くに机があったからじゃないか? ただ、寝るには硬すぎる。もっと机は柔らかくすべきと教育委員会に訴えようではないか」
殴られた。なんでだ。
「人の机の上で寝るな!」
「そうは言っても、自分の机の上だけで寝れるほど俺はコンパクトにできてないんだ。みことと違ってな」
ぷちんって聞こえた。
「……ふ、ふふ、私がコンパクト、だと?」
「あ、いや、誤解しないでくれ。確かにコンパクトと言ったが、さすがに一人分の机で事足りるほど小さいとは思ってない。小学生程度の身長だから……二、三人分か?」
みことはにっこり笑った。それはもう、晴れ晴れとした笑顔で。
「……厄介な奴と思ってはいたが、いなくなると寂しくなるな」
「ははっ、何言ってんだよ。まるで俺がいなくなるみたいじゃないか」
「ふふっ、その通りだ」
みことの目が怪しくきらめく。これは……殺気?
「私のどこが小さいと言うのだーーーーーーッ!!!!!」
みことは机を持ち上げ、俺目掛け投げつけた。当たると痛い(予想)ので、慌ててよける。机は派手な音を立てて壁にぶつかった。
「うわっ! ま、待てッ! みことが小さいと感じたのは、あくまで俺の主観的なものであって、客観的に見ると……ごめん、小さいうひゃっ!」
俺のすぐ脇を、結構な速度で机が通り過ぎる。
「小さい小さい言うなッ!」
「ごごごめんなさい! で、でも、身長も胸も小さい方が可愛いと思います! その点、みことは両方に当てはまってて高得点ですよ?」
褒めたつもりなのだが、また逆鱗に触れたようだ。みことの顔が怒りでさらに赤く染まる。
「うるさいっ、馬鹿! これから成長するッ!」
「いやぁ、無理だろ。ま、特殊な性癖な奴には大人気だから大丈夫大丈夫♪ 俺とか!」
「何が大丈夫かーーーーッ!!!」
慰めたつもりが逆効果。このままでは教室中の机がみことによって破壊されてしまう。いや、その前に俺が破壊される。
考えろ、考えるんだ。みことの怒りを治める言葉を……!
「そういや、みことってもう生理来てるの?」
「きっ、貴様ーーーーーーーッ!!!!!」
ふと思いついたことを言ったら大変なことに。我ながら、もう少し考えて喋った方が長生きできる気がする。
もう何を言っても無駄っぽいので廊下に飛び出し逃げる。当然、みこともついてきた。……机を掲げたまま。
「うわ、またやってるぞ別府の奴」
「飽きないわねー、ホント。今回は何やってみことを怒らせたのかな?」
通行人たちが勝手なこと言ってやがる。今月は両手で足りる数しかやってないというのに。
「待てっ、タカシ!」
「待ってもいいけど、どうするつもり?」
「殺す!」
じゃあ逃げる。
「……あ、スカートが」
「どうしたッ!? 大丈夫、スカートをめくることにかけては県内一の俺に任せろ!」
脊髄反射で振り返ると、みことの笑みが。
「……罠?」
「無論」
もし生きてたら、もうちょっと賢くなろう。
「喰らえっ、必殺みことスペシャル!」
説明しよう! みことスペシャルとは、掲げた机を対象物へぶん投げる技である! この場合の対象物とは、俺ぐげっ
「ふん……まったく、毎度毎度懲りない男だ」
廊下に倒れる。仰向けに転がると、みことのスカートの中が見えた。
「うぐっ……今回のパンツは、しまぱん……」
「いちいち言うな、馬鹿者ッ!」
思い切り踏まれると同時に、意識が閉じた。
「うーん……何すんだよ」
まぶたを開くと、目を吊り上げたみことがいた。
「貴様、どこで寝ている!」
「どこって……教室じゃん。寝惚けんなよ」
「寝惚けているのは貴様の方だ! そうではなくて、どうして私の机の上で寝ているのかと聞いている!」
みことの言葉に、自分がいる場所を再確認する。なるほど、確かにみことと他数人分の机の上に乗っているな。
「俺の近くに机があったからじゃないか? ただ、寝るには硬すぎる。もっと机は柔らかくすべきと教育委員会に訴えようではないか」
殴られた。なんでだ。
「人の机の上で寝るな!」
「そうは言っても、自分の机の上だけで寝れるほど俺はコンパクトにできてないんだ。みことと違ってな」
ぷちんって聞こえた。
「……ふ、ふふ、私がコンパクト、だと?」
「あ、いや、誤解しないでくれ。確かにコンパクトと言ったが、さすがに一人分の机で事足りるほど小さいとは思ってない。小学生程度の身長だから……二、三人分か?」
みことはにっこり笑った。それはもう、晴れ晴れとした笑顔で。
「……厄介な奴と思ってはいたが、いなくなると寂しくなるな」
「ははっ、何言ってんだよ。まるで俺がいなくなるみたいじゃないか」
「ふふっ、その通りだ」
みことの目が怪しくきらめく。これは……殺気?
「私のどこが小さいと言うのだーーーーーーッ!!!!!」
みことは机を持ち上げ、俺目掛け投げつけた。当たると痛い(予想)ので、慌ててよける。机は派手な音を立てて壁にぶつかった。
「うわっ! ま、待てッ! みことが小さいと感じたのは、あくまで俺の主観的なものであって、客観的に見ると……ごめん、小さいうひゃっ!」
俺のすぐ脇を、結構な速度で机が通り過ぎる。
「小さい小さい言うなッ!」
「ごごごめんなさい! で、でも、身長も胸も小さい方が可愛いと思います! その点、みことは両方に当てはまってて高得点ですよ?」
褒めたつもりなのだが、また逆鱗に触れたようだ。みことの顔が怒りでさらに赤く染まる。
「うるさいっ、馬鹿! これから成長するッ!」
「いやぁ、無理だろ。ま、特殊な性癖な奴には大人気だから大丈夫大丈夫♪ 俺とか!」
「何が大丈夫かーーーーッ!!!」
慰めたつもりが逆効果。このままでは教室中の机がみことによって破壊されてしまう。いや、その前に俺が破壊される。
考えろ、考えるんだ。みことの怒りを治める言葉を……!
「そういや、みことってもう生理来てるの?」
「きっ、貴様ーーーーーーーッ!!!!!」
ふと思いついたことを言ったら大変なことに。我ながら、もう少し考えて喋った方が長生きできる気がする。
もう何を言っても無駄っぽいので廊下に飛び出し逃げる。当然、みこともついてきた。……机を掲げたまま。
「うわ、またやってるぞ別府の奴」
「飽きないわねー、ホント。今回は何やってみことを怒らせたのかな?」
通行人たちが勝手なこと言ってやがる。今月は両手で足りる数しかやってないというのに。
「待てっ、タカシ!」
「待ってもいいけど、どうするつもり?」
「殺す!」
じゃあ逃げる。
「……あ、スカートが」
「どうしたッ!? 大丈夫、スカートをめくることにかけては県内一の俺に任せろ!」
脊髄反射で振り返ると、みことの笑みが。
「……罠?」
「無論」
もし生きてたら、もうちょっと賢くなろう。
「喰らえっ、必殺みことスペシャル!」
説明しよう! みことスペシャルとは、掲げた机を対象物へぶん投げる技である! この場合の対象物とは、俺ぐげっ
「ふん……まったく、毎度毎度懲りない男だ」
廊下に倒れる。仰向けに転がると、みことのスカートの中が見えた。
「うぐっ……今回のパンツは、しまぱん……」
「いちいち言うな、馬鹿者ッ!」
思い切り踏まれると同時に、意識が閉じた。
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