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2025年04月30日
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【ツンデレハロウィン】
2010年05月04日
「……トリックorトリート」
「押し込み強盗!? けけけ警察に連絡を!」
魔女の格好をしたちなみは、悲しそうな顔をした。
「……違う、ハロウィン。……お菓子をくれないと、いたずらする、ってイベント」
「なーんだ、そっか。てっきりちなみがおかしくなったと思ったぞ」
「……おかしいのはタカシの頭だけで充分。……いーから、お菓子ちょうだい」
ちなみはさらりと酷いことを言って菓子を要求してきた。
「お菓子……海苔でいいか?」
「……お菓子と海産物は別物。……そんなことも分からないなんて」
「菓子なんて贅沢なもんねーよ。海苔でも食ってろ」
「……しょうがない。お菓子がないなら、いたずらする」
「お、おい」
ちなみは俺を外に連れ出し、大きく息を吸った。
「……この人が私にこんな格好させていやらしいことをしようとするーっ!」
ちなみを抱きかかえ、全力で自宅に戻り鍵をかける。
「なんつーことをしやがる!」
「……いたずら」
「その域を超えてる! 明日からどんな顔して近所の人と挨拶すりゃいいんだよ! 俺を犯罪者にするつもりか!」
「……既に似たようなものだから、別にいい」
酷いこと言われたので、ほっぺ引っ張ってやる。
「……ひはひ(痛い)」
「……はぁ、もういいや。これやるから帰れ」
「……むぅ」
不満そうだったが、ちなみは大人しく海苔を持って出て行った。
……さて。パトカーのサイレン音が聞こえてきたけど、どう言い訳しようかな?(半泣き)
「……お菓子くれなかったから、明日もやろう。……むしゃむしゃ」
タカシに構ってもらえたちなみは、満足げに海苔をかじるのだった。
「押し込み強盗!? けけけ警察に連絡を!」
魔女の格好をしたちなみは、悲しそうな顔をした。
「……違う、ハロウィン。……お菓子をくれないと、いたずらする、ってイベント」
「なーんだ、そっか。てっきりちなみがおかしくなったと思ったぞ」
「……おかしいのはタカシの頭だけで充分。……いーから、お菓子ちょうだい」
ちなみはさらりと酷いことを言って菓子を要求してきた。
「お菓子……海苔でいいか?」
「……お菓子と海産物は別物。……そんなことも分からないなんて」
「菓子なんて贅沢なもんねーよ。海苔でも食ってろ」
「……しょうがない。お菓子がないなら、いたずらする」
「お、おい」
ちなみは俺を外に連れ出し、大きく息を吸った。
「……この人が私にこんな格好させていやらしいことをしようとするーっ!」
ちなみを抱きかかえ、全力で自宅に戻り鍵をかける。
「なんつーことをしやがる!」
「……いたずら」
「その域を超えてる! 明日からどんな顔して近所の人と挨拶すりゃいいんだよ! 俺を犯罪者にするつもりか!」
「……既に似たようなものだから、別にいい」
酷いこと言われたので、ほっぺ引っ張ってやる。
「……ひはひ(痛い)」
「……はぁ、もういいや。これやるから帰れ」
「……むぅ」
不満そうだったが、ちなみは大人しく海苔を持って出て行った。
……さて。パトカーのサイレン音が聞こえてきたけど、どう言い訳しようかな?(半泣き)
「……お菓子くれなかったから、明日もやろう。……むしゃむしゃ」
タカシに構ってもらえたちなみは、満足げに海苔をかじるのだった。
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【ちなみんだきまくら】
2010年05月03日
ちなみに抱き枕をもらった。それはいいが、なぜ表面にちなみの姿がプリントされているのだろう。
「……夢の中でも私に会えるよう、さーびす。……やったね」
なんてしたり顔で言うので、デコピンしてやった。
そんな訳で夜、眠くなったので布団に入り抱き枕に抱きつく。
「お、おおおおお? これは……」
抱き枕を抱いて寝たことはなかったのだが、よもやこれほど気持ちいいとは思いもしなかった。
まるで婦女子に抱きついているかのような感覚、そして人肌のぬくもり……。
「……ていうか、誰か入ってる?」
「……ばれました。残念です」
抱き枕が内側から破れ、出てきたのはやっぱりちなみだった。
「……ちなみ抱き枕です。……ぎゅってしても、いいですよ?」
両手を前に出すちなみにデコピンする。
「……むぅ。痛いです」
「いつの間に入った! これくれた時は中身パウダービーズだったろ!?」
「……頑張って忍び込みました。ピッキングもなんのその、です」
ない胸を張るちなみにデコピンする。
「……う~。痛いです」
「犯罪だ! ……はぁ、もういいから帰れ。男の家に泊まったと知ったら、おばさん悲しむぞ?」
「……あ、それは大丈夫です。お母さんに言ったら『最初は痛いけど、我慢我慢♪』って」
ちなみのおばさん、頭おかしい。
「……痛いこと、って何なんですか?」
「子供は知らなくていい! ったく、お前もうちょっと防衛意識持てよ? その辺の男に騙されやしないか、お兄さん心配だよ」
「……あ、それは大丈夫です。……こういうことするの、タカシだけですから」
「……そ、そっか。それなら大丈夫だな、うん」
何が大丈夫か自分でも分からないが、とりあえずコクコク頷いておく。
「……と、いうわけでよろしくお願いします」
ちなみは三つ指ついてそっと頭を下げた。
「お前分かっててやってるだろ!」
「……お母さんが、寝る前にこうした方がいいって」
ちなみのおばさん、やっぱ頭おかしい。
「……最初は優しくしてほしいです」
「お前絶対分かってるだろ!」
「……私も高校生ですから。てへり」
舌を出して媚びるちなみの額にデコピンする。
「……うぅ、痛いです」
「あーもーいいから帰りなさい。子供はもうおねむの時間ですよ」
「……そうは見えませんが、実は子供ではなく同級生です」
「知ってるよ! 嫌味だよ! クラスメイトだよ!」
突っ込み疲れたので、もう寝たい。
「……あ、タカシ眠そうです。……抱き枕の出番です」
いそいそと布団に入り、ちなみは枕に頭を預けた。
「……カバーは破れてしまいましたが、抱き枕としての機能は果たせます」
……どうしよう。本気で拒絶すれば帰るだろうが、信じきった目で俺を見てるちなみを裏切るのは、辛い。
「……よろしくお願いします」
俺は弱い人間だった。
「……はい、よろしくされます。……ぎゅ~」
布団に入ると、抱き枕に抱きつかれた。
「逆じゃないのか?」
「……ちなみ抱き枕の場合、抱きついてきます。……やったね」
小さく笑うちなみのつるぺたくも柔らかな乙女の肢体が、俺の脳髄を侵す。
「……ちなみさん、小さなお、お、おぱーいが俺の胸に当たってますよ?」
「……当ててるんです」
ぐりぐりと、小さなくせに柔らかな二つの膨らみが、その中心に小さなぽっちがあああああ。
「だ、だ、抱き枕なら抱っこしないとな。だ、だからちなみ、その、胸を押し付けるのは」
「……もっと押し付けるんですか? ……タカシはえっちです」
「ちっ、ちが、あああああ……」
天国と地獄を同時に味わえて、実に充実した夜でした。(やせ我慢完遂)
「……夢の中でも私に会えるよう、さーびす。……やったね」
なんてしたり顔で言うので、デコピンしてやった。
そんな訳で夜、眠くなったので布団に入り抱き枕に抱きつく。
「お、おおおおお? これは……」
抱き枕を抱いて寝たことはなかったのだが、よもやこれほど気持ちいいとは思いもしなかった。
まるで婦女子に抱きついているかのような感覚、そして人肌のぬくもり……。
「……ていうか、誰か入ってる?」
「……ばれました。残念です」
抱き枕が内側から破れ、出てきたのはやっぱりちなみだった。
「……ちなみ抱き枕です。……ぎゅってしても、いいですよ?」
両手を前に出すちなみにデコピンする。
「……むぅ。痛いです」
「いつの間に入った! これくれた時は中身パウダービーズだったろ!?」
「……頑張って忍び込みました。ピッキングもなんのその、です」
ない胸を張るちなみにデコピンする。
「……う~。痛いです」
「犯罪だ! ……はぁ、もういいから帰れ。男の家に泊まったと知ったら、おばさん悲しむぞ?」
「……あ、それは大丈夫です。お母さんに言ったら『最初は痛いけど、我慢我慢♪』って」
ちなみのおばさん、頭おかしい。
「……痛いこと、って何なんですか?」
「子供は知らなくていい! ったく、お前もうちょっと防衛意識持てよ? その辺の男に騙されやしないか、お兄さん心配だよ」
「……あ、それは大丈夫です。……こういうことするの、タカシだけですから」
「……そ、そっか。それなら大丈夫だな、うん」
何が大丈夫か自分でも分からないが、とりあえずコクコク頷いておく。
「……と、いうわけでよろしくお願いします」
ちなみは三つ指ついてそっと頭を下げた。
「お前分かっててやってるだろ!」
「……お母さんが、寝る前にこうした方がいいって」
ちなみのおばさん、やっぱ頭おかしい。
「……最初は優しくしてほしいです」
「お前絶対分かってるだろ!」
「……私も高校生ですから。てへり」
舌を出して媚びるちなみの額にデコピンする。
「……うぅ、痛いです」
「あーもーいいから帰りなさい。子供はもうおねむの時間ですよ」
「……そうは見えませんが、実は子供ではなく同級生です」
「知ってるよ! 嫌味だよ! クラスメイトだよ!」
突っ込み疲れたので、もう寝たい。
「……あ、タカシ眠そうです。……抱き枕の出番です」
いそいそと布団に入り、ちなみは枕に頭を預けた。
「……カバーは破れてしまいましたが、抱き枕としての機能は果たせます」
……どうしよう。本気で拒絶すれば帰るだろうが、信じきった目で俺を見てるちなみを裏切るのは、辛い。
「……よろしくお願いします」
俺は弱い人間だった。
「……はい、よろしくされます。……ぎゅ~」
布団に入ると、抱き枕に抱きつかれた。
「逆じゃないのか?」
「……ちなみ抱き枕の場合、抱きついてきます。……やったね」
小さく笑うちなみのつるぺたくも柔らかな乙女の肢体が、俺の脳髄を侵す。
「……ちなみさん、小さなお、お、おぱーいが俺の胸に当たってますよ?」
「……当ててるんです」
ぐりぐりと、小さなくせに柔らかな二つの膨らみが、その中心に小さなぽっちがあああああ。
「だ、だ、抱き枕なら抱っこしないとな。だ、だからちなみ、その、胸を押し付けるのは」
「……もっと押し付けるんですか? ……タカシはえっちです」
「ちっ、ちが、あああああ……」
天国と地獄を同時に味わえて、実に充実した夜でした。(やせ我慢完遂)
【ツンデレにエグレ乳と言ったら】
2010年05月02日
友人らとの一万円を賭けたテストの得点勝負。勝利したのは保健体育だけで、後は全敗だった。
勝負に負けた俺は、ちなみに「エグレ乳」と言う罰ゲームを課せられた。
「……マジで?」
「嫌なら最初に言ってた通り一万払え」
「俺、すぐ言うよ」
ため息をついてちなみの席へ近づく。
「……ちなみ」
ゆっくりとちなみが振り向く。そして小首を傾げ、何か用かと示した。
「……え、え、エグレ乳」
「…………」
悲しげに目を伏せるちなみに、俺は急ぎ続けて言った。
「──っていいよな。男の夢だよな。あの胸に包まれるなら死んでもいい」
「…………」
ちなみは喜びのオーラを醸し出した。しかし自分の胸をえぐれ乳と言われ不満なのか、少しだけ意気消沈しているようにも見える。
「いや、成長期だしこれから大きくなる可能性も否定できなくもないような気がしないでもないような」
「……小学生の時からずっと、ブラのサイズ一緒でも?」
嘘をつくのは嫌だし、ちなみを傷つけるのも嫌だし、どうしろと言うのだ。
答えに窮した俺に察したのか、ちなみはため息をついて自分の胸を見下ろした。
「……人並みの胸が欲しい。……せめて、エグレ乳と言われないくらいの」
そう言ってちなみはリナを見つめてため息をついた。リナの胸は……まぁ、牛っぽいもんな。
「よし、ちょっと待ってろ」
「?」
俺は友人と談笑してるリナの元へ向かった。
「あら、タカシさんではありませんか。何か御用ですの?」
「おっぱいを分けてください」
張り倒された。
「いきなり何を言ってるんですの、貴方はっ!」
「いててて……いや、リナはおっぱい大きいし、少しなら分けれるかと」
「そんなこと、出来るわけありませんわっ!」
全く持ってその通り。何を考えていたのだろう、俺は。
「じゃあいいや。代わりに、乳がでかくなるにはどうすればいいか教えてくれ」
「……まったく、失礼な方ですわね。まぁいいですわ、簡単な助言くらいなら」
「おおっ、胸だけでなく心まででかいんだな。サンキュ、リナ」
「むっ、胸のことは言わないでいただけますッ!?」
恥ずかしげに胸を覆い隠すリナからいくつかのアドバイスを貰い、ちなみの元へ戻る。
「ちなみーっ! リナから巨乳の秘密を聞き出したぞっ!」
「大きな声で言わないでいただけますことッ!?」
リナの方から悲鳴じみた声が聞こえてきたけど、気のせいだ。(断言)
「……どうすれば、巨乳に?」
いつも眠たげに半分閉じられた瞳が、今は大きく開かれていた。
「なんか、乳製品を食えばでかくなるらしいぞ」
「…………」
ちなみはあからさまに肩を落として見せた。
「……中学生の時、毎日牛乳飲んだ。……ダメだった」
「う、そ、そうか」
ちなみは床に肩を落とさんばかりに落ち込んでしまった。
「あっでもな、俺は巨乳より貧乳の方が好きだぞ? 小さな胸には希望がつまっててステキだよね」
ちなみは俺を、何を考えているのかよく分からない瞳で見つめた。
「……ありがと、タカシ。……嘘でも、嬉しい」
……むぅ。仕方ないかもしれないが、信じてくれない。本当なんだけどな。
……おっ! 閃きぴかーん!
「おりゃっ!」
「!」
俺はちなみの背後に回り、薄い胸を揉んだ。
「わはははは、つるぺたは最高だ!」
「……え、え?」
「そりゃ、ぐにぐにぐに」
「え、えと、あの、あぅっ、……うう、タカシがえっちなことをする」
「……揉めるほどない」
「……うう、タカシがえっちなことをする上、ひどいことまで言う」
違う、ただの事実だ。
「そのな、胸ないのあんま気にするな。俺みたいな特殊な性癖の奴に好かれて便利だぞ?」
「……そんなのに好かれても、嬉しくない」
そりゃそうだろう。……ううむ、励ますのって難しいな。
「……でも、うん。ありがとう」
そう言って、ちなみは肩越しに小さく微笑んでくれた。
「……やり方はどうかと思うけど、……ちょっと元気でた」
「そりゃ何よりだ。俺も気持ちよくて言うことなしだよな……先生?」
「ちょっと職員室まで来い、別府」
「はい」
たぶん日が沈むまで帰れないだろうけど、ちなみの笑顔を見れたしいいか、と思いながら先生に引きずられる俺だった。
勝負に負けた俺は、ちなみに「エグレ乳」と言う罰ゲームを課せられた。
「……マジで?」
「嫌なら最初に言ってた通り一万払え」
「俺、すぐ言うよ」
ため息をついてちなみの席へ近づく。
「……ちなみ」
ゆっくりとちなみが振り向く。そして小首を傾げ、何か用かと示した。
「……え、え、エグレ乳」
「…………」
悲しげに目を伏せるちなみに、俺は急ぎ続けて言った。
「──っていいよな。男の夢だよな。あの胸に包まれるなら死んでもいい」
「…………」
ちなみは喜びのオーラを醸し出した。しかし自分の胸をえぐれ乳と言われ不満なのか、少しだけ意気消沈しているようにも見える。
「いや、成長期だしこれから大きくなる可能性も否定できなくもないような気がしないでもないような」
「……小学生の時からずっと、ブラのサイズ一緒でも?」
嘘をつくのは嫌だし、ちなみを傷つけるのも嫌だし、どうしろと言うのだ。
答えに窮した俺に察したのか、ちなみはため息をついて自分の胸を見下ろした。
「……人並みの胸が欲しい。……せめて、エグレ乳と言われないくらいの」
そう言ってちなみはリナを見つめてため息をついた。リナの胸は……まぁ、牛っぽいもんな。
「よし、ちょっと待ってろ」
「?」
俺は友人と談笑してるリナの元へ向かった。
「あら、タカシさんではありませんか。何か御用ですの?」
「おっぱいを分けてください」
張り倒された。
「いきなり何を言ってるんですの、貴方はっ!」
「いててて……いや、リナはおっぱい大きいし、少しなら分けれるかと」
「そんなこと、出来るわけありませんわっ!」
全く持ってその通り。何を考えていたのだろう、俺は。
「じゃあいいや。代わりに、乳がでかくなるにはどうすればいいか教えてくれ」
「……まったく、失礼な方ですわね。まぁいいですわ、簡単な助言くらいなら」
「おおっ、胸だけでなく心まででかいんだな。サンキュ、リナ」
「むっ、胸のことは言わないでいただけますッ!?」
恥ずかしげに胸を覆い隠すリナからいくつかのアドバイスを貰い、ちなみの元へ戻る。
「ちなみーっ! リナから巨乳の秘密を聞き出したぞっ!」
「大きな声で言わないでいただけますことッ!?」
リナの方から悲鳴じみた声が聞こえてきたけど、気のせいだ。(断言)
「……どうすれば、巨乳に?」
いつも眠たげに半分閉じられた瞳が、今は大きく開かれていた。
「なんか、乳製品を食えばでかくなるらしいぞ」
「…………」
ちなみはあからさまに肩を落として見せた。
「……中学生の時、毎日牛乳飲んだ。……ダメだった」
「う、そ、そうか」
ちなみは床に肩を落とさんばかりに落ち込んでしまった。
「あっでもな、俺は巨乳より貧乳の方が好きだぞ? 小さな胸には希望がつまっててステキだよね」
ちなみは俺を、何を考えているのかよく分からない瞳で見つめた。
「……ありがと、タカシ。……嘘でも、嬉しい」
……むぅ。仕方ないかもしれないが、信じてくれない。本当なんだけどな。
……おっ! 閃きぴかーん!
「おりゃっ!」
「!」
俺はちなみの背後に回り、薄い胸を揉んだ。
「わはははは、つるぺたは最高だ!」
「……え、え?」
「そりゃ、ぐにぐにぐに」
「え、えと、あの、あぅっ、……うう、タカシがえっちなことをする」
「……揉めるほどない」
「……うう、タカシがえっちなことをする上、ひどいことまで言う」
違う、ただの事実だ。
「そのな、胸ないのあんま気にするな。俺みたいな特殊な性癖の奴に好かれて便利だぞ?」
「……そんなのに好かれても、嬉しくない」
そりゃそうだろう。……ううむ、励ますのって難しいな。
「……でも、うん。ありがとう」
そう言って、ちなみは肩越しに小さく微笑んでくれた。
「……やり方はどうかと思うけど、……ちょっと元気でた」
「そりゃ何よりだ。俺も気持ちよくて言うことなしだよな……先生?」
「ちょっと職員室まで来い、別府」
「はい」
たぶん日が沈むまで帰れないだろうけど、ちなみの笑顔を見れたしいいか、と思いながら先生に引きずられる俺だった。
【ツンデレにお前って何歳までサンタ信じてた?って言ったら】
2010年04月29日
「ちなみちなみー、お前って何歳までサンタ信じてた?」
「……? どういうこと?」
「いや、だからさ、サンタというありもしない偶像をいつまで信じてたかって話」
「!!!!!」
「……どした?」
「……サンタさんは、いない……の?」
「へ?」
「……本当は……サンタさんは、いない……の?」
「…………」
まさか、信じてたのか? ……高校生にもなって?
「いる……よね? 嘘だよ……ね?」
「いや、その、ええと、なんちうか」
「…………」(うるうるうる)
「います。大量にいます。職安に通ってるの見ました」
「……やっぱりいるんだ、よかった」
胸をなでおろすちなみに、罪悪感を覚えないでもない。
「……なんでいないなんて嘘、つくのかな」
今回に限って言うなら嘘じゃないのだけど、またうるうるされると辛いので何も言えない。
「……タカシは嘘ばっかり言うから、嫌い」
「はぁ、すいません」
「……心がこもってない」(ほっぺぷくー)
「じゃあ、お詫びに今年のクリスマスにはでっかいぬいぐるみを贈ってやろう。何のぬいぐるみがいい?」
「……物で釣ろうとしてる。……タカシは汚い」
「特に希望がないなら、ナマコのぬいぐるみにするぞ。超リアルなやつ」
「……タカシは卑怯だ。……くま。くまのぬいぐるみがいい」
「よし、任せろ。本物と見紛うばかりに獰猛なのを見繕ってやる」
「……普通の、可愛いのがいい」
少し不服そうなちなみの頭をなでながら、俺は子供が見ただけで泣くような熊のぬいぐるみってどこに売ってるか考えていた。
「……? どういうこと?」
「いや、だからさ、サンタというありもしない偶像をいつまで信じてたかって話」
「!!!!!」
「……どした?」
「……サンタさんは、いない……の?」
「へ?」
「……本当は……サンタさんは、いない……の?」
「…………」
まさか、信じてたのか? ……高校生にもなって?
「いる……よね? 嘘だよ……ね?」
「いや、その、ええと、なんちうか」
「…………」(うるうるうる)
「います。大量にいます。職安に通ってるの見ました」
「……やっぱりいるんだ、よかった」
胸をなでおろすちなみに、罪悪感を覚えないでもない。
「……なんでいないなんて嘘、つくのかな」
今回に限って言うなら嘘じゃないのだけど、またうるうるされると辛いので何も言えない。
「……タカシは嘘ばっかり言うから、嫌い」
「はぁ、すいません」
「……心がこもってない」(ほっぺぷくー)
「じゃあ、お詫びに今年のクリスマスにはでっかいぬいぐるみを贈ってやろう。何のぬいぐるみがいい?」
「……物で釣ろうとしてる。……タカシは汚い」
「特に希望がないなら、ナマコのぬいぐるみにするぞ。超リアルなやつ」
「……タカシは卑怯だ。……くま。くまのぬいぐるみがいい」
「よし、任せろ。本物と見紛うばかりに獰猛なのを見繕ってやる」
「……普通の、可愛いのがいい」
少し不服そうなちなみの頭をなでながら、俺は子供が見ただけで泣くような熊のぬいぐるみってどこに売ってるか考えていた。
【ツンデレとYシャツと私】
2010年04月29日
ちなみと一緒に学校から帰ってると、雨が降ってきてさあ大変。
「お嬢ちゃん何もしないから家に寄ってきなよ。本当に何もしないよ、本当だよ」
「……物凄く怪しい」
「冗談はともかく、雨が止むまで家に来いって。風邪ひくぞ」
それでも不安がるちなみを無理やり家に連れ込む。
「……襲い掛かってきたら、舌を噛み切る」
「何もしねーっての」
「……女としての魅力がない、ということなのかな。……タカシはひどいことを言う」
「いーから風呂入って来い。沸いてるから」
「……覗くと、引っこ抜く」
「覗きません。ていうか、引っこ抜くって……」
「……女としての魅力がない、とタカシは言う」
きりがないのでちなみを無理やり風呂場に入れる。
さて、着替え着替え。……探索完了。ない。
「ちなみー、着替えないから裸でもいいかー?」
「…………」
風呂場の外から呼びかけると、無言の圧力が伝わってきたので改めて探す。でも、ないものはない。もう俺のシャツでいいか。
「ちなみー、着替え置いとくぞー」
「……裸エプロン?」
「違うっ!」
「……タカシは貧乳の裸エプロンなんか見たくない、と言う」
言ってません。というか、見たいです。
しばし部屋で待ってると、ちなみがやってきた。無論、ちなみには大きすぎるYシャツを着て。
「……こんな格好させるなんて、タカシはエッチすぎ。えろす王認定」
恥ずかしそうに体を隠しながら、ちなみはベッドに座った。
「……パンツ見えそう。……これも計算のうち?」
「違うっ! ああもう、俺も風呂入ってくる! 適当にくつろいでてくれ!」
それだけ言って、部屋を飛び出した。まったく、あんなこと言われたら意識しちまうじゃねえか。
手早く風呂に入り、部屋に戻る。
「…………」
ちなみは気持ちよさそうに寝ていた。
「……男って認識されてねーのかな、俺って」
ベッドの端に座り、むにむにと口を動かしているちなみのほっぺをつつく。
「ん……んにゅ、ん……」
「人んち来て寝るなよな、ったく」
無駄に幸せそうな顔に眠気を誘われたのか、俺も眠くなってきた。……寝るか。
なんか俺のこと男と思われてないみたいだし、一緒に寝てもいいよな、寒いし。
ちなみと一緒の布団に入り、目をつむる。お休みなさい。
目を開けると、外はもう真っ暗になっていた。ちなみはもう帰……ってない。まだ俺の隣で寝てる。
それはいいが、なぜ俺の服を握り締めているのだろう。そしてなぜ、俺の胸に顔を埋めてるの?
「……ん、んにゅ……ふわぁぁぁ……。……あ、タカシだぁ♪」
まだ夢の中にいるような声で、ちなみが俺の名を呼んだ。そして、ぐりぐりと俺の胸に顔を押し付ける。
「え、あの、ちなみさん?」
「えへへぇ~♪ タカシだぁ、えへへへへぇ♪」
「え、あの、えっと?」
「……? ……!!!!」
ちなみの目が大きく見開き、ぱくぱくと口を開いて音のない言葉を発した。
「あ~、その、……おはよう」
「……え、あれ、なんで私……えっ、さっきの……夢?」
「俺に抱きついてえへへとか言ってのは現実」
目に見えてちなみの顔が赤くなった。
「……わ、忘れて。忘れないと、引き千切る」
恥ずかしそうにそんなこと言われても、困る。
「んで、どんな夢見たんだ?」
質問と同時に、部屋に置かれた物がちなみの手を経由して俺の元へ飛んできた。とても痛かった。
「ごめんなさい聞きません」
「……最初から聞かなかったらいいのに」
なんて言って、ちなみは恥ずかしそうに頬を染めた。
「……もう遅いし、そろそろ帰る」
「ああ待て待て。その格好で帰ると大変だぞ」
俺の言葉に裸Yシャツのままだったことに気づき、ちなみは慌てて布団を羽織った。
「……最低。寝込み襲った」
「襲ってねえ! 眠くなったから寝ただけだ! お前こそ、人んち来て寝てるんだから文句言えねーだろ!」
「……うう、でも、痛くなかったからよかったのかな」
「だから、やってません! 信じてお願い!」
信じてもらうため、ちなみの目をじっと見つめる。しかし、ちなみはすぐに顔を背けてしまった。
「……うう、変な顔だから直視できない」
「失礼な! とにかく、本当に何もしてない」
「……誓って?」
「ああ、俺自身に誓って」
「…………」
ちなみはしばらく何かを考えた後、納得したように頷いた。
「……分かった、信じてあげる。……タカシは嘘ばっかつくけど、本当に大事なことで嘘はつかないもんね」
やけに過大評価されていた。
「そんな大層な人間じゃないけど……まぁ信じてくれたならいいや。着替え、もう乾いてると思うから取ってくるな」
乾燥機からちなみの着替えを取り出し、部屋に戻って持ち主に渡す。着替えるからと部屋から追い出され、俺は廊下からちなみに声をかけた。
「もう遅いし、家まで送るな」
「……ん」
制服姿のちなみと共に家を出る。外はもう真っ暗だった。
しばらく歩くと、ちなみの家に着いた。近所なので送るのも楽でいい。
「ところで、夢ってどんなだったんだ?」
「……まだ懲りてない」
殴られそうになったところをひらりとかわし、俺は別れの言葉を口にした。
「じゃな、ちなみ。いい夢見ろよ」
「……タカシの夢なんて、もう見ない!」
自分の放った言葉の意味に気づいたのか、ちなみは暗闇でも分かるほど顔を真っ赤にして家に飛び込んで行った。
俺は、なんだか嬉しい気分で家路に着いた。
「お嬢ちゃん何もしないから家に寄ってきなよ。本当に何もしないよ、本当だよ」
「……物凄く怪しい」
「冗談はともかく、雨が止むまで家に来いって。風邪ひくぞ」
それでも不安がるちなみを無理やり家に連れ込む。
「……襲い掛かってきたら、舌を噛み切る」
「何もしねーっての」
「……女としての魅力がない、ということなのかな。……タカシはひどいことを言う」
「いーから風呂入って来い。沸いてるから」
「……覗くと、引っこ抜く」
「覗きません。ていうか、引っこ抜くって……」
「……女としての魅力がない、とタカシは言う」
きりがないのでちなみを無理やり風呂場に入れる。
さて、着替え着替え。……探索完了。ない。
「ちなみー、着替えないから裸でもいいかー?」
「…………」
風呂場の外から呼びかけると、無言の圧力が伝わってきたので改めて探す。でも、ないものはない。もう俺のシャツでいいか。
「ちなみー、着替え置いとくぞー」
「……裸エプロン?」
「違うっ!」
「……タカシは貧乳の裸エプロンなんか見たくない、と言う」
言ってません。というか、見たいです。
しばし部屋で待ってると、ちなみがやってきた。無論、ちなみには大きすぎるYシャツを着て。
「……こんな格好させるなんて、タカシはエッチすぎ。えろす王認定」
恥ずかしそうに体を隠しながら、ちなみはベッドに座った。
「……パンツ見えそう。……これも計算のうち?」
「違うっ! ああもう、俺も風呂入ってくる! 適当にくつろいでてくれ!」
それだけ言って、部屋を飛び出した。まったく、あんなこと言われたら意識しちまうじゃねえか。
手早く風呂に入り、部屋に戻る。
「…………」
ちなみは気持ちよさそうに寝ていた。
「……男って認識されてねーのかな、俺って」
ベッドの端に座り、むにむにと口を動かしているちなみのほっぺをつつく。
「ん……んにゅ、ん……」
「人んち来て寝るなよな、ったく」
無駄に幸せそうな顔に眠気を誘われたのか、俺も眠くなってきた。……寝るか。
なんか俺のこと男と思われてないみたいだし、一緒に寝てもいいよな、寒いし。
ちなみと一緒の布団に入り、目をつむる。お休みなさい。
目を開けると、外はもう真っ暗になっていた。ちなみはもう帰……ってない。まだ俺の隣で寝てる。
それはいいが、なぜ俺の服を握り締めているのだろう。そしてなぜ、俺の胸に顔を埋めてるの?
「……ん、んにゅ……ふわぁぁぁ……。……あ、タカシだぁ♪」
まだ夢の中にいるような声で、ちなみが俺の名を呼んだ。そして、ぐりぐりと俺の胸に顔を押し付ける。
「え、あの、ちなみさん?」
「えへへぇ~♪ タカシだぁ、えへへへへぇ♪」
「え、あの、えっと?」
「……? ……!!!!」
ちなみの目が大きく見開き、ぱくぱくと口を開いて音のない言葉を発した。
「あ~、その、……おはよう」
「……え、あれ、なんで私……えっ、さっきの……夢?」
「俺に抱きついてえへへとか言ってのは現実」
目に見えてちなみの顔が赤くなった。
「……わ、忘れて。忘れないと、引き千切る」
恥ずかしそうにそんなこと言われても、困る。
「んで、どんな夢見たんだ?」
質問と同時に、部屋に置かれた物がちなみの手を経由して俺の元へ飛んできた。とても痛かった。
「ごめんなさい聞きません」
「……最初から聞かなかったらいいのに」
なんて言って、ちなみは恥ずかしそうに頬を染めた。
「……もう遅いし、そろそろ帰る」
「ああ待て待て。その格好で帰ると大変だぞ」
俺の言葉に裸Yシャツのままだったことに気づき、ちなみは慌てて布団を羽織った。
「……最低。寝込み襲った」
「襲ってねえ! 眠くなったから寝ただけだ! お前こそ、人んち来て寝てるんだから文句言えねーだろ!」
「……うう、でも、痛くなかったからよかったのかな」
「だから、やってません! 信じてお願い!」
信じてもらうため、ちなみの目をじっと見つめる。しかし、ちなみはすぐに顔を背けてしまった。
「……うう、変な顔だから直視できない」
「失礼な! とにかく、本当に何もしてない」
「……誓って?」
「ああ、俺自身に誓って」
「…………」
ちなみはしばらく何かを考えた後、納得したように頷いた。
「……分かった、信じてあげる。……タカシは嘘ばっかつくけど、本当に大事なことで嘘はつかないもんね」
やけに過大評価されていた。
「そんな大層な人間じゃないけど……まぁ信じてくれたならいいや。着替え、もう乾いてると思うから取ってくるな」
乾燥機からちなみの着替えを取り出し、部屋に戻って持ち主に渡す。着替えるからと部屋から追い出され、俺は廊下からちなみに声をかけた。
「もう遅いし、家まで送るな」
「……ん」
制服姿のちなみと共に家を出る。外はもう真っ暗だった。
しばらく歩くと、ちなみの家に着いた。近所なので送るのも楽でいい。
「ところで、夢ってどんなだったんだ?」
「……まだ懲りてない」
殴られそうになったところをひらりとかわし、俺は別れの言葉を口にした。
「じゃな、ちなみ。いい夢見ろよ」
「……タカシの夢なんて、もう見ない!」
自分の放った言葉の意味に気づいたのか、ちなみは暗闇でも分かるほど顔を真っ赤にして家に飛び込んで行った。
俺は、なんだか嬉しい気分で家路に着いた。