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2024年11月21日
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【たぬきちなみん】
2013年12月06日
「……おっすおらたぬき。……いっちょやってみっか。……ぽんぽこ」
極めて久しぶりに、俺の部屋に変なのがいる。
「なんだか久しぶりですね」ナデナデ
「……たぬきをなでるとは何事か」
「ダメですか」ナデナデ
「……ダメとは言ってない。……これだからタカシはダメなんだ」
「ややこしい。つまり……どういうことだってばよ?」ナデナデ
「……たぬきをなでることは法律で禁じられているが、ちなみをなでることは禁じられていないので、特別に許可する、ということ」
「俺の知ってる法律と違う」
「……んふ」
ちなみはよっこらしょっと言いながら俺のベッドにあぐらをかいた。
「若いんだからよっこらSHOTを撃つな」
「……たぬきだから仕方ない」
「便利な免罪符を手に入れたようだな」
「……ぽんぽこ」
ぽんぽこじゃねえ、と思いながらちなみの頭をなでる。可愛いので仕方がない。
「……ん。……さて、たぬきです」
「はぁ」
「……昔話によると、たぬきは大抵たぬき汁にされている」
「あー……まあ、そうかも。結構な割合で悪者ポジションにいますよね」
「……と、いうことは。……たぬきちなみんも汁物にされておいしくいただかれるの?」
「知らん。お前はおいしくいただかれたいのか」
「……やれやれ。隙あらば性的な話へ持って行こうとする。これだから童貞は困る」
「テメェが先に話を振ったんだろうがっ!」
「……たぬきなのでよくわからない」
シレーっと、コイツは……。
「言っとくが、別にたぬきは万能じゃないぞ」
「……ぽこー」
「あと、ぽんぽこは鳴き声じゃない」
「……平成狸合戦に騙された」ションボリ
「まあ、いいや。結局どうしたいんだ」
「……まあまあ。結論を急ぐな、若人よ」
「うるせえ同い年」
「……ここはひとつ、たぬきの腹鼓を聞いてはどうかぽんぽこ」
「だからぽんぽこは鳴き声じゃないと……あと、腹鼓と言うが、今日の着ぐるみは全身を覆ったものではなく、耳としっぽを付けただけの簡易包装のようだが、どうやって鼓を打つんだ?」
「……こう」
ちなみの奴が普通に服をまくり上げた。柔らかそうな可愛らしい腹が映る。
「……あの。もう少し恥じらいというか、そういうものはないんですかねェ……?」
「……?」
不思議そうな顔で小首を傾げられた。ないらしい。
「……じゃあ、ぽこー」
自称たぬきの鳴き声を奏でながら、ちなみは自身の腹を叩いた。ぺち。
「……むぅ。ぽんぽこ鳴らない」
二度、三度と打つが、ぺちぺちと鳴るばかり。そりゃそうだ。
「……鳴んない。……タカシ、やって?」
「俺がやっても鳴らないと思うが……」
まあ、やれと言われたからやるが。とはいえ、女性を打つなんてできないので、軽く触る程度に抑える。ふに。
「予想を遥かに通り越して柔らかいですね!」フニフニ
「……うう。叩けと言ったのに、タカシのやろう、私のお腹をすべすべふにふにと触りやがる。確実に欲情してる。このまま一気に犯されるに違いない。エロ同人みたいに」
「しねェよ! あと、エロ同人とか言うな」
「……たぬき相手だから、これも獣姦になるの?」
「コスプレは含まれません」
「……よかった。……はっ、しまった。……これで初体験が獣姦でないと安心したタカシは、鼻息荒くして改めて私に襲いかかってしまう」
「お前は襲われたいのか」
「……んんん。ぜんぜん」
やはり馬鹿にしてるだけかコンチクショウ。
「……じゃあ、ぽんぽこ鳴るまで頑張るので、手伝うように」
「無茶を言いやがる」
ちなみは俺をベッドに座らせると、その上に乗った。
「この態勢は?」
「……私とタカシが同時に腹鼓を打つことにより、共鳴してぽんぽこ鳴る可能性に掛けてみた。……この態勢は、同時打ちに適した態勢なので嫌々行っている。別にタカシの膝に乗りたいわけではないので、誤解すると奇病で謎液体をまき散らして死ぬので、誤解しないように」
「怖っ!? 何、謎の病原体を打たれるの!?」
「……ぐだぐだ言ってないで、手伝う」
とても怖いのでちなみの腹を打つ……のは嫌なので、すべすべする。なめらかすべらかで、非常に気持ちいい。
「うう……やはり欲情してるに違いない。おしりになんか固いの当たってるし」
「や、まだまだこんなもんじゃないですよ!?」
「ま、まだおっきくなるの!?」
混乱するのはよくないなあ、と思いながらはわはわしてるちなみの腹をすべすべしました。
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ちなみ可愛い。