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2024年11月23日
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水1

2010年04月14日
 弁当忘れた。金もない。さて、どうしよう。
黄「あれ? どったの、ご飯食べないの?」
 黄色がパンをかじりながら楽しげによってきた。……こいつ、分かってて言ってるな。
男「貴様のパンをよこせ!」
黄「よっと。にゅふふふふ、あまいねー。そんな腕じゃ私のパンは奪えないよ?」
男「じゃあこれで」
 近くで不安そうに様子を窺っていた水色の弁当を奪う。
水「あ……」
黄「アンタ、何してんのよ! 水ちゃんのお弁当取るなんて、人非人じゃないの!?」
水「い、いいの黄ちゃん。……ご飯ないとお腹空くもんね? わたし、もういっぱい食べたから、後は食べてもいいよ」
男「う……」
 いっぱい食べたと言っているが、ご飯の一角がなくなっているだけだ。おかずに手をつけた様子は見られない。
黄「こんな奴のために我慢するなんて……なんていい子なのっ!」
水「あ、あぅ……」
 黄色が水色を抱きしめ、ほっぺをすりすりした。とてもいい光景だけど、水色の顔が真っ赤なので止めさせよう。
男「お嬢さん方。大変麗しい光景ですが、これ以上は俺の安全弁が崩壊する恐れがあるのでやめれ」
黄「崩壊したらどうなるの?」
男「俺もすりすりに参加する」
 ちょうど崩壊したので、水色の空いてるほっぺにすりすりする。……うぉぉ、とろけるほど気持ちいい。
水「あ、あぅぅ……」
黄「ちょっと、水ちゃん嫌がってるじゃないの! やめなさいよ!」
男「嫌がってるのはおまえにすりすりされてるからだ! 仮に俺が嫌がられてるとしても、こんな気持ちいい行為やめられるか!」
水「う、あぅ、気持ちいいって……あぅぅ」
黄「嫌なのはコイツにすりすりされることで、私はいいもんねー、水ちゃん?」
男「そんなことないよな? ……ていうか、大丈夫か? 顔真っ赤だけど……」
水「う、うう……ぷしゅー」
 目をぐるぐる回転させて、水色がぶっ倒れた。
黄「ああっ、水ちゃん、水ちゃーん!」
 俺と黄色は慌てて水色を保健室に連れて行くのだった。

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