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2024年11月23日
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【タカシに恥ずかしい質問をして、ちゃんと答えないとエロDVDを一枚ずつ叩き割るツンデレ】

2010年05月08日
 散歩してたら薄着の小学生がいたので、思わずもよおし、家に帰りお気に入りのエロDVDで抜こうとしたら、携帯が鳴った。
「あ、あたしだけど、アンタ今暇よね?」
「超忙しい」
「暇ね? 今からそっち行くから」
 そう断言して、一方的に切られた。暇なんて一言も言ってない。
 まあ来るなら仕方ない、エロDVDを元の場所にしまって、ちんこもしまって、と。ぼやぼやしてたら、かなみがやってきた。
「早速だけど、あんた童貞?」
「ぶっ!」
 いきなり何を言うか、この娘さんは。
「なななんでそんなことおまえに言わなくちゃいけないんだよ!」
「……えーと、この辺かな」
「おい、ちょっと」
 かなみは俺の質問に答えることなく、本棚の奥をごそごそ探り出した。……ってそこはエロDVDの隠し場所!
「見っけた。……うわ、ロリものが束で。つくづく変態ねぇ」
「う、うっせい! つーかなんで隠し場所分かったんだよ! なに探り当ててんだよ!」
「いーからさっきの質問に答えなさい。答えないと」
 かなみは手に持ったDVDを叩き割った。
「あああああ!」
「こんなふうに割るから。じゃ、答えて」
「な、なんでこんなことに……」
「もう一枚いく?」
「えっとですね! その! なんちうか!」
「……遅い」
 かなみは別のDVDを叩き割った。
「うあああああ! それはお気に入りの『悶絶わななき少女』! なんつーことを!」
「わななかないでいいから、とっとと答える」
 半分になってしまったわななき少女を胸に抱き、嗚咽する。
「俺の……ひっく、俺の、わななき少女が……。こんなこと、たとえ神が許しても俺が許さなええとですね!」
 すでにかなみが別のDVDを持ってスタンバっていたので慌てる。
「ええと?」
「……ど、童貞……です」
 なんという屈辱だろう。暴力に負けた。
「……そっか。童貞かぁ」
「な、なんだよぅ! 童貞を馬鹿にすんな!」
「あー違う違う。馬鹿にしたんじゃなくて、その」
「その?」
「……まーいいじゃんそんなの。あはははは!」
 かなみが笑いながら手に持ったDVDを叩き割った。
「ああああああ! 割った! かなみが俺の『淫虐少女・悶え泣く』を割った!」
「じゃね。また明日学校で♪」
 なんか知らんが上機嫌に去っていくかなみとは裏腹に、俺は深い悲しみに包まれていた。
「……悪夢だ」
 割られてしまったDVDを胸に抱き、俺は泣いた。

(そっかぁ、タカシってまだ童貞なんだ。てっきりちなみと済ましちゃったと思ってたけど……よかったぁ)
 かなみはスキップしながら家に帰った。

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