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2024年11月21日
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【タカシの寝てる布団にツンデレが無理やり入ってきたら?】
2010年05月25日
とある休日。俺はいずみと一緒にレンタルビデオ店に来ていた。
「なぁいずみ、これ見ないか?」
「なに? ……ゾンビ? いや、うちは別に怖くないけど、あれやん、タカシが怖いと困るから借りんでええやん。な?」
「つまり怖いのでやめて、と」
「だ、誰が怖いっちゅーねん! ええで、借りよ借りよ! 100本借りよ!」
「そんなに借りなくていい」
片っ端からビデオをレジに持っていこうとするいずみを止め、俺たちはゾンビのビデオを借りて帰宅した。
「……ぜ、全然怖ぁなかったな。へ、へへ、わろてまうで、ホンマ」
カタカタと小刻みに震えるいずみを置いて、ビデオをケースにしまう。
「んー、思ったより面白かったな。さて、ぼちぼちいい時間だな。泊まってくか? 帰るんなら送ってくが」
「き、今日は泊まってく。……言うとくけど、変なことしたら殺すで」
「努力はするが、約束はできない」
「でけへんのかい! ……あーもう、ベタな突っ込みしてもーたやんか。とにかく、変なことしたら怒るで」
いずみがベッドに移動するのを見て、明かりを消す。そして俺もソファに横になる。
「……なぁ、もう寝た?」
「…………」
「な、なぁ、なぁて、寝てもた?」
「…………(ん、呼ばれてる?)」
「……ね、寝てるな? 起きてへんな?」
薄目を開けると、暗闇にぼんやりと人影が動いているのが分かった。その人影はベッドから俺の方へ歩いてきている。
「……起きるなよ~、起きるなよ~」
薄い布団が除けられ、かわりに柔らかい何かが俺の半身にぴたりとくっついた。
「うう、あんな怖いん見たら寝られへんやんか、タカシのアホ……」
顔を俺の右腕に押し当て、いずみは小さく震えている。
「むにゃむにゃ」
寝てると思われてることを幸いに、俺はいずみを抱きしめた。
「ひゃっ! ……ね、寝てるんやな? 寝相やねんな?」
いずみの標準よりも小さめの体を少し強めに抱く。うう、やわこい。
「ほ、ほんまに寝てるん? 起きてへん?」
「……抱き枕、きもちいー」
「な、なんや、抱き枕と勘違いしてるんか……ほなしゃあないな」
いずみの尻をまさぐる。指を押し返す弾力が、たまらなく気持ちいい。
「起きてるやろ!? 絶対起きてるやろ!?」
「そりゃそれだけ騒がれたら起きる」
「このアホ! 乙女の柔肌をなんやと思てんねん! がう!」
腕を思い切り噛まれる。
「そりゃ俺を楽しませるために存在しているとごめんなさい勘弁してください」
全力で腕の肉を噛み千切りにかかったので、慌てて謝る。
「アホ。……で、でも、なんもせぇへんのやったら、一緒に寝てもええよ?」
「いや、そんな自信まったくないから別々に寝よう」
彼女に背を向け、布団を被り直すといずみにのしかかれた。
「ちょっとやったらええから! ちょっとやったら触ってええから、一緒に寝よ?」
「つまりそれは、先端を入れる程度ならいいと?」
思い切り殴られた。
「もうええ! 一人で寝る!」
「ああ待て、冗談だ。……実はさっきのビデオ見て、一人で寝るの怖いんだ。よかったら一緒に寝てくれるか?」
「な、な~んや、しゃあないな。ほな、一緒に寝よか! まったく、ホンマにしゃあないなぁタカシは♪」
言うが早いか、いずみは俺の隣に飛び込んだ。そして、すりすりと俺の腕に顔をこすり付ける。
「ホンマにタカシはお子ちゃまやな~♪ あんな作りもんが怖いなんて、アホみたいや♪」
それはおまえだろ、と言いたいが上機嫌なのでそっとしておいてやろう。
「じゃ寝るか」
「うん♪」
俺はいずみを抱きかかえて、目をつぶった。彼女の少し高い体温が、とても心地よかった。
「なぁいずみ、これ見ないか?」
「なに? ……ゾンビ? いや、うちは別に怖くないけど、あれやん、タカシが怖いと困るから借りんでええやん。な?」
「つまり怖いのでやめて、と」
「だ、誰が怖いっちゅーねん! ええで、借りよ借りよ! 100本借りよ!」
「そんなに借りなくていい」
片っ端からビデオをレジに持っていこうとするいずみを止め、俺たちはゾンビのビデオを借りて帰宅した。
「……ぜ、全然怖ぁなかったな。へ、へへ、わろてまうで、ホンマ」
カタカタと小刻みに震えるいずみを置いて、ビデオをケースにしまう。
「んー、思ったより面白かったな。さて、ぼちぼちいい時間だな。泊まってくか? 帰るんなら送ってくが」
「き、今日は泊まってく。……言うとくけど、変なことしたら殺すで」
「努力はするが、約束はできない」
「でけへんのかい! ……あーもう、ベタな突っ込みしてもーたやんか。とにかく、変なことしたら怒るで」
いずみがベッドに移動するのを見て、明かりを消す。そして俺もソファに横になる。
「……なぁ、もう寝た?」
「…………」
「な、なぁ、なぁて、寝てもた?」
「…………(ん、呼ばれてる?)」
「……ね、寝てるな? 起きてへんな?」
薄目を開けると、暗闇にぼんやりと人影が動いているのが分かった。その人影はベッドから俺の方へ歩いてきている。
「……起きるなよ~、起きるなよ~」
薄い布団が除けられ、かわりに柔らかい何かが俺の半身にぴたりとくっついた。
「うう、あんな怖いん見たら寝られへんやんか、タカシのアホ……」
顔を俺の右腕に押し当て、いずみは小さく震えている。
「むにゃむにゃ」
寝てると思われてることを幸いに、俺はいずみを抱きしめた。
「ひゃっ! ……ね、寝てるんやな? 寝相やねんな?」
いずみの標準よりも小さめの体を少し強めに抱く。うう、やわこい。
「ほ、ほんまに寝てるん? 起きてへん?」
「……抱き枕、きもちいー」
「な、なんや、抱き枕と勘違いしてるんか……ほなしゃあないな」
いずみの尻をまさぐる。指を押し返す弾力が、たまらなく気持ちいい。
「起きてるやろ!? 絶対起きてるやろ!?」
「そりゃそれだけ騒がれたら起きる」
「このアホ! 乙女の柔肌をなんやと思てんねん! がう!」
腕を思い切り噛まれる。
「そりゃ俺を楽しませるために存在しているとごめんなさい勘弁してください」
全力で腕の肉を噛み千切りにかかったので、慌てて謝る。
「アホ。……で、でも、なんもせぇへんのやったら、一緒に寝てもええよ?」
「いや、そんな自信まったくないから別々に寝よう」
彼女に背を向け、布団を被り直すといずみにのしかかれた。
「ちょっとやったらええから! ちょっとやったら触ってええから、一緒に寝よ?」
「つまりそれは、先端を入れる程度ならいいと?」
思い切り殴られた。
「もうええ! 一人で寝る!」
「ああ待て、冗談だ。……実はさっきのビデオ見て、一人で寝るの怖いんだ。よかったら一緒に寝てくれるか?」
「な、な~んや、しゃあないな。ほな、一緒に寝よか! まったく、ホンマにしゃあないなぁタカシは♪」
言うが早いか、いずみは俺の隣に飛び込んだ。そして、すりすりと俺の腕に顔をこすり付ける。
「ホンマにタカシはお子ちゃまやな~♪ あんな作りもんが怖いなんて、アホみたいや♪」
それはおまえだろ、と言いたいが上機嫌なのでそっとしておいてやろう。
「じゃ寝るか」
「うん♪」
俺はいずみを抱きかかえて、目をつぶった。彼女の少し高い体温が、とても心地よかった。
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