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2024年11月21日
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妹「猫薬?」 兄「猫薬」 おまけ
2012年03月25日
[後日談]
──兄妹宅──
兄「ええと」
妹「ふしゃー」
兄友「いやなに、ただの予行演習だよ。そう警戒しないでくれると嬉しいな」
猫娘「よこうえんしゅう?」
妹友「そうよ。将来のために、ね?」
兄「嫌な予感しかしねぇ」
兄友「それは気のせいというものだよ、兄くん。ただお泊りするだけさ」
兄「待て」
妹友「大丈夫ですよ、おにーさん。今日明日と学校はお休みですし、お泊りセットも、ほら、このとおりです!」ポンポン
兄「いやそんな心配はしてなくて」
妹「ふしゃー」
──兄妹宅──
兄「ええと」
妹「ふしゃー」
兄友「いやなに、ただの予行演習だよ。そう警戒しないでくれると嬉しいな」
猫娘「よこうえんしゅう?」
妹友「そうよ。将来のために、ね?」
兄「嫌な予感しかしねぇ」
兄友「それは気のせいというものだよ、兄くん。ただお泊りするだけさ」
兄「待て」
妹友「大丈夫ですよ、おにーさん。今日明日と学校はお休みですし、お泊りセットも、ほら、このとおりです!」ポンポン
兄「いやそんな心配はしてなくて」
妹「ふしゃー」
兄友「じゃ、じゃあ、その……こほん。ふ、ふつつかな娘ですが、よろしくお願いします」
兄「待ってなんで三つ指ついてるの? え、それって結納の時の台詞だよね?」
妹友「……幸せにしてくださいね、おにーさん?///」
兄「え、あれ、まだ結婚してないのに。あれ?」
妹「ふしゃー。許せねえ。お兄ちゃん、負けじとこっちも結婚しよう」
兄「結婚とは勝ち負けでするものではないと思うのだけど」
猫娘「よく分からニャいけど、ワシもご主人さまと一緒がいいニャ。ご主人さま、けっこん、けっこん!」
兄「お泊りの話じゃなかったっけ?」
兄「少し落ち着こう」
兄友「わ、私としたことが、少しばかり興奮していたようだ……深く謝罪させてもらう」
妹友「ちょっとだけ調子に乗りました。ごめんなさい、おにーさん」
兄「いや、分かってくれたらいいのだけれど……で、ちっこいの二人はなんで俺にしがみついてるんだ」
妹「血の繋がりだけでは優先性が薄いと判断し、肉体接触によりお兄ちゃんを篭絡せしめんと暗躍中」
猫娘「まねっこなのニャ。……ご主人さまにくっついてると、落ち着くのニャ♪」
兄「どういうわけか俺の周辺は腹黒が多いから、こういう子がいると安心するよね」ナデナデ
猫娘「にゃあにゃあ♪」スリスリ
兄友「ご、ごほん! 私達がいることを忘れてはいないかい、兄くん?」
兄「いや、忘れてはいないけど……結局、泊まりに来たってことだろ。うちはよくあるエロゲよろしく両親が海外赴任してるからいいけど、そっちは何か言われなかったのか?」
兄友「……とっ、特には何も言われなかったよ?///」
妹友「そっ、そうですね。た、大したことは言われませんでした///」
妹「……ほほう」
兄「?」
妹「負けらんねぇ。負けらんねぇよ。今日はスッポンだ」
兄「二度目だけど、嫌な予感しかしねぇ」
猫娘「ご主人さま、もっとなでてくれニャ!」
兄「あ、はい」ナデナデ
猫娘「にゃあにゃあ♪」
兄友「……まさかとは思うが、兄くんはロリコンなのかい? もしそうなら、私には勝ち目が……!」
妹友「いや、そんな悲観するほど兄友さんも大した胸を持ってないと思いますけど。……B?」
兄友「……慧眼を持っているね、妹友くんは」
妹友「……もっとも、私はそれに負けているんですけどね。妹ちゃんには勝ってるけど」
妹「安心めされい女衆。お兄ちゃんは貧乳好きなだけで、ようじょでなければ勃たないわけじゃない。私たちにも勝ち目は……ある!」
兄友・妹友「「おおおおおっ!」」
兄「俺のプライバシーが存在していない件」
猫娘「元気出すニャ、ご主人さま!」ナデナデ
兄「猫娘は優しいなあ」
妹友「さて、おにーさんの許可も頂いたし、今日は一日一緒ですね、おにーさんっ」ヒシッ
兄「近い近いです」
兄友「いつも妹くんや猫娘くんといるのだ、きっ、今日くらいは私がそばにいても構わないだろう?///」ヒシッ
兄「ああ反対側からああ」
妹「ここで妹が登場。乗るぜー超乗るぜー」
兄「そして妹が膝の上に」
猫娘「ワシも一緒なのニャ!」
兄「最後に猫娘がその隣に。もう動けません。このまま枯れ死ぬに違いない」
妹「人工呼吸」
兄「まだ生きてます!」
妹「ちっ」
兄友「ほんの些細な機会も逃さない……認めたくないが、やはり妹くんは一歩先んじてるね」
妹友「こればかりは、ね。歴史が違うもの。……負けるつもりは更々ないけど」
猫娘「にゅう……ワシもちゅーしたいのニャ。ご主人さま、していいかニャ?」
兄「え」
猫娘「あ、嫌なら全然いいのニャ。へっちゃらニャ。大丈夫なのニャ!」
兄「…………。いや、俺もちゅーしたいです」
妹「なんと」
猫娘「にゃ? ……にゃーっ!? い、いいのかニャ? いいのかニャ?」
兄「いいのニャ。はい、ちゅー」
猫娘「にゃー♪ ……あり? ほっぺ?」
兄「そう、ほっぺ」
猫娘「……ちょこっとだけ残念なのニャ。でも、嬉しいのニャ♪ ありがとニャ、ご主人さま!」
妹「ヘタレだ」
兄友「ヘタレだね」
妹友「ヘタレです」
兄「せめて俺から離れて陰口言ってくれませんかね?」
妹友「でも、まあ、猫娘ちゃん相手だからその方がいいかもしれないわね。流石に見た目が小学生の女の子に舌入れて全力のキスしてたら、ちょっと引いちゃうわね」
兄「酷い言われようだ」
兄友「しかし、兄くんのことだ。近い将来我慢できずにやってしまうだろうね」
兄「あ! なんだろう急に耳が聞こえなくなった!」
妹「よし、じゃあ今のうちに私もキスしとこう」
兄「ダメです」
妹「ちくしょう、聞こえてやがる。折角のちゃんすだと思ったのに。贔屓だ贔屓。私もお兄ちゃんとちゅーしてえ。にゃあにゃあ」
猫娘「むー……ご主人さま! 妹さまとちゅーしてあげるのニャ!」
兄「え」
猫娘「ワシだけ贔屓なんてダメなのニャ! みんな幸せじゃないとダメなのニャ!」
妹「思わぬ援護射撃だ。こいつはちゅーするしかないぜ、お兄ちゃん」
兄「え。えーっと。え?」
妹「はい、お兄ちゃん。ちゅー」
兄「ちゅー。……え?」
妹「ちゅ、はむ……ちゅぷ。……はぁ、お兄ちゃんとのちゅーは相変わらずたまらん。フヒヒ、うめーうめー」ペロペロ
兄友「口……だと……?」
妹友「一線を超えたというのに、一切の躊躇ナシ……やはり妹ちゃんは、凄い……!」
妹「あ、別にお兄ちゃんとするのはこれが初めてじゃないからへーきへーき」
妹友「どういうことだ実の兄妹」ゴゴゴゴゴ
兄「久しぶりの鬼軍曹の出現に震えが止まらないよ」
兄「いや、どうもこうも、単純にキスを頻繁にしているだけです。待って通報しないで!」
妹友「ポーズだけと思いきや、本当に愛し合っていたなんて……この兄妹の覚悟を見誤っていたようね」
兄友「うう……分かってはいたけど、実際に見ると、かなりの衝撃だね……」
猫娘「ご主人さまご主人さま、もっかいワシもちゅーしてほしいのニャ♪」
兄「ああはいはい。ちゅー」
猫娘「にゃー♪ ……またほっぺなのニャ。解せぬ」
妹友「このロリコンどもめ」
兄「一人です」
兄友「ああ……一歩どころか二歩も三歩も先に行かれているよ……」
妹「お兄ちゃん、もう一度だ。こちらももう一度頼む」
妹友「てめェわざとか」
妹「てへぺろ(・ω<)」
妹友「今のはマジで頭(てっぺん)来た。表出ろ」
妹「しゅっしゅ」
兄「あーもー。人の家まで来て喧嘩するな」ナデナデ
妹「あー。たまらん。あー」
妹友「あっ……。う、うぅ。おにーさんはなでればなんでも解決すると思ってるフシがありますねっ///」
兄「うん」ナデナデ
妹友「なんの躊躇もなく肯定ですか……うう、おにーさんらしいというかなんというか……」
兄友「またか。ここでもリードを奪われるのか、私は」
猫娘「いいニャー」
妹「あー」
兄友「……ええいっ! あっ、兄くんっ! そ、そのっ、なんだっ、……わ、私にもキスしてくれないだろうかッ!///」
兄「え」
兄友「い、いや、兄くんの言いたいことも分かる。だが、だが……私だって、兄くんのことが大好きなのだッ!///」
妹「言った……!」
妹友「……そう言えばハーレムを形成しているというのに、まだ誰も告白してなかったわね。……私としたことが、迂闊、ね」
兄「……そこまでまっすぐ来られたら、こちらも相応の覚悟で答えるしかないな。うん、俺も兄友のこと好きだよ」
兄友「あっ、兄くん……///」ピーン
妹「嫉妬で狂いそうだぜ」ブンブンブン
妹友「よくもまあ他の女の子を前にして、そんなこと言えますね」ブンブンブン
猫娘「ワシのことは好きじゃニャいのかニャ、ご主人さま?」ションボリ
兄「ああいや猫娘も好きだよ。あと、そこのストレスがマッハでしっぽの動きがヤバイ二人も好きだよ」
兄友「……本当、都合がいいね、兄くんは」
兄「自分でもそう思うが、みんな大好きなんだ。ぶち殺されても仕方ないかもしれないが、死にたくないので殺さないで」
妹「どこかで何らかのフラグが立ってなかったら、今頃お兄ちゃんは首だけになってたに100ガバス」
妹友「私もそれに100ペリカ。まったく、賭けになりそうもないわね」
猫娘「会話だけ聞くと怖いけど、二人とも嬉しそうに笑ってるニャ!」
妹友「こっ、これは、その……そ、そりゃ、嬉しいわよ。……大好きな人に好きと言ってもらっているのだから///」
妹「正直独占してえが、まあ、ここの連中はネコミミ同盟のよしみで許す」
兄「怖いより嬉しい方が先に立ってる俺はおかしいのだろうか」
兄友「……いや、らしいと思うよ。……そ、それで、兄くん。……そ、そろそろキスしてもいいだろうか?///」
兄「え、あ、はい」
兄友「……一応ファーストキスなのだから、覚悟してくれたまえよ?」
兄「元より」チュッ
兄友「ちゅ……ちゅる、ちゅ……ん、あ、兄くん……ちゅぷ、ちゅ」
妹友「うわ、うわあ……///」
妹「なんてえろさだ。これで本当に初めてというのか。ちくしょう、なんて才だ。正直この分野では勝てる気がしねぇ」
兄友「ん……ちゅ、んプ……あ、兄くん、少し待……ンうっ、ちゅ……」
猫娘「は、はニャ、はニャニャ……///」
兄「……ぷはっ。兄友、やっぱお前えろいな」
兄友「ひっ、酷いよ兄くんっ!/// 私はえろくなんてないよ!」
妹友「いいえ、兄友さんはえろいです」
妹「うん、えろい」
猫娘「えろニャ!」
兄友「みんなも!? しかも、猫娘くんまで!? い、一体私はどんな顔をしていたんだい!?」
妹友「じゃあ、最後に私ですね、おにーさん?」
兄「マジすか」
妹友「あれ、それとも私だけ仲間外れですか? 泣いちゃいますよ?」
兄「泣かれるのは困るな。それじゃ、なんというか、よろしくお願いします」
妹友「ふふっ。はい、よろしくお願いしますね、おにーさん。……幸せに、してくださいね?///」
兄友「そこであの台詞……妹友くんは策士だね」
妹「くそぅ、なんだあのお兄ちゃんのしまりのねぇツラは。ええぃ、私とちゅーした時にあんな感じになりゃいいのに」
猫娘「ワシも口でちゅーしたいニャー」
兄「感想を言うのがデフォなの?」
妹友「おにーさんっ。今は私だけ見てください。……ね?」
兄「は、はひ」コクコクコク
兄友「両の頬を両手で包み込み、視界を自身に固定。然る後、優しく微笑む、と……なるほど、なるほど。覚えておこう」
妹「うぬれー。小賢しい、小賢しいぞ妹友めー」
猫娘「……ご主人さまが寝てる時にしちゃうのニャ。飼い猫だからそれくらい許されるのニャ、きっと」
兄「許されません」
猫娘「そんニャー!?」
妹友「おにーさんっ」
兄「はい、すいません。猫娘も、もうちょっとしたらするから、今は許してくれ」
猫娘「そ、そなのニャ。じゃ、じゃあ特別にちょこっとだけ我慢したげるのニャ。……ほ、ホントにちょこっとの間だけだからニャ!? いっぱいは待たないからニャ!」
兄友「……猫娘くんも戦力を保持しているのだね」
妹「どいつもこいつも強敵だぜ」
妹友「……そ、それじゃ、おにーさん」
兄「あ、ああ。目、つむって」
妹友「…………」プルプル
兄「……大丈夫、別に怖いことじゃないから」ナデナデ
妹友「あ……お、おにーさん///」
兄友「……なにあれ。私もあんな風がいい」プゥ
妹「頬を膨らませてる所悪いけど、兄友さんはお兄ちゃんになでられることすら感じちゃいそうだから無理かと」
兄友「ひ、酷いよ妹くん!」
猫娘「二人とも、黙ってるニャ!」
兄友「ね、猫娘くんに叱られるとは……」
妹「今日は猫鍋だ」
猫娘「ひィィッ!? だ、だって、ご主人さまの邪魔をしたらいけないから……」
兄「お前らムード返せ。あと猫娘を食うな、妹」
妹「しっぱいしっぱい。食べるのはお兄ちゃんの役目だった」
妹友「あーもー! 早くキスしてください、おにーさんっ! このロリコンどもめ!」
兄「だから一人だっての」ナデナデ
妹友「うぅー……。ちゃんと愛してくださいよ。おにーさんのばか」
兄「う。そんな台詞を言われては、愛さざるを得ない」
妹友「そうです。愛さざる得なくしてください」
猫娘「あいさざるをえにゃくにゃくにゃ?」
兄友「しっ。いいところだ、黙って」
妹「ただのデバガメだぜ」
兄「じゃ、今度こそ。目を」
妹友「は、はい……んッ!」
兄友「やった……ッ!」
妹友「ん、……ちゅ、……ん」
猫娘「いいニャー」
妹友「……ん、ん。……んちゅ、……ん」
妹「……長いな」
妹友「……ちゅ、ぷ。……ふぅ。……えへへ、おにーさんに私の最初、奪われちゃいましたね?」
兄「う」
兄友「確信犯めいた何かを感じるね」
妹「ちくしょう、興奮してきやがった。お兄ちゃん、えろいことしよう」
猫娘「これはひどいニャ」
兄「はぁ……こうも立て続けにすると、頭がおかしくなりそうだ」
妹「大丈夫、お兄ちゃんは元からおかしい」
兄「それもそうだ」ナデナデ
妹「んー」
兄友「肯定するのかい!? なんというか、兄くんは……」
兄「まともな頭してたら、こんな状況にはなってないだろ」
妹友「……当事者ですが、そうですね。よくもまあ、こんなネコミミまみれのハーレム作りますね」ピコピコ
兄「ハーレムとか言うない。偶然好きな子が沢山いただけだ」
兄友「最低だよ、兄くん……。ま、まあ、別に構わないが。た、ただ、これ以上増やしたりしたら許さないからね!」プゥ
兄「か、勘違いしないでよね、許してほしいんだからねっ!」
妹友「無意味な対抗心でフラグを立てないでくださいっ!」
妹「ツンデレテラモエス」
猫娘「ご主人さま、もっかいちゅーしてほしいニャ」
兄「いや、流石にちょっと疲れたので」
妹「そいつぁいい。私も足りないと思っていたところだ」
兄「え」
兄友「そうだね。二度目だからね、今度はえろいなどという汚名を返上できそうだよ」
兄「いや」
兄友「……子供は何人欲しいですか?」
兄「おかしい。最後おかしい」
妹「おお、そっちのでも私は一向に構わん」
兄「いかん、これはマズイ方向だぞ」
兄友「さ、最初から皆でするのかい!? ……だ、だが確かに、その方が怖くないかもしれないし……」
兄「戻ってきて最後の良心」
猫娘「こうびなのニャ、ご主人さま!」ダキツキッ
兄「ああもうそのものズバリだ。……ええい分かった。来いッ!」
妹「後悔するなよ、お兄ちゃん。……一生幸せにしないと、許さないから」
兄友「まったく、本当に兄くんはえっちだな。やはり私がそばで見ておかないとダメだな。……だから、まあ、その。……ず、ずっとそばにいさせてくれよ?」
妹友「えへへ。おにーさんも妹ちゃんも兄友さんも猫娘ちゃんも、みんなみんな一緒で嬉しいです♪」
猫娘「ご主人さまがワシを救ってくれて、とっても幸せなのニャ♪ ずっと、ずーっと一緒なのニャ♪」
兄「太陽が黄色く見えてしまうに一万カボス」
今度こそ おわり
兄「待ってなんで三つ指ついてるの? え、それって結納の時の台詞だよね?」
妹友「……幸せにしてくださいね、おにーさん?///」
兄「え、あれ、まだ結婚してないのに。あれ?」
妹「ふしゃー。許せねえ。お兄ちゃん、負けじとこっちも結婚しよう」
兄「結婚とは勝ち負けでするものではないと思うのだけど」
猫娘「よく分からニャいけど、ワシもご主人さまと一緒がいいニャ。ご主人さま、けっこん、けっこん!」
兄「お泊りの話じゃなかったっけ?」
兄「少し落ち着こう」
兄友「わ、私としたことが、少しばかり興奮していたようだ……深く謝罪させてもらう」
妹友「ちょっとだけ調子に乗りました。ごめんなさい、おにーさん」
兄「いや、分かってくれたらいいのだけれど……で、ちっこいの二人はなんで俺にしがみついてるんだ」
妹「血の繋がりだけでは優先性が薄いと判断し、肉体接触によりお兄ちゃんを篭絡せしめんと暗躍中」
猫娘「まねっこなのニャ。……ご主人さまにくっついてると、落ち着くのニャ♪」
兄「どういうわけか俺の周辺は腹黒が多いから、こういう子がいると安心するよね」ナデナデ
猫娘「にゃあにゃあ♪」スリスリ
兄友「ご、ごほん! 私達がいることを忘れてはいないかい、兄くん?」
兄「いや、忘れてはいないけど……結局、泊まりに来たってことだろ。うちはよくあるエロゲよろしく両親が海外赴任してるからいいけど、そっちは何か言われなかったのか?」
兄友「……とっ、特には何も言われなかったよ?///」
妹友「そっ、そうですね。た、大したことは言われませんでした///」
妹「……ほほう」
兄「?」
妹「負けらんねぇ。負けらんねぇよ。今日はスッポンだ」
兄「二度目だけど、嫌な予感しかしねぇ」
猫娘「ご主人さま、もっとなでてくれニャ!」
兄「あ、はい」ナデナデ
猫娘「にゃあにゃあ♪」
兄友「……まさかとは思うが、兄くんはロリコンなのかい? もしそうなら、私には勝ち目が……!」
妹友「いや、そんな悲観するほど兄友さんも大した胸を持ってないと思いますけど。……B?」
兄友「……慧眼を持っているね、妹友くんは」
妹友「……もっとも、私はそれに負けているんですけどね。妹ちゃんには勝ってるけど」
妹「安心めされい女衆。お兄ちゃんは貧乳好きなだけで、ようじょでなければ勃たないわけじゃない。私たちにも勝ち目は……ある!」
兄友・妹友「「おおおおおっ!」」
兄「俺のプライバシーが存在していない件」
猫娘「元気出すニャ、ご主人さま!」ナデナデ
兄「猫娘は優しいなあ」
妹友「さて、おにーさんの許可も頂いたし、今日は一日一緒ですね、おにーさんっ」ヒシッ
兄「近い近いです」
兄友「いつも妹くんや猫娘くんといるのだ、きっ、今日くらいは私がそばにいても構わないだろう?///」ヒシッ
兄「ああ反対側からああ」
妹「ここで妹が登場。乗るぜー超乗るぜー」
兄「そして妹が膝の上に」
猫娘「ワシも一緒なのニャ!」
兄「最後に猫娘がその隣に。もう動けません。このまま枯れ死ぬに違いない」
妹「人工呼吸」
兄「まだ生きてます!」
妹「ちっ」
兄友「ほんの些細な機会も逃さない……認めたくないが、やはり妹くんは一歩先んじてるね」
妹友「こればかりは、ね。歴史が違うもの。……負けるつもりは更々ないけど」
猫娘「にゅう……ワシもちゅーしたいのニャ。ご主人さま、していいかニャ?」
兄「え」
猫娘「あ、嫌なら全然いいのニャ。へっちゃらニャ。大丈夫なのニャ!」
兄「…………。いや、俺もちゅーしたいです」
妹「なんと」
猫娘「にゃ? ……にゃーっ!? い、いいのかニャ? いいのかニャ?」
兄「いいのニャ。はい、ちゅー」
猫娘「にゃー♪ ……あり? ほっぺ?」
兄「そう、ほっぺ」
猫娘「……ちょこっとだけ残念なのニャ。でも、嬉しいのニャ♪ ありがとニャ、ご主人さま!」
妹「ヘタレだ」
兄友「ヘタレだね」
妹友「ヘタレです」
兄「せめて俺から離れて陰口言ってくれませんかね?」
妹友「でも、まあ、猫娘ちゃん相手だからその方がいいかもしれないわね。流石に見た目が小学生の女の子に舌入れて全力のキスしてたら、ちょっと引いちゃうわね」
兄「酷い言われようだ」
兄友「しかし、兄くんのことだ。近い将来我慢できずにやってしまうだろうね」
兄「あ! なんだろう急に耳が聞こえなくなった!」
妹「よし、じゃあ今のうちに私もキスしとこう」
兄「ダメです」
妹「ちくしょう、聞こえてやがる。折角のちゃんすだと思ったのに。贔屓だ贔屓。私もお兄ちゃんとちゅーしてえ。にゃあにゃあ」
猫娘「むー……ご主人さま! 妹さまとちゅーしてあげるのニャ!」
兄「え」
猫娘「ワシだけ贔屓なんてダメなのニャ! みんな幸せじゃないとダメなのニャ!」
妹「思わぬ援護射撃だ。こいつはちゅーするしかないぜ、お兄ちゃん」
兄「え。えーっと。え?」
妹「はい、お兄ちゃん。ちゅー」
兄「ちゅー。……え?」
妹「ちゅ、はむ……ちゅぷ。……はぁ、お兄ちゃんとのちゅーは相変わらずたまらん。フヒヒ、うめーうめー」ペロペロ
兄友「口……だと……?」
妹友「一線を超えたというのに、一切の躊躇ナシ……やはり妹ちゃんは、凄い……!」
妹「あ、別にお兄ちゃんとするのはこれが初めてじゃないからへーきへーき」
妹友「どういうことだ実の兄妹」ゴゴゴゴゴ
兄「久しぶりの鬼軍曹の出現に震えが止まらないよ」
兄「いや、どうもこうも、単純にキスを頻繁にしているだけです。待って通報しないで!」
妹友「ポーズだけと思いきや、本当に愛し合っていたなんて……この兄妹の覚悟を見誤っていたようね」
兄友「うう……分かってはいたけど、実際に見ると、かなりの衝撃だね……」
猫娘「ご主人さまご主人さま、もっかいワシもちゅーしてほしいのニャ♪」
兄「ああはいはい。ちゅー」
猫娘「にゃー♪ ……またほっぺなのニャ。解せぬ」
妹友「このロリコンどもめ」
兄「一人です」
兄友「ああ……一歩どころか二歩も三歩も先に行かれているよ……」
妹「お兄ちゃん、もう一度だ。こちらももう一度頼む」
妹友「てめェわざとか」
妹「てへぺろ(・ω<)」
妹友「今のはマジで頭(てっぺん)来た。表出ろ」
妹「しゅっしゅ」
兄「あーもー。人の家まで来て喧嘩するな」ナデナデ
妹「あー。たまらん。あー」
妹友「あっ……。う、うぅ。おにーさんはなでればなんでも解決すると思ってるフシがありますねっ///」
兄「うん」ナデナデ
妹友「なんの躊躇もなく肯定ですか……うう、おにーさんらしいというかなんというか……」
兄友「またか。ここでもリードを奪われるのか、私は」
猫娘「いいニャー」
妹「あー」
兄友「……ええいっ! あっ、兄くんっ! そ、そのっ、なんだっ、……わ、私にもキスしてくれないだろうかッ!///」
兄「え」
兄友「い、いや、兄くんの言いたいことも分かる。だが、だが……私だって、兄くんのことが大好きなのだッ!///」
妹「言った……!」
妹友「……そう言えばハーレムを形成しているというのに、まだ誰も告白してなかったわね。……私としたことが、迂闊、ね」
兄「……そこまでまっすぐ来られたら、こちらも相応の覚悟で答えるしかないな。うん、俺も兄友のこと好きだよ」
兄友「あっ、兄くん……///」ピーン
妹「嫉妬で狂いそうだぜ」ブンブンブン
妹友「よくもまあ他の女の子を前にして、そんなこと言えますね」ブンブンブン
猫娘「ワシのことは好きじゃニャいのかニャ、ご主人さま?」ションボリ
兄「ああいや猫娘も好きだよ。あと、そこのストレスがマッハでしっぽの動きがヤバイ二人も好きだよ」
兄友「……本当、都合がいいね、兄くんは」
兄「自分でもそう思うが、みんな大好きなんだ。ぶち殺されても仕方ないかもしれないが、死にたくないので殺さないで」
妹「どこかで何らかのフラグが立ってなかったら、今頃お兄ちゃんは首だけになってたに100ガバス」
妹友「私もそれに100ペリカ。まったく、賭けになりそうもないわね」
猫娘「会話だけ聞くと怖いけど、二人とも嬉しそうに笑ってるニャ!」
妹友「こっ、これは、その……そ、そりゃ、嬉しいわよ。……大好きな人に好きと言ってもらっているのだから///」
妹「正直独占してえが、まあ、ここの連中はネコミミ同盟のよしみで許す」
兄「怖いより嬉しい方が先に立ってる俺はおかしいのだろうか」
兄友「……いや、らしいと思うよ。……そ、それで、兄くん。……そ、そろそろキスしてもいいだろうか?///」
兄「え、あ、はい」
兄友「……一応ファーストキスなのだから、覚悟してくれたまえよ?」
兄「元より」チュッ
兄友「ちゅ……ちゅる、ちゅ……ん、あ、兄くん……ちゅぷ、ちゅ」
妹友「うわ、うわあ……///」
妹「なんてえろさだ。これで本当に初めてというのか。ちくしょう、なんて才だ。正直この分野では勝てる気がしねぇ」
兄友「ん……ちゅ、んプ……あ、兄くん、少し待……ンうっ、ちゅ……」
猫娘「は、はニャ、はニャニャ……///」
兄「……ぷはっ。兄友、やっぱお前えろいな」
兄友「ひっ、酷いよ兄くんっ!/// 私はえろくなんてないよ!」
妹友「いいえ、兄友さんはえろいです」
妹「うん、えろい」
猫娘「えろニャ!」
兄友「みんなも!? しかも、猫娘くんまで!? い、一体私はどんな顔をしていたんだい!?」
妹友「じゃあ、最後に私ですね、おにーさん?」
兄「マジすか」
妹友「あれ、それとも私だけ仲間外れですか? 泣いちゃいますよ?」
兄「泣かれるのは困るな。それじゃ、なんというか、よろしくお願いします」
妹友「ふふっ。はい、よろしくお願いしますね、おにーさん。……幸せに、してくださいね?///」
兄友「そこであの台詞……妹友くんは策士だね」
妹「くそぅ、なんだあのお兄ちゃんのしまりのねぇツラは。ええぃ、私とちゅーした時にあんな感じになりゃいいのに」
猫娘「ワシも口でちゅーしたいニャー」
兄「感想を言うのがデフォなの?」
妹友「おにーさんっ。今は私だけ見てください。……ね?」
兄「は、はひ」コクコクコク
兄友「両の頬を両手で包み込み、視界を自身に固定。然る後、優しく微笑む、と……なるほど、なるほど。覚えておこう」
妹「うぬれー。小賢しい、小賢しいぞ妹友めー」
猫娘「……ご主人さまが寝てる時にしちゃうのニャ。飼い猫だからそれくらい許されるのニャ、きっと」
兄「許されません」
猫娘「そんニャー!?」
妹友「おにーさんっ」
兄「はい、すいません。猫娘も、もうちょっとしたらするから、今は許してくれ」
猫娘「そ、そなのニャ。じゃ、じゃあ特別にちょこっとだけ我慢したげるのニャ。……ほ、ホントにちょこっとの間だけだからニャ!? いっぱいは待たないからニャ!」
兄友「……猫娘くんも戦力を保持しているのだね」
妹「どいつもこいつも強敵だぜ」
妹友「……そ、それじゃ、おにーさん」
兄「あ、ああ。目、つむって」
妹友「…………」プルプル
兄「……大丈夫、別に怖いことじゃないから」ナデナデ
妹友「あ……お、おにーさん///」
兄友「……なにあれ。私もあんな風がいい」プゥ
妹「頬を膨らませてる所悪いけど、兄友さんはお兄ちゃんになでられることすら感じちゃいそうだから無理かと」
兄友「ひ、酷いよ妹くん!」
猫娘「二人とも、黙ってるニャ!」
兄友「ね、猫娘くんに叱られるとは……」
妹「今日は猫鍋だ」
猫娘「ひィィッ!? だ、だって、ご主人さまの邪魔をしたらいけないから……」
兄「お前らムード返せ。あと猫娘を食うな、妹」
妹「しっぱいしっぱい。食べるのはお兄ちゃんの役目だった」
妹友「あーもー! 早くキスしてください、おにーさんっ! このロリコンどもめ!」
兄「だから一人だっての」ナデナデ
妹友「うぅー……。ちゃんと愛してくださいよ。おにーさんのばか」
兄「う。そんな台詞を言われては、愛さざるを得ない」
妹友「そうです。愛さざる得なくしてください」
猫娘「あいさざるをえにゃくにゃくにゃ?」
兄友「しっ。いいところだ、黙って」
妹「ただのデバガメだぜ」
兄「じゃ、今度こそ。目を」
妹友「は、はい……んッ!」
兄友「やった……ッ!」
妹友「ん、……ちゅ、……ん」
猫娘「いいニャー」
妹友「……ん、ん。……んちゅ、……ん」
妹「……長いな」
妹友「……ちゅ、ぷ。……ふぅ。……えへへ、おにーさんに私の最初、奪われちゃいましたね?」
兄「う」
兄友「確信犯めいた何かを感じるね」
妹「ちくしょう、興奮してきやがった。お兄ちゃん、えろいことしよう」
猫娘「これはひどいニャ」
兄「はぁ……こうも立て続けにすると、頭がおかしくなりそうだ」
妹「大丈夫、お兄ちゃんは元からおかしい」
兄「それもそうだ」ナデナデ
妹「んー」
兄友「肯定するのかい!? なんというか、兄くんは……」
兄「まともな頭してたら、こんな状況にはなってないだろ」
妹友「……当事者ですが、そうですね。よくもまあ、こんなネコミミまみれのハーレム作りますね」ピコピコ
兄「ハーレムとか言うない。偶然好きな子が沢山いただけだ」
兄友「最低だよ、兄くん……。ま、まあ、別に構わないが。た、ただ、これ以上増やしたりしたら許さないからね!」プゥ
兄「か、勘違いしないでよね、許してほしいんだからねっ!」
妹友「無意味な対抗心でフラグを立てないでくださいっ!」
妹「ツンデレテラモエス」
猫娘「ご主人さま、もっかいちゅーしてほしいニャ」
兄「いや、流石にちょっと疲れたので」
妹「そいつぁいい。私も足りないと思っていたところだ」
兄「え」
兄友「そうだね。二度目だからね、今度はえろいなどという汚名を返上できそうだよ」
兄「いや」
兄友「……子供は何人欲しいですか?」
兄「おかしい。最後おかしい」
妹「おお、そっちのでも私は一向に構わん」
兄「いかん、これはマズイ方向だぞ」
兄友「さ、最初から皆でするのかい!? ……だ、だが確かに、その方が怖くないかもしれないし……」
兄「戻ってきて最後の良心」
猫娘「こうびなのニャ、ご主人さま!」ダキツキッ
兄「ああもうそのものズバリだ。……ええい分かった。来いッ!」
妹「後悔するなよ、お兄ちゃん。……一生幸せにしないと、許さないから」
兄友「まったく、本当に兄くんはえっちだな。やはり私がそばで見ておかないとダメだな。……だから、まあ、その。……ず、ずっとそばにいさせてくれよ?」
妹友「えへへ。おにーさんも妹ちゃんも兄友さんも猫娘ちゃんも、みんなみんな一緒で嬉しいです♪」
猫娘「ご主人さまがワシを救ってくれて、とっても幸せなのニャ♪ ずっと、ずーっと一緒なのニャ♪」
兄「太陽が黄色く見えてしまうに一万カボス」
今度こそ おわり
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ショートショートもいいけど猫薬の長さぐらいのがいい感じ。
作者さんが復活していたのでカキコ
応援してますよ!