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2024年12月05日
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【素直クール 醤油】
2013年07月04日
クーが遊びに来たいと言うのでyes! come on! と流暢な英語で受け入れた結果、俺の部屋の人口が二人になりました。
「来たぞ」
「そうですね」
「どうだ? クーがお前の家にいて嬉しいか?」
「そりゃ可愛い女の子が家に来たら、誰しもが嬉しいだろ」
「クーはお前が嬉しいかどうか聞いているのだ。凡百が好ましく思おうとも、お前が好まなければ何の意味もない」
「ああ……成る程。うん、嬉しいぞ」
「そうか!」
クーは全力で喜んだ。こういう感情にまっすぐなところは俺にはないので、非常に好感が持てる。が。
「じゃあ、嫁にしろ」
「断る」
あまりにまっすぐすぎるのも難点だなあ、と思いながら今日もNOな感じの手を出して拒否する。
「……?」
「いや、そこで不思議そうな顔をされても」
「……ああ、聞こえなかったのか。うむ、なら仕方ないな。なら、もう一度だけ言おう。クーを嫁にしろ」
「断る」
「…………」
クーが悲しそうな顔をした。かわいい。
「どうして断る。何が不満だと言うのか。胸か。胸なんだな。どうして男というのはあんな脂肪の塊に固執する。私に言わせてもらえば、あんなもの重いだけで何の得もないぞ」
「無き者が言っても僻みにしか聞こえないぞ」
「無ではない! 少しはある! ……あるぞ? たぶんある。心眼を用いれば今にも成長せしめん息吹を感じ取れるはずだ」
「気をつけ」
「はっ」キヲツケー
「…………。完全に平らですが」
「気にするな」(半泣き)
「お前が気にしてるだろーが! 泣くほどじゃないだろ!」ナデナデ
「泣いてない。泣いたとしても、少ししか泣いてない。涙もあまり出てないし」コシコシ
「ああもう。ああもう」ナデナデ
「ん。よし。なでなでされたので、少し楽しくなってきた。この調子で嫁にしろ」
「あ、大丈夫です」
「…………」(半泣き)
「だーかーらっ! 泣くなっ!」ナデナデ
「泣いてない。まだ泣いてない。ちょこっとしか涙出てない」グシグシ
「はぁ……なんでこんなのが学年主席かねー。神様の野郎、こいつのパラメーター配分間違えたな」
不快になったのでクーの頬を押す。
「む。何をする」
「いやがらせ」プニプニ
「しかし、私は楽しいぞ?」
「Mか。俺はSなので、好都合です」プニプニ
「む。……むう。……むむむ」
「嫌な予感しかしねえが、一応聞いておこう。何を悩んでいる」プニプニ
「いや、お前に嬲られるのは覚悟の上だから構わないのだが、器具を用いられるのは少し躊躇があるな、と。これでも女なもので、身体に傷がつくのは少し嫌だな、と。まあ、些末事だ。気にするな」
「色々と突っ込みどころがありますが、とりあえず。なんかとんでもないハードSMを想像しているようですが、そんなことしませんよ? こんなふうに軽い嫌がらせをする程度ですよ? 女性を叩くとか無理です」プニプニ
「なんだ。それは幸いだ。それで、いつまでクーの頬を押しているのだ」
「お、嫌になりましたか?」ワクワク
「いや、永遠にしてもらいたいが?」キョトン
「…………。満足しました」ションボリ
「そうか……」ションボリ
Wションボリが誕生。クーといると、どうにもペースを崩される。それが嫌というわけじゃないけれど。
「はぁ。なんか疲れたし、何か飲み物でも取ってくるよ。クーは何がいい?」
「口移しをしてくれるなら何でもいい」
「分かった。んじゃ醤油な」
「…………。…………。…………っ! ……わ、分かった」
「熟考したうえで受け入れるなッ! 断れ!」
苦渋の表情を浮かべるクーのおでこをデコピンする。
「あうっ。何をする」
「馬鹿にはデコピンしていいハウスルールなんだ」
「むぅ。これでも才媛で通ってるのだが、まだお前のお眼鏡には適わないか。引き続き努力を続けねばな」
「いや、クーは頭の出来はいいんだが、馬鹿なんだ」
「……? よく分からん。どういうことだ?」
「俺と関わらなけりゃ普通、いや、かなりの天才なのに、なんで俺といるとこんな残念な感じになるかねェ……?」ナデナデ
「残念とはどういう意味だ? あと、もっといっぱいなでろ」ギュー
「抱っこは許可してません」デコピン
「にゃっ。……? ……ああ! え、えーと、……あ、あててんのよ?」
「古い。あと、あててなかった」
「あてていたぞ?」
「胸骨はあてられた」
「胸の話だ!」
「じゃあオレンヂジュースでも持ってくるよ」
「また胸を馬鹿にするだけして去るのか! ずるいぞ!」
プンスカしながらも律儀にちょこんと正座して待ってるクーは可愛いなあと思ったので、早めに戻ろうとひそかに思った。
「来たぞ」
「そうですね」
「どうだ? クーがお前の家にいて嬉しいか?」
「そりゃ可愛い女の子が家に来たら、誰しもが嬉しいだろ」
「クーはお前が嬉しいかどうか聞いているのだ。凡百が好ましく思おうとも、お前が好まなければ何の意味もない」
「ああ……成る程。うん、嬉しいぞ」
「そうか!」
クーは全力で喜んだ。こういう感情にまっすぐなところは俺にはないので、非常に好感が持てる。が。
「じゃあ、嫁にしろ」
「断る」
あまりにまっすぐすぎるのも難点だなあ、と思いながら今日もNOな感じの手を出して拒否する。
「……?」
「いや、そこで不思議そうな顔をされても」
「……ああ、聞こえなかったのか。うむ、なら仕方ないな。なら、もう一度だけ言おう。クーを嫁にしろ」
「断る」
「…………」
クーが悲しそうな顔をした。かわいい。
「どうして断る。何が不満だと言うのか。胸か。胸なんだな。どうして男というのはあんな脂肪の塊に固執する。私に言わせてもらえば、あんなもの重いだけで何の得もないぞ」
「無き者が言っても僻みにしか聞こえないぞ」
「無ではない! 少しはある! ……あるぞ? たぶんある。心眼を用いれば今にも成長せしめん息吹を感じ取れるはずだ」
「気をつけ」
「はっ」キヲツケー
「…………。完全に平らですが」
「気にするな」(半泣き)
「お前が気にしてるだろーが! 泣くほどじゃないだろ!」ナデナデ
「泣いてない。泣いたとしても、少ししか泣いてない。涙もあまり出てないし」コシコシ
「ああもう。ああもう」ナデナデ
「ん。よし。なでなでされたので、少し楽しくなってきた。この調子で嫁にしろ」
「あ、大丈夫です」
「…………」(半泣き)
「だーかーらっ! 泣くなっ!」ナデナデ
「泣いてない。まだ泣いてない。ちょこっとしか涙出てない」グシグシ
「はぁ……なんでこんなのが学年主席かねー。神様の野郎、こいつのパラメーター配分間違えたな」
不快になったのでクーの頬を押す。
「む。何をする」
「いやがらせ」プニプニ
「しかし、私は楽しいぞ?」
「Mか。俺はSなので、好都合です」プニプニ
「む。……むう。……むむむ」
「嫌な予感しかしねえが、一応聞いておこう。何を悩んでいる」プニプニ
「いや、お前に嬲られるのは覚悟の上だから構わないのだが、器具を用いられるのは少し躊躇があるな、と。これでも女なもので、身体に傷がつくのは少し嫌だな、と。まあ、些末事だ。気にするな」
「色々と突っ込みどころがありますが、とりあえず。なんかとんでもないハードSMを想像しているようですが、そんなことしませんよ? こんなふうに軽い嫌がらせをする程度ですよ? 女性を叩くとか無理です」プニプニ
「なんだ。それは幸いだ。それで、いつまでクーの頬を押しているのだ」
「お、嫌になりましたか?」ワクワク
「いや、永遠にしてもらいたいが?」キョトン
「…………。満足しました」ションボリ
「そうか……」ションボリ
Wションボリが誕生。クーといると、どうにもペースを崩される。それが嫌というわけじゃないけれど。
「はぁ。なんか疲れたし、何か飲み物でも取ってくるよ。クーは何がいい?」
「口移しをしてくれるなら何でもいい」
「分かった。んじゃ醤油な」
「…………。…………。…………っ! ……わ、分かった」
「熟考したうえで受け入れるなッ! 断れ!」
苦渋の表情を浮かべるクーのおでこをデコピンする。
「あうっ。何をする」
「馬鹿にはデコピンしていいハウスルールなんだ」
「むぅ。これでも才媛で通ってるのだが、まだお前のお眼鏡には適わないか。引き続き努力を続けねばな」
「いや、クーは頭の出来はいいんだが、馬鹿なんだ」
「……? よく分からん。どういうことだ?」
「俺と関わらなけりゃ普通、いや、かなりの天才なのに、なんで俺といるとこんな残念な感じになるかねェ……?」ナデナデ
「残念とはどういう意味だ? あと、もっといっぱいなでろ」ギュー
「抱っこは許可してません」デコピン
「にゃっ。……? ……ああ! え、えーと、……あ、あててんのよ?」
「古い。あと、あててなかった」
「あてていたぞ?」
「胸骨はあてられた」
「胸の話だ!」
「じゃあオレンヂジュースでも持ってくるよ」
「また胸を馬鹿にするだけして去るのか! ずるいぞ!」
プンスカしながらも律儀にちょこんと正座して待ってるクーは可愛いなあと思ったので、早めに戻ろうとひそかに思った。
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Comment
No title
今回も可愛らしくてよかった!