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2024年11月23日
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【メロンパンがメロンの味がしないことを不思議がるツンデレ】
2010年05月01日
昼飯を食い終わったので、暇つぶしにボクっ娘をからかおうと梓の元へ行くと、不思議そうにメロンパンを眺めていた。
「……何やってんだ?」
「あ、タカシ。ボクね、前々から不思議に思ってたんだけど、なんでメロンパンってメロンの味がしないのかな?」
「…………」
梓の額に手を当てる。おかしなことに平熱だ。
「熱なんかないよっ! なんだよ、人を馬鹿みたいに……」
「……やれやれ、お馬鹿な梓のために説明してやろう。そもそも、メロンパンとは」
「なんでかなぁ……メロンパワーが足りないのかなぁ」
俺の講釈を聞きもせず、梓は不思議そうにメロンパンを持ち上げていた。メロンパワーって何?
「よし、メロンパワーを注入してみよう。せーの、めろんめろんめろん……」
めろんめろん言いながら、梓はメロンパンの上に手をかざした。
「…………」
「だからおでこに手当てんなよぉ! 熱なんかないよ!」
熱もないのにメロンパワーとか言う級友に、憐憫の情が湧いてしかたない。
「めろんめろんめろん……ど、どうかな? もういいかな?」
「……ああ、そうだな」
「……なんでそんな優しい声色なの? まぁいいや、はぐっ、はぐっ」
しばしメロンパンを咀嚼し、梓は顔を綻ばせた。
「やっぱメロンパンおいしいね! ……でも、メロンの味しない」
「当たり前だ、馬鹿」
「ばっ、馬鹿って言った! ……タカシに馬鹿って言われると、落ち込むよ」
そりゃどういう意味だコンチクショウ。
「馬鹿はメロンパン没収ー」
梓からメロンパンを奪い、残りをいただく。むぐむぐ、メロンパワーの分うまい。
「あっ、ボクのメロンパン! まだ半分残ってたのに!」
「むぐむぐ……ああ、そういやこれって間接キスだな」
「なっ!? ばばばかじゃないの!? そ、そんなの、ボク平気だもん!」
「じゃあ直接キスしよう。間接キスが平気ならそれも大丈夫だろ」
「どういう理論だよ! ばかっ、来るなへんたーーーーーーい!」
「……何やってんだ?」
「あ、タカシ。ボクね、前々から不思議に思ってたんだけど、なんでメロンパンってメロンの味がしないのかな?」
「…………」
梓の額に手を当てる。おかしなことに平熱だ。
「熱なんかないよっ! なんだよ、人を馬鹿みたいに……」
「……やれやれ、お馬鹿な梓のために説明してやろう。そもそも、メロンパンとは」
「なんでかなぁ……メロンパワーが足りないのかなぁ」
俺の講釈を聞きもせず、梓は不思議そうにメロンパンを持ち上げていた。メロンパワーって何?
「よし、メロンパワーを注入してみよう。せーの、めろんめろんめろん……」
めろんめろん言いながら、梓はメロンパンの上に手をかざした。
「…………」
「だからおでこに手当てんなよぉ! 熱なんかないよ!」
熱もないのにメロンパワーとか言う級友に、憐憫の情が湧いてしかたない。
「めろんめろんめろん……ど、どうかな? もういいかな?」
「……ああ、そうだな」
「……なんでそんな優しい声色なの? まぁいいや、はぐっ、はぐっ」
しばしメロンパンを咀嚼し、梓は顔を綻ばせた。
「やっぱメロンパンおいしいね! ……でも、メロンの味しない」
「当たり前だ、馬鹿」
「ばっ、馬鹿って言った! ……タカシに馬鹿って言われると、落ち込むよ」
そりゃどういう意味だコンチクショウ。
「馬鹿はメロンパン没収ー」
梓からメロンパンを奪い、残りをいただく。むぐむぐ、メロンパワーの分うまい。
「あっ、ボクのメロンパン! まだ半分残ってたのに!」
「むぐむぐ……ああ、そういやこれって間接キスだな」
「なっ!? ばばばかじゃないの!? そ、そんなの、ボク平気だもん!」
「じゃあ直接キスしよう。間接キスが平気ならそれも大丈夫だろ」
「どういう理論だよ! ばかっ、来るなへんたーーーーーーい!」
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