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2024年11月24日
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【チェーンソー振り回すツンデレ】
2010年03月18日
「たまにだけどね、チェーンソーとか振り回したくなるよね」
とある休日、家に来たボクっ娘が突然猟奇趣味を告白なんてしやがったので、口に含んだコーヒーがどばどばこぼれた。
「うわっ、汚いなっ! 何やってんだよ!」
「す、すいません、キレイにしますからどうかチェーンソーでバラバラだけは勘弁してください」
「やんないよっ! 人をなんだと思ってんだよっ!」
「快楽殺人者」
ほっぺを引っ張られて痛い痛い。
「まったくもう、人を危ない人みたいに言ってぇ……そうじゃなくて、たまにああいう危ないの振り回したくなるんだよ。実際にはやんないけどね」
ぶちぶち言う梓と一緒にこぼれたコーヒーを掃除する。
「いや、チェーンソー振り回したいなぁ、目の前の血がつまった肉袋を切り刻んだらどれだけ楽しいのかなぁ、とか笑いながら、しかし目は冷め切ったままで言ってたし、快楽殺人者なのかなって」
「前者はともかく後者は言わない言ってない言うわけないよっ! 怖いよっ!」
「そう言う梓の手にチェーンソーが! 切り刻まれる俺! 昼食は俺が材料なのか!?」
「チェーンソーないし切り刻まないしお昼ご飯はチャーハンの予定だよっ!」
「手抜き」
「うっ……いっ、いいじゃん、作ってあげてんだし。てゆーか感謝される立場なんだよ、ボクは」
梓は休日になると俺の家まで来て飯を作る奇特な人なので、そんなことを言われているのだと思う。
「感謝なあ……じゃ、どっか買い物でも行くか? おごってやるよ」
「えっ、いいの? 珍しいね、何買ってもらおっかな? ね、何円までいい? 300円?」
「貴様は俺の財力を舐めた。なので貴様を舐める」
べろりと梓のほおを舐めたらなんだか甘い。
「うわわわわっ! な、なにすんだよっ!」
「頬舐め。なんか甘かったような」
「人のほっぺ舐めちゃダメだよ、ばかっ!」
「そんなこと言われたの初めてだ」
「ボクもだよ。なんでこんなこと注意しなきゃいけないんだよ……」
うな垂れながらも、梓の頬はちょっと赤かった。
「そりゃ、梓が俺の財力を舐めたからだ。お前が思っている以上に小金を持ってるぞ。たぶん」
「へー? それだけ言うならさ、高いの買ってもらうよ?」
「任せろ。どんなチェーンソーがいい?」
「なんでチェーンソーに決定してるの!?」
「いや、チェーンソーの他に簡単に人をバラバラにできる凶器を知らないもので。勉強不足でお恥ずかしい」
「なんでそこまでボクを怖い人にすんだよっ!」
「嫌がるかなーって。てへ」
誤魔化すために小首をかしげ梓のご機嫌をうかがう。
「タカシ、首が取れかけのロボットみたい」
超ショック。
「もう寝る。おやすみ」
「どっ、どこに潜り込んでんだよっ、そこボクのスカートの中だよ!?」
「なんだ、道理で狭いと思った。ところで梓、最近なんか本買った? もし買ったなら俺にも貸して」
「いいから出ろ、ばかっ! なんでボクのスカートの中で世間話してんだよっ!」
「スカート以外となると、パンツくらいしか。しかし、パンツの中に潜り込むには多少抵抗が」
いっぱい叩かれたので魅惑の三角地帯から頭を抜き出す。
「タカシのえっちえっちえっち! ド変態! ぱんつまにあ!」
「大丈夫、下着だけでなく中身も大好きです。いやむしろ中身の方が!」
「そんなこと告白されても嬉しくないよっ!」
「ところで、もう昼です。腹減った。梓、ごはん」
「ボク怒ってんだよ、作るわけないよっ!」
「む、それは困る。週に一度の楽しみを奪われては、もう何もやる気がしない」
ぐったりと床に寝そべり、やる気のなさを体で表現する。
「う……そ、そんなボクのご飯好きなの?」
「好き。超好き。結婚してください」
「すっごいやる気のないプロポーズされた!?」
「チャーハンとなら、きっと生涯を共に歩けると思う」
「ボクじゃなくてチャーハンと結婚する気だったの!?」
「オムライスでも可。あ、オムライス食べたいオムライス。梓、作って」
「……はぁ、タカシ見てたら怒ってるのバカらしくなってきたよ。いーよ、作ったげるよ」
「やたっ。さすがは梓、給士のボクっ娘とはよく言ったものだ」
「そんなこと言われたことないよっ!」
怒りながらもエプロンを装着する梓は、いい奴だと思う。
とある休日、家に来たボクっ娘が突然猟奇趣味を告白なんてしやがったので、口に含んだコーヒーがどばどばこぼれた。
「うわっ、汚いなっ! 何やってんだよ!」
「す、すいません、キレイにしますからどうかチェーンソーでバラバラだけは勘弁してください」
「やんないよっ! 人をなんだと思ってんだよっ!」
「快楽殺人者」
ほっぺを引っ張られて痛い痛い。
「まったくもう、人を危ない人みたいに言ってぇ……そうじゃなくて、たまにああいう危ないの振り回したくなるんだよ。実際にはやんないけどね」
ぶちぶち言う梓と一緒にこぼれたコーヒーを掃除する。
「いや、チェーンソー振り回したいなぁ、目の前の血がつまった肉袋を切り刻んだらどれだけ楽しいのかなぁ、とか笑いながら、しかし目は冷め切ったままで言ってたし、快楽殺人者なのかなって」
「前者はともかく後者は言わない言ってない言うわけないよっ! 怖いよっ!」
「そう言う梓の手にチェーンソーが! 切り刻まれる俺! 昼食は俺が材料なのか!?」
「チェーンソーないし切り刻まないしお昼ご飯はチャーハンの予定だよっ!」
「手抜き」
「うっ……いっ、いいじゃん、作ってあげてんだし。てゆーか感謝される立場なんだよ、ボクは」
梓は休日になると俺の家まで来て飯を作る奇特な人なので、そんなことを言われているのだと思う。
「感謝なあ……じゃ、どっか買い物でも行くか? おごってやるよ」
「えっ、いいの? 珍しいね、何買ってもらおっかな? ね、何円までいい? 300円?」
「貴様は俺の財力を舐めた。なので貴様を舐める」
べろりと梓のほおを舐めたらなんだか甘い。
「うわわわわっ! な、なにすんだよっ!」
「頬舐め。なんか甘かったような」
「人のほっぺ舐めちゃダメだよ、ばかっ!」
「そんなこと言われたの初めてだ」
「ボクもだよ。なんでこんなこと注意しなきゃいけないんだよ……」
うな垂れながらも、梓の頬はちょっと赤かった。
「そりゃ、梓が俺の財力を舐めたからだ。お前が思っている以上に小金を持ってるぞ。たぶん」
「へー? それだけ言うならさ、高いの買ってもらうよ?」
「任せろ。どんなチェーンソーがいい?」
「なんでチェーンソーに決定してるの!?」
「いや、チェーンソーの他に簡単に人をバラバラにできる凶器を知らないもので。勉強不足でお恥ずかしい」
「なんでそこまでボクを怖い人にすんだよっ!」
「嫌がるかなーって。てへ」
誤魔化すために小首をかしげ梓のご機嫌をうかがう。
「タカシ、首が取れかけのロボットみたい」
超ショック。
「もう寝る。おやすみ」
「どっ、どこに潜り込んでんだよっ、そこボクのスカートの中だよ!?」
「なんだ、道理で狭いと思った。ところで梓、最近なんか本買った? もし買ったなら俺にも貸して」
「いいから出ろ、ばかっ! なんでボクのスカートの中で世間話してんだよっ!」
「スカート以外となると、パンツくらいしか。しかし、パンツの中に潜り込むには多少抵抗が」
いっぱい叩かれたので魅惑の三角地帯から頭を抜き出す。
「タカシのえっちえっちえっち! ド変態! ぱんつまにあ!」
「大丈夫、下着だけでなく中身も大好きです。いやむしろ中身の方が!」
「そんなこと告白されても嬉しくないよっ!」
「ところで、もう昼です。腹減った。梓、ごはん」
「ボク怒ってんだよ、作るわけないよっ!」
「む、それは困る。週に一度の楽しみを奪われては、もう何もやる気がしない」
ぐったりと床に寝そべり、やる気のなさを体で表現する。
「う……そ、そんなボクのご飯好きなの?」
「好き。超好き。結婚してください」
「すっごいやる気のないプロポーズされた!?」
「チャーハンとなら、きっと生涯を共に歩けると思う」
「ボクじゃなくてチャーハンと結婚する気だったの!?」
「オムライスでも可。あ、オムライス食べたいオムライス。梓、作って」
「……はぁ、タカシ見てたら怒ってるのバカらしくなってきたよ。いーよ、作ったげるよ」
「やたっ。さすがは梓、給士のボクっ娘とはよく言ったものだ」
「そんなこと言われたことないよっ!」
怒りながらもエプロンを装着する梓は、いい奴だと思う。
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